宮城県

     ≪仙南地方≫

     白石市、角田市、刈田郡(蔵王町、七ヶ宿町)伊具郡(丸森町)、柴田郡(柴田町、村田町、大河原町、川崎町)             

住所  神社名 祭礼日 内容 備考
 ≪白石市≫
益岡町1−17 神明社 5/2、3 宮神輿
山車9台 亘理町、田町、本町、中町、長町、短ヶ町、新町、東益岡、西益岡
大人神輿 田町、短ヶ町、柳町、新町、仙南信用金庫、白石市建設職組合青年部
子供神輿 田町、西益岡、南町若者会、柳町、本郷第一、郡山
白石市民春まつり(公式HPへ=パレートでは白石市内商店街を甲冑行列・稚児行列・太鼓山車・子供神輿などが練り歩く。
また、白石市消防団による伝統階子乗りや白石城本丸前広場での片倉鉄砲隊による火縄銃演武などもある。
 江戸時代の白石城下は農民や町民に対する規制が厳しく、派手な振る舞いや酒を飲んで歌ったりすることが禁止されていた。かなり窮屈な生活だったので、町民は神社のお祭りをすることで日頃の鬱憤を晴らそうとしていたそうです。しかし、お祭りをさせて頂けるように城主にお願いをしても、なかなか許しが出ませんでした。辛抱強く待ち続け、願い出てから数十年、五代目の片倉村休(体山公)の時にやっとお許しが出た。体山公は信仰心が深い方でお許しの際に「今後末長く盛んに続けるように」とのお言葉を添えられたそうです。
体山公が白石城主の期間は(1691〜1720)であった。以後、祭りは町民が自主的に行動し、町民の祭りとして盛んに行われてきた。
大鷹沢三沢字熊野堂7 熊野神社 10/15 例祭
福岡深谷字高野51 津島神社 旧・3/15&9/19 例祭
白川内親字南台10−2 熊野神社 4/3土日&・10/3土日 例祭
白川小奥字坂下10 石神社 10/3土日(元・19) 例祭
福岡深谷字明神10 白鳥神社 旧・3/15&9/19 例祭
福岡長袋字鹿野屋敷21−2 神明社 4/16 例祭
福岡八宮字中川上13−2 水分神社 4/19 例祭
白川津田字寺下159 天神社 4/3土日&・10/3土日 例祭
白川犬卒都婆引目田71−4 羽山神社 11/8(毎年) ごんだち
ごんだち=数え7歳の子供が早朝4時頃から父親や親戚に付き添われ一升餅を背負って奥宮に登り、奥宮でお祓いを受けた後、持ち寄った料理を振る舞い合い、夜が明ける頃下山する。下山すると親戚などにお礼回りをした後、家に親戚や近所の人たちを呼んで祝宴が行われて行事が終わる。
斉川字上向山115 田村神社
大鷹沢大町字大門120 八幡神社 4/15 例祭
小原字明神前30 三瀧神社 4/15&10/15 例祭
大平中ノ目字太平山12 太平神社 旧・3/28&6/28 例祭
越河字中妻9 諏訪神社 4/19&・10/27 例祭
7/29(申・寅の年) 御柱祭り
越河五賀字中郷良43 白鳥神社 4/9&・10/19 例祭

