岩 手 県

 ≪二戸地方≫

  
二戸市、二戸郡〔一戸町〕、九戸郡[軽米町、九戸村] 

住所 神社名 祭礼 内容 備考

 ≪二戸市≫
  平成18年(2006)1/1、二戸市+二戸郡浄法寺町が合併。
 ◎旧・二戸市
      福岡
      御返地(ごへんち):安比(あっぴ)、似鳥、福田、足沢(たるざわ)
      斗米(とまい):上斗米、下斗米、米沢
      石切所:石切所+福岡の一部〔穴牛、村松〕が編入
      爾薩体:仁左平(にさたい)、白鳥、堀野
      金田一:金田一、野々上、釜沢(かまざわ)
福岡字五日町29 呑香稲荷神社 9/1金土日 神輿 各社
手作り風流山車3台 五日町若者連、在八町内会若者連、川又若者連
風流山車6台
(借入れ、発注)
は組、愛宕山車若者連中、秋葉若者連、長嶺連中祭典実行委員会、田町町内会、市役所お祭り同好会
福岡字上平51 愛宕神社
福岡字上平1 秋葉神社
郷土芸能 呑香稲荷神社神代神楽
 二戸まつりは元々は呑香稲荷神社、愛宕神社、秋葉神社の三社の合同例祭で9/5〜7の福岡秋まつりに行われていたが、昭和58年の国道4号二戸バイパス開通を機に二戸まつりに発展し、翌59年に例祭日も9月上旬の三日間に変更となった。
初日は呑香稲荷神社のお通り、中日は愛宕神社、最終日は秋葉神社のお通りである。
 三社の神輿を先頭に、9台の山車が「ヨ―イサ、ヨイサ」の掛け声とともに、目抜き通りを練り歩く。初日の夜は「ナニャドヤラ」が、中日の夜には「二戸大作太鼓」と総勢1600人による「二戸ふるさと音頭」の流し踊りが開催される。
県北随一の祭と言われるものの1つである。
 ≪二戸まつりの行事案内≫
 ◎初日(金曜)
(11:00〜)呑香稲荷神社例祭
(14:30〜)神輿・山車合同運行(呑香稲荷神社渡御)〔八幡下⇒長嶺〕
(15:00〜)さんさ踊り〔八幡下〕
(19:00〜)歌謡ショー〔八幡下特設ステージ〕※雨天中止
(19:15〜)なにゃどやら流し踊り〔裁判所通⇒東北銀行二戸支店〕※雨天中止

 ◎中日(土曜)
(9:30〜)南部芸能発表会〔二戸市民文化会館〕
(11:00〜)愛宕神社例大祭・秋葉神社例大祭
(14:30〜)
神輿・山車合同運行(愛宕神社渡御)〔長嶺⇒八幡下〕
(18:45〜)二戸
まつり流し踊り

 ◎最終日(日曜)
(13:30〜)秋葉神社講中祈願祭
(14:30〜)神輿・山車合同運行(秋葉神社渡御)〔〔長嶺⇒八幡下〕
(17:30〜)二戸市郷土芸能〔岩手銀行二戸支店駐車場〕※雨天中止
呑香稲荷神社神輿=六角神輿。宝暦13年(1763)7月14日に、第34代藩主南部利雄公が寄進し祭礼が始まる。
 ■平成22年[2010]の演題
五日町若者連(五日町、城ノ外地区)=風流は「連獅子」。見返しは「車引き」。町内の自作。

在八町内会若者連(在府小路、八幡平地区)
=風流は「赤穂浪士 吉良邸討入り」。見返しは「牛若丸」。町内の自作。

川又若者連(川又、穴牛、中村、鍵取地区)=風流は「加藤清正 虎退治」。見返しは「恵比寿様」。町内の自作。 
は組若者連(八幡下、橋場地区)=風流は「義経の八艘飛び」。見返しは「静御前」。一戸の上町組より借上げ。

