千 葉 県

    ≪葛南地方≫

     市川市、船橋市、習志野市、八千代市、浦安市

住所 神社名 祭礼日 内容 備考

 ≪市川市≫ 
 ■市川地区
     ⇒市川、市川新田、平田、真間(まま)、国府台
市川1丁目19−1 八幡神社 10/15 例祭
市川2丁目21−1 胡録神社 10/18 例祭
市川3丁目20−8 春日神社 10/1日曜(元・19) 神輿 台輪幅92cm。
山車休止
山車は昭和23年(1948)までは曳かれていたが、それ以降は春日神社で飾られていたが、昭和後期以降はそれすらも行われていないが、人形は飾られる。この人形は武内宿禰で首の焼印から明治28年(1895)、浅草の横山朝之の作と分かる。
市川4丁目4−18 国府神社 10/18 例祭
市川南2丁目9−4 宝神社 10/連休 神輿
曳太鼓
新田1丁目3−1 胡禄神社 10/18〜20 神輿(大小)
新田5丁目1−7 春日神社 曳太鼓2台
神輿渡御は春日神社を出発、胡録神社より町内を一巡して、無事春日神社に還御。子供神輿、トラック囃子車も同行。
上平田2丁目23−12 諏訪神社 10/17(不定期) 御柱祭
御柱祭=千葉県唯一の御柱を建てる諏訪神社で、例祭の渡御・建立は不定期で始まりは終戦後まもなくと云われる。。当社の御柱は神輿のように担がれる。また一括して4本の御柱を建替えるのではなく、1回に1〜2本ずつ交換する。
真間4丁目5−4 真間稲荷神社 10/1日曜(元・8) 神輿(大中小) 大は「行徳十六代浅子周慶作」の作人札あり。台輪幅71cm。
国府台3丁目11−11 天満神社 10/25 例祭
1/17(毎年) 辻切り
国府台の辻切り行事=市指定無形民俗文化財。辻切りは人畜に害を与える悪霊や悪駅が集落に侵入するのを防ぐため、各集落の出入口にあたる四隅の辻を霊力によって遮断させる行事で市川でも国府台、国分にかけて行われていたが、昔の形で行われているのは国府台のみである。
 【手児奈まつり】
手児奈霊神堂(てこなれいじんどう):市川市真間4−5−21の祭事。
手児奈霊神堂とは悲劇の美少女「手児奈」の墓のあたりに弘法寺の7世日与上人が霊神のお告げによって建立したもの。安産、良縁、お宮参りなど様々なご祈願スポットでもある。
毎年10月初旬に行う市川市真間山界隈の商店会・市川商工会議所・市川青年会議所・地元自治会・近隣の方々等、協力の下に行われる年に一度のお祭り。主催は手児奈まつり実行委員会。
大門通りや市川手児奈通りなど手児奈霊堂周辺で女性のみの担ぎ手による手児奈女神輿、お菓子みこし、稚児行列、ハイハイレース、手児奈太鼓の演奏 等がある。
 ■八幡地区
    ⇒八幡町、菅野、宮久保
八幡4丁目2−1 葛飾八幡宮公式HPへ 9/15(3年毎の大祭) 神輿3基 旧・県社
一の間=応神天皇。制作年不詳。寛政元年(1789)7月塗替え。
二の間=神功皇后。制作年不詳。享保8年(1723)8月塗替え。
三の間=玉依姫命。制作年不詳。文化13年(1815)6月塗替え。
菅野1丁目395 白幡天神社(公式HPへ 10/18、19(毎年) 子供神輿
宮久保4丁目2−4 白幡神社 10/20 例祭
 ■中山地区
     ⇒中山、鬼越(おにごえ)、北方、若宮、高石神(たかいしがみ)
中山4丁目3−25 安房神社 10/19 神輿 5年毎に大祭
鬼越1丁目26−18 神明社 10/1日曜 神輿(大小)
=昭和12年10月、皇紀2600年を記念に制作?。15年?説もあり、行徳・14代浅子周慶の作。台輪幅2尺5寸。 =台輪幅76cm。
北方3丁目17−23 北方子之神社 10/8 例祭
若宮2丁目25−3 八幡神社 8/下旬(4年に1度) 例祭
高石神1−10 高石神社 10/17 例祭
 ■国分地区
     ⇒稲越、国分(こくぶん)、須和田、下貝塚、曽谷
稲越町377 厳島神社 10/日祝 榊みこし
曳太鼓
