≪大北地方≫
  

     大町市、北安曇郡〔池田町、松川村、小谷村、白馬村

住所 神社名 祭礼日 内容 備考
 ≪大町市≫
  平成18年(2006)1/1、大町市+北安曇郡美麻村+八坂村が合併。
  ◎旧・大町市
大町2097 若一王子神社 7/27〜29 神輿  
舞台6台 大黒町、高見町、五日町、六日町、八日町、九日町
大黒町=天保9年(1839)に松本市本町2丁目で制作。三輪。明治21年(1888)11月に500円で購入。
大工は松本・小池町の幸三郎。彫師は立川流の二代目立川和四郎富昌。人形は大国主命。
 創建は文政9年(1826)である。


高見町
=天保年間(1830〜43)再建。大工は池田町の某。
人形は高見火荒神の御神体の獅子頭。古びた布はその幌。仁科盛遠が将兵の慰安や士気を鼓舞するため戦場での敵への威しとして用いた。獅子宮の線で火災の延焼が止まった。何か事変が起こる前兆に口をパクパクして知らせる。幌を新調したら翌日ボロボロになっていたので以降新調しないと伝えられる。
 以前には町の半分が焼失する大火で二階の欄間2枚と車4個を焼失してしまった。

五日町=嘉永元年(1848)5月吉日制作。これは彫刻が施された欄間を収納する箱に「嘉永元年庚猿五月吉日五日町」(1848)の墨書から判明。
お舟として新調。その後、改造か?。人形は弊。

六日町=江戸前期の創建と伝えられる。天井裏に嘉永元年(1848)修復時の墨書きあり。
明治6年(1872)に火災の被害を受け、その修復の時に欄間彫刻や装飾を一新し現在のものが出来たと伝えられている。
人形は昭和56年制作の「安倍保名」。箱に嘉永元年(1848)と墨書きのきつねのからくり。

八日町
=文久3年(1862)建造。二輪。人形は弊。
昭和58年、解体修理、塗装。平成13年にも一部修復、塗装。
 往古は「楠公子別れ桜井の駅」の人形飾りがあったらしい。

九日町=江戸末期の作。柱巻きの龍は昭和58年取り付け。昭和56年に車体上部と人形修理。人形は娘道成寺の「安珍」、「清姫」。天井から箱に入った古い面が吊るされていて「鬼女の面」といわれ、取り出すとたちまち大雨が降ると伝えられ、開けられたことがないと言われている。
※氏子18町のうち、山車の無い町は幟を建てる
平借馬(平7717) 金山神社 9/連休土日 神輿
舞台1台  
平区海ノ口(平字高沢14505) 上諏訪社 9/14、15 舞台3台 一津、崩沢、西海の口 
平区稲尾(平11728) 下諏訪社 9/14、15 舞台1台 大北地方で二番目に小さい舞台と云われる 
平区源汲 神明社 9/連休土日 舞台1台 氏子40数軒なれど頑張る 
平区木崎(平字道上9640) 稲荷神社 9/16 舞台1台  
平区加蔵 神明社 9/23 舞台1台  
平区青木(平字宮ノ前19722) 水神社 9/22、23 舞台1台 舞台が出るのは22日 
平区中綱  水神社 9/22、23 舞台1台 舞台が出るのは22日 
浦安の舞 平成19年、40年ぶり復活。氏子数30数軒
常盤区清水(常盤7733) 三嶋社神明社合殿 9/22、23 お船1台  
常盤区西山(常盤163) 八王子神社 9/連休土日 舞台1台 現在は解体保存中
平森(平字城浦9700) 阿部神社 9/22、23 舞台1台 現在は境内にある舞台蔵を開けて少し前に出すのみ。
常盤区上一本木 一本木神社 9/2日曜 例祭 氏地は常盤上一本木、下一本木
常盤区須沼 神明社 9/連休土日 須沼歌舞伎廃絶
常盤区泉 泉神社 9/3土日 例祭
 ◎旧・美麻村
青具字花尾16950 神明社 9/14、15 神楽2台 中ノ崎・東組、竹の川
新行字権現山15492 新行載神社 9/22、23 舞台1台 舞台が出るのは22日 
神楽屋台
二重字朱引内9152 水上神社 9/22、23 神輿1基
舞台4台 湯ノ海、元ノ関、向、宮村 
舞台が出るのは22日。元ノ関⇒向⇒宮村⇒湯ノ海の順に1年交替で出す。2013年は元ノ関。
大塩字宮2708 冨士浅間神社 9/22、23 神輿1基
舞台4台 南組、北組、中組(中村)、東組
神楽1台 峰組
南組(南村)=江戸末期か明治初期制作。大工 等は不詳。

