岩 手 県

    ≪岩手地方≫

   
八幡平市、滝沢市
    岩手郡〔岩手町、葛巻町、雫石町〕

 

住所 神社名 祭礼 内容 備考

 ≪八幡平市≫
   
平成17年(2005)9/1、岩手郡西根町、松尾村、安代町が合併して誕生。
 ◎旧・岩手郡西根町
       平舘:平舘(たいらだて)、堀切
       大更(おおぶけ)
       田頭:田頭、平笠
       寺田:寺田、荒木田、帷子(かたびら)、上関(わせき)
平舘第24地割28 平舘八幡宮 9/14、15 神輿
山車1台 中断中
岩手山山伏神楽 旧・郷社
平舘第24地割78 駒形神社 7/17 例祭
堀切第2地割13 堀切神社 8/17 例祭
大更第19地割25 八坂神社 7/15頃の日曜 神輿  
山車1台 西根山車同好会。盛岡八幡宮より借りてくる
岩手山山伏神楽 西根さんさ踊り
 ≪行事案内≫
■山車出発・大更駅前にて記念撮影(9:30)
■八坂神社境内にて諸芸奉納・奉納相撲(11:00)
■山車の大更メインストリート運行(14:00)
■神輿出発(17:00)

山車運行終了(18:00)
大更第22地割102 厳島神社 8/7 岩手山山伏神楽
大更第33地割14 松尾神社 9/13 例祭
大更第47地割128 小清水神社 旧・9/15 例祭
田頭第24地割15 田頭稲荷神社 9/28 岩手山山伏神楽
平笠第11地割4 宮田神社 1/8(毎年) 平笠裸参り
5/3 平笠田植踊
平笠裸参り市指定無形民俗文化財。宮田神社から八坂神社まで約10kmの道のりを、神官を先頭に、法螺貝、幟旗、賽銭箱、燭台、お供え、御神酒、三本立、わらじ、俵、験竿、鈴の順番にそれぞれを携えて練り歩く平笠地区にて毎年開催されている伝統行事。
享保16年〜17年(1731〜32)に岩木山が噴火し溶岩流が流れた。この噴火を鎮静化を祈願するため、男性のみで行われたが、戦争に出兵した夫や息子の武運長久を祈願して、留守を守る女性にも裸参りが参加出来るようになった。
 ●行事予定
集合(7:00)⇒宮田神社出発(9:00)⇒平笠小学校(10:00、トイレ休憩)⇒東慈寺薬師堂(10:20)⇒田頭公民館(11:00、トイレ休憩)⇒フーガの広場(12:30)⇒大更八坂神社到着(13:00)⇒温泉入浴(13:30〜14:30)⇒祈祷(15:00)⇒直会(16:00)⇒解散(20:00)
平笠第24地割285 岩手山新山神社 7/海の日 例祭
西根寺田9−26 稲荷神社 旧・9/9 例祭
西根寺田第20地割27 白坂観音 7/17 御輿
山車1台 平成19年(2007)の風流は「寺田城主 北愛一」。見返しは「北愛一の妻」
野口鹿踊り
 【白坂観音大祭】
聖福寺境内で毎年7/17に行われる。市指定有形文化財が、この大祭のみ御開帳される。境内では野口鹿踊りの披露、いろんなイベントが開催され、山車が寺田地区を練り歩く。
 【平成24年白坂観音大祭行事】
(13:00〜)      寺田小学校 鼓笛隊パレード
(13:30〜14:00) 白坂観音 御開帳、野口鹿踊り奉納
(14:00〜14:25) 染田童子鼓動(遠藤達信)
(14:25〜14:35) 寺田こども会 ソーラン節
(14:35〜15:00) 寺田保育所園児のお遊戯 
(15:00〜15:15) スポーツ少年団・保育所父母会 御輿でワッショイ
(15:00〜15:30) 寺田さんさ踊りの会
(15:00〜17:00) 山車
(15:30〜16:40) 泣き・笑い相撲大会
(16:40〜17:20) 歌っこ踊りっこお楽しみ一座
(17:20〜18:00) 村松えり子歌謡ショー
(18:00〜19:00) てらだ商店会 ビンゴゲーム大会
(19:00〜19:40) 松川一の宮太鼓
(19:40〜20:30) カラオケ大会
(20:30〜)      打ち上げ花火
荒木田第4地割1 八幡宮 9/15 例祭
帷子第13地割71 若宮八幡宮 7/15 例祭
上関第4地割20 大宮神社 3/3 例祭
 【西根の民俗芸能】
 ●田植踊
平舘田植踊=
平舘。市指定無形民俗文化財。江戸期より伝わるとも、慶応か明治初期に滝沢村より師匠が来て伝授されたとの二説がある。