国分5丁目13−5 国分日枝神社 1/15 例祭
須和田2丁目22−7 六所神社 10/20 例祭
下貝塚2丁目32−21 春日神社 10/17 例祭
曽谷2丁目7−5 春日神社 10/29 例祭
 ■大柏地区
     ⇒大野(迎新田・迎米・御門・殿台)、柏井、奉免、大町新田
大野町3−1625 春日神社 10/19 例祭
大野町4丁目2757 駒形大神社 10/20 神輿 台輪幅104cm。
1/20(毎年) にらめっこ御奉謝
にらめっこ御奉謝=市指定無形民俗文化財。最初に餅を神前に供え、残った餅は厄落としのために、お互いにぶつけ合う。その後東西に分かれて1人ずつにらめっこを行い、負けた方は盃を飲み干す。餅の投げ合いをたたかいの儀、にらめっこを和睦の儀と呼ばれている。
柏井町3−654 子安神社 10/17 例祭
柏井町4−441 御井神社 10/17 例祭
奉免町41 神明社 10/15 例祭
大町274 日枝神社 10/15 例祭
 ■行徳地区
     ⇒伊勢宿、大和田、上妙見、下妙見、河原、高谷、関ケ島、田尻、原木、二俣、稲荷木、本行徳、下新宿:儀兵衛新田(現・幸、宝)、加藤新田
伊勢宿6−11 伊勢宿豊受神社 10/15前土日(3年毎の大祭) 神輿(大人、子供)
トラック山車
曳太鼓
宮神輿=昭和2年(1927)10月、14代浅子周慶の作。氏子の諸岡和吉氏の寄進。台輪寸法は2尺5寸。
大和田2丁目5−4 甲大神社 10/連休(元・15) 子供神輿2基 昭和51年購入。
曳太鼓2台 昭和51年購入。
上妙典(妙典1丁目11−16) 八幡神社 10/15前土日(3年毎の大祭) 神輿
1/20 おびしゃ 自治会主催。平成11年までは当番制。
上妙典=現在の妙典1丁目、2丁目。神輿は昭和3年(1928)9月、地元の宮大工、宍倉寅吉・徳太郎の作、装飾は後藤直光。台輪寸法は4尺1寸(1.553cm)。
子供神輿=制作年不詳。元は神田明神にあった。後藤直光の作。台輪寸法は2尺。
下妙典(妙典3丁目6−12) 春日神社 10/15前の土日(3年毎の大祭) 獅子2体 雌雄
囃子屋台 妙典囃子保存会
下妙典=現在の妙典3丁目。獅子=安政年間、行徳・後藤直光の作?。安政3年(1856)の大津波で記録が流失しているので確証は無い。
河原6−20 胡録神社 10/20 例祭
高谷2丁目12−10 大鷲神社 11/2酉の日 例祭
高谷2丁目12−11 羽黒神社 11/2酉の日 例祭
関ヶ島5−13 胡録神社 10/15前の土日
(3年毎の大祭)
神輿 他に子供神輿2台
獅子頭 昭和3年(1928)10月、後藤直光の作。アゴ寸法1尺6寸。
トラック仮装囃子屋台
田尻4丁目12−25 日枝神社 10/14 例祭
原木1丁目22−23 原木日枝神社 10/9 例祭
1/10頃の土日 御奉謝祭
二俣2丁目1−10 二俣日枝神社 10/9 例祭
稲荷木3丁目6−13 稲荷木稲荷神社 10/15 例祭
本行徳1丁目10 行徳神明神社
(豊受神社)
10/16前の土日(3年毎の大祭) 神輿 氏子は本行徳1〜4丁目、本塩
子供神輿5基 本行徳1〜4丁目、本塩
五ヶ町祭=行徳神明神社の大祭で3年ごとに行われる。行徳神明神社―下新宿稲荷神社―二丁目―三丁目本行徳八幡神社―四丁目神明神社―本塩豊受神社―行徳神明神社と廻る。
宮神輿=大正13年(1924)制作。台輪寸法5尺7寸。14代浅子周慶の作。昭和31年(1956)修復。15代浅子周慶による。台輪寸法5尺7寸。
 初代は白木造りの神輿と伝わる。
1丁目=昭和40年代制作。地元の矢吹福松氏の作。
 先代は昭和31年、15代浅子周慶制作。五ヶ町の神輿修復時に制作。子供用として作られたが、子供用としては重すぎるため、昭和30年代後半以降は五ヶ町の均し神輿と使われた。
令和2年(2020)の修復で、女神輿と登場の予定だったが、コロナ渦のため持ち越しのまま。修復は中台製作所のため、作人札は「中台」である。