愛宕山車若者連中(中央、落久保、横丁の3町会連合)=風流は「虎を生け捕る和藤内」。見返しは「浦島太郎」。平下信一さん制作の平三山車を出す。

秋葉若者連(中町、下町地区)=風流は「那須与一」。見返しは「大久保彦左衛門」。平下信一さん制作の平三山車を出す。

長嶺連中祭典実行委員会(長嶺地区)
=風流は「楠木正成」。見返しは「子連れ狼 拝一刀」。平下信一さん制作の平三山車を出す。

田町町内会
=風流は「平将門」。見返しは「花咲爺さん」。平下信一さん制作の平三山車を出す。太鼓は前後に配置。

市役所お祭り同好会
(市役所職員 他)=風流は「桃太郎」。見返しは「さるかに合戦」。平下信一さん制作の平三山車を出す。 
松の丸幼稚園小若組=風流は「坂本龍馬」。見返しは「はなかっぱ」。
似鳥字林ノ下37 似鳥八幡神社 旧・1/6 サイトギ、神楽  
福田字稲荷前20 高清水稲荷神社 8/16 人形 市指定無形文化財
 【福田の人形祭り】
 天保年間(1830−43)に飢饉や疫病が流行し、悪病退散の祭りとして始められたと云われている。
身体の悪い所をなでたせんべいや子供たちが「勉強ができるように」、「駆けっこが速くなるように」などの願を掛け、頭や足に当てたせんべいなど家族の人数分だけ神社にもちより、麦藁で男女2体の人形をつくり、旗を先頭に、権現さま、せんべい担ぎ、太鼓などが行列をつくって、車に乗せた人形を「ヤレヤレヨースヨイサイ」とかけ声をかけながら約2kmを引き回し、沢口橋からせんべいと人形を安比川に流す。

なおせんべいをつるす今の形になったのは昭和40年代からで以前は麦もちを平らにし、ひもを通して担ぎ棒に結んだという。
足沢 八坂神社
足沢字大平 大平神社
上斗米上里8 月山神社 9/19 例祭
下斗米上平19 大宮神社 10/19、20 例祭
下斗米坂本 日吉神社 10/1日曜 山車1台?
七ツもの
米沢字沢内179 天満宮 8/4土日 山車1台 天満宮お祭り実行委員会
上米沢鹿踊り
米沢 薬師堂 5/3、4 山車1台 薬師まつり同好会
3日は夜宮で19時30分より運行。
4日は14〜16時運行。他の行事として南部手踊りが13時。懸賞付盆踊りが19時30分より。
石切所字杤ノ木 杤ノ木(こぶのき)神社 9/3土日(元・18) 神輿
山車6台 1区、中央町、3区、4区、5区前田町、6区
御神体の男根を飾った山車や神輿、仮装行列が町内をめぐり、夜は豊年踊りや流し踊りがある。
JR二戸駅に物産館「なにゃーと」が併設されてから、前田・中央・1区の3台の山車がなにゃーと内に納められるようになった。
 ≪杤ノ木神社例大祭の行事案内≫
 ◎初日(金曜)
15:00〜)杤ノ木神社例大祭式典
(15:30〜)直会〔福集館〕

 ◎中日(土曜)
(13:30〜)行列運行(神輿、山車、仮装行列、マーチングバンド)〔福岡電業駐車場出発〕
14:00〜)JRバス広場でアトラクション
(19:30〜21:00)神輿担ぎレース〔二戸駅前通り〕

 ◎最終日(日曜)
(13:00〜)行列運行(神輿、山車、仮装行列)
〔全酪連北福岡工場出発〕
(14:30〜)JRバス広場でアトラクション
(20:00〜22:00)盆踊り大会〔JRバス広場
石切所字晴山112 深山神社 8/3土日 深山神社神楽、盆踊り
石切所字村松64 八幡神社 旧・8/15 豊年踊り
仁佐平字小山18 琴比羅神社
白鳥字金林43−1 日吉神社 10/9 神輿 拝殿に安置
堀野字五日町29 武内神社 9/2土日 山車4台 3区連合、馬場大畑、馬淵区、東側
氏子は3区連合(上東、長池、小清水)、馬場大畑、馬淵区(下河原 、長瀬、馬淵)、東組(東側若連) など
 ≪武内神社例大祭の行事案内≫
 ◎初日(金曜)
15:00〜)武内神社例大祭式典
(15:40〜)神楽奉納

 ◎中日(土曜) 
(13:00〜)山車集合
13:30〜)山車運行〔三十刈→ショッピングセンタ― →病院通り→北岡産業前流れ解散〕
(19:00〜)かくし芸大会(神社境内)

 ◎最終日(日曜)
(12:30〜)山車集合
(14:00〜)山車運行紅梅荘 →ショッピングセンタ―→三十刈〕
(19:00〜)奉納盆踊り大会〔武内神社境内〕
 ■平成16年[2004]の演題
3区連合(上東、長池、小清水)=風流は「那須与一」。見返しは「鼠 小僧」。

