福 島 県

    ≪南会津地方≫

     南会津郡南会津町、下郷町、只見町、檜枝岐村〕

住所 神社名 祭礼日 内容 備考
 ≪南会津郡≫     
 南会津町
 平成18年(2006)3/20南会津郡田島町+舘岩村、伊南町、南郷村が合併。
 ◎旧・田島町
       田島:田島、永田、長野、田部、丹藤、水無、栗生沢
       檜沢:高野、福米沢(ふくめざわ)、針生、静川(大豆渡+黒沢新田)、金井沢、塩江
       荒海(あらかい):中荒井、川島、関本、藤生(とうにう)、糸沢、滝原
田島字宮本甲621  田出宇賀・熊野神社 7/22〜24 屋台4台 本町、上町、中町、西町
本町屋台組=本町、折橋が中心。中町、東町、横町の一部が入る。

上町屋台組=上町、上仲町、後町、後原

中町屋台組中町、東町、横町、宮本の他、上仲町、本町の一部が入る。

西町屋台組=西町、新町
本町屋台と上町屋台を大屋台という。これはもともと田島町の町が上組と下組の二屋台に分かれていたことによる。このあと元文元年(1736)に中町屋台が出来て3台になり、西町屋台は宝暦(1751〜)から明和(1764〜)に出来て4台になった。
 昭和21年51の大火により西町屋台以外は焼失した。屋台再建はまず本町屋台。本町屋台(昭和24年)と復活した。
永田字峠外手2725 熊野神社
長野字下川原1950 三島神社
田部字上ノ山880 八幡神社
丹藤字戸障子山248 田出宇賀神社
福米沢 雷電神社
針生字宮ノ下1122 熊野神社
静川字根岸山乙94 熊野神社
金井沢字中村210 若宮八幡神社
塩江字二ノ崎乙389 鷲神社
中荒井字八反沢367 鷲神社
川島字蟹沢1922 鷲神社
関本字上休場640 山神社
藤生字上小塩1473 熊野神社
糸沢字森前484 二荒山神社
糸沢字山王3315 日吉神社
滝原字宮中1036 鷲神社

 ◎旧・伊南村
      伊南:古町、浜野、白石、多々石、青柳、小塩、宮沢
      大川:大桃、内川、恥風、大原、小立岩
古町字前山2536 廣瀬神社 9/9(毎年) 神幸祭
浜野字中道下455
熊野神社
白石1288 宇奈太理神社
多々石820 於佐波幾神社
青柳21 鹿島神社
小塩279 諏訪神社
宮沢字千刈1213 香取神社 9/13頃の日曜 弓道大会
大桃字居平249 駒嶽神社
内川字居平155 菅原神社 9/16 例祭
耻風字上平293 鬼渡神社
大原字居平318 二荒山神社
小立岩字瀬戸山641 鹿島神社

 ◎旧・舘岩村
      ⇒塩ノ原、八総、熨斗戸(のしと)、湯ノ花、宮里、中ノ井、森戸
塩ノ原字鳥井戸466
鹿島神社
塩ノ原字背外ノ沢1288 熊野神社
八総字宮ノ前乙273 鹿島神社
熨斗戸字沢ノ目201 鹿島神社
湯ノ花字湯ノ上山巳790 温泉神社
湯ノ花字御嶽甲4
御嶽神社
宮里字室山1519 熊野神社
宮里字宮ノ前1285 諏方神社
中ノ井字眞名板倉山乙697 諏訪神社
森戸字八幡林432
八幡神社
 【八総鉱山】
昭和31年〜38年が最盛期で従業員545人、家族も含め人口は2328人だった。
昭和44年(1969)操業停止、翌45年(1970)閉山。昭和47年(1972)2月1日には鉱業権も停止となる。
 【会津高原たていわ夏まつり】
かつて各集落が祭りが行われていたが、昭和60年(1985)頃より1つに統一し、スキー場でするようになり、観光客も呼ぶようになった。
現在は7月下旬に、たかつえスキー場で開催され、ジャンケン大会、郷土芸能ショー、歌唱ショー、花火大会などが行われている。