田頭田植踊
=田頭(でんどう)。市指定無形民俗文化財。芸術祭・田頭小学校ふるさとまつりに披露。
 江戸期より伝わる。

平笠田植踊=平笠。宮田神社例祭(5/3)奉納・芸術祭披露。
 ●剣舞
大石平念仏剣舞=大更。市指定無形民俗文化財。
 ●鹿踊り
野口鹿踊り=西根寺田。市指定無形民俗文化財。江戸期に伝わる黒森流の一派らしい。白坂観音例祭(7/17)。
 ●その他
田頭竹の子舞=田頭平笠。市指定無形民俗文化財。大正末期に盛岡の行商人により伝えられる。一時廃れるが昭和53年の田頭小学校ふるさとまつりで復活。

 ◎旧・岩手郡松尾村
       ⇒松尾、野駄(のだ)、寄木
松尾第4地割60 長嶺神社 7/14 山伏神楽
野駄第16地割59 伊那々伊沢神社 6/15 田植踊
松尾寄木第27地割144 大神社 8/16 相撲、念仏剣舞、演芸大会
松尾寄木第30地割29 岩手山神社 旧・5/27 例祭
 【松尾の民俗芸能】
野駄田植踊り=野駄。市指定無形民俗文化財。江戸末期に伝わる。伊那々伊沢神社例祭(6/15)奉納。

念仏剣舞=松尾寄木。市指定無形民俗文化財。江戸期に高橋西念という人が念仏と剣舞を教えたと伝わる。大神宮例祭(8/16)奉納。
松尾村教育委員会に問い合わせたところ、山車・神輿の出る祭礼は無いと仰られた。
 ◎旧・岩手郡安代町
     荒沢:荒屋、浅沢
     田山:
荒屋新町12 秋葉神社 8/中旬(元・18) 山車1台
折壁 八幡神社  7/3日曜
(元・旧6/20)
神幸祭
田山字馬場沢79 田山稲荷神社 神幸祭
兄川124−52 兄川稲荷神社 神幸祭
 【田山統一祭典】
7月中旬に田山地区の3神社の祭典に合わせて、郷土芸能の先祓いが披露される。八幡神社、田山稲荷神社、兄川稲荷神社の各神社から神輿行列が出発し、地区内を巡る。
先祓いとは扇や棒、刀を持ちながら太鼓、鉦、横笛の音に合わせて神社祭礼の際に神輿行列の先頭になり群舞する勇壮な舞です。
折壁・日泥先祓い=市指定無形民俗文化財。八幡神社境内及び日泥、折壁、石名坂地域一円で踊る。
神輿を担ぎ、地域内をめぐり神楽舞として武家の守護神である八幡神を称え武士の戦う姿を模して、神輿渡御行列の先頭を舞い歩くことから、いつしか先祓いといわれるようになった。舞の種類は、出陣の舞、戦いの舞、凱旋の舞など9種類。演目は、ヨイサッサ、デンデコ、早・遅ダンジキ、ジャンジャンジャッキ、シキシキ、ハイクラ、立ち車である。

田山先祓い
=下モ川原。市指定無形民俗文化財。田山稲荷神社祭礼の神輿渡御行列の先頭になり、舞いながら練り歩き扇や棒を持ちながら、太鼓、手平鉦、横笛の音に合わせて群舞する勇壮な舞である。
舞の種類は10種類(ユ祓いサッサ、デンデコ、ダンジキ、遅ダンジキ、シキシキジャン、ジャンジャンジャッキ、立ち車、杵取り舞)ほどあり、それぞれ独特な囃子があり舞手が囃子を入れながら踊る。服装は山伏姿に似ている鉢巻、手甲、黒靴下、白足袋、草履履きである。