馬場大畑
=風流は「加藤清正」。見返しは「汐くみ」。

馬淵区(下河原 、長瀬、馬淵)
=風流は「源 義家」。見返しは「水戸黄門」。

東組(東側若連)
=風流は「連獅子」。見返しは「娘 道成寺」。
金田一字野月139−2 八坂神社 8/下旬(元・18) 神輿
大八車 昭和36年を最後に出ていない
山車3台 下町、商工会有志⇒休止中?
郷土芸能 神楽、七つもの、獅子踊り、屋形大八
神輿、山車が八坂神社と金田一温泉駅付近との間、およそ3、5kmを練り歩く。
最終日の夕方には芸能大会も行われる。かつて神輿渡御には神楽、七つもの、獅子踊り、屋形大八、山車4台が随行した。
大八車=祭りのときに神輿の供をする車付きの屋台。昭和36年(1961)を最後に、祭りには出ていない。女の子3人ないし数人の太鼓打ちが大八車に乗り、世話人、車引き、綱引き、竹割引き、金棒引き、笛ふき、三味線ひきが行列をつくって神輿のお供をした。現在、大八車は分解され、長寿寺に保存されている。
釜沢上野平91 月山神社 9/3 例祭
 【虫追い祭り】
二戸市内では、上斗米の中沢地区で7月下旬に行われる虫追い祭りと、御返地福田地区の人形まつりの二つが残っている。
中沢:7月下旬(7月24日前後の土用入りの日)

蒼前神社の境内で稲わら(昔は麦わらだったそう)で作った男女に体の人形に悪神・悪霊払いの祈願をこめ、幟を立て、笛や太鼓で踊りながら町中を歩き回る、最後に氏子総代が村はずれでこの人形に御神酒をかけ、火を付けて幟共々焼き払う。

●福田:8月16日福田高清水稲荷神社では旧盆の8月16日、麦わらと稲わらで作った男女2体の人形を使って行われる。この祭りは天保の飢饉で疫病が流行したため、これを払う祭りとして始まったとされています。
当日は、氏子達によって作られた人形をいったん神社拝殿の正面の柱に結びつけられます。地区の人々は体の悪い部分にせんべいをあて、すって病を移した家族全員分のものを紐に結んで持ち寄りこの人形にくくりつける。
神主による祈願が行われた後太鼓や手平鉦で囃されながら地区を回りその後安比川に流される。災いをすべて霊力や祈願で退散させていた時代の名残の年中行事である。
 【二戸の民俗芸能】
 ●神楽
呑香稲荷神社神代神楽(呑香稲荷神社神代神楽保存会)=福岡。市指定無形民俗文化財。呑香稲荷神社例祭・年末・年始・盆社風神楽。