2丁目=平成10年9月創建。中台製作所の作。

3丁目=中台製作所の作。

4丁目=浅子周慶の作。

本塩
=昭和53年(1978)制作。荻原保造の作。
 【囃子保存会】
妙典囃子保存会=昭和10年(1935)発足。戦争により中断するが、昭和60年(1985)10月1日、活動再開。発足当時の楽器を継承。参加祭礼は下妙典・上妙典・五ヶ町(本行徳2丁目)・関ヶ島・伊勢宿 他。
囃子屋台もあり。


本塩囃子保存会=平成21年(2009)発足。昭和期に消滅した行徳囃子本会の道具一式を継承。参加祭礼は五ヶ町(本塩)・四ヶ村(香取) 他。

湊囃子連=平成29年(2017)1月15日復活。楽器も継承。参加祭礼は四ヶ村(湊) 他。
 発足は文政13年(1830)9月。昭和31年(1956)一度消滅。
 【屋台廃絶】
市川市教育委員会掲示よると、祭りの開始については、「元文二丁・巳年享保元申年とも田中三左衛門催しについて、祭礼に始めて屋台を出す。町内も此の時四丁に分る。新田とも屋台五つ、新宿客祭りとして屋台以上六つ也。」と記され、十八世紀前半に祭りに屋台が出されたことを伝える(『葛飾誌略』)。祭りの開始年次は、はっきりしないが、18世紀前半に当地(本行徳)が4つにわかれ、新田(現在の本塩)や新宿(現在の下新宿)も屋台を出したようだ。
 【妙見まつり】
11月初旬、10:30〜16:00。妙典駅前広場で開催。主催は妙典まつり実行委員会(地元企業と市川市子ども会育成会連合会と自治会からなる)。2014年で9回を数える。
子供神輿、子供山車の巡行もあり。
 ■南行徳地区
      ⇒押切、湊、湊新田、欠真間、新井
   ※現在の地名は概ね押切、湊、湊新田、相之川、欠真間、新井、香取、行徳駅前、島尻、新浜、広尾、福栄、南行徳
押切6−6 押切稲荷神社 10/18前の土日(4年毎の大祭) 神輿(大人、子供)
平成30年(2018)後藤神輿店より寄進受け創建。元は大正年間に後藤直光謹製の門前仲町2丁目の町会神輿。平成2年、修復のため、同店に搬入されたが、新調に至ったため保管されていた。台輪寸法は2尺5寸。それ以前はレンタル。
湊1 湊水天宮 6/最終土曜 神輿飾付け 令和4年(2022)、中台製作所で修復
湊新田1丁目10−10 胡録神社 7/14 神輿 大正11年(1922制作)。6世後藤直光の作。台輪寸法3尺5寸。
香取1丁目9−23 行徳香取神社 10/10前の土日(3年毎の大祭) 宮神輿、町神輿 氏子は香取、欠真間、湊、湊新田
宮神輿=制作年 等不詳。昭和53年(1978)に中台製作所で修復。
香取、香取2丁目、欠真間、湊、湊新田の各町に町会神輿。湊には女神輿もある。香取2丁目は新興町会なれど神輿所有。
相之川1丁目2−19 日枝神社公式HPへ 10/15前の土日(3年毎の大祭) 神輿2基 平成17年(2005)神輿庫創建お披露目。 
相之川1丁目26−7 香取神社 今井の渡り9軒の鎮守で、現在は合同で祭礼
宮神輿=制作年 等不詳。台輪寸法は3尺5寸。
町神輿=台輪寸法4尺。
神輿保存同好会相祭会(相之川青年有志会)=台座寸法4尺3寸。会員手作り。
新井1丁目9−3 熊野神社 10/15前の土日(4年毎の大祭) 神輿(男、女、子供) 氏子は新井、広尾、南行徳3・4丁目
曳太鼓
山車廃絶
宮神輿=平成19年(2007)12月創建。中台製作所の作。台輪寸法2尺3寸。以前はレンタル。
山車=戦前よりあり。神社本殿の下に保管している木材を組立てて制作。掛声は「わっしょい」。2階建てでバスより一回り小さく1階は笛と太鼓。2階はおしゃらくが演じられた。昭和40年代になり電線に引っかかるようになり廃止となる。
 【納涼夏まつり】
7月中旬、湊新田公園で開催。福栄2丁目のイベントで、模擬店、子ども会イベント、子供スイカ割り大会、盆踊り、太鼓 などがあるが、その中で土曜16時〜、手作り子供みこし2基が町内巡回がある。
 【行徳まつり】
10月最終日曜、9:30〜16:00、第七中学校と行徳文化ホールI&Iで開催。主催は行徳まつり実行委員会。
平成16年(2004)始まり、2014年で10回を数える。
メインテーマは『日本一の神輿のまち 行徳』なので、ふれあい会場には神輿展示。
ふれあい会場から行徳駅周辺(12:00〜14:30)ではパレード、神輿渡御などがある。
 【妙典まつり】
11月第1日曜、10:00〜16:00、妙典駅前広場で開催。主催は妙典まつり実行委員会。
平成18年(2006年)始まり、第12回(2017)より上妙典の大神輿と実演スタート。第13回(2018)には女神輿の展示・実演。下妙典の獅子頭の展示。第14回(2019)には獅子頭の実演と遂に揃い踏みとなる。
 【展示場】
 ◎妙典センタービル】
妙典4丁目4。1階入口に女神輿=後藤直光の作。台輪寸法1尺8寸。子供神輿=後藤直光の作。台輪寸法1尺5寸。展示。妙典まつりに実演。
市川市に問い合わせると、「祭礼 等は未調査のため回答出来ないことを残念に思います」と御返事を頂いた。