 ◎旧・南郷村
       大宮:木伏、水根沢、山口。入小屋、大新田(おおにた)、大橋、鴇巣、宮床
       富田:片貝、和泉田、界、下山
木伏字上ノ山1570 於加美神社 9/5、6
例祭
水根沢519 日吉神社 9/5、6 例祭
山口字山神堂3332 若宮八幡神社 9/5、6 例祭
山口字清水川245
若宮八幡神社 9/5、6 例祭
大新田371 北野神社 9/5、6 例祭
大橋字宇和田453 二荒山神社 9/5、6 例祭
鴇巣字平林879 熊野神社 9/5、6 例祭
宮床字別当沢1629 稲荷神社 9/5、6 例祭
片貝字船久保甲55 於加美神社 9/5、6 例祭
和泉田字福田2154 若宮八幡神社 9/5、6 例祭
界字居平3391 鹿島神社 9/5、6 例祭
下山字上高野田1123 鬼渡神社 9/5、6 例祭
以前は各集落で例祭日がばらばらだったが、9月5日・6日をお祭りの日と統一され、豊年踊りや花火などが行われる。近年ではイベントの南郷豊年祭りのみ9/1土曜に変更となる。
 【早乙女踊り】
小正月の時期に早乙女にふんした青年が集落の家々を夜を徹して舞歩く行事。豊作祈願の神事の1つである。
『会津の早乙女踊り』によると、かつて早乙女踊りは伊南川流域にかつて34の集落に伝えられ、小正月に戸毎に舞い込んでいた。南会津町南郷地区(旧南郷村)では18ヶ所で行われていたが、終戦後に取り止めるところが多くなり、現在は鴇巣、和泉田の上平・上町、界、下山の4集落だけになった。
  【南郷豊年まつり】
令和5年(2023)29回を数える。9/1土曜(以前は9/5)、南郷グランド(山口字村上)で開催。主催は南郷豊年まつり実行委員会(南会津町商工会南郷支所)。
餅まき、芸能披露、南郷豊年踊り、仮装大会 等。

 下郷町
     楢原:大内、豊成、栄富、中山、三ッ井、新開、戸赤
     旭田:沢田、澳田、中妻、大松川、合川、音金(おとがね)、南倉沢、塩生、落合:野際新田
     長江:弥五島(やごしま)、大沢、湯野上、小沼崎
     二川:高しま、枝松、白石
大内字大谷地154 高倉神社 7/2 囃子屋台1台   
例年7月2日の半夏生に行われる。江戸期には、祀っている高倉宮以仁王の命日である(旧暦)5月19日が例祭日であったが、明治6年(1873)から新暦が採用されると、 農繁期と重なってしまって開催が困難になり、例祭日を遅らせて半夏の日に実施することになり、五穀豊穣を祈る「半夏まつり」になった。 獅子を先頭に天狗、神輿、子供が曳く山車などの行列。
豊成字屋根畑554 岩上神社
栄富字境窪戌293 藤巻神社
中山字乙島245 磯前神社
中山字宮曽根乙416 赤城神社
三ッ井字上平甲295 若宮八幡神社
三ッ井字桑窪丙492 八乙女神社
新開字小磯上甲248 若宮八幡神社
戸赤字畑沢1697 御前神社
沢田字屋敷続甲945 二荒山神社
中妻字家ノ上甲628 北野神社
大松川字二階岨甲73 庭渡神社
合川字家向丙71 大山祇神社
音金字宮前226 稲荷神社
南倉沢字居平58 大山祇神社
弥五島字中ノ内358 春日神社
大沢字居村119 熊野神社
湯野上字上ノ平乙901 温泉神社 7月 温泉祭り 山神社合祀
小沼崎字居平甲659 熊野神社
小沼崎字大谷484 御霊神社
白石字向平707 白鳥神社
白石字松ノ上2144 御霊神社
 【民俗芸能】
下郷町三志大神楽保存会
=1月2日(集落内の各家庭をまわり1年の祈願をする)。大正末期頃に地域の青年団によって始められた伝統的な郷土芸能。正月や新築祝い等の祝宴の席で主に披露され、魔除けの行事として今日まで受け継がれてきた。
 【大川ダム(若郷湖)】
昭和46年(1971)着工。昭和62年(1987)竣工。水没総面積:231ha、水没農地面積:37ha、桑原の49戸水没。この内の沼尾集落の18戸中の10戸は家の平へ集団移住。8戸は会津若松市に分散移住。鎮守は意加美神社。
また舟子は水没を免れたが全戸移転。
 【消滅集落】
宮川=営林集落。昭和36年廃村。

