岩手県

     ≪宮古地方≫
    宮古市、下閉伊郡[山田町、岩泉町、田野畑村]

住所 神社名 祭礼 内容 備考

 ≪宮古市≫ 
  平成17年(2005)6/6、宮古市+下閉伊郡田老町、新里村が合併。
  平成22年(2010)1/1、宮古市に下閉伊郡川井村を編入。
 ≪宮古夏まつり≫
宮古商工会議所(宮古夏祭協賛会事務局)が7/最終土日に行うイベント。
土曜は芸能発表会、太鼓競演など。日曜は神輿巡行、曳船祭、芸能祭り、よさこいソーラン、海上花火大会など
 ≪みやこ秋祭り≫
社団法人陸中宮古青年会議所が昭和60年(1985)に始めたイベント。
現在はみやこ秋まつり実行委員会が母体となり、毎年9月中旬に、船山車約10台と手踊りのパレ−ドを行う。

 ≪宮古秋まつりの行事案内≫ 
◎初日(金曜) 前夜祭
■18:00〜21:30(宮古消防署前広場) 各船山車のお披露目 自由参加輪踊り

◎中日(土曜) 手踊り中心のパレ―ド
■18:00〜21:30(宮古消防署〜あいさつ通り〜駅前交差点〜末広町〜中央通り〜大通り〜あいさつ通り〜宮古消防署)
手踊り約3、000名(手踊りは中央通りで解散)、船山車6台

◎最終日(日曜)
船山車中心のパレ―ド
■18:00〜21:30 手踊り約150名、船山車10台、御輿5基 ※コ−スは前日と同じ。
宮町2−5−1 横山八幡宮 9/14、15 海上渡御(曳船祭) みやこ秋祭りと合同
小沢鹿子踊
光岸地5−8 湊大杉神社 7/最終土日 海上渡御(曳船祭) 宮古夏まつりと合同
熊野町3−1 鍬ヶ崎熊野神社 7/19頃の土日 海上渡御(曳船祭)
神楽 黒森神楽を呼ぶこともある
藤原3丁目8−38 藤原比古神社 7/12頃の土日 神輿 宵宮に夜神楽、子供たちによる藤原若潮太鼓奉納
神輿=昭和45年に大杉神社より譲れるが、飾付けのみ。
愛宕1丁目1−15 愛宕神社 7/下旬土日 子供神輿
長根4丁目4−28 青猿神社 7/1土日 神輿 宵宮では夜神楽奉納
 ■山口地区
山口4字田ノ神前132 黒森神社 旧・6/14 黒森神楽
田代16−70 大神宮 6/26 例祭
近内第10地割70−2 近内神社 旧・3/7 例祭
 ■千徳地区
千徳5−90−1 八幡宮 旧・3/17 例祭
花原市1字畑の下82 小山神社 旧・3/13 例祭
根市7字雲南沢79−3 鈴ヶ森神社 旧・3/17 例祭
 ■磯鶏(そけい)地区
磯鶏字神林51 稲荷神社 旧・9/21 海上渡御(曳船祭)
小山田4−3−1 小山田神社 旧・4/8 例祭
金浜1字西角地13 稲荷神社 旧・9/19 例祭
高浜2字今ヶ洞4 稲荷神社 旧・9/9 例祭
八木沢4−2−1 八木沢神社 4/8 例祭
 ■津軽石地区
津軽石3−126−10 稲荷神社 4/16 神輿
8/16 神幸祭
神幸祭の先頭に天宇受売命、猿田彦、ひょっとこ、大神楽、笛太鼓、消防、警察などの地区の各責任者、鹿踊り、子供樽神輿の他、法の脇鹿踊り、根井沢剣舞、津軽石本町のさんさ踊り、藤畑の虎舞などの芸能も行列に加わる。
津軽石12−30 駒形神社 5/下旬 藤畑虎舞
津軽石16−248−1 米山神社 旧・4/8 例祭
赤前5−51 八幡宮 旧・8/15 例祭
 ■重茂(おもえ)地区
重茂29字戸野崎109 重茂黒崎神社 7/15 海上渡御(曳船祭)
重茂1字西大舘12−1 神祠神社 4/17 例祭
重茂11−88−2 千鶏神社 旧・4/9 例祭
重茂16字石浜2 石浜神社 旧・3/14 例祭
音部6字上田3 大神宮 5/3 例祭
 ■花輪地区
花輪5−10 華森神社 8/15 花輪鹿子踊
田鎖1池割三合並100 田鎖神社 11月初旬(旧・9/29) 子供みこし 神賑
長沢12−216 八幡宮 4/15 例祭
松山13字白根舘53 出羽神社 旧・3/3 例祭
老木19字根城館1 八幡宮 旧・3/3 例祭
老木31字新野10 大立石神社 8/16 牛伏念仏剣舞
 【宮古の民俗芸能】
 ●神楽
黒森神楽(黒森神楽保存会)=山口。国指定重要無形民俗文化財。
 東日本大地震では舞手や衣装・道具は無事だが、神楽宿が被災。

