滋賀県

   長浜市


     旧・伊香郡高月町、木之本町、余呉町、西浅井町
    

住所  神社名 祭礼日 内容 備考
 ◎旧・伊香郡高月町
 ■北富永地区
    ⇒保延寺、持寺、尾山、洞戸、井口、雨森、高野
高月町持寺126 白山神社 2/18 おこない
4/12 例祭
高月町尾山183 白山神社 2/18 おこない
4/11 例祭
高月町井口122 日吉神社 2/15 おこない
4/14 例祭 曳山2台売却
高月町雨森1185 天川命神社 2/17、18 おこない
4/13 曳山廃絶 曳山(高砂山)は昭和45年売却し、国立民俗学博物館に展示。明治40年頃まで子供歌舞伎をした。
高月町高野297 高野神社 2/15 おこない
4/10 例祭
 ■南富永地区
    ⇒柏原、渡岸寺、森本、落川、高月、宇根、東阿閉、馬上
高月町柏原47 佐味神社 2/15 おこない
5/9 例祭
高月町柏原739 八幡神社 2/9 おこない
4/9 例祭
高月町柏原774 伊香具坂神社 2/15 おこない
9/9 例祭
高月町渡岸寺50 天神社 2/19 おこない
4/9 例祭
高月町森本83 森本神社 2/14 おこない
春分の日(元・2/15 弓射ち
高月町落川306 日吉神社 9/21 おこない
4/9 例祭
高月町高月1 神高槻神社 2/1日曜 おこない
高月町宇根425 春日神社 2/8・9&3/8 おこない 旧・郷社
4/8 例祭
高月町東阿閉1094 乃伎多神社 2/8 おこない
9/13 例祭
高月町馬上(まけ)1181 走落神社 2/9 おこない
4/9 例祭
 ■古保利地区
    ⇒西野、片山、重則、熊野、松尾、東柳野、柳野中、西柳野、西阿閉
高月町西野2025−1 日枝神社 2/7 おこない
8/16 野神祭
4/8 例祭
野神祭=『近江の祭礼』によると、「頭家二組のうち昨年・本年・来年・再来年の四軒八人と観音さんの「おこない」の頭家四軒合計十二人が、祭りの前日に各本年の頭家宅で、青竹に御幣を付け、夜明け前に野神さん(欅)の下に集まる。夜明けとともに三体の御幣を欅の梢に束ねて括り付け、御神酒を献じ、その場で直会をする。その後、日枝神社で野神祭奉告祭を執り行う。」とある。
高月町片山103 片山神社 2/17、18 おこない
4/3 例祭
高月町重則118 大浴(おおあみ)神社 4/15 例祭
高月町熊野822 天八百列神社 2/17 おこない
4/2 例祭
高月町松尾318−2 大森神社 2/11 おこない
4/2 例祭
高月町東柳野1191 賣比多神社 2/12、13 おこない
4/2 例祭
高月町柳野中48 大表神社 2/13 おこない
4/13 例祭
高月町西柳野473 八幡神社 2/12、16 おこない
4/2 例祭
高月町西阿閉278 意波閇(おわい)神社 4/17 例祭
高月町西阿閉1829 甘檪前(いちいざき)神社 2/17 おこない
4/17 例祭
 ■七郷地区
    ⇒磯野、西物部、東物部、横山、東高田、布施、唐川
高月町磯野530 赤見神社 2/15 おこない
4/15 例祭
高月町西物部425 八幡神社 2/15 おこない
4/14 例祭
高月町東物部850 乃伎多神社 2/17 おこない
4/10 例祭
高月町横山297−1 横山神社 2/11 おこない
4/1 例祭
高月町東高田363−1 櫻椅(さくらはし)神社 2/14 おこない
4/14 例祭
高月町布施250 高槻神社 2/1 おこない
4/8 例祭
高月町唐川1055 日吉神社 2/2 おこない
4/11 例祭
※高月町のおこないは30数町を数える。

