鹿 児 島 県
≪南薩地方≫
指宿市、枕崎市、南九州市、南さつま市
住所 | 神社名 | 祭礼日 | 内容 | 備考 |
≪指宿市≫ 平成18年(2006)1/1、指宿市+指宿郡山川町、開聞町が合併。 |
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◎旧・指宿市 指宿:東方、西方、十町、十二町 今和泉:岩本、新西方、小牧、池田 |
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東方733 | 指宿神社(公式HPへ) | 3/21 | 浜下り | 猿田彦、稚児、武者、獅子、神輿、巫女、神官など |
奇数年の例祭日に浜下りと称し、宮ヶ浜と湊の浜に交互に神幸する。 9:30 神社出発。11:30 御旅所祭(神楽奉納、民俗芸能奉納)。14:30 御旅所出発(バスで帰る)。14:30 神社帰着。 |
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湯の浜四丁目12−11 | 若宮神社 | 8/15 | 例祭 | 十二町より独立 |
湊四丁目17−1 | 稲荷神社 | 旧・11/3 | 例祭 | 十二町より独立 |
東方1648 | 菅原神社 | 10/25 | 例祭 | |
東方2243 | 春日神社 | 9/8 | 例祭 | |
東方2921 | 湯峯神社 | 旧・1/10 | 例祭 | |
東方7357 | 間水神社 | 3/28 | 例祭 | |
西方2694 | 高祖神社 | 旧・9/9 | 例祭 | |
西方4879 | 八坂神社 | 11/15 | 例祭 | |
西方6830 | 松尾崎神社 | 10/4日曜 | 例祭 | |
岩本750 | 豊玉媛神社 | 11/23 | 豊年祭 | 神輿、棒踊り。旧・郷社 |
新西方1483 | 今嶽神社 | 12/25 | 例祭 | |
小牧2769 | 八幡神社 | 6/9 | 六月灯 | |
旧・11/9 | 例祭 | |||
池田4363−1 | 玖玉神社 | 11/13 | 例祭 | |
【指宿温泉祭り】 10月下旬開催。以前は8月1土日だったが、平成21年(2009)より変更。会場はセントラルパーク指宿及び指宿駅周辺。主催は指宿市温泉祭実行委員会(産業振興部 観光課 観光交流係内)。 初日はみこし巡行(湯権現神社から指宿駅まで、約4qの道のりを練り歩く)、花火大会。 2日目はハンヤ踊りの総踊り、夜店、子ども音楽祭、いぶすき花の女王披露、姉妹都市交流セレモニー、市民芸能大会など がある。 |
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◎旧・山川町 ⇒福元、大山、成川、岡児ケ水、利永 |
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山川福元6124 | 熊野神社 | 1/7(毎年) | 神幸祭 | 41才の厄年の男子が中心となり神輿を担ぎ、それに7才児が加わり地区内を廻る |
山川福元3080 | 竹山神社 | 旧・7/28 | 例祭 | |
山川大山3349 | 櫻井神社 | 旧・9/15 | 例祭 | |
山川成川525 | 南方神社 | 10/28頃の土日(3年ごと) | 神舞(かんめ) | 神輿 |
成川神舞(かんめ)=昭和47年復活。グレ(廻巡幸祭)あるいはハマクダイ(海寶幸祭)という神事に付随して行われる。天照大神がこもった天の岩戸の前で神々が舞ったとの神話に因るもので、例祭日である10/28に近い土日に舞われる。 | ||||
山川岡児ヶ水396 | 徳光神社 | 10/18 | さつま芋を持ち寄り品評会を催す | |
山川利永501 | 山川利永神社 | 1/16 | めんどん祭 | |
めんどん祭=厄祓のため、仮面を付けた人々(メンドン)が地区民に「ヘグロ」を塗り歩き、また塗られた人はミコシ(御神体の入った厨子)の下をくぐりご飯を一口いただく。お伊勢講の一種で、疱瘡除けが起源と思われる。「メンドン」は異装した神で、ヘグロ(鍋釜の底についた墨・スス)を塗られることで神の霊力を戴き、一年を無病息災に過ごせるという。 元は神社の神事ではなかったが、伊勢講の神輿を神社に置いたときから、現在の形になったと云われる。 |
