群 馬 県
≪西毛地方≫
高崎市、安中市
住所 | 神社名 | 祭礼日 | 内容 | 備考 |
≪高崎市≫ 平成18年(2006)1/23、高崎市+群馬郡箕郷町、群馬町、倉渕村+多野郡新町が合併。 平成18年(2006)10/1、高崎市+群馬郡榛名町と合併。 平成21年(2009)6/1、高崎市+群馬郡吉井町と合併。 |
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■高崎地区 | ||||
【高崎まつり】(公式HPへ) 第一回は市制75周年に当る昭和50年。 そして、ふるさと祭りが10回経過した昭和60年、市制85年を期に市が再び祭りに参画して名称は「高崎まつり」、だが第一回ではなく「ふるさと祭り」を継承して「第11回高崎まつり」で市民が参加して皆が楽しむ祭りの性格を強く打ち出す。第13回からは市の予算付きとなる。令和6年(2024)で50回を数える。 開催日は永らく8/1土日で現在は8/下旬。山車は半分ずつでるが、5年ごとに山車36台出る。 |
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【山車36台】 下和田町、石原町下一、石原町下二、下横町、砂賀町、南町、和田町、通町、新町、八島町、新田町、旭町、田町四丁目、山田町、九蔵町、羅漢町、北通町、高砂町、並榎町、末広町、請地町、住吉町、相生町、本町一丁目、本町二丁目、本町三丁目、成田町、赤坂町、常盤町、歌川町、並榎町坂下、柳川町、新紺屋町、寄合町、田町(1・2・3丁目)、連雀町 |
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【中央地区】 田町神功会(1、2、3丁目)⇒山車保管庫は江木町の広田正道氏倉庫。 =大正12年(1923)7月吉日制作。制作費は5000円。 大工は鳴海幸造。 平成22年(2010)修復。堂宮入秀社寺建築による。 人形は「神功皇后」。人形師は本庄市の米福人形店(松崎福松)。860円。 彫師は熊谷の人。棟飾り:鬼板は「龍頭」。懸魚は「龍」。向拝柱:右は「昇龍」、左は「降龍」。 幕は新井縫箔の作。上幕は「波涛」。下幕は「松竹梅」。 |
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赤坂町⇒山車蔵は赤坂町84。 =大正12年(1923)3月吉日制作。制作費は約1700円。 設計と人形は同町在住の黒川市五郎。大工は下横町の大房。 人形は「猿田彦」。人形師は黒川市五郎(高崎市)。 彫師は熊谷の人。棟飾り:鬼板は「松に鶴」。懸魚は「波に亀」。向拝柱:右は「昇龍」、左は「降龍」。 幕は田町の鱗呂(うろころ)呉服店の作。上幕は「波」。下幕は「波と龍」。 初代は明治初期の作。 先代は大正初期制作。 |
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常盤町=昭和57年(1982)10/25新調入魂式。大工は松本工務店(富岡市)。制作費は2300万円。 人形は牛若丸(人形本体は避難出来た)。人形師は亀屋甲斎清秀(中央区日本橋)。 彫師は日光金光。鬼板は「龍」。懸魚は「金鶏鳥」。向拝柱:右は「昇龍」、左は「降龍」。 幕は晃月の作。上幕は「波に賀茂川と孔雀の羽根」。下幕は「波に千鳥」。 先代は大正6年制作するが、昭和56年11月もらい火で焼失。 |
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歌川町⇒山車蔵は常磐町132。 =大正13年(1924)10月吉日制作。大工は相川勝五郎。 人形は「藤原定家」。人形師は山本鉄之(千代田区神田)。 彫師は不詳。棟飾り:鬼板は「龍」。懸魚は「金鶏鳥」。向拝柱:右は「昇龍」、左は「降龍」。 幕は浅草の人形師の手配。上幕は「荒波に飛び魚」。下幕は「松竹梅」。 |
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並榎町坂下⇒山車蔵は並榎町639−12(坂下公民館併設)。 =昭和3年(1928)1月吉日制作。制作総額約1200円。 制作は迫り上げは岡田吉松。破風高欄は相川勝次。車輪は綿貫寅治・朝治兄弟。 人形は「小鍛冶」。人形師は山本鉄之(千代田区神田)。 彫師は通町の池山正春。棟飾り:鬼板は「龍」、懸魚は「鷹」。向拝柱:右は「昇龍」、左は「降龍」。 幕は荻原縫箔の作。上幕は「岩と波」。下幕は「牡丹と蝶」。 先代は大正7年制作。 |
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柳川町⇒山車蔵は下豊岡865−1。 =大正4年の大正天皇御大典記念に新調。鉾山車。 大正13年(1924)5月吉日これに改装し彫物を足す。 2020年、秩父の宮大工により修復。8月2日、搬入し組立。 人形は「日本武尊」。人形師は本庄市の米福人形店(松崎福松)。 彫師は不詳。棟飾り:鬼板は「唐武人」、懸魚は「龍」。向拝柱:右は「昇龍」、左は「降龍」。 幕は成田町の藤井刺繍店。上幕は「赤地に鶴9羽」。下幕は「緑地に波と大亀2匹」。刺繍330円、生地代205円。 高崎市発行の高崎市史民俗調査報告書第6集の「旧市域の祭りと町内会」の215ページに柳川町で最初に造られた明治40年代の山車は多野郡鬼石町に譲渡されたとあるが鬼石町では言伝えが無い。 |
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新紺屋町⇒山車蔵は下豊岡365−1。 =大正13年(1924)10月吉日制作。本体1600円、人形365円、組紐150円、太鼓100円 当で3000円。総計4600円。 請負は佐藤鷲七。 人形は「三番叟」。人形師は埼玉県岩槻市。 彫師は不詳。棟飾り:鬼板は「龍」、懸魚は「鳳凰」。向拝柱:右は「昇龍」、左は「降龍」。 幕は藤井刺繍店。上幕は「赤地に鶴9羽」。下幕は「緑地に波と大亀2匹」。 |
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寄合町⇒山車蔵は高松町43−22。平成6年12月建造。 =大正3年(1914)10月吉日制作。制作費は3500円。 大工(彫物も)は加藤初太郎。 人形は「弁慶勧進帳」。人形師は浪花屋(台東区浅草)。800円。 彫師は加藤初太郎。棟飾り:鬼板は「唐獅子」。懸魚&向拝柱:右は「昇龍」、左は「降龍」。 幕は大正3年、北通町の新井直平の作。上幕は「牡丹に唐獅子」。下幕は「松に御所車」。 |
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連雀町⇒山車蔵は連雀町会館併設。 =昭和24年(1949)4月吉日制作。 人形は「桃太郎」。人形師は黒川市五郎(高崎市)。彫師は熊本の佐藤正寛。 幕は京都・高島屋より購入。上幕は「ふくら雀と波」。下幕は「桃太郎絵図」。 |
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【北地区】 並榎町⇒山車蔵は並榎町364(神明会館内)。 =昭和22年1月吉日制作。制作費は11万6800円。昭和61年改装。約150万円。 大工は相川勝治。 人形は「鏡獅子」。人形師は黒川市五郎(高崎市)。 彫師は熊谷市の新井正十郎。棟飾り:鬼板は「龍」。懸魚は「牡丹に唐獅子」。向拝柱:右は「昇龍」、左は「降龍」。 幕は昭和57年、復元新調。桐生市加藤織物店の作、約200万円。 上幕は「波と龍」。下幕は「牡丹に唐獅子」。 先代は大正4年(1915)12月吉日制作 |
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末広町⇒赤坂の一部だったが、明治30年代に高崎⇔前橋間に新堂が出来たので明治35年(1902)に誕生した。 山車蔵は末広町89−3。 =昭和11年(1936)8月8日制作。制作費は本体550円。 同町在住の大工の町田雄弘、棒屋の清水万吉が制作。 人形は「静御前」。昭和32年10/1納入。当初は八幡太郎にしようと思っていたが鎧の費用がかかるので変更した。代金は32万円。 人形師は本庄市の米福人形店(松崎福松)。 彫師は不詳。棟飾りは「龍」。向拝柱:右は「昇龍」、左は「降龍」。 幕は丹頂堂の作。上幕は「岩に砕ける波」。下幕は「吉野桜」。 かつては道祖神屋台。 |
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請地町⇒山車蔵は請地町47。 =昭和23年(1948)7月吉日制作。大工は森川友徳。 人形は「羽衣の天女」。人形師は黒川天玉(高崎市)。 彫師は本庄市の人。棟飾りは「龍」。向拝柱:右は「昇龍」、左は「降龍」。 幕は原画は相川明。あけみや染工場。刺繍は南ミシン加工所(桐生市)。上幕は「龍と唐様」。下幕は「三保の松原と富士山」。 |
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住吉町⇒赤坂村の字出先と称していた。人家が増え字大橋と称していたが、明治3年(1870)町として成立。町名は嘉名を付けようとくじを引いて決めた。 山車蔵は住吉町19。 =大正13年(1924)1月吉日制作。 大工は下横町の高橋房吉。 人形は「蘭陵王」。人形師は台東区浅草の浪花屋(庄田七郎兵衛)。 彫師は熊谷の人。棟飾りは「蘭陵王と烏天狗・天狗」。向拝柱:右は「昇龍」、左は「降龍」。 幕は本町の久保川呉服店より。上幕は「雲と龍」。下幕は「雅楽の舞台を表す」。 先代もあり。 |
