≪上伊那地方≫

    伊那市、駒ヶ根市、上伊那郡〔辰野町、箕輪町、南箕輪村、宮田村、飯島町、中川村〕

住所 神社名 祭礼日 内容 備考

 ≪伊那市≫ 
  平成18年(2006)3/31、伊那市+上伊那郡高遠町、長谷村が合併。
 ◎旧・伊那市
山寺区上村町 八幡社白山社合殿 4/15頃の日曜 やきもち踊り 長野県無形民族文化財
 江戸時代の中ごろ、伊勢参りによって踊りが伝えられ、現在は地元の「やきもち踊り保存会」が継承。ほろ酔い姿で手足を振り上げる踊りの仕草とともに3回目の後踊りが終わった瞬間が、「やきもち踊り」のひとつの見せ場。逃げ遅れるとその年の疫病にかかると言い伝えられるだけに鳥居を目指して踊り手が一斉に走り去る。
笠原 御射山社里宮 4/29 獅子舞
西町区 春日神社 10/2土日 子供神輿
荒井区 荒井神社 10/2土日 子供神輿
坂下区 坂下神社 10/2土日 子供神輿
東春近字中割7393 春近神社 10/2土日 土蔵獅子舞
文政9年、下殿島村が凶作に見舞われため、翌年より始まる。公民館より幟を先頭に獅子、後舞い(ひょうとこ)、大皮、鼓、太鼓、笛と並び、2キロの道を囃して春近神社に奉納する。
東春近字田原4280 白山社
東春近字棒原9098 天白社
東春近字原新田8127 龍宮社諏訪社稲荷社
西春近諏訪形 諏訪神社 10/1土日 長持ち 獅子舞  
富県字八幡742 八幡社
富県字宮ノ花5629 八幡社
富県字北福地8871−2 諏訪神社
富県字南福地9206 諏訪神社
富県字南福地10419 日枝社
富県3885 片倉天伯社 8/7 神輿 さんよりこより
600年ほど前の洪水で高遠町藤沢の天伯社が流され、いったん、当時の桜井村(富県桜井)へ漂着。さらに対岸の川手村(美篶川手)へも流れ着いたことが縁で両地区に天伯社が設けられたと云われる。三峰川を「天の川」に見立て、川の平穏を願いながら毎年8月7日に神輿が川越えする神事が行われるようになった。
 上川手と下川手の天伯社では、七夕飾りを手にした地区の子どもたち約150人が集合。境内横の広場で、疫病神に扮した2人の大人が太鼓を打ち鳴らす周りを「さんよりこより(さーよってこいよーの意味)」の掛け声とともに回った。3周すると疫病神を封じ込めるように七夕飾りでたたき、3回繰り返して厄払いした。
神事に引き続き、御神体を載せた神輿が三峰川を渡り、富県桜井の天伯社を目指した。対岸でも七夕飾りを手に「さんよりこより」の子供の声が境内に響いた。
富県4443 社宮司社
美篶字芦沢223 子安神社
美篶字笠原2750 御射山社 4/29 獅子舞
美篶字南割3079 天満社
美篶字末広7074−1 末広神社
美篶字上大島4040 諏訪神社
美篶字上川手9953 天伯社
美篶字青島10740 諏訪社
美篶字上県4747 天伯社 8/7 神輿 さんよりこより
美篶字下大島5290−1 御社宮司社
美篶字下大島6000 青木社
美篶字上川手9030 天白社
美篶字上川手9433 諏訪社
美篶字下川手10167 御社宮司社
美篶字下川手10313 大六天社
美篶字下川手1048 八幡社
手良沢岡1546 松尾社 10/1日曜 往古、三社は氏子共催で松尾社の舞台で演芸を行った。戦後しばらくは続いたが、中止となる。
手良沢岡1249 貴船社
手良沢岡622 大照神社
昭和56年より区の後援を得て、公民館主催の神輿担ぎを行う。大人、子供の樽みこしが練り歩く。
手良野口2514 八幡神社 10/1日曜 例祭
手良字中坪456 八幡社 10/1日曜 例祭
 ◎旧・上伊那郡高遠町
西高遠1600 鉾持神社 4/15(2年に1度) 神輿3基 ほとんど出ない
9/23 山車2台 本町、仲町 
神輿=3基。伊豆・箱根・三島の三社権現。最近はほとんど出ない
本町=江戸末期の作と云われる。
仲町=文政5年(1852)制作。普段は郷土館に展示。