 ≪船橋市≫
 ■本町地区(旧・東葛飾郡)
 
  ⇒宮本、市場、東船橋、東町、駿河台、本町(3丁目を除く)、南本町、海神、海神東、海神西、南海神
宮本5丁目2−1 船橋大神宮(公式HPへ 10/20 例祭、神楽、奉納相撲 正式名は意富比神社。旧・郷社・式内社
境内社八剣神社 7月下旬 神輿
八劔神社神輿=明治元年の神仏分離令により、漁師町天王社は八劔神社に、祭神は牛頭天王から須佐之男命に改めた。明治32年6月、漁業組合により再建。
以前のは戊辰戦争で焼失。
海神3丁目7−8 日枝神社 9/2日曜(3年毎) 例祭
 ■湊町地区(旧・東葛飾郡) 
  ⇒本町3丁目、湊町、浜町、若松、日の出、西浦、栄町、潮見町、高瀬町
※船橋大神宮境内社の八坂神社(7/13頃)例祭にに神輿、囃子屋台を出す。
 ■葛飾地区(旧・東葛飾郡) 
   ⇒山野、印内、葛飾、本郷、古作、西船、東中山、二子、本中山
印内2丁目7−8 印内八坂神社 7/22、23(毎年) 神輿(大小) 22日は子供神輿、23日は大人神輿。台輪幅98cm。
神賑 カラオケ、演芸大会
1/2、3 おびしゃ
10/23 例祭
神輿=制作年不詳。最古の修復は明治22年(1989)なのでそれ以前の修復。平成30年(2018)7月8日、神輿遷座式。台輪幅98cm。
印内町494 春日神社 10/15 例祭
本郷(西船5−3−8) 葛飾神社 10/14、15 例祭
古作3−7−1 熊野神社 10/29 例祭
西船1−5−7 山野浅間神社 6/30&7/1(毎年) 例祭
西船7丁目3−30 妙見神社 10/9 例祭
東中山1−6−6 羽黒神社 10/9、10 例祭 二子村の鎮守
本中山(兵庫新田) 高石神社 10/19 例祭
 ■八栄地区(旧・東葛飾郡) 
   ⇒東夏見、西夏見、高根、金杉、七熊、米ヶ崎、二和、三咲
西夏見(夏見2−29−22) 日枝神社 10/8〜10 例祭
東夏見(夏見6−22−16) 稲荷神社 10/18 例祭
高根町600 神明神社 10/15 曳太鼓1台
獅子
高根町1521 秋葉神社 10/24 獅子
金杉町2−4−1 金杉神明社 10/15 おびしゃ
10/18〜20 例祭
七熊(東町802) 意富比神社 10/18、19 例祭
米ヶ崎町332 意富比神社 10/29 例祭
二和西3−6−43 星影神社 10/18〜20 例祭
三咲9−2−23  稲荷神社 4/15 例祭
 ■法典地区(旧・東葛飾郡) 
   ⇒藤原、上山、丸山、馬込
藤原3−34−16 神明社 10/17、18 例祭
上山町2−431 神明社 10/17、18 例祭
馬込西2−18−9 天満宮 10/25 例祭
 ■塚田地区(旧・千葉郡) 
   ⇒前貝塚、後貝塚、行田
前貝塚町534 八幡神社 10/9 例祭
前貝塚町793 神明神社 10/9 例祭
旭町2−11−1(後貝塚) 熱田神社 10/9 例祭
山手3−14−23(行田) 諏訪稲荷合殿神社 10/23 例祭
 ■二宮地区(旧・千葉郡) 
   ⇒滝台新田、薬園台新田、三山、多喜野井、前原新田、上飯山満、下飯山満
滝台町98 八幡神社 10/15 例祭
薬円台1丁目12−8 神明社 10/14、15 神賑(太鼓、カラオケ) 餅投げ
三山5丁目20−1 二宮神社公式HPへ 9/13 小祭(湯立祭)
10/16 神輿
山車多数 ※「三山の7年祭り」に船橋市、磯出式を行う千葉市、隣の習志野市などから8社の神輿や山車が出る。
 【二宮神社式年祭】
 県指定無形民俗文化財。
 七年祭とも言われ、丑・未年の6年毎に行われる。船橋・千葉・習志野・八千代の各市の9神社の神輿が参加する祭礼である。
これは文永2年(1445)、馬加(千葉市幕張)城主の陸奥守康胤(千葉康胤)の奥方が妊娠11ヶ月を過ぎても出産の兆しが無いので心配し、三山村の二宮神社、畑村の子安神社、馬加村の子安神社、武石の三代王神社の各神社の神主に命じ、馬加村の磯辺の地に産屋を設け、安産を祈らせた(磯部祭)。
そして、安産の願いが成就した時には、盛大な祭礼を執行することを約束した。
 やがて男児の出産があったので、康胤と家臣、領民は喜び、二宮神社で大祭を挙げて祝ったのが始まりと云われている。
そこで享保12年(1727)に大祭を丑年・未年の6年ごとに挙行することになり、畑の子安神社、馬加の子安神社、武石の三代王神社、久々田の菊田神社、藤崎の子安神社、実籾の大原大宮神社、古和釜の八王子神社の神輿が二宮神社に集まり行列をし、稚児の参列もあり、安産御礼大祭として盛大に行われる。
 なおこれらの神社は役割が決まっている。
 二宮神社(船橋市三山)       主人・父君
 子安神社(千葉市花見川区畑町) 妻・母
 子守神社(千葉市花見川区幕張) 子守
 三代王神社(千葉市花見川区武石)  産婆
 菊田神社(習志野市津田沼)    叔父
 大原大宮神社(習志野市実籾)   叔母
 高津比燈F神社(八千代市高津)  娘
 時平神社(八千代市萱田)     長男
 八王子神社(船橋市古和釜)    末息子