 ◎旧・伊香郡木之本町
 ■木之本地区
    ⇒木之本、広瀬、田部、千田、黒田
木之本町木之本488 意冨布良(おおふら)神社 2/11 おこない
3/11 お塔神事
3/18(毎年) 神輿 秋葉祭り
4/2 例祭 旧・県社
神輿=京都の伏見稲荷神社の神輿を払下げてもらったと伝わる。神鏡の裏に元禄6年(1693)の銘あり。
木之本町木之本192 日吉神社 11/23 おこない
5/20 例祭 旧・村社
木之本町田部6−1 等波(しば)神社 2/8、9 おこない
4/9 例祭
木之本町千田793 石作神社・玉作神社 2/4 おこない
8/14 野神踊り
4/5 例祭
木之本町黒田1697 黒田神社 2/17 おこない
4/17 例祭
木之本町黒田1783 大沢神社 2/17 おこない
4/17 例祭
 ■伊香具地区
    ⇒赤尾、北布施、田居、山梨子、飯浦、西山、大音
木之本町赤尾793 布勢立石神社 2/14、15 おこない
木之本町北布施199 若宮八幡神社 2/12 おこない
4/1 例祭
木之本町北布施316 伊香具坂(いかぐざか)神社 2/16 おこない
4/1 例祭
木之本町田居254 八幡神社 4/6 例祭
木之本町山梨子1 有漏(うろう)神社 2/16 おこない
4/16 例祭
木之本町飯浦511 八幡神社 4/10 例祭
木之本町西山873 八幡神社 2/1日曜 汁おこない
2/2日曜 すべおこない
4/6 例祭
木之本町大音688 伊香具神社 2/24 おこない
4/6 例祭
 ■杉野地区
    ⇒杉野、杉本、音羽、金居原
木之本町杉野413 横山神社 2/8、13、15 おこない 上組は13日、中久美は8日、下組は15日
4/17 例祭
『近江の祭礼』によると、祭礼日は「二月八日(中)、十三日(上)、十五日(下)」で、概要は「おこないは旧来の地区割りで、杉野川の上流から三地区に分けて、それぞれ行われる。本日には未明、お堂にお鏡、お花などの供物を運び、供え、松明ふりをし、シュウシとよばれる儀式、およびトウワタシを行う。その前日は餅つきがあり、このパターンは三地区ともに同じである。ただし、次のトウヤの象徴であるユリワを編む日は、若干異なる」とある。
木之本町杉本607 六所神社 2/6 おこない
4/10 例祭
木之本町金居原1319 八幡神社 2/12 おこない
4/13 雨乞い太鼓踊り
木之本町音羽274 八幡神社 2/18 おこない
4/18 例祭
 【土倉鉱山】
土倉村は炭焼きが移住開拓したのが始まりで、中島善十郎が明治40年に鉱脈を発見し、これを明治43年、田中鉱業が買収し発掘を始めて鉱山集落化した。その後、朝鮮鉱業開発に一度権利が移った後、昭和9年より日窒鉱業(現・チッソ)が採掘を行い、主に銅、また硫化鉄、少量の金・銀、微量の鉛を産出し、最盛期は労働者とその家族で1500人以上の人口があり、映画館などの娯楽施設、マーケットもあったが、昭和40年(1965)3月閉山。
山神社があり5月に祭礼があった。
なお土倉村は明治12年、金居原と合併し名を変えた。
 ■高時地区
    ⇒古橋、川合、石道、小山、高野、大見
木之本町古橋2 伊波太岐(いたわき)神社 9/10 おこない
10/15 例祭
木之本町古橋1102 与志漏(よしろ)神社 3/7、8 おこない 薬師堂(神社境内)
8/18 野神祭
9/15 千燈祭
4/15 例祭
木之本町川合1238 水分神社 9/27 例祭
木之本町川合1277 佐波加刀(さわかと)神社 8/18 寿踊り
4/16 例祭
木之本町石道984 神前神社 2/15、16 おこない
9/14 燈明祭
4/14 例祭
木之本町小山62 八幡神社 2/23 おこない
9/15 燈明祭
4/15 例祭
木之本町大見753 大見神社 4/3 例祭
 ◎旧・伊香郡余呉町
 ■丹生地区
    ⇒坂口、下余呉、中之郷、川並、八戸
余呉町坂口290 意波閇(おはへ)神社 2/15 おこない
4/8 例祭
余呉町坂口672 菅原神社 4/25 例祭
余呉町下余呉2053 乎弥神社 8/20 太鼓踊り
4/8 例祭
余呉町中之郷108 鉛練比古神社 8/24 神輿 奉納相撲
4/14 例祭
野神祭に建暦元年(1211)から奉納した古事を今に伝えるもので、祭礼には神輿の渡御があり、境内において湖北地方唯一の奉納相撲が行われる。
余呉町川並930 北野神社 2/25 おこない
9/25 例祭
余呉町八戸331 八幡神社 2/8 おこない
8/14 例祭
 ■丹生地区
   ⇒下丹生、上丹生、摺墨、菅並、小原、田戸、奥川並、鷲見、尾羽梨、針川
余呉町下丹生1087 丹生神社 1/15 おこない
4/3 例祭
余呉町上丹生378 丹生神社 1/7 おこない
4/1日(3年ごと)
(元・4/3)
神輿
曳山3台 丹宝山(北村組)、寿宝山(中村組)、恵宝山(橋本組)
 ●あらまし
上丹生に陶器に作る工人がおり、神に感謝のため、毎年陶器を奉納したのが始まりと伝わる。
北村組、中村組、橋本組の三組が交代で奉納していたが、後に三組合同で3年毎に行うようになった。
しかし近年は人手不足や経費面で5〜6年に1回しか実施出来ない。
丹宝山(北村組)=錦水引は安永5年(1776)2月、中国風人物の模様。見送り幕は享保3年(1718)7月、三賢人天人鶴舞。