田代神楽=田代。江戸末期より伝わる。
 ●剣舞&虎舞
牛伏念仏剣舞(牛伏郷土芸能保存会)=牛伏。盆・各種行事に披露。
鎌倉時代、老木の根城に館を築いた閉伊頼基が、源氏や平家の戦没者の霊を供養するため将士に踊らせたのが始まりといわれる。


田代念仏剣舞=田代。館八幡神社例祭・各種行事に披露。

長沢剣舞=北川目。不定期に各種行事に披露。

法ノ脇鹿子踊=津軽石。稲荷神社例祭(8/16)奉納。
 東日本大地震の津波のため、地区の大半が流失し、道具や衣装も全て流失。平成24年(2012)の稲荷神社例祭では行われず。

小沢鹿子踊=小沢(こざわ)。横山八幡宮例祭(9/15)奉納。

花輪鹿子踊=花輪。華森神社境内(8/15)奉納。

根井沢念仏剣舞=津軽石。稲荷神社例祭(8/16)奉納。

藤畑虎舞(藤畑虎舞保存会)=津軽石字藤畑。稲荷神社例祭(8/16)奉納。
 山田町の大浦虎舞を伝授される。
 ●その他
津軽石サンサ踊り(津軽石さんさ踊り保存会)=津軽石。稲荷神社例祭(8/16)奉納&郷土芸能祭披露。
 【みやこ郷土芸能祭】
 8月下旬、津軽石小学校 体育館で開催。主催は宮古市教育委員会。共催は宮古市郷土芸能団体連絡協議会。入場無料。
従来は市民文化会館と郷土芸能団体連絡協議会の主催によって開催されてきたが、震災により教育委員会主催で開催。被災地である津軽石地区を会場とし、犠牲者の慰霊と復興の願いを込めて実施する。

平成30年(2018)で10回を数える。
 ◎旧・田老町
田老字ケラス100 熊野神社 5/15 例祭
田老字青砂里1 出羽神社 5/15 例祭
田老字小林332 日枝神社 5/15 例祭
田老字払川144 小沼神社 5/15 例祭
  【田老の民俗芸能】
末前神楽末前神楽保存会)=田老字末前。
 修験者一明院が元禄13年(1700)に末前村・田代村の里人に伝授し、のち郷土黒森神楽、鎮守熊野神社に奉納したことが始まりと伝えられている。
演目は「清剣」、「御神楽」、「清祓」、「山の神の舞」 など。

 ◎旧・新里村
     ⇒茂市(もいち)、腹帯(はらたい)、蟇目(ひきめ)、刈屋(かりや)、和井内(わいない)
茂市3−115 熊野神社 8/17 茂市鹿子踊り
腹帯1−18 八幡神社 旧・3/15 例祭
蟇目3−38 加茂神社 4/7 例祭
 【新里の民俗芸能】
茂市鹿子踊り(茂市鹿子踊り保存会)
 ◎旧・川井村
川井村企画課に問い合わせたところ、山車の出る祭礼は現在は無いと仰られた。
 【川井郷土芸能祭】
平成26年(2014)で43回を数える。10月最終日曜か11月1日曜、川井小学校体育館(川井5−101−1)で開催。入場無料。
御戸入り=川井。盆。鎌倉時代に創作されたと伝えられる。山伏が先達となって神前に祈りをささげる舞い。武者が城に肉薄、突進、凱旋する城攻めの場面を再現している。毎年、お盆には村中心部の川井集落で、手平ガネと調子を合わせて勇壮な太鼓の音が響く。すげがさをかぶり、錦糸交じりの袴をつけた師匠の太鼓と号令で整然と舞い、踊る。
川井1−85 八幡神社 旧・6/15 例祭
小国6字荒田103 早池峯新山神社 9/1 神輿 仮宮で御神体を神輿に遷して氏子らが本堂に同行。その後、直会となる。
湯澤虎舞
小国12字小土沢14 加茂神社 8/1 末角神楽 末角鹿踊
江繋8字中村59 八幡神社 旧・6/17 例祭
川内6−76 八幡神社 8/1 例祭
門馬2字大龍向15 早池峯神社 旧・6/17 例祭
 【川井の民俗芸能】
 ●神楽
江繋早池峰神楽(早池峰神楽保存会)=江繋(えつなぎ)神楽。山伏神楽。
 明治期から戦前までは門馬(かどま)、川内、江繋、大仁田と4団体の早池峰神楽があった。