 さらに市原市の姉ヶ崎神社は、二宮神社の姉に当たるといわれており、古くは大姉神としてこの祭りに参加していたらしく、今でも大祭の時、磯出式が終了すると姉ヶ崎神社に向かって二宮神社の神輿は一礼する。
磯出祭:昼間の安産御礼大祭終了と同時に、以下の4社のみ同夜幕張の海岸で執り行われます。
 二宮神社(船橋市三山)       主人・父君
 子安神社(千葉市花見川区畑町) 妻・母
 子守神社(千葉市花見川区幕張) 子守
 三代王神社(千葉市花見川区武石)  産婆
小祭(湯立祭):大祭の期日を占う祭りで、9月13日に二宮神社のみで行われる。この日は三山・藤崎・田喜野井の氏子住民によって三山町内の全戸に神輿の渡御を行う。
田喜野井3−16−3 子神社 10/19 例祭
前原東5−43−1 御嶽神社公式HPへ 10/1日曜 子供神輿 奉賛八町会
10/19 例祭 奉納演芸、餅まき
奉賛八町会=札場町、西三会、前原親交会、宇津木堀西町、宇津木堀東町、中台町、海松台・信和、藤崎台・あずま
下飯山満(飯山満町1−639) 神明神社 10/18 獅子
上飯山満(飯山満町2−843) 大宮神社 10/23 獅子
飯山満町3−1465 王子神社 10/9 例祭
 ■豊富地区(旧・千葉郡) 
   ⇒小室、小野田、神保、大神保、車方、鈴身、豊富、金堀、楠ヶ山、古和釜、大穴、坪井、八木ヶ谷
小室町148 八幡神社 9/15 例祭
9/1 獅子舞休止
小室の獅子舞=市指定無形民俗文化財。三匹獅子舞。8月21日(施餓鬼会)に本覚寺の境内で、9月1日(八朔)には本覚寺と八幡神社、山王社の境内で舞われていたが、都合により平成20年から行事を休止している。
小野田町610 安房神社 10/17 例祭
小野田町790 足尾諏訪神社
神保町102 八坂神社 7/24 神輿
山車1台
大神保町636 白幡神社 10/19 例祭
車方354 車方神明神社 10/20 例祭
鈴身町297 鈴身神社 10/29 例祭
豊富町1 稲荷神社 10/19 例祭
金堀町471 日枝神社 10/19 例祭
古和釜町161 八王子神社 10/7 神輿 二宮神社式年祭にも参加
大穴北5−4−1 神明神社 10/7 例祭
楠ヶ山(大穴北5−30−12) 湯殿神社 10/7 例祭
坪井町879 子安神社 10/6、7 例祭
八木が谷5−391−2 王子神社
 【高根台地区】
7月に「たかね夏祭り」が開催。
高根台団地=平成19年(2006年)創建。地元の大工、蒲生良和の作。人形は無いが背の高い山車と言えよう。

宝くじ助成金を元とは言うが、新興地区で建造とは大したものである。
 【大穴連合会夏祭り】
8月中旬土日夕方に大穴中学校庭で神輿、山車が出ると云われる。
 【松ヶ丘夏祭り】
8月盆過ぎの土日に行われる。
納涼大会は土日に古和釜中学校庭で18:00〜21:00。

バス通りパレードは日曜の13:00〜15:00。
古和釜中学校の生徒の手作りみこし、松ヶ丘5丁目の睦町会の神輿が出る。

 ≪習志野市≫
     ⇒津田沼(旧・久々田、谷津、藤崎、大久保、実籾、愛宕、安生津、長作、天戸
津田沼1−4−13 八坂神社 7/中旬 例祭
津田沼3−2−5 菊田神社 10/19 神輿 平成7年11月新調
囃子屋台 三山の7年祭りに参加
谷津1−23−3 丹生神社 10/19、20 例祭
東習志野2−8 八幡稲荷神社 11/3 例祭
大久保4丁目4−27 誉田八幡神社 9/連休 神輿
トラックに組み立てて乗せる屋台
囃子同好会 
曳太鼓2台
藤崎1−4−9 子安神社 10/19 例祭
鷺沼1−698 根神社 10/17 例祭  
鷺沼3−16 八劔神社 3/1 “剣” 天狗の面を被り、榊を持った人を先頭に白装束の8人の若者が長さ2mほどの剣を持って練り歩く。
屋敷3−12 天津神社 9/22(3年毎の大祭) 神輿
実籾1−30−1 大原大宮神社 10/19 神輿  三山の7年祭りに参加
 【習志野きらっと】(公式HPへ
平成6年(1994)、市制施行40周年を記念し”習志野市らしさを生み出し、ふるさと意識を育み、まつりを次世代へ継承する”ことを目的に始まり、2022年で29回を数える。
7月中旬(選挙 等でずれる年もあり)、習志野市役所前グランド、市役所通りで開催。主催は習志野市民まつり実行委員会。