大工は宮下久右衛門。彫師は諏訪の立川儀兵衛。金具は斉藤惣左衛門。塗師は池上久兵衛。
霜町=山車廃絶。某所?に売却。
祭りは元禄17年(1704)頃より始まり、当時は4/15だったが、今は9/23となっている。
山車は往古は町方13町と地方1組より「俄かだし」と呼ばれる毎年変わる人形を載せた台車の山車と屋台が曳かれたが、現在は2台となり、しかも、人手不足のためか、隔年で1台ずつ出す。
藤沢御堂垣外 諏訪社 4/29(元・15.隔年) 神輿(大小)
片倉 守屋神社 4/1日曜&10/1日曜
(元・4/15。本祭は隔年)
神輿
荒町 貴船神社 4/1日曜
(元・4/15。本祭は隔年)
神輿
船型山車休止 高遠町歴史博物館に展示
子供騎馬行列は大正15年まで。現在は絵島祭に参加。
 ◎旧・上伊那郡長谷村
黒河内112 八幡社 10/連休土日 子供樽みこし 戸数約70戸
平成19年(2007)、30数年ぶりに祭礼行事復活。宵宮に演芸。子供樽みこしは地区内3つの集落を順番に廻る
溝口1993 熱田神社
非持1603 諏訪社
非持字夏苅2923 八幡社
宮沢1214 諏訪社
杉島字岩入1213 諏訪社
一ノ瀬西宮1288 諏訪社
中尾字東村480 神明社 4/29 歌舞伎 昭和61年復活
 【南アルプスふるさと祭り】
10月上旬に行われる。子供みこしが繰り出したり、花火大会が開かれたり、面白いイベントがある。
 【美和ダム(美和湖)】
昭和27年(1952)着工。昭和34年(1959)竣工。三峰川沿いの最も豊かな水田地帯であった旧・美和村が水没した。移転家屋105 戸、水没土地201、9ha (うち農地約47ha)、役場、保育園の移転となっている。水没区域の住民の多くは下流の伊那市上春近に移住し、そのほか長野市、松本市、愛知県の開拓地、大分県などに移転した。

 ≪駒ヶ根市≫ 
赤穂北割 大宮五十鈴神社 9/22、23 火祭り 氏子は北割、中割・南割、上穂
獅子練り
中沢大曾倉 諏訪社 10/1土日 豊年踊り
赤穂字美女森11475 大御食(おおみけ)神社 9/日祝 お練り
お練り行列は午前10時の打上げ花火を合図に出発。笛、太鼓の調べが響く中、祭りの年番地区の旗を先頭に塩吹き、おかめ、金時、傘打ち、榊持らが続き、浦安の舞、獅子曳き、獅子招き、獅子切らに続いて獅子が最後尾を飾った。
上穂栄町12−17 三和社
東伊那字高烏谷7705 高烏谷神社 10/連休土日 矢納の神事 氏子は火山、塩田、大久保、栗林、東伊那
東伊那字宮下650 伊那森神社 9/最終日曜 手作り山車 毎年造る
獅子舞
東伊那字大久保 宮石神社 10/1土日 神楽 獅子舞
中沢字宮ノ前9288 諏訪社 10/1土日 獅子舞
中沢字十三本平7846 諏訪社 10/1土日 例祭
中沢10941 中曽倉神社 10/1土日
中沢11445 御坂山神社 10/1土日
中沢4727 香花社 10/1土日
中沢菅沼字船久保2197 福岡社 10/1土日

 ≪上伊那郡≫ 
 辰野町
小野3267 矢彦神社 10/1日曜 屋台3台 上町、下町、旭町の三耕地
北大出 神明神社 10/3日曜 お舟1台、笠鉾1台  
天狗、獅子 3匹の天狗、4匹の獅子
平出字宮ノ脇2305 法性神社 4/末〜5/上旬 屋台4台 飾り付け
※ 御柱祭り(7年に一度。虎・申年の4月末〜5月上旬)の時に、平出・上町・下町・旭町が屋台を組み立て飾り付けされる。戦前は手踊り・芝居・歌舞伎を行った。
横川門前 上横川神社 10/8頃の日曜 獅子舞
 箕輪町
南小河内    8/14〜16
“おさんやり祭”
担ぎ柴舟 ※さんやりは災遣(さいやり)でその意味する通り厄除けの祭りである。この祭に依代として立てる長さ数mの楢の生木をおさんやりという。
木下(中箕輪12500) 箕輪南宮神社 7/3日曜 神輿 “お鹿祭”
中箕輪441−1 蕗原神社
中箕輪5291 白山神社
中箕輪字宮林4278 正八幡社
中箕輪3216 高橋神社
中箕輪7318 箕輪古田神社
中箕輪7732 津島神社
中箕輪9987 松島神社
中箕輪15839 富田神社
東箕輪64 長岡神社
東箕輪3385 小河内神社
中曽根636 八幡社 獅子舞
三日町字二位殿坂2017 御射山三社
福與字壷入1643 諏訪社
 【箕輪ダム設置のため廃村】
箕輪ダムは昭和49年から18年の歳月を経て、平成3年に完成した。現在のもみじ湖がダム湖であるが、流域には長岡新田を中心に約3kmの間に集落が点在し、長岡新田、末広、日影入、狸穴の4集落が1つの生活共同体形成していた。核となる長岡新田が水没するため他の3集落が分割される。そこで用地買収が進められ昭和58年調印、翌59年移住が完了し36世帯、129人が移住した。