 ≪角田市≫
角田字天神17 天神社 4/25 神輿
山車廃絶
山車=担ぎ山車が多く出た。文化6年(1809)に55台、明治36年(1809)の千年祭に50台の山車が出たと記されている。
角田字牛舘112 八幡神社 10/19 神輿
角田字田町91 青麻神社 10/28 例祭
角田字町166 天神社 4/15 例祭
小田字斗蔵96 斗蔵山神社 7/10 例祭
小田字鹿島103 鹿島神社 4/1 例祭
横倉字馬場内56 愛宕神社 4/24 例祭
毛萱字西ノ入42 熊野神社 7/6 例祭
鳩原字寺22 春日神社 5/5 神幸祭
小坂字熊ノ前70 熊野神社 4/15 例祭
高倉字沢田215 子眉嶺神社 4/15 例祭
笠島八神10 愛宕神社
稲置字舛内63 大荒山神社 4/3 例祭
藤田字六郎田50 藤田神社
梶賀字赤餅81 高良玉垂神社 4/2日曜 神幸祭
岡字駅前北13−25 深山神社 9/18 例祭
枝野字笠松30 住吉神社 4/29 例祭
佐倉字諏訪脇南3 諏訪神社 4/2日曜 神輿
坂津田字小中田2−72 諏訪神社 旧・3/27 例祭
平貫字諏訪内20 諏訪神社 3/27 例祭
江尻字古川1 諏訪神社 9/17頃の日曜 例祭
毛萱字羽黒97 羽黒神社 4/3 神幸祭
神次郎字鍛冶屋沢134−2 八幡神社
尾山字引田44 香取神社 4/6 神輿
島田字鳥内1 熱日高彦神社 4/6 神輿
香取神社と熱日高彦神社の神輿は神社での祭典の後、それぞれの氏子区域を巡り、熱日高彦神社で合流。その後、島田地区の最も山手の石川口でと2基の神輿が連なって巡る。
君萱字別当内69 若松神社 旧・8/3 例祭
高倉字手代木45 八雲神社 旧・6/15 例祭
 【かくだふるさと夏まつり】
8/14、13:00〜21:00、市内中心部商店街・台山公園で開催。かくだふるさと夏まつり実行委員会主催。2017年で38回を数える。
七夕飾りに彩られた市内中心商店街は歩行者天国になり、パレードでは子供神輿・山車が練り歩くほか、ライブやよさこい などがある。また、台山公園では宇宙をテーマにイベントを実施。
山車は2台で角田まつりばやし山車と2016年より登場の牟宇姫山車。牟宇姫は仙台藩祖・伊達政宗公の次女で角田三代館主・石川宗敬公に輿入り。角田の中心市街地は牟宇姫の時代にまちづくりが行われたと言われている。
18:30〜19:00、天神町通り⇒ゴール⇒商営駐車場を運行。