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【山川みなと祭り】 6月1日曜に行われる。会場は山川地区、山川町漁協水揚場周辺。漁民の安全と豊漁を祈願し,水産業の発展や地域の活性化を図るのが目的。 昭和9年、大阪毎日新聞山川通信部主催で「みなと祭り」として始まる。現在は主催は「山川みなと祭り実行委員会(菜の花商工会指宿市・漁協・水産加工組合の4社共同)。平成28年で83回を数える。 前夜祭として土曜、20時より花火大会。 ■日曜 (8:00〜)神幸〔熊野神社で御神幸祭を斎行。神輿・鬼神面・内侍・太鼓。笛。総代 などが御神幸〕 (8:30〜)船団パレード〔漁船団10数隻で山川港内を左周りに3周〕 (10:00〜)街頭パレード〔神幸行列・町内みこし・山車10数台・踊り連で町内を練り歩く。その後神幸行列は還御〕 (12:00〜)祝賀演芸会〔小中学生の演奏・出し物・舞踊 など〕・別にボート競漕大会、巡視船の体験航海・鰹節削り大会・子供たちの活魚のつかみ取り・茶ぶし振る舞い 等。 |
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◎旧・開聞町 ⇒十町、仙田、川尻、上野 |
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開聞十町1366 | 枚聞神社 | 10/14〜16“ホゼ祭り” | 神幸祭 | 薩摩国一之宮 |
古伝神舞=14日、19:00〜21:00。神輿渡御=16日、10:00〜14:30。ほぜ相撲大会=16日、14:00頃〜17:00頃。 | ||||
開聞十町1978 | 霧島神社 | 11/19 | 例祭 | |
開聞仙田2420 | 興玉神社 | 11/13 | 例祭 | |
≪枕崎市≫ 枕崎:旭町、泉町、恵比須町、折口町、桜木町(汐見町、新町、住吉町、高見町、千代田町、日之出町、緑町、平田町、明和町、港町、宮前町、山手町、松之尾町、宮田町、若葉町、栄中町、栄本町、岩戸町、木原町、美原町 東鹿篭;寿町、桜山町、桜山本町、桜山東町、妙見町、金山町、金山西町、田布川町、美山町 西鹿篭:立神本町、大塚中町、大塚北町、大塚西町、大塚南町、塩屋北町、塩屋南町、春日町、園見本町、園見西町、立神北町、火之神北町、中央町、火之神町、火之神岬町、岩崎町、鹿篭麓町、木場町、桜山西町、桜山上町、道野町 別府:板敷本町、板敷西町、板敷南町、豊留町、国見町、瀬戸町、別府東町、別府西町、あけぼの町、白沢北町、白沢東町、白沢西町、仁田浦町、清水町、里町、まかや町、下松町、茅野町、小塚町、駒水町 |
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山手町176 | 枕崎神社 | 6/5 | 例祭 | |
西鹿籠(鹿篭麓町398) | 南方神社 (公式HPへ) |
10/28 | 太鼓踊り | 西鹿篭(山下、水流)、東鹿篭(瀬戸口、籠原、中村、下園) |
棒踊り | 東鹿篭(山口)、田布川 | |||
東鹿籠(寿町259) | 天御中主神社 | 10/28 | 太鼓踊り | 東鹿篭、西鹿篭 |
棒踊り | 東鹿篭の山口 | |||
金山町640 | 大山祇神社 | 1/16 | 例祭 | |
別府字下山19602 | 今嶽神社 | 11/15 | 例祭 | |
夏祭(六月燈)等は、氏子管内の東本町、山手町、宮前町、日之出町、泉町の公民館にて存続されている。 | ||||
【さつま黒潮きばらん海(枕崎港まつり)】(公式HPへ) 8/1土日に行われる。昭和26年に航海の平穏安全や豊作、地場産業の振興を祈念して始められた。総踊り、大漁みこし、大灯籠、花火大会がある。 |
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≪南九州市≫ 平成19年(2007)12/1、川辺郡川辺町+川辺郡知覧町+指宿郡頴娃町が合併し誕生。 |
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◎旧・川辺町 川辺:平山、永田、宮、野間、田部田、高田、今田、小野、両添、野崎、古殿、清水、神殿、本別府 勝目:上山田、中山田、下山田 |