兄川先祓い=兄川。市指定無形民俗文化財。地域の祖である関清兵衛、佐藤半助、杉本某、林本市兵衛などが兄川地域に宿場ができたことを記念して、兄川稲荷神社の祭典のときに先祓いと杵取り舞を踊ったのが始まりとされている。
神輿渡御の際にその先を祓い清めながら踊ることから先祓いと称している。兄川先祓いは刀を持って踊る勇壮なもので、踊りに関する素朴な風習が残っているのが特徴。踊りの順序は、デンデコ、ダンジキ、ジャンジャンジャッキ、田の草取り、カッチョ、立ち車、杵取り舞、ヨイサッサである。
高畑89 櫻松神社 5/3 例祭 旧・郷社
関沢口3 神明宮 旧・7/16 例祭
 【安代の民俗芸能】
浅沢神楽=山岸。市指定無形民俗文化財。鎌倉時代に奥州各地を遍歴していた山伏の一行が、現在の二戸市浄法寺に住み社を建立して伝播したのが始まりとされている。昭和初期まで素朴な民間娯楽として親しまれていたが、戦中に断絶した。
半世紀後の昭和50年、地元の青年が集まり、唯一の継承者であった斎藤駒吉翁の手ほどきを受け、徐々に演目を増やしていき復活した。現在は、式舞、権現舞、狂舞、虎ノ口、小僧舞などの演目が伝えられている。


小屋畑田植踊=小屋畑。市指定無形民俗文化財。岩屋不動社例祭(7/29)奉納。
明治5年頃に旧西根町山子沢より竹田智能という人物が踊りを伝えたのが始まりとされている。
現在の演目は顔見せ、千福山、堰口、田の草取り、鎌倉、植え太鼓。


南部手踊り=小屋畑。市指定無形民俗文化財。南部家26代当主信直公の時代に2年間にわたり凶作に喘いでいた領民の年貢納めを代官に免除させた次の年に大豊作になったことから、殿様に感謝をする奉納舞として伝わった。

横間虫追い祭=横間。市指定無形民俗文化財。
天明3年(1785)、横間地区の領民が飢餓で喘いでいるとき、法現という山伏が来て「五穀豊穣」と「悪病退散虫追い」を唱えたのが始まりとされている。当日は、横間地域全世帯が藁を持ち寄って集い、男性は藁人形の幟・太鼓の準備し、女性は料理を準備する。藁人形が出来上がると塩・肴・御神酒を上げて礼拝し、軽食を取り行列する。一行は、太鼓・鉦を叩きながら歩き「五穀豊穣、稲虫祓え、豊作祭りや」と声を上げ、地域内を行列しはずれの山道の入り口で休憩し、また何度も唱え叩きながら歩き、隣の曲田地域の境で三度唱え、藁人形を打田内川の川べりに置き全員で健康に恵まれるというネギに味噌をつけて食し行列が終了する。
 人形の特徴は鬼をかたどったもので他地区とは異なっている。

 滝沢市
    ⇒滝沢、鵜飼、大沢、篠木、大釜
 【滝沢山車まつり】
 滝沢山車まつり(同実行委主催)は平成7年から盛岡市盛山会のバックアップで巣子・南巣子・長根・川前地区の自治会や商工業者を中心に「ふるさとのお祭りを創り、賑わいとうるおいのある地域づくり」を目指し、山車の製作から会場準備、企画運営等すべて住民の皆さんの手で行われている。開催日:10/1土日。山車2台、手作り神輿 などが出る。
山車はその年に盛岡盛山会(さ組)が制作したものの借り上げ。もう1台はさ組が作ったものだったが、平成18年(2004)より地区内の自作の山車となった。
滝沢字後33 田村神社 7/16 例祭
滝沢字湯舟沢34 角掛神社 9/9 例祭
鵜飼字外久保46−2 鬼越蒼前神社 6/2土曜 チャグチャグ馬コ
チャグチャグ馬コ=国選定無形民俗文化財。環境庁(現・環境省)認定「残したい日本の音風景百選」。
元は旧暦の5月5日に行われていたが、農繁期と重なるため昭和33年から新暦の6月15日に変更。さらに平成13年から6月2土曜に開催となる。
100頭ほどの馬が、滝沢村の蒼前神社から盛岡市の八幡宮まで15kmの道のりを約5時間かけて行進する。 馬のあでやかな飾り付けとたくさんの鈴が特徴で、歩くたびにチャグチャグと鳴る鈴の音が名称の由来といわれている。
 馬の飾りは、大名行列に使われた「小荷駄装束」に端を発するといわれ、色とりどりの装束に身を包んだ馬が行進する様子は圧巻である。
大沢字若松32−1 熊野神社 旧・6/15 篠木神楽、大沢田植踊
篠木字上篠木12 田村神社 旧・6/16 篠木神楽
2002:篠木神楽奉納(14:00〜)、踊り(18:30〜)、三味線(19:30〜)、さんさ踊り、抽選会(20:30〜)
柳沢 岩手山神社 8/1 川前神楽
大釜字上釜32−1 大釜八幡神社 9/1 篠木神楽
大釜字風林59 風林稲荷神社 9/20 子供神輿
篠木神楽
 【滝沢の民俗芸能】
 ●神楽