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相生町⇒宝暦9年(1759)藩主大河内輝高が相生町と命名。山車蔵は相生町52。 =大正13年(1924)1月吉日制作。12年11月説もあり。佐藤鷲七、白木鉄工所が埼玉より中古の山車を購入し改造した山車。 人形は源為朝。人形師は山本鉄之(千代田区神田)。 上幕は「松・桜の刺繍」。下幕は「三輪の大紋と波」 |
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本町一丁目=昭和3年(1928)10月吉日制作。人形は猩々。人形師は庄田七郎兵衛(台東区浅草)。彫師は新潟の人。 幕は北通町の新井直平・新井安平。上幕は「赤地、岩と荒波」。下幕は「緑地、松と屏風」。 江戸期は飾り屋台。 初代は明治5年(7年説もあり)制作。倉賀野仲町に売却。 明治8年(1875)の「倉賀野中町年番萬寿記」によると明治8年(1875)10月27日に、飯玉宮(倉賀野神社)拝殿の上棟と祭礼に際して、高崎・本町1丁目より矢台代金40円、総費用45円42銭1厘で購入するが、明治43年(1910)の大水害で山車・山車蔵とも流失。 先代は大正10年の作。田町へ売却。 |
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本町二丁目=大正2年(1927)10月吉日制作。 人形は弁財天。人形師は晴雲斎秋月(台東区浅草)。 幕は丹頂堂の作。上幕は「波と龍」。下幕は「花車、岩に波」。 |
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本町三丁目=大正7年(1932)3月吉日制作。 人形は石橋。人形師は本庄市の米福人形店(松崎福松)。 幕は同町の三代目松本勝太郎。上幕は「石橋、牡丹に唐獅子」。下幕は「岩に波」。 先代は明治15年9月吉日の作。明治45年9月に長野県池田町上町に売却。 |
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成田町⇒山車蔵は成田町36−18。 =昭和8年(1933)3月吉日制作。大工は町内の細谷政吉。 人形は素盞鳴命。人形師は米福久(本庄市)。 彫師は不詳。棟飾りは「鶴と龍」。向拝柱:右は「昇龍」、左は「降龍」。 幕は丹頂堂。上幕は「赤地、成」。下幕は「波に御来光」。 |
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【東地区】 旭町⇒山車蔵は東町196。昭和37年頃建造。 =昭和22年(1949)5月1日制作。大工は池野常茂。車大工は畔上常七。制作費は26万円。 人形は「鍾馗」。これは衣装に金がかからずその上魔除けになるからだと言われる。人形師は黒川市五郎(高崎市旭町)。 彫物は京都に発注と聞くが。棟飾りは「牡丹と唐獅子」。向拝柱:右は「昇龍」、左は「降龍」。 幕は北通町の新井道平の作。上幕は「菱形崩し」。下幕は「日の出と老松」。 かつては道祖神屋台。 |
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田町四丁目(田町四丁目山車保存会)=大正11年(1922)1月吉日制作。 大工は不詳。 人形は「龍神の舞」。人形師は不明(台東区浅草)。 彫師は新潟の人。棟飾りは「牡丹と唐獅子」。向拝柱:右は「昇龍」、左は「降龍」。 幕は北通町の新井道平の作。上幕は「かもめ」。下幕は「獅子」。 |
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山田町⇒山車蔵は山田町45−2。 =大正13年(1924)10月19日制作。大工は同町在住の町田胸次郎。 人形は「木花開耶姫」。人形師は本庄市の米福人形店(松崎福松)。 彫師は不詳?。棟飾りは「鳳凰に龍」。向拝柱:右は「昇龍」、左は「降龍」。 幕は平成4年に叶島織物の作。618万円。上幕は「丸龍」。下幕は「富士に松・鶴」。 |
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九蔵町⇒山車蔵は北通町139。 =昭和22年(1947)5月吉日制作。大工は並榎町の相川勝次。 人形は「静の舞」。人形師は林正之輔(台東区上野黒門町)。 彫師は池山正春。棟飾りは「牡丹に唐獅子」。向拝柱:右は「昇龍」、左は「降龍」。 幕は昭和60年、4月修復。高崎市の丹頂堂の作。上幕は赤地で「巌に波」。下幕は青地で「瑞雲上の杜と五葉松」。 |
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羅漢町⇒山車蔵は法輪寺境内。 =昭和21年(1946)12月吉日制作。大工は斎藤駒雄(羅漢町)。助は高橋吉次、日光兼光。 人形は「大黒天。」平成2年、衣裳を晃月人形店で新調。人形師は黒川明玉(高崎市)。 彫師は高橋吉次、沢口亀次。棟飾りは「牡丹に唐獅子」。向拝柱:右は「昇龍」、左は「降龍」。 幕は高崎市の丹頂堂の作。上幕は「欄干」。下幕は昭和60年、4月修復。「波と朝日」。 |
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北通町⇒山車蔵は高砂町260−2。そのため毎年町会費を高砂町に納めている。 町会は第一町会と第二町会に分かれているが、祭礼と体育祭は合同。山車祭りは青壮年会が担当でそのまま北通町山車祭り実行委員会となる。 =大正13年(1924)1月吉日制作。平成6年改修。大工は同町在住の鳴海幸造。 人形は新田義貞。人形師は本庄市の米福人形店(松崎福松)。 彫師は小林栄吉(埼玉・大里郡玉井村)。棟飾りは「龍」、「波と亀と松竹梅」。向拝柱:右は「昇龍」、左は「降龍」。 幕は同町在住の新井道平の作。上幕は「波涛」。下幕は「御所車に牡丹の花」。地幕は「白波と町内印」。平成2年修復。 かつては道祖神屋台。 |
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高砂町⇒明治5年(1872)に江木新田+大雲寺の持ち分であったところと合わせて誕生。 山車蔵は高砂町260−1。昭和30年建造。61年改築。 =大正14年(1925)10月1日制作。大工は町内の広瀬竹次郎。 人形は神武天皇。人形師は本庄市の米福人形店(松崎福松)。昭和58年、衣装新調。桐生の織物屋の作。 彫師は深堀喜一。棟飾りは「龍」。向拝柱:右は「昇龍」、左は「降龍」。 幕は昭和56年、8月に高崎市の丹頂堂の作。上幕は「雲に勾玉」。下幕は「波に鶴」。 かつては道祖神屋台。 |
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【南地区】 下和田町=昭和9年(1934)12月吉日制作。大工は斉藤衛象。 人形は牛若丸。人形師は米富久(本庄市)。平成2年、人形衣装新調。費用49万円。 彫師は不詳。棟飾りは「唐破風屋根、鬼板、懸魚 高欄下欄間など多数」。向拝柱:右は「昇龍」、左は「降龍」。 幕は高崎市の丹頂堂(新井好冶)作で、上幕は「松月と丹頂の刺繍」。下幕は「波頭と水鳥の刺繍」。 |
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石原町下一⇒山車蔵は石原町1230。 =昭和58年(1983)12/30制作。 大工は柏崎市の広田淳一。本体制作費は800万円。 人形は「少那彦名命」。人形師は轄W月人形の川崎阿具(岩槻市)。制作費は200万円。 彫師は不詳。棟飾り:懸魚は「雲龍」、鬼板は「松に鷹」。向拝柱:右は「昇龍」、左は「降龍」。 幕は轄W月人形の作。上幕は「赤地、波頭に鶴」。下幕は「青桐に鳳凰」。制作費は150万円。 先代は明治41年制作。 |
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石原町下二(石原町 中石原町内会)⇒山車蔵は石原町1584(中石原公民館敷地)。 =平成元年(1989)12/10制作。大工は寺尾町の浦野一郎。制作費は1、500万円(山車蔵、飾り金具含む)。 人形は「彦狭島王」。人形師は轄W月人形(高崎市)。制作費は幕・発電機こみで500万円。 彫師は不詳。木地仕上げは浦野一郎。棟飾りは「人物二体と龍」。向拝柱:右は「昇龍」、左は「降龍」。 幕は轄W月人形の作。上幕は「波と千鳥」。下幕は「松竹梅に鷹」。 先代は文化4年(1807)制作。今も彫物は再利用されている。 |
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石原町下三⇒山車蔵は石原町1360。東半田公民館山車倉庫。 =明治期制作。大工は不詳。 人形は「菅原道真」。人形師は今福人形店(本庄市)。 彫師は不詳。棟飾りは「松に鷹」。向拝柱:右は「昇龍」、左は「降龍」。 幕の作者は不詳。昭和58年制作。上幕は「赤地に波と宮の字」。下幕は「緑地に梅の木と花」。 |
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石原町下四⇒山車蔵は石原町2567。指出公民館山車倉庫。 =制作年、大工等不詳。 人形は「小鍛冶」。人形師は米福(本庄市)。 彫師は向拝柱は宮大工浦野師が細工。 彫師は不詳。向拝柱:右は「昇龍」、左は「降龍」。 |
