滋賀県

住所	神社名	祭礼日	内容	備考

≪長浜市≫ 　　　平成１８年（２００６）２／１３、長浜市が東浅井郡浅井町、びわ町を編入合併。　　　平成２２年（２０１０）１／１、長浜市が東浅井郡虎姫町、湖北町＋伊香郡高月町、木之本町、余呉町、西浅井町を編入合併。
◎旧・長浜市
宮前町１３－５５	長浜八幡宮	４／１４、１５	神輿
			曳山１３台	長刀山(小舟町組)､高砂山(宮町組)､寿山(大手町組)､鳳凰山(祝町組)､猩々丸(舟町組)､萬歳楼(瀬田町組)､翁山(伊部町組)、孔雀山(神戸町組)､常盤山(呉服町組)､春日山(本町組)､諫鼓山(御堂前組)､月宮殿(田町組)､青海山(北町組)
		１０月	神輿
神輿＝４月の大祭と１０月の例祭には１３日に御旅所に神輿渡御が行われ、神輿堂に１５日まで安置されて八幡宮に還御する。延宝４年（１６７６）８／１５、八幡宮氏子中より寄進。藤岡甚兵衛の作と云われる。
長刀山(長刀組とも小舟町組ともいう)⇒小舟町、舟片原町、中鞴町＝蓬来山ともいい、古くは、長刀台山ともいう。　山蔵は江戸期の建造。大工は不詳。昭和６年移築。　元禄１２年（１６９９）制作と伝わる。藤岡甚兵衛の作と伝わる。　この山は、曳山狂言を演じる１２の曳山とは違う形式の山車。御所車式の車輪を持つ三ッ車形式。露台を置いて高欄をめぐらし、その中央に「太刀渡り」に使う太刀を掛ける台を置いている。胴部四方に「唐獅子｣の彫物があり、昼間は緋羅紗の幟。夜は笹龍胆の紋の幟を立てる。　この曳山は登り山では、八幡宮へは行かず１４日に直接お旅所へ据え付けられる。戻り山では、先頭になって出発する。
高砂山(宮町組)⇒宮町、片町、金屋新町、金屋町、北裏町　山蔵は文化１３年（１８１６）頃の建造。大工は不詳。　本体は延享２年（１７４５）修理の記録があるので、それ以前の制作。　亭は文化１３年（１８１６）制作。大工は藤岡和泉藤原安則。長さ６、５ｍ。幅３、２５ｍ。高さ６、５２５ｍ。　屋根は切妻造り。　台輪は半肉彫鍍金の｢兎が波上を走る｣の錺金具。　楽屋側面の外欄間｢柿樹上に群猿が遊ぶ｣の彫物。　見送り幕は「仙人八人の図」と綴織の「唐子遊戯の図」の二枚。　舞台障子は山縣岐鳳筆の「牡丹小禽図」。
寿山(大手町組)⇒大手町、大谷市場町　山蔵は文化８年（１８１１）頃の建造。大工は不詳。　本体は天明２年（１７８２）制作。６代目藤岡和泉藤原利盈の作。　亭は後年の作で作者等は不明。長さ６、２５ｍ。幅３、２５ｍ。高さ６、１６７ｍ。　屋根は向大唐破風で側面の千鳥破風の棟上ににしゃちほこを載せている。　舞台前柱の｢昇龍・降龍｣。錺金具は藍水堂一徳の作。　胴幕は昭和５８年、中国蘇州製「竹林七賢人の図」。　見送り幕は中国明時代の綴織と毛綴織の二枚。　舞台障子は明治１３年秋、当時片町在住の杉沢春厓筆の「ざくろ小禽図」。　楽屋襖は俊興画と落款あり。俊興という名は中谷求馬（貞幹、俊徳ともいう）のことである。「松孔雀図」。
