中予地方

伊予市
伊予郡〔松前町、砥部町〕、上浮穴郡
〔久万高原町〕

住所 神社名 祭礼日 内容 備考
 ≪伊予市≫
  平成17年(2005)4/1、伊予市+伊予郡中山町、双海町が新設合併し伊予市となる。
 ◎旧・伊予市
       郡中町:郡中灘町、郡中湊町、米湊町、上吾川、下吾川、南黒田
       北山崎:三秋、中村、市場、森、本郡、尾崎、三島、稲荷
       南伊予:上野、上三谷、宮下、八倉、下三谷
       南山崎:大平、鵜崎(うのさき)、両澤、上唐川、下唐川
灘町309 五色浜神社 5/5 子供みこし 春祭り
10/2土日 神輿(大小)
湊町246 湊神社 10/2土日 神輿
米湊909 湊神社 10/15 例祭
上吾川508 伊豫岡八幡神社 10/15 神輿(大小) 獅子舞
下吾川666 宇佐神社 10/14〜16 獅子舞
 【女性の祭典五色姫復活祭】
3/4日曜、10:00〜15:00。五色姫海浜公園と伊予市商店街で開催。平成元年(1988)始まり、2019年で31回を数える。
主催は伊予市商業協同組合、五色姫復活祭実行委員会。

五色浜に伝わる平家の姫君の悲しい伝説にちなんで開催。
五色浜の名前の由来となった「五色姫伝説」をもとに、現代に5人のお姫様を復活させて、船型の山車に乗って街を練り歩く五色姫パレードや稚児行列をはじめ、女性神輿のかきくらべや女性のど自慢大会のほか、ねがい石のプレゼントや抽選会など、女性を中心としたさまざまなイベントが行われる。
三秋391 水之明神社 10/15 例祭
中村284 八幡神社 10/15 例祭
市場957 宮領八幡神社 10/15 例祭
森171 天神社 10/14 例祭
本郡609 成吉神社 10/13 例祭
尾崎456 天神社 10/15、16 二人立ち獅子舞
三島町99 金子天神社 10/15 例祭
稲荷588 山崎神社 10/15 例祭
稲荷1231 伊豫稲荷神社 10/15 神輿(大小)
上野1384 手間天神社 10/15 例祭
上野2485 伊豫神社 10/15 例祭
上三谷3165 廣田神社 10/15 二人立ち獅子舞休止
上三谷3525 三谷神社 10/15 例祭
宮下1971 伊曽能神社 10/15 二人立ち獅子舞
宮下2007 伊曽能神社 10/15 例祭
八倉957 坂本日吉神社 10/15 例祭
下三谷2383 埜中神社 10/15 二人立ち獅子舞 平成9年復活
大平乙1015 新田神社 10/15 例祭
上唐川甲22 浜出稲荷神社 10/15 例祭
下唐川半田甲538 中御前神社 10/15 例祭
各神社から神輿が繰り出し、郷土芸能の獅子舞が市内各地で披露される。
 【大谷池】
上三谷。愛媛県最大のため池。昭和17年(1942)4月竣工。水没家屋移転7戸、水没面積約16ha。