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【川辺祇園祭】 7/3土曜か日曜、主催は川辺祇園祭実行委員会(南九州市商工会 川辺本所)。 商店街が歩行者天国になり、神輿2基、山車2台、御所車1台、稚児行列、踊り連が練り歩き、夜は花火を打ち上げる。 |
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始まりは大正14年に、南九州市商工会 川辺本所の前身の川辺商議会の当時の会長ら3名が京都に赴き、八坂神社に勧請分祀を行い、」商店街の背後の地に八坂神社を建設し、大正14年11月7日に遷座敷を行い、翌日第一回川辺祇園祭を行う。 | ||||
平山7019−4 | 八坂神社 | 7/3日曜 | 神輿 | 川辺祇園祭と合体した |
山車2台、御所車1台 | ||||
11/10 | 例祭 | |||
川辺町平山6985 | 南方神社 | 11/25 | 例祭 | |
川辺町永田3120 | 九玉神社 | 10/26 | 日送り踊り | |
日送り踊り=太鼓を背負い手拍子をするオゴジョ面(手踊り女性)、侍面(御幣,薙刀,胡弓弾き,座頭)、鬼面(太鼓打ち)、ウソ吹き面(ひょっとこ,権兵衛)で踊る田楽。ひょっくい踊り。道楽で入場し,円陣を組んで踊った後,権兵衛が種まきを演じる予祝芸能。九玉神社で奉納した後、各集落公民館で踊る。 | ||||
川辺町宮4778 | 飯倉神社 | 7/10 | 御田植祭 | |
11/23 | 例祭 | 旧・県社 | ||
川辺町野間5116 | 伊勢神社 | 10/20 | 例祭 | |
川辺町田部田3544 | 鎮守神社 | 9/27 | 例祭 | |
川辺町今田951 | 鎮守神社 | 11/11 | 例祭 | |
川辺町小野89−イ | 南方神社 | 9/18 | 例祭 | |
川辺町両添3106 | 稲穂神社 | 9/9 | 例祭 | |
川辺町野崎5516 | 松尾神社 | 11/9 | 例祭 | |
川辺町古殿2417 | 天御中主神社 | 11/4 | 例祭 | |
川辺町清水1343 | 水元神社 | 11/2 | 例祭 | |
川辺町神殿5599 | 九玉神社 | 10/16 | 例祭 | |
川辺町中山田452 | 竹屋神社 | 10/16頃の日曜 | 太鼓踊り(方祭踊り) | 旧・郷社 |
勝目地区の太鼓踊り=上山田、中山田、下山田東、下山田西が4年に1度の交代で奉納。慶長年間の朝鮮出兵に従軍した際に,それぞれ「出陣」(上山田)、「凱旋」(中山田)、「帰陣」(下山田2団体)の様子を踊ったと伝えられている。 | ||||
◎旧・知覧町 ⇒郡、厚地、永里、瀬世、西元、塩屋、東別府、南別府 |
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知覧町郡16510−1 | 豊玉姫神社 (公式HPへ) |
3/2 | 春祭り、祈念祭 | 旧・県社 |
10/祝日 | 例祭。奉納武道大会 | |||
7/9 | 六月灯 | 水からくり、田の神舞、宮毘舞、鬼神舞、降神舞の神舞 | ||
水からくり=国選択有形民俗文化財。昭和54年復活。水だけで30センチ前後の人形が、さまざまな動きを見せる。上演は7/9、10と7/3土曜(ねぶた祭り?知覧の協賛上演)。 | ||||
知覧町郡5948−2 |
伊勢神社
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1/16 | 例祭 | |
知覧町厚地26 | 松尾神社 | ? | ― | |
知覧町瀬世5092 | 瀬世稲荷神社 | 3/16 | 例祭 | |
知覧町西元5666 | 南方神社 | 3/28 | 例祭 | |
知覧町永里5079−2 | 白石神社 | 3/17 | 例祭 | |
知覧町東別府10854 | 南方神社 | 3/29 | 例祭 | |