末角(まっかく)神楽(末角神楽保存会)=小国。神道系の神楽。昭和43年7月設立。8月の加茂神社、9月の早池峰新山神社の祭礼で神楽を奉納し、小正月には火祭りとして夜神楽を舞い、権現舞によって火伏せを祈願。各種行事に披露。
早地峰神杜氏子の願いを受けて、川井村大字小国字土沢の神道家豊坂因幡が文政2年(1819)4月、津守兵庫から伝授を受け、氏子に伝えた舞。

※明治期から戦前までは門馬(かどま)、川内、江繋、大仁田と4団体の早池峰神楽と神道系と言われる末角(まっかく)神楽があった。現在も活動しているのは江繋早池峰神楽と末角神楽の2団体である。
 ●鹿踊り
江繋鹿踊り(江繋鹿踊保存会)=江繋。各種行事に披露。

片巣鹿踊(片巣鹿踊保存会)=片巣。盆に披露。

川内鹿踊(川内鹿踊保存会)=川内。盆に披露。

関根麒麟獅子踊り(関根麒麟獅子保存会)=小国。各種行事に披露。各種行事に披露。

湯沢鹿踊(湯沢鹿踊保存会)=小国字上湯沢。神社例祭、お盆にお寺で踊る。各種行事にも披露する。

湯沢虎舞(湯沢虎舞保存会)=小国。神社例祭、お盆にお寺で踊る。各種行事にも披露する。

末角鹿踊(末角鹿踊保存会)=小国。加茂神社例祭(8/18)奉納。各種行事に披露。

夏屋鹿踊り(夏屋鹿踊り保存会)=夏屋。盆・各種行事に披露。
 平成2年2月、不慮の火災により衣装装束焼失。8月、夏屋鹿踊り衣装復元完成御披露目会。

箱石鹿踊り(箱石鹿踊り保存会)=箱石。盆・各種行事に披露。

末角獅子踊(末角獅子踊保存会)=小国。神社例祭・各種行事に披露。

 ●その他
箱石こうきりこ=箱石。昔、箱石で開業した医師(越中出身と言われる)が伝えた踊りと伝わる。
若い女性の踊り手十数人が、二本の棒を打ち鳴らしながら円陣を組んで踊る。お盆に祖先供養のため踊られる。

川井豊年踊り=川井。盆。各種行事に披露。
20人ほどの女性の踊り手が、太鼓と歌声に合わせて踊る。演目は左手に稲穂、右手に鎌を持って踊る「稲刈り」と、両手に花笠を持っ踊る「豊年祝い」がある。

川井御戸入(川井御戸入保存会)=川井。盆、郷土芸能祭に披露。

末角笠踊(末角笠踊保存会)=小国。加茂神社例祭(8/18)奉納。各種行事に披露。

田代念仏剣舞(田代郷土芸能保存会)=田代。毎年盆の16日には、永光寺と久昌寺、亡くなった師匠の家で奉納された後、新仏の家などを廻る。
 その昔飢饉で多くの餓死者が出た時、代官所の前で田代の人々が剣舞を舞って供養したことに始まると伝えられる。
由来は岩泉町尼額や宮古市花輪の大野から伝わったとされるが定かではない。
演目は「大念仏」、「高太刀」、「綾踊り」、「棒剣舞」、「湊入り」、「城廻し」の6曲。それぞれがデハ・中踊り・ヒキハの3つの踊りで構成されている。
盆の門打ちでは「大念仏」と「湊入り」の時に、仏前で二列になり「施餓鬼拝み」といって、舞い手全員が仏様に向かい、開いた白扇をゆっくり上下させながら「南無阿弥陀仏」と唱える。
 ≪下閉伊郡≫
 山田町
山田19−14 関口神社 7/1土日 山田大神楽、八幡大神楽 鹿舞、八木節保存会
八幡7−1 山田八幡宮 9/三連休 神輿 神賑(近隣の郷土芸能団体を招待。披露) 
北浜町9−23 大杉神社 神輿   
 ≪山田秋まつり≫
山田八幡宮神幸祭(神輿は町中を走り回る)と大杉神社神幸祭(山田湾内を渡御したあと、船に乗り明神崎へ参る)の合同祭。神輿渡御をはじめ、各祭り団体の郷土芸能を披露。
八幡太神楽、山田太神楽、八幡鹿舞、境田虎舞、関口剣舞、愛宕青年会八木節、北浜手踊、JAさんさ、北小剣舞、大川さんさ、荒川念仏剣舞、長内七福神、織笠八木節 など
 【平成24年(2012)の行事予定】
 ■1日目(=土曜。山田八幡宮宵宮)
(17:30〜)山田八幡宮宵宮祭
(14:00〜)ステージイベント:山田駅前のお祭り広場
 ■2日目(=日曜。山田八幡宮神幸祭・大杉神社宵宮祭)
(9:30〜)神輿巡幸
(11:15〜)国道商店街祭り巡行パレード
(18:00〜)大杉神社宵宮祭
(20:30頃)神輿還御
(15:00〜)ステージイベント:山田駅前のお祭り広場