 ◎旧・双海町
      ⇒上灘(かみなだ)、高岸(たかぎし)、高野川(こうのかわ)、串、大久保
双海町上灘126 三島神社 10/22 獅子舞
双海町上灘5927 天一稲荷神社 10/23 神輿(大小) 神輿蔵は昭和7年(1932)建造。神輿は昭和34年(1959)制作。
双海町高岸甲1320 三島神社 10/23 例祭
双海町高野川甲484 高野川神社 4/10 例祭
双海町串293 豊田神社 4/15 春祭り 神楽
10/23 例祭
双海町串甲2527 円山神社 10/23 例祭
双海町大久保甲169−1 黒山神社 4/15 例祭
 『双海町誌』には「春夏の祭りは簡素化されているが、秋祭りは収穫を感謝する祭りとして氏子総出で盛大に開催される。昔は親類や知人を呼んで、ともに酒を酌み交わしながら親睦を深め、神に感謝する一大行事であったが、戦後その姿が次第に失われてきた。
 下灘では10月19日・20日、上灘では10月22・23日が祭礼の日であったが、平成6年(1994)年から町内統一日として10月22・23日に行われている。
 祭礼の日には若衆が神社に集まり、お神体をお神輿に移して氏子の家を巡回する。神社から神様をお迎えする場所をお旅所と呼んでいる。お旅所は、神社と最も縁が深かったところとされ、普段でもしめ縄が張られ、霊地とされていた時代もあった。
 秋祭りは、作物の豊穣や魚介類の大漁を祝うものなので、神社に五穀や魚を供える。鯛めんや鯛めしを作ってお祝いするという当地方ならではの風習もあった。
 現在では、集落によっては若者も少なくなったので、総出でみこしをかついでいる。天一神社では神楽や獅子舞の奉納が行われている。」とある。

 ◎旧・中山町
      ⇒中山、出渕、栗田、佐礼谷(されだに)
中山町中山(永木)午170−1 藤縄之森三島神社 10/17 神輿 獅子舞、神楽
中山町出渕2番耕地60 川崎神社 10/17 川崎舎儀利 4地区が交代で担当
中山町出淵字門前2番耕地 三島神社 10/17 例祭
中山町栗田甲810 烏帽子三島神社 10/17 例祭
中山町佐礼谷甲1465 燈森三島神社 10/17 獅子舞

 ≪伊予郡≫
 松前町
 ■松前(西松前)地区
      ⇒浜、北黒田、南黒田、筒井
浜559 住吉神社 10/15 例祭
北黒田264 貴布禰神社 10/15 例祭
南黒田267−1 天神社 10/15 例祭
筒井字南町275 八幡神社 10/15 例祭
 ■岡田地区
      ⇒西古泉、恵久美、大間、北河原、昌農内(しょうのうち)、上高柳、西高柳
高市(西古泉697) 玉生八幡神社 10/15 例祭
武智(西古泉506) 玉生八幡神社 10/15 例祭
恵久美566 頭王神社 10/15 例祭
大間579 素鵞神社 10/15 例祭
西高柳130 稲荷神社 10/15 例祭
 ■北伊予(東松前)地区
      ⇒横田、徳丸、出作、中河原、鶴吉、永田、大溝、東古泉、神崎
横田424 素鵞神社 10/15 例祭
徳丸387 高忍日売神社公式HPへ 10/15 神輿(大小)
獅子舞 徳丸獅子舞保存会
出作304 恵依弥二名神社 10/15 例祭
中川原507 素鵞神社 10/15 例祭
永田104 鎮守神社 10/15 獅子舞 永田獅子舞保存会
大溝217 素鵞神社 10/15 例祭
東古泉字一ノ関225 素鵞神社 10/15 例祭
神崎193 伊予神社 10/15 例祭

 砥部町
   平成17年(2005)1/1、砥部町+広田村が合併。
 ◎旧・砥部町
       砥部:外山、北川毛、五本松、大南、岩谷口、大平、川登、万年
       原町:宮内、麻生、千足、川井、七折、大角蔵
外山307 祇園神社 4/18 例祭
大南317 大宮八幡神社 10/7
岩谷口113 熊野神社 10/7 獅子舞 二人立ち獅子1頭
川登707 川登神社 4/28 例祭
万年637 新田五社神社 11/1 例祭
宮内1957−1 宮内天満宮 10/74/14 神輿
獅子舞中断 学校で習っているので、ときに舞うこともある
上原町45 天満社 4/14 例祭
川井413 五社神社 10/23 例祭
高尾田978 高雄神社 10/7 獅子舞
麻生32 麻生三島神社 10/7 神輿