【ねぶた祭りin知覧】 7/3土曜(雨の場合は翌日)。19:30〜21:00。場所は知覧まち商店街。また年越しとして12/31にも行われる。ねぶた約5台。 町と商工会主催。平成2年から青少年のホームステイ交流を行っており、子供たちの交流がきっかけとなり、平成8年に商店街活性化事業として町と商工会が開催したのが始まり。 青森県平賀町の大工や絵師、スタッフの協力のもと作り上げた、本場さながらのねぷたが出る。ねぷたは扇形で、武者が描かれている。2023年は大小8基がでた。 当初は青森県平賀町ねぶた祭りin知覧という名称だったが、合併で平川市となりねぶた祭りin知覧と言っている。なお平成20年(2008)に友好親善交流盟約締結式が結ばれた。 |
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◎旧・頴娃町 ⇒郡、牧之内、上別府、別府、御領 |
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頴娃町郡4744 | 大野嶽神社 | 10/19 | 奉納相撲 | |
頴娃町牧之内5446 | 石神神社 | 12/15 | 例祭 | |
頴娃町上別府5530 | 南方神社 | 12/18 | 例祭 | |
頴娃町別府6827 | 射楯兵主神社 | 旧・9/23 | 例祭 | |
頴娃町御領3458 | 興玉神社 | 11/10 | 例祭 | |
【カンマツイ(神祭)】 氏神を祭る行事。一氏(1/16&9/9&9/16)、折尾(12/18)、鶴成(1/1)、奥薗(10/10)、安田(12/31)、只角(11/7)、栫山(11/2)、瀬谷(11/3)、永谷・山下(11/19)、福留、佃、牧渕(11/20) |
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【えいのゴッソイまつり】 2023年は11/26、10:00〜19:20開催。会場は頴娃運動公園(南九州市頴娃町牧之内2606)。主催はえいのゴッソイまつり実行委員会。 「ゴッソイ」とは全部という方言。元々は神事に始まり、アトラクション・各種表彰・パレード(花車・鼓笛隊・みこし・踊り連)を繰り出した。 最近はアトラクションが多いようだ。最後は打上花火。 |
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≪南さつま市≫ 平成17年(2005)11/7、加世田市+川辺郡笠沙町、大浦町、坊津町+日置郡金峰町が合併し誕生。 |
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◎旧・加世田市 加世田:武田、川畑、津貫、村原、内山田、地頭所 万世:唐仁原、宮原、益山、小湊 |
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加世田武田2275 | 老神社 | 10/20 | 例祭 | |
7/20 | 鎌手踊 | |||
加世田武田8307 | 大山積神社 | 10/16 | 例祭 | |
7/16 | 鎌手踊 | |||
加世田武田17898 | 佐岐比佐神社 | 10/26 | 例祭 | |
加世田武田17932 | 竹田神社 | 10/23 | 例祭 | 旧・県社。島津中興の英主島津日新公(忠良)を祀る |
7/23(毎年) | 水車カラクリ人形 | 国選択有形民俗文化財 | ||
二才踊り、稚児踊り | ||||
水車カラクリ人形=国選択無形民俗文化財。神社前の用水路上に特設のカラクリ舞台が設けられ、水車を動力として、等身大の武者人形が勇壮に回る。 | ||||
士(さむらい)踊り=県指定無形民俗文化財。二才踊り、稚児踊りがある。 | ||||
加世田川畑10468 | 熊野神社 | 10/19 | 例祭 | |
7/19 | 鎌手踊 | |||
加世田津貫12072 | 天御中主神社 | 10/27 | 豊祭(ホゼ) | 太鼓踊り |
津貫の豊祭踊り=小太鼓2人、鐘2人、大太鼓16人より成る。小太鼓と鐘は女装した男児。中間、干河、上門の3集落。午前中に天御中主神社で「前庭」と呼ばれる踊りを奉納。午後は各集落に帰り「御庭」を踊る。 | ||||
加世田村原363 | 日枝神社 | 10/17 | 例祭 | |
7/17 | かたな踊り | |||
加世田内山田4805 | 近戸神社 | 10/25 | 例祭 | |
