熊 本 県

≪北部地方≫

 玉名地域荒尾市、玉名市、玉名郡[玉東町、長洲町、南関町、和水町]

 鹿本地域=山鹿市

 菊池地域=菊池市、合志市、菊池郡[大津町、菊陽町]

住所 神社名 祭礼日 内容 備考
 ■玉名地域
 ≪荒尾市≫
野原1529 野原八幡宮 10/15 例祭 神社の通称はのばらさん
風流の始まりは、この辺りで良くないことが沢山有ったので、八幡宮の傍に有った霊験寺での悪魔祓いが始まりと云われている。「野原八幡宮祭事簿」には、北条時頼が執権になった翌年宝治元年(1247)の記録がある。
口伝口授による荘園領主の祭事「風流」楽(県重要無形民俗文化財)と武家方の祭事「節頭行事」(市無形民俗文化財)の2つが奉納される。七五三の祭りとしても有名。
節頭行事:11時~。28ヶ村が各々当番の村落より、一村一頭の神馬を三村が一緒に仕立て稚児が狩衣姿で仲間四人を引きつれ奉納する。
風流:11時20分頃~。獅子頭を被った川登地区の小学生の男子が、赤い衣装をまとい小太鼓を抱き、大太鼓を叩く一人と共に華麗に舞い、笛に合わせて調子を合わせ踊る。
水野578 小野八幡宮
西原町1丁目10-6 原万田大神宮
大島818 四山神社 9/13 例祭 神社の通称はこくんぞさん
上荒尾 上荒尾熊野座神社 4/14、15 上小路子供神楽 14日は夜、15日は昼
上小路子供神楽=肥後神楽の伝統を受け継ぎ、全十二座で構成され、神宣(前)歌と地固めの歌が入る。最後の三座舞は三座続けて舞う事により全十二座となる。
昔は若者が真剣を持って舞っていたが、現在では子供達の舞手となり「上小路子供神楽」として親しまれている。
下井手107 下井手神社
荒尾市商工観光課は荒尾市では、山笠、神輿が出る祭りはありませんが、但し野原八幡宮大祭で地元子供会の子供みこしは披露されると仰られた。

 ≪玉名市≫
  平成17年(2005)10/3、玉名市+玉名郡岱明町+横島町+天水町が合併。
 ◎旧・玉名市
玉名4601 玉名大神宮 玉名神楽 旧・郷社
立願寺457 疋野神社 10/15 神楽 旧・県社
築地1562 四十九池神社 10/15 神楽、手作り花火奉納
両迫間1144 迫間八幡宮
津留499 梅林天満宮 11/25 流鏑馬
宮原632 伊倉南八幡宮 4月、秋 練り嫁まつり
伊倉北方3009 伊倉北八幡宮
両社は道路を挟んで両社は向かい合う。美しく着飾った女性が稚児を伴って町を練り歩き社参する。練りまつりは美しい未婚の女性を人身御供として神前に捧げたという故事に由来すると云われる。
繁根木188 繁根木八幡宮 10/28、29(毎年) 節頭馬、奉納演芸
節頭が奉納する「節頭歌」で神徳が歌われている。節頭は7地区が年番で受け、節頭地区からは3人の節頭稚児が選ばれる。狩衣に烏帽子姿の節頭稚児を乗せた馬を仲間が引き、揃いの法被ピ姿の「シャク振り」を先頭に市内を巡回。他にも稚児行列や武者行列などが行なわれる。
山田1 山田日吉神社
 【第●回玉名大俵まつり】
11月23日、市民広場一帯(高瀬)で開催。主催は玉名市大俵まつり実行委員会。
玉名市は菊池川河口に位置し、昔から地域物産の集積地として発展してきた。その史跡「俵ころがし」にちなみ、俵に玉名の未来への希望の願いをこめ、約1000kg、直径約2、7mの巨大な俵を1チーム14人で転がしてレースを行うイベント。
 ◎旧・天水町
天水町小天1170 小天神社(天子宮) 10/15(毎年) 神楽、火渡り神事
立花 立花神社 10/15 神楽
部田見 部田見神社 12/13 神楽休止
 ≪玉名郡≫
 玉東町
    木葉:木葉町、上木葉、浦田、山口、稲佐
    山北:白木、上白木、二俣、西安寺、原倉
木葉1164 木葉宇都宮神社 11/19 例祭
上木葉1180 中野神社
浦田344 浦田天神社
稲佐399 稲佐熊野座神社
白木1376 山北八幡宮 11/19&2/19 神幸祭 子供相撲、馬追い、神楽
西安寺427 西安寺白山宮 1/9&2/19 神輿(年紀祭に出る)
西安寺神楽
西安寺神楽=町指定無形民俗文化財。肥後神楽の系譜を引くといわれる神楽で、明治20年(1887)頃から西安寺地区の住民が西安寺白山宮に奉納するため、木葉宇都宮神社の神職に習い覚え、現在に伝わる伝統芸能。
昭和30年代後半に自然消滅するが、昭和53年(1978)に発足した西安寺神楽保存会により、現在まで受け継がれている。