10月7日、砥部地域の地方祭で地域各地で獅子舞や神輿の練り歩き、宮入などが行われる

 ◎旧・広田村
       ⇒高市、中野川、多居谷、猿谷、総津、玉谷、満穂
高市字高森甲1003 高森三島神社 10/23 神輿3基 獅子舞
舎儀利を先頭に神輿が3台担ぎ出される。練りや獅子舞もある。餅まき。
鳴滝獅子舞=二人立ち雄獅子1頭。明治20年頃、村内志野谷より伝授。

成前獅子舞=二人立ち獅子、雌雄2頭。江戸末期、中山町より伝授。
中野川1050 天満神社 10/23 獅子舞中断 明治中期、村内篠津より伝授されたが現在中断
玉谷330 玉森三島神社 10/23 例祭
多居谷12 三島神社 10/23 例祭
総津1075 三島神社 10/23 神輿3基 獅子舞
仙波317(総津) 正八幡神社 10/23 神輿 2016年新調
獅子舞

 ≪上浮穴郡≫
 久万高原町
   平成16年(2004)8/1、久万町、面河村、美川村、柳谷村が合併して誕生。
愛媛新聞・20011年11月9号には『久万高原町の秋祭りが2日、久万地区を皮切りに始まった。同町久万の町役場前でみこしの鉢合わせなどがあり、大勢の観客が楽しんだ。
 みこしの鉢合わせは、地区中心部にある菅生、久万、野尻の3基による総当たり。かき手が「もてこい、もてこい」と勇ましい声を上げ、6メートル離れた位置から勢いを付け、正面からぶつけ合った。長柄が胴にガツンと当たり、がっぷり四つに組み合う。周囲から大きな歓声が沸き起こり、かき手はみこしを差し上げ「どうじゃ、どうじゃ」と気勢を上げていた。
 各地区の日程は久万地区が3日まで、美川地区が6、16日、柳谷地区が14日、面河地区が18日。』とあった。
 ◎旧・久万町
       久万:久万町、菅生、西明神、東明神、入野
       川瀬:上畑野川、下畑野川、直瀬(なおせ)
       父二峰(ふじみね):父野川(ちちのかわ)、二名(にみょう)、露峰(つゆみね)
久万503 久万伊勢大神宮 11/1日曜 例祭
菅生2−190 三島神社 11/1日曜 神輿
西明神267 高殿神社 11/1日曜 例祭
東明神1266 河内神社 11/1日曜 例祭 明治期は獅子舞奉納
入野477 天満神社 11/1日曜 例祭
上畑野川1684 総河内神社 11/1日曜 例祭
下畑野川甲384 住吉神社 11/1日曜 獅子舞
直瀬甲3764 五社神社 11/1日曜 獅子舞 上直瀬、下直瀬
直瀬甲5261 八幡神社 11/3 神輿
父野川乙458 御調神社 11/1日曜 例祭
二名甲1399 葛城神社 11/1日曜 例祭
二名甲2866 河上神社 11/1日曜 例祭
露峰甲1056 大元八幡神社 11/1日曜 子供相撲 往古は獅子舞あり
露峰乙399 十二社神社 11/1日曜(元・4) 例祭
露峰乙708−1 三訪神社 11/1日曜(元・4) 例祭
戦前には牛鬼が出ていたが、戦後は出ないでいたが、昭和55年に町主催の“久万納涼祭”より復活したが、継続はしていない。
 ◎旧・面河村
      杣野:渋草、前組、相ノ峰、大成
        大味川:本組、若山、相ノ木、中組
渋草667 渋草八幡神社
公式HPへ
11/18 神輿
二人立ち獅子1頭 昭和50年頃に笠方獅子舞より伝授
前組3000 八幡神社 11/18 例祭
相ノ峰2 相峯神社 11/17 例祭
本組843 八幡神社 11/18 例祭
若山53 正八幡神社 11/18 例祭
相の木2 相峰神社 11/18 例祭
中組1845 三社神社
 【面河ダム(面河湖)】
昭和32年(1957)着工。38年(1963)11月6日完成。笠方地区の田畑29ha、84世帯、380人が水没のため離村した。
神社は八社神社。例祭は11/18。二人立ち獅子1頭による毎があった。
面河村誌(昭和55年発行)には『愛媛県中予地区では、10月5日松山伊佐爾波神社(道後)の祭礼が、秋祭りの初めである。上浮穴郡では11月1日久万高殿河内神社から、順次郡内の秋の祭礼が行われ、当村では11月17日本組八幡神社から各神社で鈴神楽を奏し、荘厳なる祭典が行われる。18日は神輿の渡御があり、早朝から各集落を渡御する。
  明治時代から大正時代には、各神社で奉納素人相撲がよく行われた。
  鎮守の森の社から、宮太鼓が響き渡り、幟りはためく村の道々、宮司の先達で神輿の渡御、勇ましい掛け声、獅子舞いの乱舞する農村の秋祭りの風景は、いついつまでも捨てがたいものである。』とある。