寿宝山
(中村組)=錦水引は延宝元年(1673)3月、紅色無地。見送り幕は寛文13年(1672)10月、五賢人極楽鳥。

恵宝山
(橋本組)
=錦水引は寛文2年(1662)3月、梅鉢模様。見送り幕は寛文11年(1673)2月、五賢人歓瀑図。
余呉町摺墨648 水上神社 1/12 おこない
4/7 例祭
余呉町菅並456 六所神社 1/12頃 おこない
4/11 例祭
 ■片岡地区
   ⇒中河内、椿坂、柳ヶ瀬、東野、今市、国安、文室、池原、小谷
余呉町中河内718 広峯神社 8/16(3年ごと) 神輿 太鼓踊り、奴振り
余呉町最北。宿場町で栄えた。過疎化のため、平成に入り休止。
余呉町椿坂132−1 八幡神社 2/5 おこない
9/15 例祭
余呉町柳ヶ瀬267 八幡神社 1/6 おこない
4/24 例祭
余呉町東野57 八幡神社 4/8 例祭
余呉町今市339 佐味神社 4/8 例祭
余呉町今市563 八幡神社 4/24 例祭
余呉町国安52 草岡神社 1/1〜3 おこない
8/25 野神祭 池原、東野、今市、新堂、文室の5郷が太鼓・鉦を打ち鳴らしながら参拝する。踊りには、のと踊り・しのみや踊り・さいもん祭りの三種類が奉納される。
3/25 例祭
余呉町文室1091 北野神社 4/25 例祭
余呉町池原603 大水別神社 4/7 例祭
余呉町池原1253 樹本神社 4/7 おこない
4/11 例祭
余呉町小谷158 八幡神社 1/3 おこない
4/4 例祭
 【建設保留の丹生ダム用地のため廃村】
奥川並(おっこうなみ)
=神社は八幡神社。昭和44年、今市へ集団移転。移転時は17戸。54人。明治13年頃には戸数35戸あったという。

田戸(たど)
=神社は春日神社。平成7年(1995)の移転時は8戸。12人。明治44年は戸数15戸。

鷲見
=神社は八幡神社。平成7年(1995)の移転時は16戸。35人。昭和35年の人口は101人。

尾羽梨
=神社は日吉神社。昭和46年(1971)、中之郷へ集団移転。移転時は10戸。35人。

針川
=昭和45年、中之郷へ集団移転。移転時は14戸。72人。

半明
=神社は愛宕神社。中河内の枝郷。かつて30戸。平成7年の移転時は10戸。18人。


小原神社は春日神社(小原333)。平成7年の移転時は8戸。13人。明治44年は戸数14戸、76人。

 ◎旧・伊香郡西浅井町
 ■塩津地区
   ⇒塩津浜、岩熊、祝山、野坂、塩津中、余、横波、集福寺、沓掛
塩津浜547 塩津神社 4/4土曜(元・18) 神輿
西浅井町岩熊733 矢合神社 2/15 おこない
4/15 例祭
西浅井町祝山288 香取五神社 2/9 おこない
4/20 例祭
西浅井町野坂193 八幡神社 2/5 おこない
4/15 例祭
西浅井町塩津中332 香取神社 4/11 例祭
西浅井町余1146 大川神社 4/11 例祭
西浅井町横波471 日吉神社 2/5 おこない
4/14 例祭
西浅井町集福寺455 下塩津神社 2/11 おこない
8/16 ちゃんちゃこ踊り
西浅井町沓掛1635 八幡神社 2/20 おこない
4/17 例祭
 ■永原地区
   ⇒月出、八田部、山田、小山、大浦、菅浦、庄、中、山門、黒山
西浅井町月出303 日吉神社 4/20 例祭
西浅井町八田部619 五社神社 4/29 例祭
西浅井町山田47 白山神社 1/9 おこない
5/3 例祭
西浅井町小山312 八幡神社 1/8 おこない
4/15 例祭
西浅井町大浦614 八幡神社 1/15 おこない
5/5 神輿
西浅井町菅浦439 須賀神社 4/1土日(元・4) 神輿3基
神輿=明治42年に三社が合併して成立した神社であるため、神輿が三基ある。大は保良神社の明神神輿、中は小林神社の八王子神輿、小は赤崎神社の赤崎神輿である。
西浅井町庄1319 日吉神社 4/14 例祭
西浅井町山門1065 神明神社 8/下旬 八朔祭 八朔踊り
4/16 例祭
 ★展示場     
 【茶わん祭の館】
長浜市余呉町上丹生3224。0749−86−8022。開館:土日祝日。入館料:大人300円、高校生200円、その他150円。
“曳山(丹宝山)のレプリカを展示”