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下横町⇒江戸期には新町の一部で「下ノ横町」と云われていたが、明治10年(1877)城主のための」栽園であった「前栽町」を合わせて新町から分離独立した。 =昭和6年(1931)12月制作。大工は町内の高橋房吉。 人形は「天照大神」。人形師は米福久(本庄市)。平成2年、衣裳直し。 上幕は「二見浦の旭日」。下幕は「鳳凰」。 平成5年2月、公民館・山車蔵の火事で本体・備品の多くが焼失、損傷するが、修復し平成10年、第24回高崎祭りより再び出せるようになった。 |
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砂賀町⇒山車蔵は砂賀町10 =大正3年(1914)3月吉日制作。大工は佐藤正貫。 人形は「恵比寿の神」。人形師は熱賀昭男(熊本市)。 彫師は向拝柱は宮大工の浦野師が細工。 棟飾り:唐破風造り 上段は「龍の鬼板」、下段懸魚は「鳳凰」。向拝柱:右は「昇龍」、左は「降龍」。 幕は丹頂堂の作。上幕は「赤地、鶴に亀」。下幕は「緑地、鶴と波」。 |
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南町⇒藩主安藤重信により慶安3年(1650)により名付けられた。 山車蔵は南町8。 =大正13年(1924)10月吉日制作。大工は高橋房吉(高崎市下横町)。 人形は楠木正成。人形師は山本鉄五郎(千代田区神田)。 彫師は不詳。棟飾りは唐破風屋根・鬼板・向拝柱・高欄と一対。向拝柱:右は「昇龍」、左は「降龍」。 幕は図案は北通町の新井道平。刺繍は今井。上幕は「赤地、菊の紋」。下幕は「青地、松や菊水に岩」。地幕は「紺地、波の千鳥、菊水」。 |
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和田町⇒昭和48年、新喜町+下和田町の一部が合併して誕生。 =大正11年(1922)8月吉日制作。新喜町として新調。 大工 等は不詳。 人形は菅原道真。人形師は山本福松(台東区浅草)。 彫師は池山正春。棟飾りは唐破風屋根・鬼板・高欄下欄間などに多数。向拝柱:右は「昇龍」、左は「降龍」。 幕は丹頂堂の作。上幕は「赤地、菊水」。下幕は「菅原道真、梅との別れ」。 |
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通町(通町山車保存会)⇒山車蔵は八千代町3丁目8。 =大正元年(1912)10月吉日制作。設計は富田幸太郎。大工(彫物も)は加藤初太郎。 人形は「乙姫」。モデルは5代目菊五郎。人形師は不明(中央区日本橋)。平成2年、皐月人形により修復。 彫師は加藤初太郎。棟飾り:鬼板は「松上の鶴」、下段懸魚は「波に亀」。向拝柱:右は「昇龍」、左は「降龍」。 幕は昭和63年、丹頂堂の作。上幕は「龍宮城」。下幕は「波と亀」。 |
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新町(あらまち)⇒屋台蔵は鶴見町にある。 =大正6年(1931)1月吉日制作。長さ3.95m。幅1,9m。高さ3.5m。 大工は篠谷こう。 人形は「健御名方冨命(諏訪明神)」。人形師は亀家清秀(千代田区神田)。 彫師は熊谷市の飯田彫師。棟飾りは「虹梁」。向拝柱:右は「昇龍」、左は「降龍」。 幕は北通町の新井道平の作。上幕は「朱羅紗地、雲に龍」。下幕は「青羅紗地、岩上の鷹と荒波」。 |
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八島町=大正13年(1924)1月吉日制作。大工は山本鉄。 人形は神功皇后。人形師は山本福松(台東区浅草)。 彫師は大里郡玉井之住 佐藤正貫。棟飾りは「龍」。向拝柱:右は「昇龍」、左は「降龍」。 幕は田町の鱗呂(うろころ)呉服店作で、上幕は「岩に波」。下幕は「孔雀に牡丹の刺繍」。昭和59年、300万円で刺繍刺し直し。 現山車が出来るまで道祖神屋台は2台あった。 |
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新田町=明治43年(1910)4/1制作。大工は不詳。 人形は浦島太郎。人形師は山本福松(台東区浅草)。 彫師は不詳。棟飾りは「龍」。向拝柱:右は「昇龍」、左は「降龍」。 上幕は「龍と荒波」。下幕は「亀と岩と波」。 |
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【廃絶】 嘉多町=明和8年(1771)制作。人形は弁慶。「更正高崎旧事記」に記載あり。 四ッ屋町=正徳元年(1711)制作。人形は大黒天。人形のみ現存。 大橋町=人形は神武天皇。 中紺屋町=人形は鞍馬山僧正。「更正高崎旧事記」に記載あり。 鞘町=昭和11年(1936)制作。昭和20年、空襲により焼失。大太鼓のみ保存。 昭和54年(1979)発足の鞘町神輿 高崎右京会がある。 元紺屋町=延享年間(1744〜47)制作。人形は海老。「更正高崎旧事記」に記載あり。 檜物町=昭和初期頃までに松井田町に売却されたと言われる。 横町=大正2年頃制作。屋台形式。椿町の奥村某の作。 弓町=大正6年(1917)制作。人形は翁。岩槻の作。幕は九蔵町の大黒屋呉服店の作。 昭和62年、焼却処分。人形と太鼓のみ保存。 宮元町=大正4年の御大典に合わせ荷車を利用して暫定的に作った。 |
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飾り屋台は享保2年(1717)頼政神社の祭典の記録に見え、明治2年(1869)まで続いた。最終的には明治8年であった。最盛期は24台あった。 明治維新により高崎藩主が東京に移動してからは、頼政神社祭礼が廃り、大型の山車が作られるようになるが、やがて市街地に電車が走り、電線架線のため大型の山車は曳行出来なくなり、他町に売られ小型の山車が作られるようになり道祖神の祭りとなった。 市政施行の5年ごとに全山車が出る。また道祖神祭り(1/中旬土曜・元14日)に出す町もある。 |
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赤坂町94 | 高崎神社 (公式HPへ) |
4/3 | 神輿 | 休止 |
獅子舞 | 並榎町獅子舞保存会 | |||
10/18、19 | 秋祭り | |||
旧・県社。旧称は熊野神社。氏子は旧市域の47町の他江木町・飯塚町。 | ||||
並榎町獅子舞保存会=昭和43年(1968)発足していらい毎年奉納。10時頃に並榎町を出発し、高崎神社まで巡行する。神社境内で奉納し、その後、ホワイトインの中で崇敬会の会員の前で舞う。 | ||||
神輿=元禄14年(1701)から出されるようになり4/3に出されていたが戦後は出ていない。 | ||||
寛政9年(1797)の「高崎町奉行日記」には9/18、19の熊野神社祭礼では各氏子町からは出し物があり、本町・嘉多町・相生町・四ッ屋町・常盤町からは「かたり物」、赤坂町からは「子供俄おどり」が出された。また本町三丁(現・本町1〜3丁目)からは「練もの」が出されたとある。 | ||||
宮元町143 | 頼政神社 | 5/26(毎年) | 神事 | 氏子は宮元町(第一、第二、第三)、竜見町(第一、第二、第三)、柳川町(東部、西部、中部)、寄合町、山田町、椿町 |
神輿行列、飾屋台廃絶 | ||||
「更正高崎旧事記」によると、1月25日の夕方前に檜物町(または鍛冶町)と羅漢町が獅子舞を出し、神前で舞った。 翌26日には神輿行列が出された。この行列には各町の飾屋台、猿田彦大神、檜物町または鍛冶町の獅子舞(前獅子)、神馬、各種の幟、鉾、弓、御幣、神輿、羅漢町の獅子舞(後獅子)などから成る。 このような神輿行列は明治2年までは数年おきに行われ、その後も同8年までは変則的・断続的に行われた。 飾屋台は24台で、連雀町、鞘町、新町、田町、九蔵町、本町1丁目、同2丁目、同3丁目、寄合町、中紺屋町、新田町、南町、砂賀町、通町、元紺屋町、嘉多町、歌川町、四ッ屋町、白銀町、相生町、常盤町、赤坂町、住吉町、高砂町だった。 |
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南町1−3 | 愛宕神社 | 6/24&9/24 | 神事 | 氏子は新田町、南町、和田町1丁目、若松町 |
安永9年(1780)の古文書(「高崎市史」第三巻所収)によれば、「新田町、南町、新喜町が前日より幟を立て、愛宕神社の境内にこれらの町がいろいろな造物を出したという。また童相撲があったほか、夜には町中が提灯を出し、人々が参詣群集したという。翌24日には湯立があり、竜宝寺の別当が社頭で柴燈護摩を修した」とある。 | ||||
■塚沢地区 ⇒貝沢、岩押、高関、江木、飯塚 |
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貝沢町332 | 五霊神社 (公式HPへ) |
3/19 | 春祭り | |
10/9 | 獅子舞 | |||
岩押町44 | 八幡宮 | ? | ― | |
高関町185 | 諏訪神社 | ? | ― | |
江木町1174 | 江木神社 | ? | ― | |
飯塚町544 | 飯玉神社 | ? | ― | |
■片岡地区 ⇒石原、乗附(のつけ)、寺尾 |