鳳凰山(祝町組とも魚屋町組ともいう）⇒東魚屋町、中魚屋町、西魚屋町。　山蔵は文政８年（１８２５）頃の建造。大工は吉平。　本体・亭共に文政１２年（１８２９）完成。大工は不詳。長さ６、５ｍ。幅３、１５ｍ。高さ７、３５ｍ。　むくり屋根。亭上に鳳凰の木彫りを置く。　台輪は「浪に龍」の錺金具は姉川堂良忠の作。　舞台障子上の大虹梁は「鶴の巣籠り」。象嵌造りの錺金具は奥村菅次の作。　胴幕はペルシャ製。　見送り幕は１６世紀後半、ベルギー・ブリュッセル作のゴブラン織。「貴婦人図」。文化１４年（１８１７）に金２００両で京都から購入し、見送幕として仕立てた。同じタペストリーからは、祇園祭の山鉾や大津祭の見送幕も作られている。　舞台障子は山縣岐鳳筆の「花車図」。　楽屋襖は狩野永岳筆の「楽太鼓図」。　背面の幟の「天覆」、「地載」の文字は賀茂胡保の筆。　先代は文化１５年（１８１８）に焼失。寛保２年（１７４２）の「山仕用目録」に記載されているのでこの頃にはあった。
猩々丸(舟町組)⇒上舟町、下舟町、稲荷町、十一町　本体は安永３年（１７７４）制作。大工は藤岡和泉藤原一富。長さは９、１６ｍ。幅３、１５ｍ。高さ７、６２ｍ。　舟形で亭が無い。前柱が朱塗り。　舞台障子上の大虹梁は「唐獅子の谷川を渡る」。象嵌鍍金飾金具は奥村菅次の作。　見送りは幕でなく彫刻。｢関羽と張飛｣。彩色は石田幽汀と云われる。　台輪：｢波」の錺金具は西村清琴の下絵で京都「尾勘」の作。　舞台障子は明治７年、山中信天翁筆の「松竹菊梅図」。　楽屋襖は「老松図」。
萬歳楼(瀬田町組)（公式HPへ）⇒瀬田町、横浜町、箕浦町、大安寺町、紺屋町、八幡町　山蔵は享和２年（１８０２）頃の建造。大工は不詳。　本体・亭共に享和２年（１８０２）制作。共に２代目藤岡重兵衛安道・市松安則父子の作。長さは６、５５ｍ。幅３、２５ｍ。高さ６、９５ｍ。　舞台障子上の大虹梁は｢桐に鳳凰｣。　舞台前柱は色絵象嵌「高砂の尉と姥」。錺金具は奥村菅次の作。　舞台障子は「尾長の鳥」。　楽屋襖は雪亭尚明筆の「西王母図」。　面幕は｢龍｣。中国製の太伯山錦。　胴幕は昭和５８年、下絵は沢宏靭。「雅楽の楽器尽くし」。　見送りは錺毛綴と中国製刻糸織の二枚。
翁山(伊部町組)⇒南伊部町、北伊部町、三津屋町、北出町　山蔵は江戸期の建造。大工は不詳。　本体は明和２年（１７６５）制作。５代目藤岡和泉藤原一富の作。　亭は文化１３年（１８１６）制作。十兵衛の作か？。長さ６、２ｍ。幅３、３ｍ。高さ６、４９ｍ。　八ッ棟造。前後に唐破風。　舞台障子上の大虹梁「龍虎」。膳所の奥村菅次父子の作。　面幕は左に｢鯉の滝登り図｣、右に｢松樹上に猿の図｣。　胴幕は紺羅紗に「牡丹に唐獅子」。　見送り幕「二人の武将図」は１６世紀ベルギ―製の錺毛綴で加賀の豪商銭屋五兵衛より購入。　舞台障子は長谷川玉峰筆の｢紅葉鳩図｣。　楽屋襖は「松鶴図」。　錺師は京都・東六条の長左衛門で明和７年（１７７０）の作。
孔雀山(神戸町組)⇒神戸町　山蔵は文化１２年（１８１５）頃の建造。大工は不詳。　本体は宝暦年間（１７５１～６４）頃の作。増設された亭は文化１２年（１８１５）制作。藤岡重兵衛の作。長さ６、６５ｍ。幅３、２ｍ。高さ６、４５ｍ。　屋根上に千鳥破風が無いのは孔雀山だけで、孔雀が載っている。　胴幕の下絵は森徹山筆（岸駒説もあり）で「虎の子渡し図」。　見送り幕は昭和３年（１９２８）、山鹿清華の「萌春の図」と刻糸織。　舞台障子は八木奇峰筆の「芙蓉に四十雀」。　楽屋襖は八木奇峰筆の「紅葉鳩図」、筆者不明の「人物渡海図」。　先代は宝暦１０年（１７６０）制作。現・米原市の旭山（北町組）。