金田一神楽(金田一神楽保存会)=金田一。市指定無形民俗文化財。八坂神社例祭(8/17〜19)。山伏神楽。

大宮神社神楽(下斗米山伏神楽保存会)=下斗米。市指定無形民俗文化財。大宮神社例祭(10/19)。山伏神楽。

深山神社神楽深山神社神楽保存会)=石切所。市指定無形民俗文化財。深山神社例祭(8/20頃の土日)。山伏神楽。

武内神社神楽武内神社神楽保存会)堀野。市指定無形民俗文化財。不定期に武内神社例祭に奉納。山伏神楽。

似鳥神楽=似鳥。市指定無形民俗文化財。小正月、サイトギに披露。山伏神楽。
 ●その他
上米沢鹿踊り上米沢鹿踊り保存会)=米沢。天満宮神社例祭(8/4土日)奉納。

七ツもの=坂本。日吉神社例祭(10/1日曜)奉納。山伏が七ツ道具(剣、薙刀、鉾、杵、斧、槍、弓)を振りかざし、あたかも、勝ち誇った姿をそのまま表現している勇壮なもので、戦勝の踊りと言われている。
一説に源義経が平泉を追われ、北海道へ渡る途中、上斗米を通ったところ、悪者が出没し地元民が困っていたので、義経の一行が悪者退治をした際の踊りが始まりだとか、弁慶の七ツ道具になぞらえたものという義経の北行伝説に結びつく言伝えが残っている。
 武運長久を祈り、戦いに勝って神に奉納する踊りであるため、神社の祭典には欠かすことの出来ないものとされ、また、平和を招く踊りとして近隣の豊作祭りにも引っ張り出されて、夜通し踊り明かされた。
 ◎旧・二戸郡浄法寺町
     ⇒浄法寺、漆沢、御山(おんやま)、駒ヶ嶺、大清水
浄法寺町浄法寺字八幡舘2 神明社 9/連休 神輿 初日、最終日 
山車3台 上組、中組、下組
※このほか郷土芸能として、“七つ物、鹿おどり、新山神楽、大神楽、えんぶり"が出る。
山車はいずれも一戸祭りで使ったものを借りてくるが、一戸の山車よりも小ぶりなので、人形配置もそれに合わせて改変されている。
 ≪浄法寺秋祭りの行事案内≫ 
   ※平成27年(2015)
 ◎初日(土曜)
(14:00〜)神輿渡御、山車・郷土芸能巡行〔神明社⇒春日町お仮屋〕
(18:30〜)山車組合、郷土芸能団体による競演〔総合支所前広場〕
(19:30〜)花火大会〔旧浄法寺小学校跡地〕
 ◎中日(日曜)
(9:00〜)山車・郷土芸能巡行〔浄法寺中心部〕
(14:00〜)福岡高校浄法寺校生による太鼓、郷土芸能発表、ダンス、ビンゴ大会 など〔総合支所前広場〕
(18:30〜)浄法寺音頭流し踊り(浄法寺大橋⇒総合支所前
(19:00〜)神明社奉納相撲大会〔神明社相撲場〕
(19:30〜)盆踊り大会〔総合支所前広場〕
 ◎最終日(祝日)
(9:00〜)山車・郷土芸能巡行〔浄法寺中心部〕
(14:00〜)神輿渡御。山車・郷土芸能巡行春日町お仮屋⇒神明社〕
(17:00〜)歌謡演舞ショ―〔総合支所前広場〕
 ■平成20年[2008]の演題
上組義経八艘飛び
中組=
真田幸村
下組
平将門。
 【八葉山 天台寺】
浄法寺町御山久保。10月上旬に大祭。
 ≪行事予定≫
(10:30〜)太鼓奉納
(11:00〜)天台寺舞楽公演
(12:00〜)御輿渡御・稚児行列
(12:30〜)駒ヶ嶺新山神楽
(13:30〜)瀬戸内寂聴名誉住職法話
(14:30〜)護摩供養

 【浄法寺の民俗芸能】
 ●神楽・太神楽
漆沢月山神楽=漆沢。市指定無形民俗文化財。月山権現社例祭(5/5)。山伏神楽。

駒ヶ嶺新山神楽=駒ヶ嶺。市指定無形民俗文化財。神明社例祭(9/14〜16)・天台寺大祭。山伏神楽。

大森太神楽
=大森。神明社例祭(9/14〜16)。

杉沢えんぶり=田子の名主の妻が長患いにあり、近郷近在の神社仏閣に祈祷したものの一向に効果がなかった。
旅人から浄法寺の山伏、岩湧坊の霊験を聞き及び遠路訪れると、その甲斐あって妻の病気は日増しによくなる。
名主は御礼を申し述べるため再び岩湧坊を訪れ、その際引き連れた里人5人にえんぶり他の舞を奉納させ、さらにこの舞を岩湧坊に伝授したという。
 【二戸市郷土芸能祭】
2月中旬、9;30〜15:50、二戸市民文化会館 大ホール(石切所字狼穴1−1)で開催。入場無料。令和6年(2024)で40回を数える。

※二戸地区郷土芸能発表会(二戸市・一戸町・軽米町・九戸村で構成)や北緯40°ナニャトヤラ連邦郷土芸能交流会(二戸市・八戸市・久慈市)と兼ねている。

 ≪二戸郡≫
 一戸町
    一戸:一戸、高善寺
    浪内:岩館、鳥越、楢山、根反、一戸〔大越田・大道沢・小井田・田中〕
    鳥海:出町(いづるまち)、小友、西法寺、月舘、中里、女鹿(めが)
    小鳥谷(こずや):小鳥谷、宇別(うべつ)、小繋、中山、奥中山、平糠
    姉帯:姉帯、面岸(おもぎし)
高善寺字野田52 八坂神社 8/最終金土日 神輿  
山車4台 野田組、本組、上町組、橋中組
一戸 稲荷神社 山車1台 西法寺組
郷土芸能 女鹿神楽、楢山神楽、根反鹿踊、来田七つ物
 一戸まつり=一戸まつり実行委員会主催。毎年8月最終金土日開催。
昭和58年の国道4号一戸バイパス開通を機に
往時の賑やかさを取り戻すために復活され、八坂神社・稲荷神社の例祭を中心に神輿、風流山車5台が町を練り歩き、神輿渡御のお供として神楽、鹿踊り、七つ物踊り、南部手踊り などの郷土芸能が繰り出したり、、懸賞盆踊り大会が行われる。
 ≪一戸まつりの行事予定≫ 
  ※平成27年(2015)
 ◎前夜祭(木曜) 
(19:00〜)山車と音頭上げの競演(旧一戸病院広場、荒天時中止) 

 ◎初日(金曜)
(11:00〜)八坂神社・稲荷神社例大祭
(14:00〜)神輿渡御、神輿お供(女鹿神楽,楢山神楽,根反鹿踊,来田七つ物):一戸駅前⇒下天王(一泊)
       
山車5台運行(一戸駅前⇒下天王⇒選果場)