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石原町1247 | 小祝神社 | 4/19&10/19 | 神楽 | |
乗附町903 | 家隆神社 | 10/19 | 神輿 | 獅子舞 |
寺尾町679 | 石神社 | ? | ― | |
■佐野地区 ⇒上佐野、下佐野、佐野窪、下之城、上中居、下中居、新後閑(しごか)、和田多中(わだたなか) |
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上佐野町495 | 常世神社 | ? | ― | |
上中居町1228 | 上中居諏訪神社 (公式HPへ) |
7/下旬 | 夏祭り | 隔年で神楽殿で舞楽など |
8/末日 | 子供神輿 | |||
下中居町454 | 飯玉神社 | ? | ― | |
下之城町363 | 諏訪神社 | ? | ― | |
新後閑町270 | 琴平神社 | 4月・10月/10 | 太々神楽 | 氏子は琴平参道町、新後閑町、和田多中町、双葉町、北双葉町、栄町 |
■六郷地区 ⇒筑縄、上小鳥、下小鳥、上小塙(かみこばな)、下小塙、上並榎 |
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上小鳥町565 | 諏訪神社 | ? | ― | |
下小鳥町2 | 幸宮神社 | ? | ― | |
上小塙町564 | 烏子(すないご)稲荷神社 | 4月&10/連休(元・15) | 山車1台 | 飾り付け |
■新高尾地区 ⇒新保、新保田中、日高、中尾 |
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新保町山王411 | 日枝神社 | ? | ― | |
新保田中町577 | 八幡神社 | ? | ― | |
日高町702 | 富士神社 | ? | ― | |
中尾町1056 | 熊野神社 | ? | ― | |
■中川地区 ⇒小八木、大八木、正観寺、井野、浜尻 |
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小八木町14 | 鏡宮神社 | ? | ― | |
大八木町712 | 大八木町諏訪神社 | 10/連休 | 獅子舞 | |
大八木の獅子舞=市指定重要無形民俗文化財。前獅子・中獅子・後獅子の3人と、天狗面と鳥兜を被ったカンカチ1人、大黒面を付けた大黒様1人の5人からなる。 獅子頭の裏に「宝暦10年(1760)10月7日当国碓氷郡下豊岡村彫刻師鈴木与七作」と墨書きあり。 |
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正観寺町981 | 諏訪神社 | ? | ― | |
井野町1312 | 井野神社 | ? | ― | |
浜尻町692 | 諏訪神社 | ? | ― | |
■長野地区 ⇒行方(ぎょうりき)、楽間、菊地(きくぢ)、我峰(旧・吾嶺)、浜川、北新波、南新波、西新波 |
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行方町304 | 榛名神社 | ? | ― | |
楽間町96 | 榛名神社 | ? | ― | |
菊地町195 | 抜鉾神社 | ? | ― | |
我峰町263 | 我峰八幡神社 | 10/連休 | 山車1台 | 境内に倉庫あり |
部材に弘化5年の銘あり。永らく解体保存されていたが、平成8年に復元復活。 | ||||
浜川町1121 | 榛名神社 | ? | ― | |
北新波町300 | 諏訪神社 | ? | ― | |
南新波町636 | 南新波稲荷神社 | ? | ― | |
■大類地区 ⇒上大類、宿大類、南大類、中大類、下大類、柴崎 |
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上大類町1036 | 御嶽山神社 | ? | ― | |
宿大類町1429 | 熊野神社 | ? | ― | |
南大類町692 | 大住神社 | ? | ― | |
中大類町1429 | 熊野神社 | ? | ― | |
柴崎町801 | 進雄神社 (公式HPへ) |
4/9 | 隔年に稚児行列 | 太々神楽、福投げ |
10/9 | 太々神楽、福投げ | |||
■岩鼻地区 ⇒矢中、岩鼻、東中里、台新田 |
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岩鼻町211 | 赤城神社 | ? | ― | |
東中里町278 | 火雷若獅子神社 | ? | ― | |
台新田町33 | 稲荷神社 | ? | ― | |
■倉賀野地区 | ||||
倉賀野宿の規模は11町38間(約1.2km)、上町・中町・下町の3町で構成され、天保14年(1843)に編纂された「中山道宿村大概」によると、本陣1軒、脇本陣2軒、旅籠32軒、家屋297軒、人口2031人と記録されている。 | ||||
倉賀野町1263 | 倉賀野神社 (公式HPへ) |
1/14&5/5 | 神輿 | |
山車 | 中町 | |||
屋台1台 | 上町、南町 | |||
4/19&10/19 | 中学生神輿 | |||
太々神楽 | 巫女舞 | |||
獅子舞 | 田子屋 | |||
神輿=昭和33年(1958)の「御造営七百年祭」以降出されていなかったが、平成2年修復し神幸祭が復活。 屋根裏の組材に「天明五乙巳歳九月吉旦」「須賀七代庄兵衛吉抵妻圓」と刻まれている。須賀家は倉賀野宿の脇本陣の家で、七代庄兵衛は宿の年寄・名主役を勤め、天明3年に亡くなっている。その後に隠居した妻、お圓さんが天明5年(1785)に飯玉宮(現在の倉賀野神社)に奉納したものである。 また墨書に「天明四歳甲辰十月造之」、「細工人大阪北御堂前宮屋九郎兵衛義林代」と書かれている。 |
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中町(共和会)⇒山車蔵は中町1593−1。昭和58年(1983)建造。 =四輪。江戸型。明治7年制作。昭和3年(1928)の御大典に際して高崎・本町1丁目より3000円で購入。幅2.5m。高さ5m(高欄まで)。 平成25年(2013)修復。堂宮入秀社寺建築による。 人形は「浦島太郎と猩々」。人形師は4東京・横山共之。 上幕は「赤地、岩と波」。下幕は「松と屏風」。 初代?は倉賀野町大火により安政3年(1856)焼失。 先代は高崎・本町1丁目より購入。明治8年(1875)の「倉賀野中町年番萬寿記」によると明治8年(1875)10月27日に、飯玉宮(倉賀野神社)拝殿の上棟と祭礼に際して、高崎・本町1丁目より矢台代金40円、総費用45円42銭1厘で購入するが、明治43年(1910)の大水害で山車・山車蔵とも流失。 |
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上町(倉上)⇒山車蔵は倉賀野神社境内。平成8年建造。以前は神楽殿の下に解体保存。 =三輪。明治35年(1902)制作。大正6年(1917)に上の部分を改造。平成5年大修復され太鼓も復活。長さ2m。幅2m。高さ4m。 南町=2019年1月20日、山車蔵完成式典。この日に旧・山車蔵より移転。エフズ スタイル建造。 詳細は不祥。 |
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太々神楽=文化7年(1810)の「太々神楽練習奉候」という文書が残されている。その後倉賀野町では神楽の組が無くなり他の神社より神楽の組を招いて太々神楽を奉納していたが、氏子の人により平成元年より奉納を再開した。 | ||||
倉賀野町 | 諏訪神社 | 8/26 | 三輪屋台1台 | 下町 |
下町(倉下)=8/16の閻魔堂の例大祭と8/26の諏訪神社例大祭に奉供される。また年によっては倉賀野神社祭礼にも奉供される。 | ||||
倉賀野町1437 | 井戸八幡宮 | 8/22、23 | 神輿 | |
山車1台 | 田屋町 | |||
神輿=宮神輿。制作年 等は不祥。毎年は出ない。特別な年に出す。 | ||||
田屋町(誠友会)=道祖神屋台。 | ||||
紹介HPへ 昭和30年代までの倉賀野では、今日1月14日の晩は各地区【上町、仲町、下町、南町、田屋町(大門ともいう)、田小屋町、正六】から山車が出て、町内は山車の行列で、町民がたくさん繰り出し、誠に賑やかでした。太鼓の音、笛の音、鉦の音が入り乱れ、その雰囲気は殺気に満ちてました。
というのは、倉賀野町は今では高崎市に属し、敢て言うならば文化的行事が殆どなくなりましたが、昭和33年頃までの当時は町長や多数の町会議員が存在し、その他、各地区にそれぞれ指導的な人や有力者がいて、我が町内こそ最も勢力があるかの如く振舞い、それを他の地区に見せつけるように町内別にそれぞれが強い仲間意識と対抗意識ありました。 1月14日の晩とは、翌朝に烏川の河川敷で、各町内ごとに正月飾りの門松などを集めて焼却する「道祖神」で、通称「どんど焼き」の風習があり、その前夜祭です。「どんど焼き」では町民は総出で各自が餅や枯れ枝に刺した繭玉を持ち寄って、燃えてる道祖神の火でそれを炙り、食べたものです。近くでは山車が道祖神のための独特のリズムを叩いています。 ですから、1月14日の晩と15日の朝は町中がお祭り騒ぎとなり、今では考えられない程、それは賑やかな倉賀野町の一大イベントでした。前夜祭の最後では、つまり午後8時から10時頃までは、各町内の山車が倉賀野の中心地である駅前の四ッ角【通称・重田屋付近・現中町信号】付近に集まり、互いに四方八方から向い合い、大きな音で、太鼓や鉦、笛で奏でます。この殺気だった雰囲気はもう町内対抗戦を呈しています。 |