川前神楽(川前神楽保存会)=野沢。岩手山神社例祭(8/1)・盛岡市岩手山神社例祭(7/1土曜)奉納。山伏神楽。

篠木神楽(篠木神楽保存会)=篠木。田村神社例祭(旧・6/16)。社風神楽。
同神社にある古文書によると、起源は安永2年(1773)同神社神主斎藤淡路守が、斎藤家代々に伝わる秘流を伝えたのが始まりと云われている。
 ●田植え踊
大沢田植踊(大沢田植踊り保存会)=大沢。滝沢村唯一の田植え踊。昭和56年復活。熊野神社例祭奉納(旧・6/15)、チャグチャグ馬コの祭典(6/2土曜)、各種行事に披露。
最古の文書は明治3年(1870)である。
伝承では上鵜飼から伝わったとされ、雫石町の葛根田田植踊りにも指導したこともあるという。また『滝沢村誌』には、「藤倉勘蔵氏によれば、紫波郡煙山の高橋三之助氏により、鵜飼の藤倉百松氏が伝授され、その子勝太郎に教授されて、鵜飼谷地上の田植踊りとなり、更に大更方面まで広まった」と書かれている。

上鵜飼・下鵜飼田植踊=廃絶。
 ●駒踊り
滝沢駒踊り(滝沢駒踊り保存会)=川前。大野村から大正時代に盛岡郊外の外山牧場に伝わり、昭和に入って外山から伝わる。
 ●その他
滝沢村さんさ踊り(滝沢村さんさ踊り保存会)=滝沢字野沢33−7。昭和54年8月結成。盛岡さんさ・各種行事に披露。

蒼前太鼓
(蒼前太鼓保存会)=鵜飼字向新田7−346。昭和59年発足。チャグチャグ馬コまつり、福祉ボランティアまつり、各地区で行われる夏まつり、近隣市町村での各種イベントなど。

元村こどもさんさ愛好会=平成12年発足。滝沢小・中学校の児童・生徒がを中心。
 【滝沢村郷土芸能まつり】
1月下旬、滝沢ふるさと交流館で開催。入場無料。平成24年(2012)で8回を数える。主催は滝沢村教育委員会。主管は滝沢村郷土芸能保存団体協議会。
平成24年(2012)の出場団体(招待団体は除く)は篠木神楽保存会、川前神楽保存会、滝沢駒踊り保存会、大沢田植踊り保存会、滝沢村さんさ踊り保存会、蒼前太鼓保存会、元村こどもさんさ愛好会。


 ≪岩手郡≫
 岩手町
 ■沼宮内地区
     ⇒沼宮内、江刈内:字入口・愛宕下・三助河原・三本松・上三本松
沼宮内第11地割5−5 沼宮内稲荷神社 10/1金土日 神輿 あり
山車5台 新町組、大町組、の組、愛宕組、ろ組
屋台1台 北上川清流太鼓
郷土芸能 獅子踊り、駒踊り、七ッ踊り
岩手町秋まつり=通称「沼宮内まつり」。主催は岩手町秋祭り実行委員会(岩手町商工会内)。10/1金土日に開催で南部風流山車、屋台や郷土芸能が町を練り歩く。
平成26年(2014)は沼宮内山車100年祭として、百年祭記念山車、平成27年(2015)は町制50周年記念山車が出た。
 ■令和4年[2022]の演題
新町組(城山通り)
=風流は「加藤清正」。見返しは「二見ヶ浦」。