 ■最終日(=祝日。大杉神社神幸祭)
(9:00〜)神輿巡幸
(9:10〜)海上渡御
(10:00〜)曳き船
(13:10〜)国道商店街祭り巡行パレード
(21:00頃)神輿還御
(15:00〜)ステージイベント:山田駅前のお祭り広場
船越4−48 諏訪神社 8/17 山之内剣舞
船越12−31 八幡宮 旧・8/15 例祭
船越17−13 荒神社 旧・6/15 神輿海上渡御、曳き船パレード 山之内剣舞湾台虎舞 
船越19−37 小谷鳥神社 旧・3/15 例祭
船越23−20 霞露嶽神社 9/連休日曜(元・10) 大浦大神楽 大浦虎舞、大浦さんさ
織笠15−39−2 織笠八幡宮 旧・4/8 例祭
大沢1−55 魚賀波間神社 8/1 大沢大神楽 山谷獅子踊り、大沢虎舞
豊間根3−286 白山神社 5/2、3 例祭 豊間根・荒川・石峠の鎮守
 【山田の民俗芸能】
 ●神楽・大神楽
白石神楽=織笠。不定期に各種行事に披露。山伏神楽。

豊間根神楽豊間根。中断中。山伏神楽。

大浦大神楽=大浦。霞露嶽神社例祭(9/連休日曜[元・10])奉納。

大沢大神楽
=大沢。魚賀波間神社例祭(8/1)奉納。

関谷太神
=関谷。八幡・大杉神社例祭(9月連休)奉納。

八幡大神
=八幡町。八幡・大杉神社例祭(9月連休)奉納。
 ●剣舞
荒川念仏剣舞(山田町荒川念仏剣舞保存会)=荒川。荒川小学校運動会(5月)披露。
天正11年(1583)頃から荒川地区に伝わる剣舞。剣だけでなく、扇や鈴を持ち替えて踊るのが特徴。剣舞の内容は山田町荒川地区の開田物語を含めた、飢饉の時期における隠れキリシタンの物語 など。

関口剣舞=関口。八幡・大杉神社例祭(9月連休)奉納。

山之内剣舞=船越。荒・諏訪神社例祭(9月連休)奉納。
 ●鹿踊り&虎舞
八幡鹿舞=八幡町。荒・諏訪神社例祭(9月連休)奉納。
 昭和8年の津波で高台移転したため被害無し。

山谷獅子踊り=大沢。魚賀波間神社例祭(8/1)奉納。

山田境田虎舞=境田町。八幡・大杉神社例祭(9月連休)奉納。
 
東日本大地震の津波により道具・衣装類の多くが流失する。山車は大型トラックを仮装したものだったが、津波で破壊。しかし平成24年(2012)10月、中尊寺「三陸郷土芸能奉演」で奉納し復活へ。


大浦虎舞(大浦虎舞保存会)=大浦。霞露岳神社例祭(9/連休日曜)奉納。
津波により2〜3割の家屋また虎舞の虎頭、衣装道具類一切を流出。県文化振興財団や朝日文化振興財団など支援が届き道具類が揃う。虎頭は横浜能楽堂の復興支援で作られ寄贈された
 江戸期に長崎から持ち帰ったという言伝えがある。