白山宮の秋の例大祭(11/9)、春の例大祭(1/9において奉納される他、山北八幡宮の例大祭でも奉納される。
 長洲町
長洲1274 四王子神社 1/3日曜 破魔弓祭
7月下旬 神幸祭
破魔弓祭(的かばい)=男の裸祭り。当社は日本武尊を御祭神として祀っていて、「的ばかい」はその御神体が安土・桃山時代に現在の四王子神社に遷宮される際、御神体を円座に乗せて移し、氏子たちが自分の家のお守りとするため、その円座を奪い合ったというのが起源とされる。
「的ばかい」は、この円座をかたどった直径約60cm、重さ約6kgの藁と麻で編まれた「的」を裸の若者たちが神社境内や路上、そして最後には有明海の海中で激しくもみ合い奪い合う。
祭り終了後、的は小さく切り、魔除けのお守りとして、町内の各家庭に配られる。
上沖洲298 名石神社 10/12 例祭
 南関町
関町 八剣神社 8/1土曜 大蛇山1台
関東958 大津山阿蘇神社 11/29 神楽、巫女舞
関東958 大津山生目八幡神社 5/3 神楽、抜刀術、日舞 等奉納 餅まき
下坂下88 坂下阿蘇神社 3/4土曜 舞踊、花火 例祭日は3月28日だったが、平成17年から第4土曜日に変更。
豊永2110 坂之上神社
 和水町
  平成18年(2006)3/1、玉名郡三加和町+菊水町の合併により成立。
 ◎旧・三加和町
平野21 平野菅原神社 10/15 神楽
西吉地1398 山森阿蘇神社 12/1日曜 子供神楽 古閑熊野神社、中村菅原神社、東吉地諏訪神社でも演じる
下津田 長尾熊野座神社 10/15 神楽休止? 平成22年(2010)も行われなかった
板楠 板楠熊野座神社 11/最終日曜 神楽
山十町 坂本日吉神社 12/1日曜 神楽
上和仁 三松大神宮 12/1 神楽休止? 平成22年(2010)も行われなかった
和仁 和仁熊野座神社 12/1日曜 子供神楽 平成22年(2010)は行われなかった
中十町 中十町熊野座神社 12/1日曜 神楽
 ◎旧・菊水町
岩尻 岩尻菅原神社 11/最終日曜 神楽
内田 内田赤子宮 10/2日曜 神楽
萩原 萩原轟神社 10/2土曜 神楽 平成22年(2010)は12/初旬
下津原 下津原阿蘇神社 11/10 神楽
竃門 竃門菅原神社 10/15頃の土曜 神楽 平成22年(2010)は12/初旬
長小田 長小田住吉神社 10/20頃の日曜 神楽 平成22年(2010)は10/17[平日]
久井原 久井原阿蘇神社 11/3 神楽
用木1809 用木日吉神社 10/15頃の土曜 神楽
平成22年(2010)現在、和水町には、10月上旬から12月上旬にかけて13地区で神楽が奉納される。
 【山太郎祭inなごみ】
11月中旬、肥後民家村一帯(江田302)で開催。神楽フェステバル和水町神楽協演も同時開催(平成20年より)。岩尻神楽・萩原神楽・久井原神楽・長小田神楽・山森子供神楽・竃門神楽・下津原神楽・坂本神楽・用木神楽 などが登場。