の組(野口町)
=風流は「碁盤忠信」。見返しは「藤娘」。

愛宕組(愛宕下)
=風流は「暫く」。見返しは「出雲阿国」。

ろ組(苗代沢)
=風流は「雨の五郎」。見返しは「禿」。

 ※令和4年(2022)は不参加。平成30年(2018)は登場。
大町組(大町)=風流は「石橋」。見返しは「鬼若丸」。
 ■平成28年[2016]に登場
国体記念山車
=風流は「鏡獅子」。
北上川清流太鼓=町内の商工業に従事する6名により、昭和53年秋に結成。
 ≪行事予定≫
◎前夜祭(木曜)
(19:00〜20:30)山車運行(各組の地元のみ) 

◎初日(金曜)
(12:00〜)お通り:稲荷神社神輿渡御(山車5台、北上川清流太鼓、駒踊り、獅子踊り、七つ踊り)
(13:00〜)沼宮内稲荷神社出発 (14:40)JA新いわて岩手中央支所着
 ※山車は到着後、沼宮内地区内自由運行(〜20:00頃)


◎中日(土曜)
(18:00〜20:30)郷土芸能・風流山車・屋台車の合同パレード
(18:00〜19:00)郷土芸能団体による競演:川口神楽、浮島念仏剣舞、黒内田植踊り、川口狐踊り、一方井七つ踊りの中から例年2〜3団体。

◎最終日(日曜)
(12:00〜)お還りいわて沼宮内駅前⇒沼宮内稲荷神社神輿渡御(山車5台、北上川清流太鼓、駒踊り、獅子踊り、七つ踊りも参加) 
 山車は到着後、沼宮内地区内自由運行(〜20:00頃)
江刈内6−7 愛宕神社 7/23、24(毎年) 神輿 神賑
日中は神輿の町内運行。24日:15時よりミニ山車運行。グループホーム「ゆい」の隣にある駐車場にお祭り広場が設置され、23日には民謡・日本舞踊ショーが行われる。
 ■川口地区
川口第15地割57 豊城稲荷神社 9/23、24、25 神輿   
山車3台 下町山道組、井組、み組
 ■平成18年[2006]の演題
下町山道組
(下町・山道)=風流は「義経弁慶 高館の戦い」。見返しは「二子鬼剣舞」。
井組(境田、二ツ森、草桁)=風流は「仁田四郎忠常」。見返しは「園井恵子」。
み組
(上町、駅前、野原、松原)=風流は「碇知盛」。見返しは「鷹匠」。
 川口秋祭りの行事予定≫ 
■お通り(渡御) 
大名行列、神楽、狐踊り、山車 

 ※必ず大名行列(どっこい)が神輿を先導する。
(11:00〜)各参加団体奉納
(12:20〜)大名行列奉納
(13:00〜)神輿渡御・大名行列・郷土芸能・山車3台運行
   ⇒鳥居前(13:00)→川口バイパス南口(山車はここで待機)→寺林集会所→川口バイパス南口(山車はここで合流)→働く婦人の家(17:00)

■川口音頭流し踊り・山車合同パレード

全日:郷土芸能、山車自由運行(野原、雪浦、丹藤方面が主)
(11:00〜)御神酒上げ:神社
(16:00〜)パレード:川口音頭、川口神楽・狐踊り、野原さんさ踊り
山車3台運行:鳥居前働く婦人の家