常盤山(呉服町組)⇒上呉服町、中呉服町、下呉服町、西北町、北片原町、中片原町、南片原町　山蔵は嘉永３年（１８４５）頃の建造。大工は川瀬七郎兵衛正矩。　本体は明和７年（１７７０）再建。亭は文政元年（１８１８）制作。大工は不詳。長さ６、６ｍ。幅３、２５ｍ。高さ７、２１４ｍ。　舞台屋根が入母屋造で、舞台屋根の下に頭貫をめぐらしている。　胴幕は綴錦で「源義家勿来関を通るの図」、「新羅三郎義光と豊原時秋との足柄山の別れの図」。　見送りは大正１５年、山鹿清華作の錺毛綴と太伯山錦。　舞台障子は嘉永４年（１８５１）９月、横山清?筆の「菊白頬鳥図」。　楽屋襖は藤原関倍筆の「松鶴図」。　幟には「乾坤留一気」、「古今仰同塵」の文字。
春日山(本町組)⇒東本町、西本町、横町　山蔵は天保１２年（１８４１）頃の建造。大工は不詳。　本体は平右衛門の作と云われている。　亭は後年の制作で詳細は不明。長さ６、２５ｍ。幅３、４５ｍ。高さ６、３６ｍ。　屋根が寄棟造。　舞台高欄親柱は山号にちなんだ「紅葉に鹿」の錺金具があり、明治１１年（１８７８）東京の一柳友寿の作　舞台障子は鳥羽上（長浜市）の北村李軒筆の「渓流紅葉鹿図」。　楽屋襖は「稚松群鶴図」。建付襖は文久元年（１８６１）、川路春樵筆の「寿老西王母図」。　見送り幕は緋羅紗地の「中国人物の図」。
諫鼓山(御堂前組)⇒東御堂前町、西御堂前町、十軒町　山蔵は寛政１０年（１７９８）頃の建造。大工は不詳。　本体は安永３年（１７７４）制作。藤岡和泉藤原一富の作。　亭は文政元年（１８１８）制作。田中加平治博君の作。長さは６、５５ｍ。幅３、２ｍ。高さ７、５５８ｍ。　亭の上に諌鼓鶏を乗せ、舞台屋根左右の千鳥破風が一番大きい。天井絵は｢鳳凰｣。　舞台前柱は色絵象嵌「竹林七賢人」の錺金具。天保１４年（１８４３）目川（栗東）の奥村寿一の作。　舞台高欄親柱に｢獅子｣の錺り金具奥村菅司の作。。　舞台簾は天明６年（１７８６）、岸駒筆と云われている「虎図」。　　幟は緋羅紗地の｢昇龍・降龍｣。
月宮殿(田町組)⇒上田町、中田町、下田町、南新町　本体は天明５年（１７８５）制作。岡田惣左衛門重貞の作。　亭は嘉永３年（１８５０）制作。藤岡重兵衛光隆の作。長さ６、２ｍ。幅３、２ｍ。高さ７、１９９ｍ。　亭は重層で、上が六角円堂で下が方形。屋根にはギヤマン製の宝玉を載せ、下層の両側面にはガラス絵の引き戸をはめ込んでいる。　舞台前柱は「鯉の滝登り」。錺金具の下絵は、狩野孝信の筆。　舞台障子は「波図」。　胴幕はペルシャ毯。　面幕は中国明時代の刺繍。　見送り幕は刻糸織で房金具は国友の氷川堂完雄の作。
青海山(北町組)⇒東北町、中北町、袋町、知善院町、郡上片原町、郡上町、鍛冶屋町　山蔵は宝暦５年（１７５５）頃の建造。大工は不詳。　本体は宝暦５年（１７５５）制作。藤岡和泉長好の作。　亭は文化２年（１８０５）制作。藤岡重兵衛安道の作。長さ６、１ｍ。幅３、１５ｍ。高さ７、２ｍ。　舞台屋根が切妻造。寄棟造の亭の上に青龍を載せている。　舞台前柱は「飛燕の雲と浪」の錺金具。　舞台障子は中谷求馬筆の「四季花卉図」。　楽屋襖は「松孔雀図」。　胴幕は紺羅紗地「飛燕」。　見送り幕は３枚。「中国明時代の官服を仕立てたもの」、「飛燕に波図」、「飛龍に青海波」。