 南箕輪村
久保 神明宮 4/3日曜 子供神輿2基
演芸会(年による)、長持ち行列(昭和末期まではしていた)。
塩ノ井 塩ノ井神社 10/1 子供神輿
北殿・南殿 殿村八幡宮 10/連休 子供神輿2基(北殿・南殿) 相撲大会
田畑 田畑神社 4月 子供神輿
神子柴 白山社・八幡社合殿 10/連休 神楽(子供による)
沢尻 日光社・月光社合殿 10/1日曜 懇親会のみ
大芝 大芝神社 12/2 子供神輿
大泉 大和泉神社 10/連休 神輿(大小合わせて5基)
隔年に鹿踊り奉納。
南原 二宮神社 7/2日曜 子供神輿
北原 諏訪神社 4/中旬 子供神輿

 宮田村
大久保(日向6015) 熊野社 4/29 獅子舞
町部(3314) 津島神社 7/3土日 神輿
囃子屋台1台  
※13:15〜16:00(里宮神社〜戸田木工)。曳くのは小学校6年生までの女の子。以前は芸者約50人程が屋台に乗り演奏した。
南割 姫宮神社 9/3土日 大田切地区が当番時は御練り、獅子舞
北割 元宮神社 9/4土日 獅子舞、獅子舞、余興 3年ごとに区内11の班が出し物を披露。
屋台

 飯島町
飯島1848 飯島神社 9/22、23 宵宮に煙火、獅子舞
田切1788 日方磐神社 4/9 屋台 宵宮に獅子舞
9/25 屋台 宵宮に煙火、獅子舞
本郷1877 本郷神社 9/4日曜 宵宮に煙火、獅子舞
七久保5048 山祇神社 10/1日曜
(三社合同祭)
獅子屋台 獅子舞(高遠原祭囃愛好会)
七久保4367 芝宮神社 獅子屋台 獅子舞(芝宮神社祇園囃保存会)
七久保3423 七窪神社 獅子屋台 獅子舞(獅子舞保存会)
 【お陣屋祭り】
平成18年(2006)を最後に終了した。25回目開催された。7/4日曜に行われた夏のイベントだった。これは運営資金の大半だった町からの補助金が見直されたためである。
 飯島町は延宝5年〜慶応3年まで190年間、代官の役所「飯島陣屋」があった。廃藩置県で飯島陣屋は伊那県の県庁となった。このような政治・経済・文化の中心として栄えた往時を偲び、夏に開かれた。
呼び物の代官行列では町長が代官となり、町民ら総勢40数人が手代、中間、人足、長持、駕籠、槍、具足、櫃、両懸、合羽、軽尻、茶弁当、山駕籠、本馬と続いて町を練り歩いた。
また十基を超えた名物提灯神輿は、最後は今は四基となっていた。

 中川村
上片桐字山ノ神7177 白山神社
上片桐字大平5621 大平神社
片桐字横山6206 横山神社
上片桐字栢森3534 栢森神社 獅子舞、狐踊り
上片桐字明神4449 諏訪神社
上片桐字村神2808 諏訪社
上片桐字若宮1939 若宮諏訪神社
上片桐字熊野洞1091 熊野社 4月・10月
獅子舞はお囃子と共に、文化年間(1800年代初頭)に氏子により創作されたと云われている。
上片桐字八幡1106 八幡社 獅子舞
大草字943−1 大宮飯沼神社
大草字上宮3317 上宮外縣神社 かつて氏子は大草全域に及び、350戸はあったらしいが、、現在では地元の北組地区40戸余りとなっている。
大草字八幡4930 八幡神社 4/1土日 獅子舞
10/1土日 神輿(大小) 子供の提灯行列、打上げ花火
葛島字富士塚195 大宮神社
四徳954−2 四徳神社
 ≪中川どんちゃん祭り≫
夏の風物詩として平成4年(1992年)に始まる。毎年8/1日曜に開催される。
片桐牧ヶ原にある村民グランドを会場に、各地区あるいは企業から約20基の御輿が繰り出される。
また、盛りだくさんのイベント(キャラクターショーや大道芸 など)も用意されている。
クライマックスは大人みこしと花火の競演で、スターマインを中心に繰出される花火が観客の頭上で開き、その火の粉が降りしきる中を各地区で工夫を凝らした20基の提灯みこしが競いあう。
提灯みこし=中組雲龍(中組地区)、中央地区、中田島地区、天龍みこし、沖町地区、竹ノ上地区、美里地区、南原地区、下平地区
 【小渋ダム(小渋湖)】
昭和36年(1961)着工。昭和44年(1969)竣工。
移転家屋80戸(87世帯)であったが、
この中で桶谷集落は小渋ダムの建設を前に、昭和39年8/8の部落の解散式を最後に全戸離村した。離村に先立って、白沢神社では5/13に最後の祭りが行われ、歌舞伎の上演が深夜まで続けられたという。建物はその後取り壊され、祭神は鹿塩の市場神社に合祀された。

 ★展示場 
伊那市立高遠町歴史博物館 伊那市高遠町大字東高遠462−1  рO265−94−2144 山車2台展示
鉾持神社の仲町=文政5年(1852)制作。
大工は宮下久右衛門。彫師は諏訪の立川儀兵衛。金具は斉藤惣左衛門。塗師は池上久兵衛。

荒町貴船神社の船型山車=大正13年以降休止。平成18年に修復するも修復後は高遠町歴史博物館に展示。