 ≪刈田郡≫     
 蔵王町
宮字馬場1 苅田嶺神社 1/14 神楽
苅田嶺神社神楽(刈田嶺神社神楽組)=明治30年(1897)頃、宮村向山地区の有志が刈田嶺神社に神楽を奉納するため、柴田郡中名生の熊野神社神楽より教えを受けて神楽免許を受けたことに始まる。
昭和39年以降奉納は中断していたが、昭和54年、地元有志が復活。現在は成人神楽組が保存に努める傍ら、地元小学生への指導も行っている。演目は12。
曲竹字天神山13 天神社 4/15 例祭
曲竹字田中32 神明社 旧・3/15 例祭
塩沢字大山18 天神社 4/15&10/15 例祭
円田字道上山81 八雲神社 4/15 神楽
八雲神社神楽(八雲神社神楽組)=明治15年(1882)8月、永野村に疫病が流行したとき、村人は疫病退散と五穀豊穣、村民安全を願って村の鎮守の八雲神社に神楽を奉納することを思いつき、氏子のうち何人かが柴田郡沼辺村の八幡神楽より教えを受けて神楽免許を受けた。また、昭和60年に地元小学生による児童神楽組も発足した。演目は13。
円田字森山26 白山神社 8/19 神楽
白山神社神楽(白山神社神楽組)=明治10年頃、円田村は不作と悪病に悩まされていた。村人は村の鎮守の白山神社に五穀豊穣・悪病平癒を祈った。
明治16年(1883)には村が落ちつき、村人の有志が神に感謝を表すため神楽を奉納することを思い立った。彼らは名取熊野堂から神楽師匠3名を招いて修練すること数年、晴れて神楽免許を受けて初奉納した。
以後、この神楽は初代の人々の縁者によって伝承され、現在に至る。演目は12。
平沢字東湯口29 水神社 4/26
平沢字立目場123 愛宕神社 7/23 神楽
榊流東根神楽(榊流東根神楽保存会)=明治25年(1892)、東根地区の有志7名が地元の愛宕神社に神楽を奉納しようと神楽組を結成し、柴田郡入間田村八雲神社の入間田榊流神楽より教えを受けた。当時、神楽を奉納するには神社庁の神楽免許が必要なれど、愛宕神社が無格式により免許を発行されなかった。そこで、やむを得ず平沢村社である日吉神社の神楽組という名目で免許を受け、愛宕・日吉両神社に神楽を奉納する特殊な神楽組として活動した。現在は愛宕神社独自の神楽組として活動している。演目は12。
平沢字三木槻79 日吉神社 4/15頃の日曜 神楽
平沢榊流神楽(平沢榊流神楽保存会)=昭和40年代、平沢地区でも日吉神社独自の神楽組を設立する気運が高まり、地区の有志が榊流東根神楽三代目を師匠に招いて神楽を修得し、昭和50年に初奉納。演目は13。
小村崎字稲荷林43 熊野神社 旧・6/15 神楽
小村崎榊流法印神楽(小村崎神楽組)=大正12年(1923)2月、小村崎村磯ヶ坂地区の人々が村の鎮守の熊野神社に神楽を奉納するため、柴田郡足立村の稲田姫神楽組から3人の神楽師匠を招き、金130円(現在の額で約20万円)を献じて講習を受け、同年4月に初奉納を果たした。このことは熊野神社境内にある「神楽組組織記念碑」に刻まれている。
当初は磯ヶ坂地区の人々によって伝承されていましたが、のちに小村崎地区全域から有志を募るようになる。演目は12。
矢付字外谷地30 鉾附神社 4/15 例祭
遠刈田温泉仲町1 蔵王苅田嶺神社 5/5 例祭 旧・郷社
 【民俗芸能】
小村崎春駒&小村崎田植踊り(小村崎伝承芸能保存会)=小村崎春駒と田植踊りは同じ地元の小学生女子による保存会によって伝承されている。
 七ヶ宿町
神林山10 水分神社 11/3 神輿 流鏑馬
花山車1台
 元は旧・6月、7月の19日だったが、昭和40年頃に4/29(神事。農耕休むのみ)と11/3に変更した。
御神幸は塩振り・榊持ち・太鼓・旗・金幣・神輿・神鏡・神剣・神主・氏子・花山車・子供樽御輿、稚児行列が続く。
浦山41 愛宕神社 5/3&9/15 例祭
若林山36−764 稲荷神社 5/2 例祭
瀬見原40 熊野神社 9/1日曜 例祭
東口道上110 熊野神社 5/3 例祭
 【七ヶ宿ダム(七ヶ宿湖)】
昭和48年着工。平成3年完成。追見・原・渡瀬の3集落の158戸が水没した。

 ≪伊具郡≫     
 丸森町
高畑30 神明社 7/27、28 山車1台 本町
大内字中山89 愛宕神社 8/15 神輿
大内字熊ノ入5 熊野神社 4/9&10/19 例祭
大内字諏訪112 諏訪神社 7/28 例祭
大内字青葉西85 熊野神社 4/19&10/19 例祭
大内字下梅ヶ作5 八重垣神社 4/15 例祭
筆甫字中嶋19 八雲神社 7/15 神輿
金山字表小路11 金山神社 4/17 神輿
小斎字日向4 鹿島神社 4/17 神輿
流鏑馬 戦争で中断していたが、平成3年復活
小斎字八幡田10 八幡神社 4/1 例祭
小斎字北町場45 八重垣神社 例祭
天王11 八雲神社 旧・3/15 例祭
渕上18 愛宕神社 旧・4/24 例祭
除北42 鳥屋嶺神社 7/28 例祭
館矢間館山字大門36−8 愛宕神社 4/18 例祭
館矢間館山字東原159 八龍神社 4/18 例祭
館矢間館山字岩前82 八雲神社 旧・6/15 例祭
館矢間山田字洞場35 厳島神社 4/3日曜 例祭
山車は以前は各集落毎に作られたが、現在は1台のみ。