■お帰り  
午前中:大名行列、神楽、狐踊り、山車自由運行
(13:00〜)神輿還御・大名行列・郷土芸能、山車運行 

   ⇒働く婦人の家(13:00)→川口駅前→鳥居前(16:30)
 ■一方井地区
    ⇒一方井、黒石、黒内、土川、葉木田、坊
一方井15−29 天満宮 6/25 例祭
黒内4−37 八幡宮 旧6/15 例祭
土川6−33 松長峯神社 旧8/15 例祭
葉木田3−69 日枝神社
 ■御堂地区
    ⇒御堂、五日市(いつかいち)、久保、子抱(こだき)、大坊(だいぼう)
五日市第7地割33 天満宮 6/25 例祭
五日市1鞍掛1−35 鞍掛八幡神社 9/15 例祭
久保第4地割 駒形神社
子抱第3地割86 白籏神社 旧6/15 例祭
 【岩手町の民俗芸能】
  ●田植踊
黒内田植踊り=黒内。江戸後期に一方井黒内に伝えられたと云われる。 戦前までは盛んに周辺地域を巡業していた。田植踊りといっても、田遊びのように農作業の様子だけを演じるわけではなく、様々な踊りや滑稽な問答など、演目はバラエティに富んでいる。巡業先では、夕刻から始めて、終わるのは深夜になったという。
沼宮内駒踊り=沼宮内。沼宮内稲荷神社例祭(10/1金土日)に奉納。
旧玉山村外山に伝わる駒踊りを馬産地のゆかりで、昭和9年頃、外山から指導者を招いて若干手を加えて今に伝えられている。

沼宮内甚句踊り=江刈内。沼宮内稲荷神社例祭(10/1金土日)に奉納。

川口狐踊り=川口。豊城稲荷神社例祭(9/23)に奉納。
川口神楽を元に明治時代に瀬川勘次郎氏が手を加え完成した踊り。狐たちが、お供え物の油揚げや卵などに喜ぶさまをユーモラスに表現している。

秋浦大名行列=川口。豊城稲荷神社例祭(9/23)に奉納。

高梨七つ踊り=川口。豊城稲荷神社例祭(9/23)に奉納。中断中。

南山形さんさ踊り=川口。盆踊り。

北山形よね踊り
=川口。盆踊り。

一方井七ッ踊り=一方井。不定期に各種行事に披露。一戸町奥中山から伝わったと云われている。演目は3番ある。

一方井ヤンサカ踊り=土川。盆に披露。さんさ踊りの一演目のみを独立したもの。

沼宮内七ッ踊り=五日市。沼宮内稲荷神社例祭(10/1金土日)に奉納。
神楽から分かれた踊りで7つ道具を持って五穀豊穣を願って踊る。

 葛巻町
    葛巻
    江刈
    田部:田野、冬部
葛巻第17地割7 八幡宮 9/22、23 神輿  
山車4台 下町組、新町組、浦子内組、茶屋場組
葛巻神楽 葛巻さんさ、葛巻七ツ物
一戸、盛岡などから(かつては八戸も)山車を買い入れ使用し、転売する。他にさんさ踊りや七ッ鹿踊り、神楽も出る。
 ■平成30年[2018]の演題
下町組⇒八幡宮の宮本。盛岡山車推進会借り上げ。
=風流は「正札附根元草摺引き」。見返しは「浦島太郎」。


新町組
⇒中心部に位置する。新町自治会・秋葉会・葛巻町消防団第二分団を中心に山車制作。以前は一戸町本組借り上げ。
=風流は「鎮西太郎為朝」。見返しは「舜天王」。


浦子内[うらしない]組
⇒浦子内町内会が母体。昭和37年(1962)より運行を始める。一戸町橋中組借り上げ。
=風流は「安宅」。見返しは「猩々」。


茶屋場組
⇒茶屋場自治会・四日市町内会で参加。以前は一戸町上町組借り上げ。
=風流は「宇治川先陣争い」。見返しは「木曽義仲征伐」。
 ≪葛巻まつりの行事案内≫ 
◎初日(土曜)
13:30出発 八幡宮→秋葉神社

◎最終日(日曜)

13:30出発 秋葉神社→八幡宮
 
葛巻神楽,葛巻七つ物,葛巻さんさ が同行
葛巻第56地割108 眞山神社 6/15 例祭
江刈第12地割23(字寺田) 白山神社 旧・6/15 例祭
江刈第31地割13(字車門) 加茂神社 旧・6/15 畑神楽
田部字上名前端62 熊野神社 旧・6/15 例祭
田部 七滝神社 旧・3/20 下冬部七つ物
 【葛巻の民俗芸能】
 ●神楽
葛巻神楽=葛巻。八幡宮例祭(9/22、23)。山伏神楽