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倉賀野町1262 | 冠稲荷大明神 | 4/8 | 山車焼失 | |
冠稲荷大明神は明治42年に倉賀野神社に合祀したが、昭和11年再建。 令和6年9月9日の上毛新聞によると、9月9日、神社敷地内にあった木造平屋建ての山車の山車蔵が全勝、中に保管されていた山車を焼失。 この山車は横町の保管で約60年前に購入。最後に使われたのは30年ほど前らしい。 |
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■京ヶ島地区 ⇒京目、島野、木島名、矢島、西島、大沢、萩原 |
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京目町1741 | 和泉神社 | 3/15&10/9 | 山車5台 | 戦後は出なくなった |
昭和54年10/8に県道高崎駒形線道路完成記念祝賀記念行事に久々に出た⇒上京目3台(北小路、上組、大河原組)、中京目、下京目 | ||||
北小路=解体保存。和泉神社境内の倉庫に保管。 上組=解体保存。京目町1235−2。上京目公民館近く。 大河原組=解体保存。白壁の蔵に保管。 中京目(中小路)=解体保存。和泉神社境内の倉庫に保管。 下京目=解体保存。下京目文化財倉庫に保管。京目町交差点近く。 |
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島野町676 | 島名神社 | ? | ― | |
矢島町20 | 鈴宮神社 | ? | ― | |
矢島町703 | 彦島神社 | ? | ― | |
萩原町485 | 八幡神宮 | ? | ― | |
■滝川地区 ⇒上滝(かみたき)、滝、下滝、西横手、宿横手(しゅくよこて)、中島、下斎田(しもさいだ)、八幡原(やわたばら) |
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上滝町1004 | 滝宮神社 | ? | ― | |
西横手町292 | 富士神社 | ? | ― | |
中島町518 | 榛名神社 | ? | ― | |
下斎田町76 | 諏訪神社 | ? | ― | |
◎旧・碓氷郡 | ||||
■豊岡地区 ⇒上豊岡、中豊岡、下豊岡 |
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下豊岡町40−3 | 八坂神社 | ? | ― | |
下豊岡町甲1428 | 若宮八幡神社 | ? | ― | |
■八幡地区 ⇒八幡、鼻高、藤塚、剣崎、若田、下大島、町屋、金井淵 |
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八幡町655 | 上野國一社八幡八幡宮 (公式HPへ) |
4/1日曜 | 神楽 | 旧・郷社 |
11/3 | 神楽、剣崎獅子舞 | |||
【八幡町の鳥追い祭り】 1/2日曜。屋台4台。 上下組(上町+下町)、東組、西組、南(大門)組 |
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鼻高町818 | 天満宮 | ? | ― | |
藤塚町123 | 天照皇大神宮 | ? | ― | |
下大島町1 | 大嶋神社 | ? | ― | |
町屋町857 | 諏訪神社 | ? | ― | |
金井淵町190 | 諏訪神社 | ? | ― | |
◎旧・多野郡 | ||||
■八幡地区 ⇒阿久津、根小屋、木部、山名 |
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山名町1581 | 山名八幡宮 (公式HPへ) |
4/15&10/15 | 神輿 | |
子供獅子舞 | 阿久津 | |||
屋台3台休止 | 木部、山名、根小屋 | |||
例祭は往古は3/28。明治42年に4/15&10/15とする。 | ||||
春秋の本祭に屋台8基が曳行された。これは一番・二番が阿久津の屋台、三番・四番が根小屋の屋台、五番が木部の屋台、六番・七番が山名の屋台、8番が根小屋の屋台であった。本祭で8台揃うのは明治末までで、屋台の組立と分解に手がかかることや、電線の架設、そして植え上信電車の架線 当で大正元年の曳行を最後に中絶。その代わりに正月の道祖神祭りに道祖神屋台を出すようになった。 ちなみに当時の屋台は根小屋・山名・木部に1台ずつ残っている。 |
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根小屋=鎮守の白髭神社に公民館と屋台小屋があり、平成4年4月12日に組立てみたが、その時に屋台の墨書きに『明治廿年十月二十九日 越後國三島郡尼崎町諏訪丁 生 上野國高崎駅南町四番地住 大工 棟梁 坂井忠吉 源 鎮賢 花押 作』とあり。 木部=昭和55年、文化財400年祭に組み立てた。 |
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阿久津=完全に消滅。 | ||||
山名町 | 道祖神 | 1/14、15 | 屋台1台 | 上中組 |
屋台が出なくなり代りに作る。他に道城組(休止中)、下組(老朽化廃絶)。 | ||||
【木部町納涼祭】 8月下旬、トマト選果場で開催。昭和62年(1987)より始まる。子供神輿で町を廻り、会場で歌・ダンス・踊り などを披露。 |
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◎旧・群馬郡箕郷町 生原(おいばら)、金敷平(かなしきだいら)、上芝(かみしば)、下芝(しもしば)、中野、西明屋(にしあきや)、東明屋、松之沢(まつのさわ)、矢原(やばら) 車郷(くるまさと):富岡(とみおか)、和田山(わだやま)、白川(しらかわ)、善地(ぜんじ) 相馬:柏木沢(かしわぎざわ) 上郊(かみさと):生原(おいばら) |
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箕郷町生原1728 | 厳島神社 | 3/15 | 例祭 | |
箕郷町金敷平487 | 大山祇神社 | ? | ― | |
箕郷町上芝891 | 白山神社 | ? | ― | |
箕郷町上芝923 | 白山神社 | ? | ― | |
箕郷町上芝1019 | 白山神社 | ? | ― | |
箕郷町上芝1072 | 八坂神社 | ? | ― | |
箕郷町下芝277 | 龍宮神社 | ? | ― | |
箕郷町西明屋4 | 八幡宮 | ? | ― | |
箕郷町東明屋512−2 | 諏訪神社 | 4/上旬&10/上旬 | 獅子舞 | |
箕郷町松之沢371 | 榛名若御子神社 | ? | ― | |
箕郷町矢原146 | 大山祇神社 | ? | ― | |
箕郷町矢原843 | 諏訪神社 | ? | 山車 | 箕郷町唯一の山車 |
箕郷町富岡254 | 飯玉神社 | ? | ― | |
箕郷町和田山104 | 熊野神社 | ? | ― | |
箕郷町和田山227 | 菅原神社 | ? | ― | |
箕郷町白川951 | 白川神社 | ? | ― | |
箕郷町善地1641 | 月波神社 | ? | ― | |
箕郷町柏木沢108 | 今宮八幡宮 | ? | ― | |
箕郷町生原1739−1 | 11/23 | 獅子舞 | ||
【箕郷ふるさと祭り】 7月下旬、箕郷ふれあい公園(箕郷町西明屋740)で開催。主催は箕郷ふるさと祭り実行委員会(高崎市箕郷支所 産業課)。 昼間は神輿や山車のパレード、キャラクターショーやフリーマーケットが行われ、夜は花火。 |
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◎旧・群馬郡群馬町 堤ヶ岡:菅谷(すがや)、中泉(なかいずみ)、福島(ふくしま)、三ツ寺(みつでら)、棟高(むなだか) 国府:東国分(ひがしこくぶ)、西国分(にしこくぶ)、引間(ひきま)、後疋間(うしろひきま)、塚田(つかだ)、稲荷台(とうかだい)、冷水(ひやみず)、北原 金古(かねこ):金古、足門(あしかど) 上郊(かみさと):中里(なかざと)、保渡田(ほどた)、井出(いで) |
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菅谷町1277 | 瀧宮神社 | ? | ― | |
中泉町1 | 八幡宮 | ? | ― | |
福島町254 | 浅間神社 | ? | ― | |
三ツ寺町1120 | 諏訪神社 | 3/最終日曜 | 獅子舞 | 三ツ寺町諏訪神社獅子舞保存会 |
棟高町1 | 胸形神社 | 10/9頃の土日 | 祭太鼓 | |
東国分町530 | 神明宮 | ? | 祭太鼓 | 東国分祭太鼓保存会 |
西国分町474 | 熊野神社 | ? | ― | |
引間町772 | 諏訪神社 | ? | ― | |
後疋間町127 | 福守神社 | ? | ― | |
塚田町208 | 菅原神社 | ? | ― | |