 ■鹿本地域
 ≪山鹿市≫
   平成17年(2005)1/15、山鹿市+鹿本郡鹿北町+菊鹿町+鹿本町+鹿央町が合併。
 ◎旧・山鹿市
山鹿196 大宮神社 8/15~17 山鹿燈籠祭
山鹿灯籠まつり=濃霧の中を船で菊池川から山鹿入りした景行天皇を里人が松明を持って迎えたという言伝えに由来する。里人たちは行在所跡(大宮神社)に景行天皇を祀り、毎年たいまつを献上している。「奉納灯籠の飾り付け」で幕くが開き「下がり灯籠」で幕を閉じ、千人灯籠踊り、山鹿太鼓など多彩な催し物が行なわれる。
千人灯籠踊りではやぐらを中心に踊りの輪が八重に取り囲み、明かりを灯した灯籠を頭に乗せた女性たちが「よへほ節」(明治以来、地元で愛されている民謡、昭和の初め野口雨情が改詞)の調べにのって踊る。闇夜で揺らめく灯籠の光は、とても幻想的な雰囲気を漂わせる。この灯籠は和紙と糊だけで作られた「骨なし灯籠」と呼ばれるもので、山鹿の長い歴史と伝統の象徴ともいえる。
奉納灯籠展示=15日・16日(13:00~22:00)
奉納灯籠踊り(大宮神社境内)=15日(18:30~18:50)
花火大会(菊池川河川敷)=15日(20:00~21:30)
景行天皇の奉迎儀式(菊池川河畔)=16日(20:20~20:55)
たいまつ行列(菊池川→市内巡回→山鹿小学校グラウンド)=16日(20:55~)
千人灯籠踊り(山鹿小学校グラウンド)=16日(18:45~20:10・21:20~22:40)
上がり灯籠(各町内→大宮神社)=17日(0:00~)、直会の儀(大宮公園)17日(0:30~)、下がり灯籠(大宮神社)=17日(2:30~)。
津留2248 彦嶽宮
石1871 石村八幡宮
杉721 稲荷神社 10/20 例祭
熊入931 若宮神社 1/6 ガランザサ祭り
ガランザサ祭り=慶長年間、藩主の加藤清正が水利灌漑の治蹟工事を施工していた山鹿訪問中に、乗っていた愛馬が病気となった。その際に若宮神社境内に密生していた小笹を食べて回復。若宮神社の笹の霊験あらたかさに感嘆したことからに始まった祭礼。御神酒をそそいだ境内のガランザサ(笹)を馬に食べさせると病気をしないと、昭和30年頃までは夜明けから牛馬が列を成したという。最近では大事なペットの無病息災や農耕機の安全運行を祈願する。
 ◎旧・鹿北町
鹿北町岩野281(陣内) 岩野神社 9/1 子供相撲
鹿北町椎持2212(下村) 椎寺菅原神社 9/25 踊り
鹿北町芋生3463 金凝神社
鹿北町多久 多久神社 四の宮神社とも呼ぶ
 ◎旧・菊鹿町
        城北:稗方、米原(よなばる)、木野(きの)、松尾、宮原(みやのはる)、阿佐古(あさご)、池永
         六郷:下内田、長(なが)、太田、上永野、下永野、五郎丸
         内田:上内田、矢谷(やたに)、相良(あいら)、山内
菊鹿町木野2860 城野松尾神社 3/29&10/29 例祭
菊鹿町阿佐古513 乙皇神社
菊鹿町下内田472 内田八幡宮 3/15 例祭
菊鹿町長2275 長谷川神社
菊鹿町太田419 鷹取八幡宮
菊鹿町五郎丸625 年禰神社 10/15 例祭
菊鹿町矢谷722 矢谷阿蘇神社
菊鹿町相良366 相良神社 11/29 相良神楽
菊鹿町山内1470 今村菅原神社
 ◎旧・鹿本町
鹿本町高橋413 高橋八幡宮
鹿本町中川2112 中川八幡宮
鹿本町来民195 御宇田神宮
 【招魂祭・七夕まつり】
8月13、14日開催。会場は鹿本総合支所駐車場・来民商店街。主催は山鹿市商工会鹿本支所。西南の役以後の戦没者慰霊祭として始められた。