元木神楽=葛巻。不定期に神社祭礼・盆。山伏神楽。

畑神楽=江刈。加茂神社例祭(旧・6/15)。山伏神楽
 ●その他
葛巻さんさ踊り=葛巻。八幡宮例祭(9/22、23)。盆踊り。

葛巻七ツ物=葛巻。八幡宮例祭(9/22、23)。七つ踊。

下冬部七ツ物=田部。七滝神社例祭(旧・3/20)。七つ踊。

 雫石町
 【雫石町無形文化財芸能祭】
毎年11/23、9:00〜16:30頃、雫石町中央公民館「野菊ホール」(雫石町上曽根田114)で開催。昭和33年から開始され2017年で60回を数える。
2017年は雫石町指定無形民俗文化財8演目をはじめ、町内の民俗芸能保存団体15団体が延べ31演目を演じた。
主催は雫石町教育委員会・雫石町無形文化財保存会。
「雫石よしゃれ」をはじめ、神楽、田植踊、さんさ踊り、人形芝居など雫石町の文化遺産である民俗芸能が一堂に会する、年に1度のイベント。
 演目は御祝、お鋳銭坂・よしゃれ、南畑堰賛太鼓、よしゃれ太鼓、葛根田田植踊、男よしゃれ・雫高よしゃれ、上駒木野参差踊、青空太鼓、雫石よしゃれ、山祇神楽 鶏舞、種まき踊り、長持唄、西根念仏剣舞、雫石よしゃれ、じんこ踊り、おいせ坂、どどさい節、安庭あやつり人形芝居、上町さんさ太鼓、雫石神楽、雫石のどどさい節、田植踊り太鼓、お鋳銭坂、雫石のどどさい節男よしゃれ、囃子舞、中島さんさ踊り、炭焼き数え歌、天瀬さんさ踊り太鼓、上長山角力甚句、上長山さんさ踊り など。
 【雫石よしゃれ祭】
毎年8/15、12:00〜20:30、雫石商店街よしゃれ通りをメイン会場に、中央公民館野菊ホール、アルペン記念公園を加えた3会場を使って開催。平成24年(2012)で42回を数える。主催は雫石よしゃれ祭実行委員会事務局(雫石商工会内)。
京美人の系統を引くといわれる「雫石あねっこ」たちが、濃紺に白いかすり模様の着物に編み笠をかぶった姿で手踊りのパレードを繰り広げる。さんさ踊り御輿、民謡民舞のミニステージも行われ、祭を盛り上げる。
 【南部よしゃれ全国大会】
8月上旬に雫石町中央公民館「野菊ホール」(雫石町上曽根田114)で開催。主催は「南部よしゃれ全国大会」実行委員会。公式HPへ
雫石が発祥の芸能である「南部よしゃれ」の全国大会。全国から集まった参加者が自慢の踊りや唄声を競い合う。
 ■雫石地区
    ⇒雫石
上町西77 三社座神社 9/連休(元・9) 雫石神楽
雫石町15字古舘35 八幡宮 旧・8/15 例祭
林崎 柿木大神宮 9/中旬 篠木神楽
大村 山祇神社 9/12 山祇神楽
 ■御所地区
     ⇒西安庭、南畑、鶯宿(おうしゅく)、繋(つなぎ)
戸沢(西安庭30−21) 沼田神社 9/中旬 山祇神楽
西安庭字下長谷地35 熊野神社 旧・9/7 例祭
西安庭矢櫃国有林9林班1小班内 堀合神社 9/6 例祭
南畑12字大村5−3 山祇神社 9/12 例祭
南畑20−31 赤瀧神社 旧・9/14 例祭
南畑北桝沢(南畑33−67−1) 川井神社 9/17 白沢神楽
鶯宿第9地割59−12 温泉神社 5/8 例祭
 ■西山地区
    ⇒西根、長山
西根字北妻52 雫石神社 旧・9/13 例祭 西根村鎮守
西根18字大宮65−11 大宮神社 9/7 例祭 氏子は葛根田・駒木野・西根谷地。
長山字頭無野60 岩手山神社 旧・5/25 山祇神楽
西根字上篠崎67 山祇神社 9/12 例祭
長山字森合58−2−59 大神宮 9/11 例祭
長山篠川原154 大神宮 9/16 例祭
長山字篠森11 瀧原神社 9/3 例祭
長山字狼沢72 大神宮 9/17 例祭
 ■御明神地区
     ⇒御明神(おみょうじん)、橋場、上野(うわの)
御明神25字小坂73−2 山祇神社 9/12 例祭
御明神30−45 多賀神社 9/9 例祭
御明神字堂前119−6 山祇神社 9/12 例祭
橋場字明神下53 三柱神社 9/14 例祭
 【雫石の民俗芸能】
 ●神楽
雫石神楽(雫石神楽保存会)=三社座神社例祭奉納・雫石町無形文化財芸能祭に披露。