稲荷台町347 | 稲荷神社 | 4/29 | 祭太鼓 | 稲荷台祭太鼓保存会 |
獅子舞休止 | ||||
冷水町1 | 神明宮 | ? | ― | |
北原町439 | 神明宮 | 10/中旬 | 祭太鼓 | 獅子舞休止 |
金古町1351 | 金古諏訪神社 | 10/1日曜(元・9) |
屋台6台? | 4年に1度。最近は平成27年 |
子供みこし | 内金古、橋向、諏訪 | |||
獅子舞 | 諏訪土俵 | |||
神賑 | ||||
【2016年の出し物】 獅子舞、正式参拝、開会式に続く。順番は抽選 ※祭り太鼓は大祭の年には巡行する屋台で演奏 四ッ家地区の和太鼓、王塚地区の八木節、愛宕地区の祭り太鼓、王塚地区の婦人会踊り、内金古・橋向地区の和太鼓、下宿地区の祭り太鼓、下宿地区の祭り太鼓、六区ノ二地区の祭り太鼓、諏訪地区の婦人会踊り、内金古・橋向・諏訪地区の子供神輿お練り、中宿・上ワ組地区の和太鼓、上宿地区の祭り太鼓 |
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金古上宿(2区)=市指定重要有形民俗文化財。「金古年代記」によると宝暦9年(1758)に開始とある。群馬県の屋台では最古にあたる?。 金古上7組、金古中宿=屋台あり?。 金古下宿=屋台あり。 金古四ツ屋愛宕(3区)=本格的な屋台。 金古町土俵(4区)=本格的な屋台。 金古町王塚(28区)=本格的な屋台。 |
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足門町529 | 八坂神社 | ? | ― | |
中里町49 | 猿田彦神社 | ? | ― | |
保渡田町905 | 白山神社 | ? | ― | |
保渡田町1800 | 保渡田諏訪神社 | 4/2日曜 | 獅子舞 | |
保渡田諏訪神社獅子舞=市指定重要無形民俗文化財。稲荷流。約48種類の踊りを保有。春秋の指令の時に、天狗・カンカチを先頭に先獅子、中獅子、後獅子4名が演舞しながら保渡田内を巡る。 | ||||
保渡田町乙318 | 榛名神社 | ? | ― | |
井出町1795 | 井堤神社 | ? | ― | |
◎旧・群馬郡倉渕村 ⇒三ノ倉(さんのくら)、岩氷(いわこおり)、権田(ごんだ)、川浦(かわうら)、水沼(みずぬま) |
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倉渕町三ノ倉1643 | 神明宮 | ? | ― | |
倉渕町権田60 | 椿名神社 | 4/3&11/23 | 太々神楽 | |
倉渕町川浦3083 | 川浦諏訪神社 | 4/20 | 獅子舞 | |
川浦諏訪神社の獅子舞=市指定重要無形民俗文化財。元和2年(1616)信州の上田市在生島足島神社より勧請したと伝えられる。春祭りに奉納。 舞歌の中に「京で生まれて伊勢育ち」の歌があることから、関西から信濃を経て当地に伝えられたと思われる。 |
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倉渕町水沼352 | 水沼神社 | 10/18 | 獅子舞 | |
【くらぶちの夏祭り】 8月中旬、14:30〜20:30、倉渕支所前庭(旧・村役場前)にて行われる。 主催はくらぶちの夏祭り実行委員会(倉渕支所産業課)。 倉渕中学音楽部の演奏、三ノ倉花車囃子、盆踊り、神輿、出店、ビンゴゲーム、花火大会などが行われる。 |
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◎旧・多野郡新町 | ||||
【新町ふるさと祭り「山車・神輿祭り」】 8/上旬、(隔年。西暦奇数年)に行われる。山車10台が出る。 平成4年に、それまで区長会・商工会・八幡商店会等で行っていた夏祭りを統合して「新町ふるさと祭り」として実施するようになった。以後、平成15年から商工会青年部の神輿祭りが統合して行われている。 西暦偶数年は11月1日曜に【神流川合戦】が行われる。 これは戦国時代の戦い・神流川合戦の歴史絵巻を再現する。滝川一益の出陣式や神流川合戦太鼓、東音頭、武者行列等が行われる。 |
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1区(宮本町)=明治16年の鉄道開通記念に購入。山車請負と人形師は三代目原舟月。 2区(仲町)=市指定重要有形民俗文化財。山車。明治16年の鉄道開通記念に購入。山車請負と人形師は三代目原舟月。人形は「武内宿禰」。費用は600円。大きな木箱は「四方幕・大幕」、中型の木箱は「彫刻類・錦旗・擬宝珠」保管。この大きな木箱に明治15年9月、三代目原舟月と墨書きあり。 高さ1.8m。 小型山車もある。 3区(橋場町)=市指定重要有形民俗文化財。踊り屋台。明治16年の鉄道開通記念に購入。人形師は原舟月。 4区(笛木町北部) 5区(諏訪町) 6区(八坂町) 7区(川岸町) 8区(笛木町南部のJR以北) 9区(南町)=屋台。昭和59年購入。愛媛県丹原町⇒西条市中野中ノ段⇒地蔵原⇒新町第9区 10区(笛木町南部のJR以南)=平成15年(2003)制作。 |
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新町2522 | 新町八幡宮 | 8/上旬 | 神輿 | |
山車3台(上三町) | 宮本町、仲町、橋場町 | |||
落合宿・天神の獅子舞 | ||||
神輿=市指定重要有形民俗文化財。享和元年(1801)復元。以前のは寛政5年(1793)の大火で焼失。年番の町が落合宿=上三町(宮本町、仲町、橋場町)の御旅所を廻る。 | ||||
天神の獅子舞=市指定重要無形民俗文化財。天神地区(2区)の人に伝承している稲荷流獅子舞。雄2頭、雌1頭の1人立ち3頭獅子。 元禄4年(1691)落合宿で八幡宮再建のおり、新町産の一本桐で獅子頭を新調したと云われている。 獅子3頭のほか天狗とカンカチが加わり、笛の伴奏がある。 |
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新町557 | 諏訪神社 | 8/上旬 | 神輿 | 旧・笛木村の鎮守 |
山車3台(下四町) | 笛木・諏訪・川岸・八坂町 | |||
笛木宿の獅子舞 | ||||
神輿=市指定重要有形民俗文化財。享和元年(1801)頃制作。台輪寸法は3尺5寸。明治中期まで獅子舞が先導して四神幡・太鼓 等を連ね下四町(笛木・諏訪・川岸・八坂町)を廻る。 | ||||
諏訪神社の獅子舞=市指定重要無形民俗文化財。安政3年(1856)創設。稲荷流・阿久津派の獅子舞。 かつては天狗の先導により雄2頭、雌1頭とカンカチが加わり、横笛の音に合わせて町内を舞い歩いた。 最近では春・秋の祭典、元旦祭に奉納している。 |
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◎旧・群馬郡榛名町 | ||||
■室田地区(旧・群馬郡) ⇒上室田村、中室田、下室田、榛名山 |
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上室田町2885 | 榛名神社 | ? | ― | |
中室田町乙190 | 大山祗神社 | ? | ― | |
下室田町559 | 諏訪神社 | ? | ― | |
下室田町919 | 大森神社 | ? | ― | |
下室田町2326 | 諏訪神社 | ? | ― | |
下室田には上町、仲町、宮本町、下町の4台の山車がある。 | ||||
榛名湖町844 | 黒髪山神社 | ? | ― | |
榛名山町甲849 | 榛名神社 | 5/8 | 神輿 | |
榛名神社神代神楽 | ||||
榛名神社神代神楽=県指定重要無形民俗文化財。神楽殿で奏上される神楽舞。男舞22座、巫女舞14座の36座の演目がある。2/15の神楽始式、5/5の端午祭、5/8の神輿渡御祭 などで舞われる。 | ||||
■里見地区(旧・碓氷郡) ⇒上里見、中里見、下里見、上大島 |
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上里見町1657 | 春日神社 | 10/3土日 | 山車3台 | 神山下町、神山本町、神山仲町 |
中里見町1844 | 浅間神社 | 10/3土日 | 獅子舞休止 | |
下里見町1443 | 郷見神社 | 10/3土日 | ||
■久留間地区(旧・群馬郡) ⇒高浜、本郷、神戸、三ッ子沢(みつごさわ)、白岩、十文字、宮沢 |
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高浜町955 | 駒形神社 | |||
高浜町997 | 白山神社 | |||
高浜町1981 | 白山神社 | |||
本郷町644 | 榛名木戸神社 | ? | ― | |
本郷町1086 | 本郷神社 | ? | ― | |
神戸589 | 戸榛名神社 | ? | 神楽休止 | |
三ツ子沢町3 | 諏訪神社 | ? | ― | |
白岩町450 | 白山神社 | ? | ― | |
十文字289 | 車持神社 | ? | ― | |
宮沢847 | 抜鉾神社 | ? | ― | |