14時頃から始まる「オープニングパレード」を先頭に、「山車・神輿パレード」、「子どもサンバパレード」、「きらおどりパレード」、「音頭パレード」、「きらっとサンバパレード」 などがある。
 ※2010年は
 ≪山車≫
袖ヶ浦町会・自治会連絡協議会
=手作り屋台。
鷺沼台連合町会
=手作り屋台。  
新習囃=手作り屋台。  
実籾連合町会
=トラックに仮設屋台載せる。  
秋津地区連絡協議会
=トラックに仮設屋台載せる。
谷津連合町会
=唯一の人形山車。  
谷津西部連合町会
=手作り屋台。
香澄連合町会=手作り屋台。
 ≪御輿≫
花咲連合町会、東習志野連合町会、津田沼連合町会

 ≪八千代市≫
     大和田町:萱田町、萱田、勝田、高津、大和田、大和田新田
     睦:佐山、神久保、島田、真木野、桑納、麦丸、桑橋、小池、吉橋、平戸、島田台(旧・神保新田)
     阿蘇:村上、米本、下市場、神野(かの)、保品、上高野、下高野
萱田476 飯綱神社 11/2、3
(33年毎)
トラック飾り山車  33年に1度の祭りで前回は2012年。山車は廃絶。
※ 二宮神社式年大祭に大和田の時平神社、萱田の時平神社、高津の高津比盗_社より山車が出る 
萱田町947 時平神社 10/9 例祭
勝田572 駒形神社 9/1日曜 勝田の獅子舞
勝田の獅子舞=市指定無形民俗文化財。以前は二百十日に近い9/1に行われていたが、現在は9/1日曜に行われる。「犢橋の寺が焼けたその夜三匹の竜が勝田の寺に飛んできて舞が始まった」という言伝えがある。
腰に付けた太鼓を叩きながらオヤジ・セナ・カカの3匹の獅子が勝田の円福寺と駒形神社の境内を舞う。
 11時頃、寺で初心者が半分だけ舞った後, 隊列を組んで法螺貝や神主・太鼓などと共に笛を吹きながら移動する。神社でも同様に半分舞って休憩。その後初心者・修練者・先輩格の人がそれぞれ舞う。時には先輩格を卒業した人達が余興で舞うこともある。その後神主の口上や「手踊り」・「ミノコ踊り」などが舞われ、 来たときと同様に隊列を組んで寺に戻る。寺で初心者の人が舞って終了するが、現在では寺でも「手踊り」・「ミノコ踊り」を舞ってから終わることもある。
高津294 高津比め神社 10/9 例祭
大和田793 時平神社 10/9 例祭
大和田新田392 八幡社 10/初旬 神輿 八幡神社から神明社まで神輿行列
大和田新田963 神明社
八千代台西9−3−15 諏訪神社 10/9 例祭
佐山1921 熱田神社 9/23、24 佐山の獅子舞
佐山の獅子舞=市指定無形民俗文化財。起源は不詳。舞は親獅子・中獅子・女獅子の3匹が腰の太鼓を手でたたきながら争ったり、仲直りしたような仕種を繰り返しながら絡んで舞う。