野際新田=旭田地区。平成22年頃人口皆無。鎮守は山神社(野際新田字森山1)。

 只見町
 ■只見地区
     ⇒只見、田子倉、叶津、蒲生、塩沢、石伏、寄岩、十島
只見字上原1845
滝神社 9/5(毎年) 山車、子供神輿 合同祭礼。沖組・田中組より山車、子供神輿、流し踊りを出す
只見字後山 三石神社 流し踊り
田子倉字後山604−35 若宮八幡神社
叶津字背戸山719 熊野神社
蒲生字嶽ノ腰1408 塩竃神社
塩沢字高塩299 塩竃神社
石伏字後古口山284−3 若宮八幡神社 9/5 例祭
寄岩字広田表76 大山祇神社
十島字上居平872 鬼渡神社
 【消滅集落】
真奈川
=蒲生の一字。昭和44年(1969)離村。
 ■朝日地区
    ⇒亀岡、荒島、熊倉、福井、黒谷、黒沢、小川、長浜、楢戸
亀岡字山崎210
若宮八幡神社
荒島字居廻185 山神社
熊倉字宮ノ上山711 稲荷神社
福井字上平993 御霊神社
福井字坂ノ下608
若宮八幡神社
黒谷字西山2963・680 八所神社
黒沢字沖281 若宮八幡神社
小川字上野275
渡沢神社
小川字荒川原1032 廣瀬神社
長浜字居廻215 鬼渡神社
楢戸字廻戸1227 二荒山神社
 ■明和地区
     布沢〔布沢・坂田〕、小梁〔小林・梁取〕、八幡〔大倉・二軒茶屋・塩ノ岐(しおのまた)〕
布沢字宮ノ本945 若宮八幡神社
布沢字宮ノ上2558 二荒山神社
坂田字大坪649 若宮八幡神社
小林字上平1470 若宮八幡神社
梁取字上ノ台2086 鹿島神社 9/15 神楽
大倉字中地783 八幡神社
二軒在家字九々生1051 若宮八幡神社
二軒在家字井戸入山1278 熊野神社
塩ノ岐字下八乙女535
二荒山神社
 【消滅集落】
吉尾=布沢の一字。昭和44年(1969)8月12日の大洪水のため離村。戸数は5戸
 【民俗芸能】
梁取の神楽舞
=県指定重要無形文化財。旧正月14日公開。
隣接する南郷村の鹿島神社の20年毎の遷宮にだけ演じられていたが、現在では厄落としや新築した家から依頼があったときや、町の行事でも行うようになった。
伊勢大神楽系の獅子神楽と余興芸からなる。 獅子舞の演目として、 四方固め、幣舞、くるい、ひょっとこ がある。 余興芸には鍾馗舞、おかめ がある。


小林の早乙女踊り
=県指定重要無形文化財。旧正月14日公開。昭和35年保存会結成。
慶長年間のある年、冷夏に見まわれ、長雨が続き大凶作だった。この様な凶作が再来しない様にと村の若者が女装し、田植えのかっこうで、おもしろおかしく踊ったところ大豊作になり、以来かかさず踊り受け継いでいる。
早乙女は、近在の若い男子が扮するのが慣わしで、囃子とともに各家々に舞いこむ。
 踊り手は早乙女が2名、道化(ひょっとこ)が1名、「楽屋」と呼ばれる囃子は笛が2名、太鼓、三味線、鉦がそれぞれ1名で、歌い手はその他全員が参加する。
 踊りは、「早乙女踊り」、「小林甚句」、「小林おけさ」に順で行われますが、踊りが終わると、獅子舞2名とひょっとこ1名による神楽が舞いこむ。
 【田子倉ダム(田子倉湖)】
昭和28年(1953)着工、昭和35年(1960)竣工。水没地の田子倉は50戸、290人だった。

 檜枝岐村
居平663 愛宕神社 5/12 奉納歌舞伎 19:00〜
居平663 鎮守神社 8/18 奉納歌舞伎 19:00〜
檜枝岐歌舞伎=国指定重要無形民俗文化財。先祖が伊勢神宮へ参拝したおり、江戸で檜舞台の歌舞伎を観劇し、見よう見まねで村に伝えたのが始まりで、父から子、子から孫へと継承されてきた。江戸の華であった歌舞伎そのものの姿、浄瑠璃が息づいている。
 【村民大運動会】
9月に小中学校校庭で開催。その中で子供みこしを出す。
 【消滅集落】
戦後の開拓集落の赤岩平、小沢平は昭和40年代後半に離村。
 【奥只見ダム(奥只見湖。正式名は銀山湖)】
昭和28年(1953)着工。昭和35年(1960)竣工。大津岐の38戸が水没。

 ★展示場     
 【会津田島祇園会館公式HPへ
南会津町田島字大坪30−1。 0242−62−5557。9:00〜16:30。定休日は12月〜3月の毎週火曜日と年末年始(12月28日〜1月3日)。
会津田島祇園祭に出る実物大の出車を展示。