【榛名ふるさと祭り】 10/3土日、メイン会場は榛名支所前庭(下室田町900−1)にて開催。他にJAはぐくみ営農センターでは農業まつり、町体育館では商工産業祭も開催。 2015年で32回を数える。 土曜:榛名中学校吹奏楽部の演奏で幕開け。榛名音頭保存会、榛名水神太鼓保存会による演奏、婦人会の八木節、山車7基〔神山本町、神山仲町、神山下町、下室田宮本町、下室田上町、下室田仲町、下室田下町〕・神輿の町内への巡行と会場への入場。 日曜:獅子舞(宮谷戸諏訪神社獅子舞、上神蕨平獅子舞、斉渡北野神社獅子舞子供みこし、八木節保存会、仮面ライダーショーやフィナーレにはビンゴゲームが行われ、宝船に積まれた野菜の無料配布で終了。 |
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◎旧・多野郡吉井町 | ||||
■吉井地区(旧・多野郡) ⇒吉井町、矢田、池、塩川、長根、下長根、片山、本郷、小棚 |
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【吉井ふるさと祇園まつり】 7/下旬開催。祇園祭が母体となり、周辺のおまつり広場を中心として、文化ホールではフラダンス、創作ダンス、カラオケ発表会など。 山車巡行、神輿、だんべえ踊りもある。 |
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吉井町吉井322 | 吉井八幡宮 (八坂神社) |
7/20過ぎの土曜 | 神輿2基 | |
山車2台 | 上組、下組 | |||
氏地は吉井、塩川、下長根、川内 | ||||
上組(かみぐみ)⇒町の西。市指定重要有形民俗文化財。大工は町の宮大工の小菅喜十郎。彫師は高欄に「高崎市砂川町池山甚太郎」の墨書きがある。 下町(しもちょう)⇒町の東。市指定重要有形民俗文化財。行灯式山車。地元では「屋台」と云われている。 大正期に本庄市の山車を購入か?大正4年に修復。人形は等身大の鍾馗であるが、現存していない。剣(結城屋保管)は残っている。これは昭和30年3月の吉井町西部の大火事のため焼失と思われる。 元はせり上がり式だったが、昭和30年頃に町内の小菅喜十郎(小菅喜十郎の長男)により改修。 明治期の山車は吉井町神保に売却と云われる。 |
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西吉井(住宅団地)=平成元年、 高崎市上石原より購入。 |
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吉井町矢田424 | 日枝神社 | ? | ― | |
吉井町池1226 | 大宮神社 | ? | ― | |
吉井町塩川 | 八王子神社 | ? | ― | |
吉井町長根535 | 長根神社 | 4/2日曜&10/2日曜 | 神楽獅子舞、獅子舞 | |
神楽獅子舞=市指定無形民俗文化財。寛政年間(1789〜1800)、伊勢の国から来た旅人が中長根の名主江原家に泊まり、そのときに伝えたものといわれ、歌詞にも関西地方の地名や名所等が多く入っている。囃子方に鼓が入る。 以前は神楽殿で舞われていたが、今は座敷、または土間にゴザを敷いた上で、一人が頭と前足、一人が後持ち(後ろ足)となり、頭に付けたホカンと呼ばれる大きな布をかぶり、二人一組で舞う。演目は「悪魔祓い、広庭、岩、子持ち」。神社までの行き帰りに神楽堂(輿)を担いで練り歩く時の道中囃子がある。 |
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獅子舞=市指定無形民俗文化財。古老の口伝によれば、元禄年間(1688〜1703)以前から伝わるという。五穀豊穣、悪疫防止を神仏に祈願し、合わせて近隣同士の融和を計る意図から、当時の恩行寺住職が前頭を、当時の名主が後頭を、中頭を村一円で調達したという。 舞の流派は稲荷流で、甘楽町秋畑那須の獅子連を招いて指導を受け習得したといわれる。以前は宿神明宮に奉納されていたが、合祀により長根神社に奉納されるようになった。 |
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吉井町本郷832 | 穂積神社 | ? | ― | |
■多胡地区(旧・多野郡) ⇒多胡、高(たか)、神保、塩、大沢、東谷(ひがしや) |
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吉井町神保435 | 辛科神社 | 4/9&10/9 | 太々神楽 | 旧・郷社 |
山車廃絶? | 大正初期に吉井町下町が売却と伝わる | |||
吉井町大沢・東谷入会地 | 住吉神社 | 3/最終日曜(元・28) | 例祭 | 戦前は神楽・獅子舞 |
■入野地区(旧・多野郡) ⇒小串(おぐし)、黒熊、深沢、石神、中島、小暮、馬庭、岩井、多比良 |
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吉井町小串 | 猿田彦神社 | ? | ― | |
吉井町黒熊877 | 黒熊浅間神社 | ? | ― | |
吉井町石神1 | 大武神社 | ? | ― | |
吉井町馬庭 | 飯玉神社 | ? | 獅子舞 | |
吉井町多比良3040 | 多比良神社 | 4/15頃の日曜 | 山車1台 | |
獅子舞 | 多比良獅子舞保存会 | |||
■岩平地区(旧・甘楽郡) ⇒岩崎、上奥平、下奥平、坂口 |
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吉井町岩崎69 | 岩崎神社 | ? | ― | |
吉井町上奥平10 | 奥平神社 | 9月 | 三匹獅子舞 | 江戸期、高崎市阿久津町に行き教えを受けたと云われている。 |
吉井町坂口103 | 坂口神社 | ? | ― | |
≪安中市≫ 平成18年(2006)3/18、安中市+碓氷郡松井田町が合併。 |
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【鳥追い祭り】 原市の鳥追い祭り=原市(末広町・上町・仲町・下町)1/14に近い土日 (西暦偶数年)。地区開催。山車4台。 上磯部(新寺)の鳥追い祭り=1/14。子供会開催。 上人見・高野谷戸・二軒在家・鳥留の鳥追い祭り=1/14。子供会開催。 東横野8区(宮本地区)=1/14。 |
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■安中地区 ⇒安中宿、中宿、小俣、古屋、高別当(こうべっとう) |
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【あんなか祭り】 10/中旬(隔年=西暦偶数年)、現在は安中地区6地区(上野尻、谷津、伝馬町、下之尻、旧邸、高別当)と各団体が一同に会して行われる。 主催は公益社団法人 安中青年会議所。 2016年は6台(上野尻、谷津、伝馬町、下之尻、旧邸、高別当)。 最盛期は神輿2基、山車9台(中宿、下野尻、遠丸、伝馬町、谷津、上野尻、旧邸、米山、高別当)。 2016年は日曜:13:00〜21:00、山車自由運行。月曜:12:00〜21:00、山車連合運行。 |
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【戦後の安中祭り年表】※安中市史第三巻 民俗編参照 昭和24年:山車参加は上野尻・谷津・伝馬町・下野尻 昭和30年:同上 昭和31年:同上 御輿を出す 昭和45年:花車は谷津・伝馬町・下野尻。御輿は上野尻。 昭和46年:上野尻・谷津・伝馬町・下野尻参加 昭和48年:上野尻・谷津・伝馬町・下野尻参加 昭和53年:市制20周年記念で商工会参加。この年から隔年開催となる。谷津山車新調。 昭和55年:旧邸・遠丸加わる。旧邸が富岡市より山車購入。 昭和57年:米山加わる。米山山車新調。 昭和59年:中宿加わる。上野尻山車新調。 昭和61年:群銀の御輿が加わる。高別当山車新調。中宿が富岡市より山車購入。 平成6年:下野尻山車新調。 平成9年:群銀御輿が不参加。伝馬町が山車新調。 |
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安中689 | 熊野神社 | 4/10&10/10 | 神輿3基 | |
中宿690 | 諏訪神社 | 4/10&10/10 | 例祭 | |
糸繰り灯籠人形=国指定重要無形文化財。明暦年間に始まる。明治39年まで奉納。その後休止していたが、昭和28年(1953に境内で復活奉納。現在は不定期で境外公演されている。 和紙製の人形の中にカンテラを灯し、糸で操る別名「がんどう人形」と呼ばれる物で、夜間に公演され幻想的なものである。 |
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古屋530 | 野後神社 | 4/3&10/10 | 例祭 | 氏地は古屋、高別当 |
■原市地区 ⇒原市、郷原、簗瀬、嶺 |
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原市3451 | 榎下神社 | 4/15 | 春祭り | |
8/1日曜 | 神幸祭 | 獅子舞 | ||
氏子は1〜8区(梁瀬、八本木、嶺、杉名、茂木、下町、中町、上町)で当番制で神輿渡御が行われる。 行列は賽銭箱・子供が担ぐ大榊の輿・大天狗・錦の幟・神輿。 |
