石 川 県
≪枠 旗 ≫
住所 | 神社名 | 祭礼日 | 内容 | 備考 | |
≪七尾市≫ | |||||
◎旧・中島町 | |||||
中島町宮前ホ68―1―1 | 久麻加夫都阿良加志比古神社 | 9/20 | 枠旗20数本 | ||
旧・中島町の半分の氏子の22集落、19末社を有し“熊甲二十日祭の枠旗行事(お熊甲祭)”と呼ばれている。 20日の午前8時頃から、町内の各集落に鎮座する19末社の神輿が本社に参集して祭典が行われる。 各社の行列は猿田彦、社名旗、金幣、太鼓・鉦、御伽衆、神輿、枠旗と続く。この時の「イヤサカサー」の掛け声や鉦・太鼓の音は本当にも賑やかである。 それぞれの末社は到着順に境内に入り、神輿、枠旗を担ぐ若衆は拝殿へ駆け込み、さしあげを繰り返す。全神輿が勢ぞろいすると午前10時30分から本社では祭典にうつり、若い衆が鉦・太鼓を打ちならし、それに合わせて猿田彦が境内いっぱいに乱舞する。 その後拝殿で神事が行われ、約700m離れた加茂原の御旅所への渡御に移り、加茂原でのお練り行事となる。 |
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【熊甲祭に神輿の渡御がある境内末社は19社】 加茂社(宮前ホ部68−1−1)、市姫社(上町カ部78)、本宮社(山戸田ヲ部43)、八幡社(浜田子部3)、八幡社(横田レ部1)、白山社(谷内ヲ部94) 白山社(中島2部1)、愛宕社(中島8部82)、熊野社(中島32部19)、菅原神社(中島ハ64) 八幡社(横見リ部80−1)、菅原神社(田岸チ部64)、白山社(小牧ユ部53)、白山社(深浦ル部13)、加茂社(外リ部46)、加茂社(長浦レ部61乙)、人麿社(瀬嵐ク部79−3)、白山社(別所6部68)、 神明社(外原チ部18) |
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中島町藤瀬3−128 | 藤瀬比古神社 | 9/15 | 枠旗 | 18集落、17末社 | |
今も枠旗は出ているが、昭和初期まではもっと盛大に巡幸した。 | |||||
中島町豊田町ヲ42 | 日吉神社 | 9/15(元・16) | 枠旗11基 | 豊田、豊田町、土川、河崎、奥吉田、筆染、崎山 | |
笠師 | 笠忍比め神社 | 9/2土曜 | 枠旗1基 | 中笠師 | |
氏子は四地区で後の上笠師、下笠師、南側では神輿を出す。 | |||||
塩津 | 唐島神社 | 10/9 | 枠旗 | 上組、中下組、久々浦・柳浦組 | |
各組毎に大枠旗が出たが、昭和20年代以降は出なくなったので、55年に小枠旗に作り替えて出すようになる。 | |||||
◎旧・田鶴浜町 | |||||
白浜・深見 | 白比古神社 | 9/23 | 枠旗2基 | 往古は3基ずつ6基出た。 | |
吉田 | 気比古神社 | ? | 枠旗廃絶 | 明治期は7基。昭和39年以降は参加なし。 | |
◎旧・能登島町 | |||||
島別所 | ? | ? | 枠旗廃絶 | 昭和11年頃まで練る。 | |
無関 | ? | ? | 枠旗2基 | 境内と村に据え置き。昭和10年まで練る。 | |
閨(ねや) | 柴山神社 | 7/31 | 枠旗3基 | 昭和40年頃まで練った。境内で夜に練る。 | |
曲町9ー32乙 | 大宮神社 | 9/最終土曜 | 枠旗3基 | 昭和57年に能登島大橋開通記念に50年ぶりに練った。 | |
久木・田尻など一部の集落では据え置き。 | |||||
昭和58年発行の「能登島町史資料編第二巻」には枠旗祭が各集落に賑っていたと記されている。 | |||||
≪羽咋郡≫ | |||||
富来町 | |||||
八幡 | 八幡神社 | 枠旗廃絶 | 明治末期まであり。 | ||
笹波 | 藤懸神社 | 枠旗廃絶 | 4基あり。 | ||
大福寺 | 高爪神社 | 枠旗廃絶 | 大正後期には3基あり。 | ||
明治末期までは大小の赤い旗が出た。昭和初期までは一部の集落で出していた。 | |||||
志賀町 | |||||
明治末期までは秋祭りに各集落ごとに神輿渡御と共に枠旗が出た。 | |||||
★展示場 | |||||
【枠旗祭りの郷・祭り会館】 七尾市中島町横田1部148。 0767−66−2200。9:00〜17:00(入場は16:30まで)。定休日は月曜(祝日の場合は翌日)、12月11日〜3月10日(冬季休館)※予約があれば開館。 “中島町各地の枠旗を展示。ずらりと並ぶ天狗面も価値あり” |