加世田唐仁原2343イ | 大山祇神社 | 10/16 | 例祭 | |
加世田唐仁原5801 | 八阪神社 | 7/15 | 例祭 | |
加世田宮原2360 | 竹屋神社 | 10/19 | 例祭 | |
7/19頃の日曜 | 六月灯 | |||
加世田益山8804 | 八幡神社 | 10/25 | 例祭 | |
7/25 | 太鼓踊り | |||
加世田小湊162 | 寄木八幡神社 | 10/15 | 例祭 | |
加世田小湊8090 | 寄木八幡神社 | 10/15 | 鎌手踊 | |
◎旧・川辺郡笠沙町 ⇒片浦、赤生木(あこうぎ) |
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笠沙町片浦4108 | 野間神社 | 2/20 | 二十日祭り | |
以前は集落の若者たちが岳参りを行う日だったが、現在は知覧の豊玉姫神社から神舞(かんめ)と呼ばれる神楽を招いて奉納している。 | ||||
■宇治群島(うじぐんとう) 宇治島は0.05km2。宇治向島は1.69km2。共に無人島。 |
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■草垣群島(くさがきぐんとう) 最大の上ノ島の面積は0.05km2。周囲は4km。上ノ島、中ノ島、下ノ島、南ノ島などの17の小島と無数の岩礁が約6kmに亘って繋がっており、群島全体の面積は0.68km2。 無人島だが昭和61年までは交替で滞在管理する灯台守がいた。また縄文人の遺跡もあり。 |
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◎旧・川辺郡大浦町 | ||||
大浦町19449(大木場) | 大山祇神社 | 旧・11/1申の日に近い日曜 | 山神祭り | 直径2m、重さ60kgの大きな草履を履いて歩き神社に奉納 |
【大浦の郷土芸能】 太鼓踊り=地元若者たちによって踊り継がれ、毎年お盆の8月15日に西福寺と日新祠堂で披露される。 疱瘡踊り=県指定無形民俗文化財。 由来は不祥。疱瘡除けとして踊っていたようだ。現在は2月11日のお伊勢講の日に女子によりほとんどの地区で踊り継がれている。ただ宮園以外は簡略されている。 近年は家の新築、子女の出産・婚礼の時などにも踊られる。 棒踊り=2月11日のお伊勢講の日にほとんどの地区で男子により踊り継がれている。 |
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◎旧・川辺郡坊津町 ⇒坊、久志、泊、秋目 |
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坊津町坊5883 | 八坂神社 | 10/3土日(元・15) | ほぜどん(豊祭) | 神輿、十二冠女(じゅうにかんめ)という少女の行列 |
ほぜどん(豊年祭)=坊津は古くは遣唐使、室町から江戸時代には密貿易などでも繁栄した港町である。 そこで祇園祭の形式を残す京風の行列の祭礼が残っている。 前日の夜、当番の公民館に下った御神体が神社に戻る本祭。赤面、黒面、獅子面を先払いに金幣、槍刀、笛、太鼓、大鉾、旗と続く行列が1kmあまりの道のりを約1時間半かけてゆっくりと歩いた。あでやかな晴れ着姿の十二冠女(かんめ)は、小学3年生から6年生までの女の子が参加。「サイセンバコ」と呼ばれる桶を頭に乗せたしずしずと歩くと、沿道からは次々と「おひねり」が入れられた。 |
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坊津町坊7090 | 熊野神社 | 10/9 | 太鼓踊り | |
坊津町久志2396 | 九玉神社 | 10/17 | 例祭 | |
坊津町泊44 | 九玉神社 | 11/3 | 太鼓踊り、棒踊り | |
5/5 | 唐カラ船祭り | |||