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郷原2804 | 日枝神社 | 4/10&10/10 | 例祭 | 明治2年(1869)に太々神楽奉納の記録あり |
簗瀬651 | 稲荷神社 | 4/14 | 例祭 | |
■磯部地区 ⇒東上磯部、西上磯部、上磯部、下磯部、大竹 |
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【磯部温泉まつり】 毎年8/14〜16に磯部温泉で開催。 14日は鮎のつかみ取りと落語。 15日は子供みこし(10:30〜15:00)、磯部温泉花火大会。 16日は温泉薬師灯篭流しと温泉薬師灯篭流し仕掛け花火。 |
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磯部1丁目12−21 | 赤城神社 | 8/15 | 神輿3基 | |
10/15 | 獅子舞 | 秋畑村より伝授の柳葉流獅子舞が、秋祭に当社境内と新寺旧諏訪社跡(合祀社)で奉納 | ||
下磯部甲137 | 礒部神社 | 3/27&10/15 | 例祭 | |
■板鼻(いたはな)地区 | ||||
板鼻2650 | 鷹巣神社 | 7/中旬土曜 | 神輿3基 | |
■東横野地区 ⇒鷺宮、中野谷、上間仁田、下間仁田 |
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鷺宮3308 | 咲前神社 (公式HPへ) |
4/1 | 太々神楽 | 鷺宮咲前神社太々神楽保存会 |
10/15 | 秋祭り | |||
鷺宮咲前神社太々神楽=市指定重要無形文化財。文化12年(1815)に高崎市石原町の小祝神社から伝えられたといわれる。神楽は12座あり、猿田彦大神(四方祓)、伊邪那岐命・伊邪那美命(国造りの舞)、鹿島大神・香取大神、天細目命・太刀雄命、誉田別大神(弓引きの舞)、稲倉大神(苗代種蒔きの舞)、天津摩良大神(刀鍛冶の舞)、両刀(草薙宝剣)、天狐(ヒョットコ餅投げの舞)、松尾大神(神酒造りの舞)、須佐之男大神(大蛇退治の舞)、事代主命(鯛釣りの舞)である。 | ||||
中野谷751 | 羊神社 | 3/15&10/15 | 例祭 | |
中野谷3069 | 中野谷神社 | 3/27&10/15 | 獅子舞休止 | 昭和58年(1983)以降休止。黒熊流獅子舞十二庭。太鼓銘に文久三年(1863)とあり |
■岩野谷地区 ⇒岩井、野殿、大谷 |
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岩井616 | 白山比盗_社 | 3/15 | 春祭り | |
10/15 | 獅子舞 | 岩井獅子舞保存会 | ||
野殿1910 | 白山比盗_社 | 3/15 | 春祭り | |
10/12・14 | 獅子舞 | 12日は中野殿内にある天神様、観音様、庚申塚で上演。14日は神社、お寺様で上演。 | ||
大谷267−1 | 白山比盗_社 | 3/15&10/15 | 例祭 | |
■秋間地区 ⇒東上秋間、西上秋間、中秋間、下秋間 |
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東上秋間1729 | 東神社 | 4/1頃の日曜 | 春祭り | |
10/15頃の日曜 | 獅子舞 | 東神社獅子舞保存会 | ||
獅子舞=箱に宝暦6年(1765)丙子11月吉日」の墨書きあり、それ以前から行われていたと思われる。 | ||||
西上秋間1851 | 飽馬神社 | 4/1 | 太々神楽休止 | 昭和10年頃まで鷺宮より呼んで奉じていた |
10/15 | 秋祭り | |||
中秋間741 | 大森神社 | 4/1&10/15 | 神楽廃絶 | |
下秋間1399 | 八幡宮 | 10/15頃の日曜 | 下秋間上組獅子舞 | 下秋間上組獅子舞保存会 |
下秋間2143 | 榛名神社 | 10/15頃の日曜 | 稲荷利流中組獅子舞 | 中組獅子舞保存会 |
■後閑地区 ⇒上後閑、中後閑、下後閑 |
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上後閑1559 | 榛名神社 | ? | ― | |
中後閑1479−4 | 中後閑神社 | 4/1&10/15 | 例祭 | |
下後閑1247 | 威徳神社 | 10/15頃の日曜 | 獅子舞 | 下後閑威徳神社獅子舞保存会 |
◎旧・碓氷郡松井田町 | ||||
■松井田地区 | ||||
松井田町新堀1055 | 諏訪神社 | ? | ― | |
松井田町新堀1497 | 八幡宮 | 10/15 | 山車 | 休止となり現在はまついだふるさと祭りに出している |
【まついだふるさとまつり】 10月中旬(2年に1度、あんなか市民フェスティバル(碓氷のつどい)に合わせて)13:00〜16:30、松井田文化会館(松井田町新堀)他で開催。山車みこしなど各種イベントが行われる。主催はふるさとまつり実行委員会。 前身は“松井田ふるさとまつり”。この時は8/下旬の土日(隔年)で開催。これは平成2年(1990)のふるさと創生事業の資金を元手に町おこしとして永らく曳かれていない八幡宮の山車を曳くことになった。 |
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■山車 坂本=慶長8年の頃の作。 南横町=明治期の作か?。大正10年頃に高崎で購入。人形は「児島高徳」。 上町=大正9年(1920)制作。大工は佐藤鷲七(高崎市)。飾り幕は西陣。人形は京人形師。 平成2年、まついだふるさとまつりに約50年ぶりに復活。以前は大正10年と昭和15年の2回だけ町中を巡行し、以降は大河原家の土蔵に保管されていた。 下町=約60年保管されていた。 北横町=明治33年4月に高崎市檜物町より購入。 森崎町=平成5年、前橋市日吉町より購入。人形は「赤穂浪士 大石内蔵助」。 往古は昭和初期に火災で焼失。 |
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■屋台 仲町=詳細不詳。 |
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■臼井地区 ⇒五料、横川 |
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松井田町五料2131 | 碓氷神社 | ? | ― | |
松井田町横川604 | 諏訪神社 | ? | ― | |
■坂本地区 ⇒坂本宿、峠町、入山、原、北野牧、西野牧 |
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松井田町坂本928 | 八幡宮 | 9/中旬 | 神輿 | |
松井田町峠1 | 熊野神社 | ? | ― | |
松井田町入山170 | 諏訪神社 | ? | ― | |
松井田町原226 | 白鬚神社 | ? | ― | |
松井田町北野牧乙18232 | 入山神社 | ? | ― | |
松井田町西野牧17289 | 御霊神社 | ? | ― | |
■西横野地区 ⇒二軒在家、人見、八城、行田 |
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松井田町二軒在家571 | 諏訪神社 | 3/下旬&10/下旬 | 例祭 | |
松井田町人見1691−1 | 大宮神社 | ? | ― | |
松井田町人見3161 | 諏訪神社 | ? | ― | |
松井田町八城164 | 先倉神社 | 10/15 | 人形浄瑠璃 | 八城人形浄瑠璃城若座保存会 |
松井田町行田1 | 気佐石神社 | 10/2日曜 | 獅子舞 | 行田獅子舞保存会 |
■九十九地区 ⇒下増田、国衙、高梨子、小日向 |
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松井田町下増田993 | 津雲神社 | 10/15頃の日曜 | 獅子舞 | 国衙獅子舞保存会、国衙の朝日神社を合祀 |
松井田町高梨子1490 | 碓村神社 | ? | ― | |
松井田町小日向1874 | 日枝神社 | ? | ― | |
■細野地区 ⇒上増田、土塩、新井 |
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松井田町上増田2926 | 八坂神社 | 10/15頃の日曜 | 太々神楽 | 上増田太々神楽御保存会 |
松井田町土塩222 | 神明宮 | 10/15頃の日曜 | 太神楽 | 土塩太神楽保存会 |
松井田町新井609 | 諏訪神社 | 10/15頃の日曜 | 獅子舞 | 新井獅子舞保存会 |
≪民俗芸能≫ 上増田(上増田太々神楽)、土塩(土塩太神楽)、松井田(新田獅子舞)、行田(行田獅子舞)、上増田(上増田獅子舞)、新井(新井獅子舞)、土塩(上組獅子舞・中組獅子舞)、新堀(森崎お囃子)、八城(人形浄瑠璃)、松井田(義太夫) ■中断中 五料(小竹獅子舞)、横川(横川獅子舞)、人見(大王寺獅子舞)、高梨子(高梨子獅子舞)、国衙(国衙獅子舞)、松井田(仲町お囃子) |
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【霧積ダム(霧積湖)】 昭和43年(1968)着工。昭和50年(1975)竣工。坂本の小字の湯ノ沢が水没。 |