正福院山祇神楽
(山祇神楽保存会)=南畑7−55。町指定無形民俗文化財。山祇神社例祭奉納・雫石町無形文化財芸能祭に披露。山伏神楽。
寛文年間(1655〜72)、繋にあった正福院というお寺の山伏が大村地区の若者に教え踊らせたのが始まりとされている。

 演目は「権現舞」、「山ノ神舞」、「七夕」、「鶏舞」、「八幡舞」、「浮橋」 など。
 ●田植踊
葛根田田植踊(葛根田田植踊保存会)=町指定無形文化財。かつては多くの地区で伝承されたが、現在では町内で唯一伝承されている。
かつては旧暦正月に行われたが、現在は雫石町無形文化財芸能祭に披露。
元禄時代、地区の有力者が上鵜飼村(現在の滝沢市鵜飼の北部)の田植踊を学び、葛根田の若者たちに伝えたのが始まり。
 ●その他
西根念仏剣舞(西根念仏剣舞保存会)=県指定無形民俗文化財。雫石町無形文化財芸能祭で披露。
 元禄年間、がんじゃ坊という山伏が上西根地方の人々に教えを説く手段として剣舞を指導した。

上町さんさ太鼓(上町さんさ太鼓伝承会)=三社座神社例祭奉納・雫石よしゃれ祭・雫石町無形文化財芸能祭で披露。

中島さんさ踊り(中島さんさ踊り保存会)=雫石町無形文化財芸能祭で披露。

天瀬さんさ踊り太鼓(天瀬さんさ子ども会)=雫石町無形文化財芸能祭で披露。

上長山さんさ踊り(上長山無形文化財振興会)=雫石町無形文化財芸能祭で披露。

じんこ踊り(黒沢保存会)=御明神字黒沢。雫石町無形文化財芸能祭で披露。
 甚句踊りから訛ってじんこ踊りになったと云われる。黒沢地区のみに伝承される。

雫石のどどさい節(安庭民部踊省一会)=町指定無形民俗文化財。雫石町無形文化財芸能祭で披露。
全国的にも有名な「どんぱん節」の元歌だと云われている。これは秋田出身の大工、円満造さんが上和野馬頭観音堂を造るため雫石に来ていた時に、町内にあった「どどさい節」をヒントに「円満造甚句」を作り、秋田に帰って広めたのが「どんぱん節」になったらしい。

上長山角力甚句(上長山無形文化財振興会)=上長山。町指定無形民俗文化財。雫石町無形文化財芸能祭で披露。
 角力が最も盛んだった大正時代頃、巡業での酒宴の席で演じられていたものが上長山出身の力士によって地区に伝えられ定着した。

南部よしゃれ(上長山無形文化財振興会)=上長山。雫石町無形文化財芸能祭で披露。


安庭あやつり人形芝居(雫石町あやつり人形芝居保存会)=黒沢川。町指定無形民俗文化財。雫石町無形文化財芸能祭で披露。
秋田県の猿倉人形芝居の系統を受け継ぐ伝統人形芝居。
大正13年頃、丸太今朝造(猿倉人形芝居創始者、池田予八の弟子)率いる一座が雫石を巡業した時、地元安庭の青年、細川長二郎が入座した。長二郎は下働きから芸を身につけ、昭和3年に独立。細川人形芝居(後の安庭あやつり人形芝居)を旗揚げし、県内各地で巡業を行い、人気を博した。
演目は「三番叟」、「貫哲坊曲芸手踊り」、「安珍清姫」、「尾入心中情話」、「前世因果和讃」、、「貫哲坊曲芸手踊り」、「善悪二葉松」、「岩見重太郎ヒヒ退治」、「塩竃六社境内、花岡常太夫返り討ちの場」、「まむしの勘太」 など。