(19:00〜)プロ歌手(八坂神社境内)
       素人歌と踊り大会(稲荷神社境内)

 ◎中日(土曜) 
14:00〜)神輿渡御、神輿お供(女鹿神楽,楢山神楽,根反鹿踊,来田七つ物)下天王⇒大日天⇒稲荷神社(一泊)
       山車5台運行(下天王⇒消防分署) 
       権現様パレード(下天王⇒大日天)

(18:05〜)一戸音頭流し踊り(一戸駅前⇒中田橋入口、荒天時中止)
(19:00〜)山車5台夜間運行(一戸駅前⇒中田橋入口
       プロ歌手(八坂神社境内)

 ◎最終日(日曜)

(14:00〜)神輿渡御、神輿お供(女鹿神楽,楢山神楽,根反鹿踊,来田七つ物):八坂神社⇒駅前⇒下天王⇒八坂神社。稲荷神社⇒駅前⇒日天⇒稲荷神社
       
山車5台運行
一戸駅前⇒下天王・関屋)
        若者連神輿会〔一乃会]、華一踊り〔一戸高校〕(一戸駅前⇒旧一戸病院入口)
(19:00〜)プロ歌手(八坂神社境内)
       大懸賞盆踊り大会(稲荷神社境内)


 ◎月曜
(11:00〜)お湯立て八坂神社・稲荷神社境内)
 ■令和4年[2022]の演題
野田組
=嘉永6年(1853)高善寺村に向組という私設消防団が誕生。明治39年3月に公的消防組に編成され、一戸消防組第二部となり、現在の野田組となる。
 組印は「輪違い」。
風流は「四ツ車大八」。

本組
=藩政末期に下町に火消し組織が作られる。明治39年3月に公的消防組に編成され、一戸消防組第一部となり、現在の本組となる。
 組印は「中蔭松皮菱」。風流は「仁田四郎 忠常」。

上町組=下町とほぼ同時期に上町・袋町にも火消し組織が作られる。明治39年3月に公的消防組に編成され、一戸消防組第三部となり、現在の上町組となる。本組と同じ本町通りの消防組なので、当初「上本組」と名乗っていた。
組印は「違い角」。風流は「朝比奈三郎 義秀」。

橋中組=明治36年に橋場、中田、樋ノ口の若者たちにより私設消防団「橋中組」が誕生。大正2年編入願いを出し、同年3月に正式加盟。山車は大正期には曳行するようになる。

 
組印は「源氏車三面体」。風流は「巴御前」。

西法寺組=昭和に加入。風流は「石橋」。
関屋子供会=昭和58年山車で初参加。63年までは山車を作った。
岩館 子守神社
一戸小井田18−3 八幡宮 旧・8/15 例祭
中里前田 観音堂 8/中旬 山車1台  
小鳥谷字上里45 小鳥谷八幡神社 9/23か10/初旬
(元・旧8/15)
神輿
山車2台 野中若者連、に組 
七ッ踊り、高屋敷神楽
小鳥谷八幡神社から野中まで神輿、山車、七ッ踊り、高屋敷神楽などの渡御がある。往古は仁昌寺、中屋敷、野里の3台の山車が出た。
奥中山 聖徳太子堂 8/7(毎年) 御輿
山車1台 古い耕運機がベース 
中山神楽
(13:00〜14:00)山車運行〔奥中山高原駅前通リ⇒奥中山中学校⇒奥中山保育所⇒聖徳太子堂〕
(17:00〜)パレード:中山神楽を先頭に奥中山中学校ブラスバンド、御輿、山車、 など〔聖徳太子堂⇒奥中山高原駅前〕
(18:30〜)中山神楽、奥中山中学校ブラスバンド〔奥中山高原駅前特設ステージ〕
姉帯字門前48−3 日吉神社 旧・9/3 例祭
 【一戸町郷土芸能祭】
11月下旬、一戸町コミュニティセンター(一戸町一戸字砂森117−2)で開催。主催は同町教育委員会、同町郷土芸能保存協議会。入場無料。2015年で38回を数える。
町内で郷土芸能の保存や伝承に努める団体とゲストの1団体が出演し、観客に郷土芸能の素晴らしさを伝える。
 ●神楽
※一戸の山伏神楽は県指定無形民俗文化財であるが、高屋敷神楽保存会と中山神楽保存会によって保持されている。

高屋敷神楽〔高屋敷神楽保存会〕=一戸町小鳥谷字高屋敷。県指定無形民俗文化財。9月の八幡神社・熊野神社例祭・郷土芸能祭。
源流は上女鹿沢の三明院にあると言われている。演目は「権現舞」、「三番叟」、「鳥舞」など。