大沢虎舞=大沢。魚賀波間神社例祭(8/1)奉納。

湾台虎舞=船越。荒・諏訪神社例祭(9月連休)奉納。
 ●その他
大浦さんさ=大浦。霞露岳神社例祭(9/連休日曜)奉納。

大川さんさ=荒川。盆踊りに披露。

小川(こがわ)さんさ=荒川。盆踊りに披露。

新田さんさ=豊間根。盆踊りに披露。

長内七福神=豊間根。各種行事に披露。
山田町は20ほど郷土芸能があるらしい。
 岩泉町
岩泉字天間21 岩泉大神宮 9/1土日 神輿 あり
山車3台 上〔かみ〕町、沢廻、三本松
郷土芸能 神楽、巫女舞、向町さんさ踊り
上〔かみ〕町平成16年(2002)には出ていなかった。
南沢廻
=風流山車。
三本松
=太鼓屋台。
昭和30年頃まで数台の山車が出ていたが途絶えたが、昭和56年に南沢廻町が復活。何年か休んだ年もあるが、続いている。
岩泉字垂柳45 出羽神社 旧・6/15 例祭
浅内字上野84 八幡宮 5/2 例祭
乙茂字上7−1 八坂神社 4/13 例祭
安家字氷渡248 出羽神社 旧・6/15 安家ナニャトラヤ
安家9字江川19 赤平神社 4/15 例祭
釜津田字釜沢36 岡山神社 旧・6/15 例祭
大川字下町105 春日神社 5/5 例祭
袰野字府金50 熊野神社 旧・6/15 例祭
 【岩泉の民俗芸能】
 ●剣舞
長田剣舞(大川郷土芸能保存会)=大川。盆に披露。田代剣舞からの分れと伝えられる。武士の念仏供養のために踊り始めたのが今日まで伝われたと云われております。
 演目は「城廻し、二本太刀、あや踊り、高太刀、木刀、からす踊、ゆるいなぐさみ、念仏」。

救沢念仏剣舞(救沢念仏剣舞保存会)=門。盆に披露。
 戦国時代に京都から高貴なお方が岩泉に逃れてきた何年か後に逝去なされたので、黒森山周辺の部落を中心にその方の霊を慰めるために剣舞や神楽を踊ったことから始まったと云われている。

二升石黒森流鹿踊附森山流大念仏(二升石郷土芸能保存会)=二升石。法会・盆に披露。

 鹿踊りは宮古市黒森山。大念仏は岩泉町森山から伝えられたと伝わる。
 ●踊り
向町さんさ踊(向町さんさ踊り保存会)=岩泉。岩泉大神宮例祭(旧・7/21)奉納。
 大正9年(1920)、当町出身の三田地権次郎氏が、宮古の花輪で盛岡の木材業者から踊り・笛・太鼓を習い、岩泉に持ち帰る。
戦時のため中断するが、戦後、再度三田地権次郎氏が若者に教えるが、この時の若者の多くが向町の青年だったので、向町さんさと呼ばれるようになる。
 昭和60年(1985)頃から、さんさ踊りの他に岩泉甚句、盆踊りのキタ甚句、シカガ甚句などの伝承にも力を入れるようになった。

安家ナニャトラヤ(安家ナニャトヤラ保存会)=安家。出羽神社例祭(旧・6/15)奉納。盆踊り。
 太鼓の音頭は二つ甚句、三つ音頭、十二足がある。

中野七頭舞(中野七頭舞保存会)=小本。白山神社例祭(5/3)奉納。七つ踊。
 天保時代発祥で、神楽太夫と呼ばれた」工藤喜太郎が、神楽舞の一部で(シットギジン)という舞込みを基本に創始したと云われている。

大牛内七ツ舞=小本。豊受神社例祭(隔年。5/3)奉納。七つ踊。
 神楽の一種で天保時代頃に中里、岸地区に伝えられたものといわれ、大牛内開拓時代に中里出身の武田新九郎先人が、大牛内の自宅庭先で青年に指導したもので、昭和24年に地元神社へ奉納した。
舞いは、「道具取り、横ばね、鳥居がかりちらし、組ちらし、五方の矢、道具納」があり、七ツ道具で大地を切り拓き清め、悪魔を祓いながら進んだ様子を表現したもので、五穀豊穰、家内安全などを祈願して踊られている。