 ◎旧・美川村
     ⇒有枝、大川、上黒岩、中黒岩、黒藤川、沢渡(さわたり)、東川、仕出(しで)、七鳥、日野浦
有枝334 八幡神社 11/15 獅子舞休止 昭和43年頃より休止
大川19 八柱神社 11/15 神輿 獅子舞
上黒岩1020 御三戸神社 11/15 神輿 獅子舞
中黒岩884 尾崎神社 11/15 例祭
黒藤川3003−1 赤蔵神社 11/15 例祭
黒藤川6543 九社神社 11/15 例祭
沢渡148 音無神社 11/15 神輿 獅子舞
東川1 河崎神社 11/2土日(元・15) 神輿
東川1862 大宮八幡神社 11/2土日(元・15) 獅子舞
七鳥405 熊野神社 11/15 神輿 5年に1度くらい巡幸
七鳥870 河内八社神社 11/15 例祭
七鳥1431 籠池神社 11/15 例祭
七鳥2894 八社神社 11/15 例祭
七鳥2956 八社神社 11/15 例祭
日野浦1911 宮柱神社 11/15 例祭
日野浦甲6150 松原八社神社 11/15 例祭
 ◎旧・柳谷村
      柳井川:12組=立野、松木、大窪谷、落出(おちで)、川前(こうまえ)、永野、高地、百ヶ市、奈良藪、鉢、磯ヶ成、稲村
      西谷:12組=郷角(ごうかく)、本谷、小村、大成、名荷上(みょうがかみ)、名荷下、古味(こみ)、菅行、中久保、横野、高野、猪伏
      中津:7組=岩川、中田、窪野、旭、川之内、西村、休場
柳井川字本村1720−1 早虎神社 11/14 神輿
本村獅子舞
 本村獅子舞=明治38年、美川村広形より伝授。演目は「三番叟、エチゴ、オヤジ、トテン、ドンツク、イキゾカイ、三作、山サガシ、忠臣蔵、狐、アコギ、富士山 など」。
柳井川字川下5477 総高地神社 11/14 例祭
柳井川6780 河内神社 11/14 例祭
西谷字名荷2650 五社神社 11/14 神輿
西谷字古味5511 川崎神社 11/14 神輿
西谷字郷角12679 五社八幡神社 11/14 例祭
中津字久主5590 大宮八幡神社 11/14 神輿
西村獅子舞
昭和20年代は人口約2000人。平成20年は約270人で過疎化、高齢化が進んでいる。平成20年、12月の中津大字会(各集落の自治会長や総代らが参加)で来年の神輿は人手を借りて行うと決議した。
西村獅子舞=明治末期から伝わる。岩川・中田にも獅子舞が行われていたが、現在は西村獅子舞のみ。演目は「笹食い、男獅子、ですい、狐」。