9/23、24に佐山の熱田神社と妙福寺で行われる。この日は彼岸の中日に当たるためこの獅子舞を「ヒガンジシ」とも言う。23日は神社で10時ごろから14時ごろまで舞い、その後隊列を組んで笛を吹きながら移動する。以前は途中で個人の庭で舞っていたが最近は省略。寺に移動し休憩後同様に舞われ19時頃終了する。
神久保109 神久保神明神社 10/19 例祭
島田1140 島田大宮神社 9/1 例祭
真木野234 真木野神明神社 10/19 例祭
桑納99 妙見社 10/19 例祭
麦丸1336 日枝神社 10/19 例祭
桑橋910−2 熊野神社 10/19 例祭
小池463 小池安房神社 10/13 例祭
吉橋1195 八幡神社 10/16 例祭
吉橋3071 八幡社 10/16 例祭
平戸288 熱田神社 9/1 例祭
島田台1052 島田台神明神社 10/19 例祭
村上433 七百餘所神社 1/15&10/9 十二座神楽
村上の神楽=市指定無形民俗文化財。1/15&10/9の年2回、村上の七百餘所神社の神楽殿で行われる。両日共に14時ぐらいから演じられ夕方までかかる。
 十二座神楽と呼ばれてるが、現在伝承されているのは以下の9座。神楽殿や奉仕者を祓い清める「修抜」、火吹男が神様を迎えるため掃除し、猿田彦が神様の道案内をして邪神を退散させる「座清め」、姫が宝物の玉を持って山神と舞い、そこに鬼が出てきて玉を取り、山神がそれを奪い返すという「玉取り様の舞」その他「翁の舞」、「種おろし」、「うずめの舞」、「湯巫女の舞」、「恵美須の舞」、「みかぼし」である。
 また1月の祈年祭の時は、神楽が終わると神主が煮えたぎる湯を笹でかぶり、吉凶を占う「湯立て神事」が行われる。
村上1522 厳島神社 10/9 例祭
村上1648 神明神社 10/9 例祭
村上南1−15−1 根上神社 10/9 例祭
村上南2丁目25−1 浅間神社 10/9 例祭
村上南3丁目4−2 厳島神社 10/9 例祭
勝田台北1丁目23−21 稲荷神社 10/9 例祭
米本1278 日宮神社
米本1641 米本神社 10/1土日(4年ごと) 神輿 前回は2016年
米本2424 稲荷神社 10/9 例祭
下市場1丁目1−24 八坂神社 7/15 例祭
下市場2丁目7−15 白籏神社 10/9 例祭
神野750 熊野神社 10/9 例祭
保品812 香取神社 10/9 例祭
上高野283 駒形神社 10/9 例祭
上高野677 白幡神社 10/9 例祭
下高野115 菅原神社 10/9 例祭
※獅子舞は、かつては桑橋や村上など多くの地区で行われていたが、現在は勝田と佐山のみ。
 【文化伝承館】
八千代市萱田460−3(飯綱神社隣り)。рO47−484−9011。ロビーに飯綱神社で昭和30年頃まで使われていた神輿を展示。