中山神楽〔中山神楽保存会〕=県指定無形民俗文化財。

田中新山社神〔田中新山社神楽保存会〕=一戸町田中。町指定無形民俗文化財。演目は「鶏舞」、「虎ノ口」 など。

小友神楽〔小友神楽保存会〕=町指定無形民俗文化財。昭和末期に九戸村の瀬月内神楽を習得。演目は「盆舞」など。

女鹿神楽〔女鹿神楽保存会〕=演目は「若子舞」、「三番叟」など。
休止中の神楽は楢山神楽、岩清水神楽があるが、以前は他にも各地に神楽が伝承されていたという。
 ●踊り
根反鹿踊り(ねそりししおどり)[根反鹿踊り保存会]=一戸町根反。県指定無形民俗文化財。諏訪稲荷神社例祭(8/最終日曜)・郷土芸能祭。
県北地方の幕踊りを代表する鹿踊り。太鼓を持たず、囃子に合わせて身体を被う幕を内側から動かして踊る。
古文書等は無く、伝承によると、加賀の国で苦戦していた八幡太郎義家が鹿の角に松明をつけて敵陣に攻め込み勝利した喜びを踊りにしたものが、戦国時代に修験者によって伝えられたとも、奥州に陣を張った義家が、山から聞こえてきた雄鹿が雌鹿を呼ぶ声を聞いて自分たちの境遇を顧み、鹿の戯れの様子を踊ったのが始まりともいわれる。
鹿の踊り手は、股引に白足袋、草鞋を履き、紙製のザイ(たて髪)をつけた金色(顎から口にかけては銀色)の鹿頭をかぶり、鹿頭の下を黄色い幕で覆い、絵模様の腰当をつける。
演目は「入り込み」、「本舞い」、「鹿集めの舞い」、「八幡囃子」、「飛燕の舞い」などで構成され、輪踊りと組み踊りを四十節の歌詞に合わせて踊る。

来田の七ツ物踊=神輿行列の最中で杵を高々と放る踊りであり、所作は単純で、杵が高く高く飛び上がった瞬間踊り手全員がしゃがんだ状態で一回転、杵を見事にとらえて構えてみせる。ご祝儀に酒をもらうと一升瓶を採り物にして花舞を踊る。笛は無く、太鼓を数台出して拍子を取る。小鳥谷も同様であるが、一戸では太鼓のカドを使わず面を打つ音の強弱だけで七つ拍子を囃している。花舞の方がリズムが早く、複雑な踊りである。
3日間、神輿行列の露払いを務め路上で演舞する。行列解散後は下天王・大日天・稲荷神社・八坂神社など終着地点の神社で奉納舞をし、その後通りの家々を一軒一軒回って踊りを見せ祝儀を募る。


小鳥谷七ツ踊り=町指定無形民俗文化財。杵、棒、刀、長刀、矛、斧、弓矢の7種類の道具を持って踊る。

 ≪九戸郡≫
 軽米町
    軽米:軽米、高塚(こうけ)、上館、長倉、晴山の一部
    小軽米:小軽米、円子(まるこ)、蛇口(へびくち)
    晴山:晴山、え塚、山内
軽米第8地割72−1 軽米八幡宮
公式HPへ
9/中旬 神輿2基 八幡宮、秋葉山 
山車7台 蓮台野(芙蓉団)、荒町(光栄団)、仲町(義組)、本町(新栄団)、大町(協誠団)、上新町(上新町団)、下新町(大正団)
郷土芸能 神楽、駒踊り、えんぶり
 ≪行事予定≫ 
 ◎初日(土曜) 
(13:00〜14:00)軽米八幡宮例大祭〔軽米八幡宮〕 
(15:00〜19:00)神輿渡御、郷土芸能行列、山車運行(軽米八幡宮〜御仮屋)

 ◎中日(日曜) 
(7:30〜12:30)消防演習〔軽米中学校グラウンド、雪谷川河川敷〕
(17:30〜20:00)軽米流し踊り〔蓮台野〜新町)〕
 ※参加団体(平成18年[2006])は軽米小学校マ―チングバンド、JA北いわて軽米地域女性部、軽米町役場、軽米町商工会女性部、軽米町金融団、上新町、新町大正団、社会福祉法人桂泉会、県立軽米病院、立正佼成会さんさ踊り など

 ◎最終日(祝日)

(15:30〜19:00) 神輿渡御、郷土芸能行列、山車運行御仮屋〜軽米八幡宮〕
 ■平成27年[2015]の演題
蓮台野(芙蓉団)(紹介HPへ=風流は「象引」。現在は平成21年度より一戸町「西法寺組」より借りる。