北組、中組(中村)、東組=詳細は不詳
最近では舞台が1台づつ東組⇒北組⇒中組⇒南組の順で1年交替。2013年は東組。
千見字境ノ宮25787 神明宮 10/1日曜 舞台1台 かつては舞台2台
神楽1台 かつては神楽6〜7台あった
朱引外12496 藤井神社 9/2土日 例祭 藤の鎮守。氏子は約20人。
 【神楽屋台・獅子頭】
青具の中ノ崎・東組、竹の川、、高地の峰組、千見の本村・東ノ沢・中ノ沢・大塩の峰組、千見の本村・東ノ沢・中ノ沢・西上組、高地の峰組・中組にも神楽屋台。獅子頭が伝えられたが、最近はあまり行われていた。
 【廃村】
旧・美麻村の廃村である高地(こうち)は、県道小島信濃木崎停車場線沿いにあり、大字高地に含まれる17の小集落(女生山、寒方地、品生、日影、日向、松合、和田、土口、曲尾、保屋、小米立、明賀、胡桃倉里、神出、屋敷平、桂、若栗)のすべてが昭和49年頃に廃村になった。
 ◎旧・八坂村
八坂字相川450 相川神社 9/23 舞台1台
八坂字大平977 金熊惣社 神楽屋台
八坂字大塚11706 諏訪神社
八坂字西大塚11463 諏訪神社
八坂字切久保8535 切久保諏訪神社 9/23、24 神楽屋台 獅子舞
八坂字曽山9411 神明宮 神楽屋台
八坂舟場16338−2 諏訪神社 獅子舞
八坂字野平14695 野平神社 獅子舞
八坂字上籠16959 大姥神社 5/3 獅子舞
八坂一ノ瀬10937 諏訪神社 獅子舞
八坂字横瀬2277 横瀬王子社 ― 
八坂字小松尾5693 諏訪神社 獅子舞
八坂字石原3576 諏訪神社
八坂字竹箆3861 諏訪神社
八坂9918 諏訪神社
八坂1900 諏訪神社
八坂槍平字峯20911 神明社
八坂桑梨字威柄12653 飯綱神社
八坂高根平13358−ロ 高根神社
 【廃村】
北桑梨、西ノ窪、槍(うつき)平=鎮守は神明社。などが廃村と聞く。

 ≪北安曇郡≫ 
 池田町
池田 八幡神社 9/23 山車8台 23日は8台の山車が出る
9/24 お舟2台 24日はお舟と奉納相撲。
横町(豊町)=松本より購入と伝えられる。天明期(1781〜88)制作。これは破風の鶴の彫物の裏の墨書きより。
人形は三番叟。弘化2年(1845)乙巳年と書かれている。
下町(1丁目)⇒舞台小屋は平成14年制作。建造費用は800万円。鰹ャ山組の建造。
=明治期に松本市仲町で新調。しかしあまり大きいので引き回せず売却することになり、明治27年(1894)に購入

人形は神武天皇。大正2年、松本・仲町の人形師太田師の作。
平成10年、3300万円かけて修復。大工は高山市の渠ェ野大工(八野明)。
中町(2丁目)=松本市仲町の山車の購入をめぐって下町とくじをして負けたので対抗して高山の大工に頼んで新調した。
明治34年(1901)10/5、新調入魂式。大工は松本・南深志町の矢沢虎二郎。彫師は清水寅吉(共に現・松本市南深志町)。金物師は飯山町の川久保亀吉、鷹森傳吉。人形・幕・簾は京都・川島織物。加藤清正。
 老朽化のため平成14年に高山の(有)八野大工(八野忠次郎)に修理依頼。漆塗りは木曽郡楢川村のかどや漆器店。修復入魂式は9/16。

上町(わでまち)(3丁目)=明治19年(15年説もあり)9月吉日、高崎市本町2丁目新調。明治45年9月に購入。昭和56〜60年修理。この時に小振りにする。大工は高山の(有)八野大工(八野明)、総費用は約1、800万円と云われている。幕と衣裳は京都・川島織物、人形は京都・伊藤久重。弁財天。
改修時に舞台小屋も新調。大工は地元の千葉工務店(千葉幸進)。
新町〔安民町(あらまち)=4丁目]=三輪。嘉永5年(1852)制作。大工は小川常吉章孝。これは天井裏地板の墨書きより。飾りは大黒様。
大正中期に穂高の瀬川棟梁により修理。
昭和になり、幕は京都・川島織物。人形は京都で計約400万円かけ修復。
新町(5丁目)⇒4丁目から分かれて成立。昭和32年より祭礼参加。
=四輪。内輪。飾りは楠木正成。平成15年(2003)9/6、新調。大工は松本市の山田工務店。長さ4、7m。幅2、2m。高さ5m。制作費約1500万円。舞台小屋約700万円。
 昭和23年創建。地元の大工・建具屋・車屋などの協力で作り上げる。当初は5丁目の公民館に置かれたが、八幡神社境内に山車倉を建て、そちらに置くようになる。
吾妻町=三輪。内輪。飾りは御幣。
大正2年購入説(舞台小屋新築に伴う)と大正14年の池田麻績線の道路開通で道が広げられたので昭和初期に舞台を新調した説がある。
 大工 等は不詳。
 これ以前にも小型の山車があった。