月出七ツ舞(月出七ツ舞保存会)=岩泉。蒼前駒形神社例祭(旧・3/16)・倉保山十二神社例祭(旧・3/19)奉納。七つ踊。

栃ノ木七ツ舞=下有芸。中断中。

中島七ツ舞(中島七ツ舞愛護少年団)=中島。八坂・稲荷・出羽・新山神社例祭(5/5)奉納。七つ踊。
 舞の種類は「道具取り舞、横ばね舞、鳥居がかり舞、ちらし舞、組ちらし舞、道具おさめ舞」の6つ。

中里七ツ舞(中里七ツ舞郷土芸能保存会)=中里。八幡神社例祭(9/15)奉納。七つ踊。
下閉伊郡地方に古くから伝承していた黒森神楽(山伏神楽)で、家々に舞い込む先払いの芸能から風流化したもの。

演目は「道具取り舞」、「ちらし、横ばね、組ちらし舞」、「鳥居がかり舞」。
 【岩泉町郷土芸能祭】
毎年町内6地区を持ち回りで開催。8月中旬開催。2017年で51回目。主催は岩泉町・岩泉町教育委員会。
郷土芸能出演団体は9団体(1団体は他町より特別参加)。
岩泉高等学校郷土芸能同好会による中野七頭舞、救沢念仏剣舞、二升石黒森流鹿踊附森山流大念仏、長田剣舞、中里七ツ舞、向町さんさ踊り、釜津田鹿踊、中野七頭舞、安家ナニャトヤラ。

 田野畑村
羅賀107 大宮神社 旧・6/15 神輿
大宮神楽
早朝に大宮神社に集まって祈願祭を行い、それから地区内を「ワッショイ、ワツショイ」の掛声で、神輿を担いで練り歩き、お昼頃、平井賀の海岸から大漁旗を掲げた船に移して弁天島まで行き、そこでまた祈願をして帰ってくる。
島ノ越178 大神宮 旧・6/15 例祭
荻牛42 出羽神社 8/17 例祭
沼袋4−17 八坂神社 6/17 例祭
 【羅賀港まつり】
熊野神社(平井賀)例祭と合同で7月最終土日開催。主催は羅賀港祭り実行委員会。熊野神社より子供神輿出発。郷土芸能や魚のつかみ取り、宝捜し、弁天島までの曳き船や歌い込みもあり。夜は花火大会。
 東日本大震災では高台の海鳴台団地は被災を免れたが、羅賀、平井賀地域では住宅の多くが流失した。
 【田野畑の民俗芸能】
大宮神楽(大宮神楽保存会)=和野羅賀。県指定無形民俗文化財。大宮権現の獅子頭を奉じ、ほら貝を吹きながら祈祷し舞う。大宮神社例祭(6/15)・正月2日。
毎年正月2日、大宮神社または鵜鳥神社で「舞い立ちの儀」したあと、大宮権現を奉ずるときは村内の旦那場回りを、鵜鳥権現を奉ずるときは北は久慈市、南は釜石市まで各市町村を廻る。

 往古は別当の住む和野地区の神楽集団であったので「和野神楽」と呼ばれていたが、実態は大宮神社に付属していること、神楽代表の田野畑家が栄福院の直系であることから、現在では大宮神楽の名称で通っている。
嘉永年間の栄福院銘の神楽本があったとされることから、少なくとも嘉永年間(1848〜54)には成立していたと考えられている。
演目は50ほどで、役舞い・狂言・科白神楽に分かれている。


菅窪鹿踊
(菅窪鹿踊保存会)=菅窪。県指定無形民俗文化財。雷電神社例祭(5月)奉納・お盆(8/14)披露。。
  菅窪鹿踊は鹿踊と剣舞が交互に入れ替わりながら舞うのが特徴。踊り手はわずかの時間にさっと衣裳をつけ替える。
建久2年(1191)、源頼朝の命によって田野畑の大芦の地にやって来た武蔵国秩父の庄(埼玉県)の畠山重忠率いる畠山氏一族によって鹿踊りが伝えられたという。嘉永5年(1852年)、大芦で一番の踊り手だった大工の常五郎が菅窪に移り住んで鹿踊りを伝え、菅窪鹿踊が始まったと伝えられている。

甲地鹿踊り=甲地。村指定無形民俗文化財。幕踊り系の鹿踊り。
 【開拓】
村内原野の開拓は大戦中から食料増産の国策を受けて組織的に始まり、戦後は樺太からの引揚者も受け入れて、昭和30年(1955)までに久春内、机、池名、田野畑野場、西和野、浜岩泉、切牛、真木沢、大谷地、板橋、立石、千丈、沼袋の各地域で、入植211戸、増反戸198戸の計409戸の開拓農家が生まれた。