唐カラ船祭り=坊津町の港は遣唐使船の発着港として榮え、その船をかたどった木製の郷土玩具「ガラガラ船」が地区に伝わる。 カラカラ船は長さ60cmほどの郷土玩具の車付き帆掛け舟。またカラカラ船には「サイの子(猿の子)」と呼ばれる,布で作った人形がいくつも付けられている。 昭和52年6月5日、この「ガラガラ船」を使った唐から船祭りが復活。現在は5月5日に行われる。 (14:00公民館集合。 (14:30〜)御祓いの後、行列出発:唐から船を曳きながら歩く稚児行列・男子小学生・中学生の曳く大唐から船・女子小・中学生・婦人らの踊りの順。 九玉神社:到着後、稚児行列の清め祓いの神事。その後境内で奴踊り・ダンバササッなどの踊り披露。最後は子供たちのガラガラ船競争。 泊浜:移動後再度、踊りとガラガラ船競争。締めとして海に浮かぶ小型船2艘から浜に向かって餅投げ。 |
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坊津町秋目西川添805 | 九玉神社 | 10/9 | 太鼓踊り | |
■沖秋目島 地名は秋目。面積は0.39km2。周囲は約4km。 枇榔(びろう)が自生しているので、枇榔島とも呼ばれる。 第二次世界大戦までは3世帯いたが、昭和25年(1950)頃に無人島となる。 |
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◎旧・日置郡金峰町 阿多:宮崎、新山、中津野、浦之名、白川、花瀬 田布施:高橋、尾下、大坂(だいさか)、池辺、大野 |
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金峰町宮崎1 | 和多利神社 | 12/23 | 例祭 | |
金峰町宮崎3523−1 | 日枝神社 | 10/9 | 例祭 | |
金峰町新山1540 | 高良神社 | 11/15 | 往古は阿多郷士による武士踊りを奉納 | 旧・郷社 |
金峰町新山676 | 大山祇神社 | 10/15 | 例祭 | |
金峰町中津野1039 | 南方神社 | 10/18 | 例祭 | |
4月下旬 | お田植祭 | 鎌踊り、薙刀踊り、金山踊り | ||
金峰町浦之名2579 | 日枝神社 | 10/19 | 例祭 | |
金峰町白川2076 | 日枝神社 | 10/10 | 例祭 | |
金峰町花瀬 | 高良神社 | ? | 薙刀踊りは昭和14年中絶 | 旧・郷社 |
金峰町高橋93 | 玉手神社 | 8/22(毎年) | 高橋十八度踊り | 市指定無形民俗文化財 |
高橋十八度踊り=合祀された水神社の神事で、旧・6月18日に行われていたが、昭和15年頃より8月22日となる。 頭から顔にシュロの皮を被り、夜着を荒縄で締めた大ガラッパによるヨッカブイオドイ、赤いシメコンをした子ガラッパによる儀礼相撲からなる。 |
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金峰町尾下1985 | 南方神社 | 8/30(元・26) | 尾下太鼓踊り | 10:00に始まり15:00に終了 |
尾下太鼓踊り=昭和初期までは尾下の外、池辺、大野、高橋にも太鼓踊りが行われていたが、行われなくなった。 天正12年(1584)島津義久の九州平定に際し、出征兵士の武運長久を祈って踊られたのが始まりと伝わる。 往古は放生会(ホゼ)の日に踊っていたが、やがて8/26→8/30となる。時間は10時〜15時である。 所演場所は福田寺⇒多夫施神社⇒南方神社⇒金峰神社遥拝所(昼飯)⇒亀ヶ城神社⇒麓招魂碑⇒尾下招魂碑⇒福田寺。 福田寺は藩政時代の田布施郷庄屋屋敷跡にあたり、往古は庄屋屋敷から踊り始め、庄屋屋敷で踊り納めたことによる。 |
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金峰町尾下2074 | 多夫施神社 | 4/3 | 浜下り | |
金峰町尾下3007 | 亀ヶ城神社 | 7/27 | 例祭 | |
金峰町尾下5559 | 金峯神社 | 10/19 | 例祭 | |
4/29 | お田植祭 |
天保の飢饉の時、扇山地区の人々が雨乞と豊作祈願のため踊ったのが始まりとされ、鎌踊りや棒踊り等が奉納される。 |
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金峰町池辺2863 | 菅原神社 | 8/25 | 池辺太鼓踊り廃絶 | |
金峰町大野2338 | 南方神社 | 8/26 | 例祭 |