荒町(光栄団)=風流は「女自来也 鬼神のお松」。三戸の六日町組より借りる。

仲町(義組)=人口減のため平成16年から不出場。

本町(新栄団)=風流は「鳴神〜盟い破れて鳴る雷と化す」。八戸市 十六日町山車組より借りる。


大町(協誠団)
=風流は西遊記「芭蕉扇を求め牛魔王と対峙」。一戸より借りた?。

上新町(上新町町内会)
=風流は「知盛怨霊顕る 摂州大物浦難風の場」。八戸の下町組より借りた。

下新町(大正団)
=風流は「西遊記」。八戸の売市山車組より借りた。
 軽米は昭和40年代前半までは全て自作山車、その後平成初期までは全て八戸からの借上。
平成になってから、八戸山車の大型化や道路事情等で、各地から借上られるようになる。
バイパス開通に伴い、再び八戸からの借上に戻る町内もあるが、各地の祭り日程変更等で、祭が重なる様になり、八戸から借りたくても借りれないと言う状況から、各地の山車が混在する祭になっている。
初日と最終日は、町の有形文化財である「猿田彦命」像を先頭に、神輿や山車7台が練り歩き、神楽や駒踊りの見事な群舞とともに、町の中心街約2kmを練り歩く。中日は、総勢約700人の踊り手による「軽米音頭流し踊り」が賑やかに開催される。
高家第6地割93 大神宮 8/16 例祭
上舘第7地割80 八坂神社 7/2日曜 沢田神楽
小軽米第12地割9 月山神社 9/1日曜 沢田神楽 ナニャドヤラ、小軽米えんぶり
円子第4地割230 円子神社 3/15 御湯釜祭
8/15 例祭
晴山字上ノ山25−1 武甕槌神社 8/17 山内神楽
山内字権現林23−23 武甕槌神社 8/17 山内神楽
 【軽米の民俗芸能】
 ●神楽・太神楽
沢田神楽(沢田神楽保存会)=小軽米4−27−2。町指定無形民俗文化財。月山神社例祭(9/1日曜)・八坂神社例祭(7/2日曜)奉納。山伏神楽。
 軽米八幡宮宮司の家に伝わる「金剛院流」の系統をくむと云われる。

山内神楽(公式HPへ=晴山。武甕槌神社例祭(8/17)奉納。山伏神楽。
 慶長9年(1604)に山内鎮座武甕槌神社に伝えられたと云われている。昭和17年途絶えたが、昭和51年、山内青年会が中心となり復活。
 演目は「権現舞、諷誦荒神舞、三坊荒神舞、鶏舞、三番叟、山ノ神舞、剣舞、盆舞、番楽舞」 など。

太神楽(太神楽保存会)=軽米。町指定無形民俗文化財。八幡宮例祭(9/中旬)奉納。
 獅子頭は、天保年間(1830〜43)の作と思われる。八幡宮の祭典に神輿の先頭につき、悪を払う道案内をする。
 ●その他
高家えんぶり=軽米。八幡宮例祭(9/中旬)奉納。
大正時代初期に伝えられ、一時中断するが、昭和61年から晴高小学校が学校活動にとり入れたのを契機として保存会が結成された。
 演目は「えんぶり」、「大黒舞」、「すだれ」。

小軽米えんぶり(小軽米えんぶり保存会)=小軽米。町指定無形民俗文化財。月山神社例祭(9/1日曜)奉納
 明治期に八戸より伝ったと云われている。何度か中断するも昭和30年頃に小軽米青年会が復活させた。
演目は「えんぶり」、「松の舞」、「伊勢音頭」 など。

高家(こうけ)えんぶり〔高家えんぶり保存会〕=高家。町指定無形民俗文化財。当地方のえんぶりは、「どうさいえんぶり」と言われ、構成は3人の太夫の他に、若干の舞子、唄手、太鼓、掌鉦、親方から成っている。

駒踊り駒踊り保存会〕=軽米。町指定無形民俗文化財。八幡宮例祭(9/中旬)奉納。

虎舞=軽米。町指定無形民俗文化財。八幡宮例祭(9/中旬)奉納。

ナニャドヤラ=小軽米。月山神社例祭(9/1日曜)奉納・盆。

山田しし踊り(山田しし踊り保存会)=町指定無形民俗文化財。豊作を祈願して踊る民俗芸能。かもしかの群舞を描写したもので、雌じし1頭,雄じし4頭、太刀振り、ささらを加えた激しい流動的な踊り。
 【軽米町郷土芸能まつり】
11月下旬か12月初旬に開催。なお二戸地区郷土芸能発表会の当番の時はW開催。会場は軽米町農村環境改善センター。平成22年(2010)で38回を数える。