 ≪浦安市≫
     ⇒堀江、猫実(ねこざね)、当代島(とうだいじま)
浦安大祭(浦安三社祭り)=平成12年改称。6月中旬に行われる4年毎の大祭で三社合わせて大小約100基の神輿、曳太鼓が出る。
これは宮神輿のほか、子供神輿、個人で出す神輿、レンタル神輿、女神輿など、神酒所単位で神輿を出すのでその数は大小100基近くに及ぶという。
 祭日はもとは10月14日・15日、あるいは10月15日・16日に行われ、清瀧神社、豊受神社では神楽を奉納し、稲荷神社では豊年祭りを行っていた。
やがて大正時代から神輿が登場し、大正末には4年に一度、6月14・15・16日に三社が合同で大祭を行うようになった。
戦時中など中断があったが、戦後から再開し昭和36年から一時休止した後、昭和49年に13年ぶりに復活し今日に至っている。
堀江4丁目1−5 清瀧神社 6/中旬 宮神輿2基
朱塗り神輿=拝殿の奉納額に大正12年6月吉日とある。

白木神輿=拝殿の奉納額に行徳・浅子周慶・昭和4年10月吉日東部西部とある。
猫実3丁目13−1 豊受神社(神明宮) 6/中旬 宮神輿2基 東組・西組
東組=大正12年奉納。行徳・後藤の作・台輪幅92cm

西組
=大正12年奉納。作者は不詳。台輪幅93cm。
当代島3丁目9−10 稲荷神社 6/中旬 宮神輿1基
宮神輿=昭和12年(1937)制作。作人札には「行徳・後藤直光作」とある。台輪寸法は2尺8寸。