 舞台小屋は当初は吾妻座横に置かれたが、大正3年に八幡神社境内に舞台小屋を建て、そちらに置くようになる。
東町=昭和25、6年頃に滝沢の2台の山車を購入し、大工の荒井正義により1台に組み直した。銀の幣束が立てられる。
明治41年の神社合併により十二神社の祭日には山車8台が曳かれ、八幡神社の祭日には御舟と奉納相撲が行われる。
正科259 竃神社 9/19 お舟 岡崎踊り
八幡社 9/14、15 お船   
会染5262 宇佐八幡宮 9/14、15 お船  
会染中島 三社神社 9/22、23 お船1台
相道寺1587 諏訪神社 9/22、23 お船1台
堀之内1273 三嶋神社 9/22、23 お船1台 11、2歳の女児5人で木の葉舞奉納 
渋田見南部 諏訪社 9/28、29 お船廃絶 江戸末期に廃絶 
中之郷 四神社 10/1土日(元・4 お船  
田之入 金比羅神社 10/10、11(元・2) お船廃絶 愛交連という氏子青年により船曳きが行われた
渋田見八幡原 八幡宮 9/28 獅子舞
広津楡室3350 楡室神社 9/28 獅子神楽
広津足崎 芦崎神社 10/1 獅子舞神楽4組奉納
陸郷有明(中陸郷10862−9) 樹玉神社 10/1 神楽獅子舞 (豊盛連、三日生連、白日連)
内鎌川端 諏訪神社 9/28、29 例祭 元禄の頃は湯神楽奉納
広津水堀(広津2393) 水堀神社 10/2 例祭 かつては雨招神事あり
 松川村
細野(小ノ口5325) 細野神社 9/連休土日 お船1台  
獅子舞
氏地は松川村細野、東細野、北細野。明治41年、現在地に鎮座していた諏訪神社と、北の大仙寺地区の八幡神社が合併し細野神社と改称。現在も拝殿には両神社の名前が掲げられいる。
板取(神戸3376) 有明山社 9/2日曜 舞台2台  
氏地は松川村の板取、三軒家、神戸、南神戸、鼠穴、西原。
川西(大和田2831) 大和田神社 9/22、23 舞台    
獅子舞、子供相撲
氏地は松川村川西より北部・緑町から東松川地区までと村のほぼ半分。

 小谷村
千国 諏訪神社 9/連休土日 フリョウ 獅子、楽隊、獅子、浦安の舞子、氏子総代 など
屋台1台 篠竹や提灯などで飾りつけたリヤカーの上を舞台に見立て、出し物を決め、それに合わせて二人ほどが衣装をつける。それを、若連中が引く。
黒川(千国乙9685) 黒川諏訪神社  ?  フリョ   
屋台廃絶  昭和以前に出た。
大網 諏訪神社  8/24 フリョウ 獅子、狂拍子、浦安の舞子、神輿、鉄砲、槍、弓 など
大宮 大宮諏訪神社  8/最終土日 トオリモノ 神輿などの神幸
宇宮諏訪神社  8/最終土日 獅子舞  
花灯籠各12本 深原、李平
川内(千国字川内乙1451) 川内神社 9/1日曜 フリョウ 灯籠、楽隊、子供神輿 など
池原 池原諏訪神社  9/2日曜 フリョウ 獅子神楽、浦安の舞、狂拍子 など
屋台廃絶    
小谷村では神幸式で神社に向かう祭列のことを「フリョ」または「フリョウ」と言う。これは「風流」からの言葉が変わったと思われる。行列の内容は各神社により違うが、獅子、浦安の舞子、楽隊、子供神輿 などである。
 白馬村
北城川北 切久保諏訪神社 9/14、15 屋台1台 塩島
深空 深空神明社 9/2土日 神輿(大小)、鼓笛隊 深沢・空峠が氏子
青鬼(北城字善鬼堂17446) 青鬼神社 9/20、21 例祭   
神城佐野(神城字宮林2588) 子安神社 9/23 子供神輿 佐野・内山両地区より幟、子供神輿が本殿まで練り歩く。
神城三日市場 神明社 9月 例祭
細野(北城八方) 諏訪神社 9/中旬 子供みこし、男神輿、岩みこし 獅子舞

 ★展示場 
流鏑馬会館
(塩の道博物館共通)
大町市八日町2572 п@0261−22−4018 入館料500円。9:00〜17:00。(11〜4月は水曜休館)
若一王子神社の祭りと流鏑馬の資料を展示。