来民商店街が色鮮やかな七夕飾りで彩られる。総踊り、子供たちのお化け屋敷、手作りみこし、楽しいステージイベントなどあり。
 ◎旧・鹿央町
鹿央町合里5554 姫井阿蘇神社 11/21 例祭
鹿央町岩原5396 岩原八幡宮
鹿央町千田3 千田八幡宮

 ■菊池地域
 ≪菊池市≫
隈府1257 菊池神社 10/15 神幸祭
雪野1122 雪野八幡宮 12/15 例祭
北宮64 北宮阿蘇神社
下河原432 下河原四宮神社
原1550 原村菅原神社
七城町加恵292 加恵須賀神社
泗水町豊水557 久米八幡宮
泗水町住吉4507 住吉日吉神社
 【竜門ダム(班蛇口湖)】
竜門。昭和45年(1970)着工。平成13年(2001)完成。87世帯が水没した。

 ≪合志市≫
  平成18年(2005)2/27、菊池郡合志町+西合志町の合併により誕生。
 ◎旧・合志町
竹迫 竹迫観音堂 7/2土曜 ドランジャ-3台 上町、横町、下町
竹迫観音祭=19:00~21:00。赤い幔幕を張りめぐらし、二張りの太鼓を乗せたドランジャーと呼ばれる木製台車を竹迫観音堂に奉納し、畜産振興、五穀豊穣、交通安全を祈願する。
起源は、鎌倉時代に、当地の地頭職であった中原師員が始めた「風流盆踊り」がその起源とする説と、加藤清正の治世、馬頭観音に馬の御礼お礼として始めたとする説の2つがある。
豊岡239 竹迫日吉神社 11/19 高千穂神楽 上庄地区
高千穂神楽榊の舞・奉剣・二幣・二剣・剣弓・四剣・弓・神進歌・奉剣の九座がある。舞は座により、一人・二人もしくは四人で行い、囃子方は笛(横笛)・太鼓・締太鼓の和楽器を用いる。

 ≪菊池郡≫
 大津町
大津2184 大津日吉神社
町258 窪田阿蘇神社 11/23
神社は元は岡(上陣内)にあり、その古宮跡に10年ごとに神幸祭をしていた。この御幸祭は昭和7年以来途絶えていたが、昭和57年に復活した。このときは若者たちによる大名行列の奴道中、稚児行列、女性のたちの道中踊りなどが登場した。
元の祭りは11月19日で旧陣内村が宮座組で東、中、西、北、下に分かれ年番で受け前をして、神田を耕作し、その収穫を祭りの費用にしていた。現在の祭りは11月23日で役員3人と13人の総代によって行われる。
真木1442 真木大神宮
平川236 平川淀姫神社 11月 平川合志神楽、浦安の舞
9月 願成祭 子供相撲
 菊陽町
原水5092 蘇古鶴神社 11/23 例祭
津久礼429 若宮八幡宮 上津久礼
津久礼1871 下津久礼日吉神社 下津久礼
曲手 道明神社 10/3日曜(元・11/3) 例祭