 九戸村
    伊保内:伊保内、長興寺、小倉(こぐら)、荒谷(あらや)、雪屋(ゆきや)
    戸田:戸田、山根(さんね)
    江刺家:江刺家、山屋
伊保内第10地割38 熊野神社 8/中旬(土日月)
(元・17)
神輿   
山車3台 上町、下町、南田
郷土芸能 二ツ家虎舞、太神楽、荒谷獅子踊、九戸神楽、小倉七ツ物、川向駒踊、遠志内剣舞、
神輿=社殿建造に合わせて正徳3年(1713)9月制作。昭和30年(1955)修復。
 ≪九戸まつりの行事予定≫
 ◎初日(土曜)
(15:30〜)山車3台伊保内病院集結・郷土芸能熊野神社出発
(16:00〜)山車・郷土芸能町内巡行(神輿渡御)

(16:00〜)郷土芸能6団体、八幡宮境内にて演舞。山車、町内巡行
(17:30)山車小屋入り
       
 ◎中日(日曜)
(昼間)荒谷獅子踊りなどの郷土芸能が一軒一軒の家を巡っての門うちが行われる
(夜)九戸音頭とナニャドヤラの流し踊り、伊保内小5〜6年生による遠志内剣舞の流し踊り
 ◎最終日(月曜)

(15:30)山車3台・郷土芸能八幡宮下集結
(16:00〜)八幡宮から熊野神社へ向けて神輿還御、山車・芸能巡行
(17:00〜)熊野神社にて芸能披露

(20:00〜)花火
長興寺第1地割7 九戸神社 5/5(元・8) 子供みこし 踊り、神楽
荒谷 熊野神社 8/中旬 遠志内剣舞
戸田第19地割2 戸田神明宮 8/18(3年毎) 神幸祭
山車3台 京人形を台車に乗せたスタイル
郷土芸能 神楽、鹿舞、倉野剣舞、虎舞、平内狐けん
山根第2地割3 月山神社 8/15 例祭
江刺家第12地割18−2 新山神社 旧・7/17 江刺家神楽
 【九戸の民俗芸能】
 ●神楽・太神楽
九戸神楽(九戸神楽保存会)=長興寺。村指定無形民俗文化財。熊野神社例祭(8/中旬)奉納。山伏神楽。
 奈良時代頃、仏教勢力に追われた宗教者12人が奥州に落ち延び、このうちの一人、聖護院茂右エ門将が九戸村江刺家にわらじを踏み入れ付近の山伏に伝えた神楽が、現在の江刺家神楽であり、その後、長興寺地区に伝えられ、現在の九戸神楽として伝承されている。
 演目は「杵舞」、「権現舞」、「鶏舞」、「盆舞」、「注連縄切」 など。

江刺家神楽(江刺家神楽保存会)=江刺家。新山神社例祭(旧・7/17)奉納。山伏神楽。
 奈良時代頃、仏教勢力に追われた宗教者12人が奥州に落ち延び、このうちの一人、聖護院茂右エ門将が九戸村江刺家にわらじを踏み入れ付近の山伏に伝えた神楽が、現在の江刺家神楽である。
演目はかつて26あった。「三宝荒神」 など。

瀬月内神楽(瀬月内神楽保存会)=戸田。神明宮例祭(8/中旬)奉納。二戸地区郷土芸能発表会披露。山伏神楽。
 演目は「権現舞」、「盆舞」、「鶏舞」 など。

太神楽=伊保内。熊野神社例祭(8/中旬)奉納。
 ●踊り
川向駒踊=伊保内。熊野神社例祭(8/中旬)奉納。

二ツ家虎舞=伊保内。熊野神社例祭(8/中旬)奉納。

小倉七ツ物=小倉。熊野神社例祭(8/中旬)奉納。
 金銀2本の杵を投げ上げる・割と衣装は沿岸っぽい

戸田虎舞=戸田。神明宮例祭(8/18)奉納。

西山七ツ物=戸田。神明宮例祭(8/18)奉納。

平内狐けん=戸田。神明宮例祭(8/18)奉納。
 稲荷天狗狐剣とも称する。
 ●剣舞
倉野剣舞=戸田。神明宮例祭(8/18)奉納。

遠志内剣舞=荒谷。熊野神社例祭(8/中旬)奉納。
 扇子と幣束で踊る九戸独特のもの。
 【九戸の山伏祭典】
12月初旬、13時〜16時35分。九戸公民館(HOZホール 2階)九戸村伊保内で開催。無料。令和元年で6回を数える。主催は九戸の山伏神楽祭典実行委員会。
九戸村と周辺の神楽を披露する。