 ≪柴田郡≫     
 柴田町
槻木白幡四丁目3−10 竹原神社 旧・3/19 例祭
槻木白幡4丁目3−11 八幡神社 10/15 例祭
成田字倉元60 八幡神社 4/15 例祭
富沢字深山26 深山神社 4/3&旧・9/9 神楽
富沢深山神社附属立花小川流神楽(富沢深山神社附属立花小川流神楽保存会)太鼓、小太鼓、7孔横笛の調子にあわせて第1番「四方堅舞」から「獅子和舞」まで演じられる。
上川名字梅沢67 水分神社 旧・10/8 例祭
上川名字館山82 鹿島神社 旧・9/9 例祭
小成田字羽山24−3 羽山神社 11/2日曜 例祭
葉坂字宮前50 折石神社 4/3 例祭
四日市場字坂本前205 山神社 4/3 例祭
西船迫1丁目12−19 熊野神社 4/18 神輿
船岡西1丁目6−3 白鳥神社 4/18 例祭
入間田字古内28 八雲神社 4/19、20 神幸式、浦安の舞 旧・郷社
 村田町
村田字七小路3−3 白鳥神社 10/連休の日曜
(元・15)
神輿
布袋山車1台 布袋祭保存会
※かつて10/10の10時10分10秒より19時10分まで巡行した。他に本町ミニ山車、第一中学校創作山車が出る。    
足立字明神68 稲田姫神社 10/15 例祭
小泉字熊野山3 熊野神社 10/連休の日曜 神輿
関場字愛宕山17 神明社 旧・3/3 例祭
沼田字中森山9 二渡神社 旧・3/3 例祭
沼辺字中山335 八幡神社 4/1日曜 神輿
薄木字四郎畑58 深山神社 10/15 例祭
 大河原町
      大河原:大河原、小山田、大谷、福田
      金ヶ瀬:平、堤、新寺
千塚前70 嶋館神社 10/13 例祭
金ヶ瀬字台部2−1 大高山神社公式HPへ 8/最終日曜&10/2日曜 堤神楽 出雲流の岩戸神楽
新青川3−1 嶋館神社 10/3土曜 神幸祭
 川崎町
    川崎:前川、川内、小野、本砂金、今宿
    支倉
前川字荒町1 神明社 4/3日曜(元・21) 神輿(大、小2) 神楽(榊流)
川内字天神前126 川内天神社 4/3日曜&10/3日曜 例祭
小野字裏山15−2 天神社 旧・3/15&旧・9/15 例祭
小野字熊野山10 熊野神社 4/15 例祭
本砂金字山崎52 熊野神社 8/15 例祭
今宿字雷神山1 雷神社 9/15 例祭
支倉字宮脇上5 熊野神社 4/3日曜 神輿
 【青根温泉祭り】
10月上旬、「じゃっぽの湯」特設会場で開催。地元青根分校全生徒による演奏と踊り、支倉地区に伝わる伝統芸能「支倉豊年踊り」(支倉豊年踊り保存会) などが出る。
 【釜房ダム(釜房湖)】
昭和39年(1964)着工。昭和45年(1970)完成。約408ha。小松倉、小野の2地区が水没し、181世帯、1103人が移転した。

 ★展示場     
 【村田町歴史みらい館】
村田町大字村田字迫85。 0224−83−6822。9:00〜17:00。
道の駅村田の隣にある博物館で、常設展示室では村田町の歴史に関する資料が展示。また、ホールでは2分の1サイズの布袋山車を展示。