宮司町４７０	日枝神社	５／３、４（元・２）	神輿
			曳山１台	颯々館
颯々館（宮司町）＝享和２年（１８０２）制作。楽屋襖は天明６年（１７８６）に岸　駒の作。

常喜町５６５	熊岡神社	５／３、４	神輿
七条町７００	足柄神社	５／４、５	神輿
布施町布施町１００９	北野神社春日神社	２／２５	獅子舞
八条町５７３	足柄神社	２／８	おこない
室町２８１	日枝神社	１／１４、１５	おこない

◎旧・東浅井郡浅井町
野瀬４１６	日吉神社	１／７	おこない
野瀬９２８	皇大神宮	１／４	おこない
谷口３６０	三輪神社	２／８	おこない
田川	薬師堂	２／８	おこない
田川	蔵王権現堂	２／１５	おこない
力丸８４	観地神社	２／８	おこない
瓜生６０３	日吉神社	２／１４、１５	おこない
高山２４８	高山神社	２／１５	おこない
高山２４８（高山神社の境内社）	秋葉神社	２／２３	おこない
野瀬４２１	北野神社	２／１８	おこない

◎旧・東浅井郡びわ町
川道４５８	川道神社	２／下旬	おこない

◎旧・東浅井郡虎姫町
五村	日前神社	４／３&８／１８	曳山１台	常盤山
文政５年（１８２２）８月制作。大工は高橋仙助。これは大林彦右ェ門が子供誕生祝いに寄進したもの。昭和３０年代前半までは出ていたが、休止となり平成５年に修復し、約４０年ぶりに復活。見送りは北京で作られた綴れ織。
田１７６	大将軍神社	２／１０、１１	おこない
唐国８３６	稲荷神社	初午の日	おこない

◎旧・東浅井郡湖北町
沢９８	日吉神社	２／８	例祭
上山田９２４	和泉神社	２／１５	おこない
延勝寺１４７１－１	飯開神社	２／１１、１２	おこない
小今７７	日吉神社	２／１６	例祭
尾上	？	２／１７頃の日曜	おこない
青名２４８	春日神社	２／１９、２０	例祭
速水１０９８	伊豆神社	９／１	子供みこし	相撲
神社の式年や国の祝典等にあわせて奉納されるものとして青物神輿と幡母衣（ぱんぱら）がある。青物御輿は、鳳凰はカボチャ、ススキ、鶏頭花等、本体の垂木はサトイモのズイキ、升形は高野豆腐、その他大豆、野菜、果物、麸などで細工され造られる「造り御輿」である。幡母衣（ぱんぱら）は、氏子から選ばれた青年が、鎧を身に付け、背中に母衣（長さ３メートルの竹を２４に割り２個ずつ紅提灯を付けたもの）を背負い、半円を描きながら舞い、字内を練り歩くものである。
延勝寺１４７１－１	飯開神社	不定期	太鼓踊り

◎旧・伊香郡高月町
■北富永地区　　　　⇒保延寺、持寺、尾山、洞戸、馬上、井口、雨森、高野
高月町持寺１２６	白山神社	２／１８	おこない
		４／１２	例祭
高月町尾山１８３	白山神社	２／１８	おこない
		４／１１	例祭
馬上１１８１	走落神社	２／９	おこない
		４／９	例祭
高月町井口１２２	日吉神社	２／１５	おこない
		４／１４	例祭	曳山２台売却
高月町雨森１１８５	天川命神社	２／１７、１８	おこない
		４／１３	曳山廃絶	曳山（高砂山）は昭和４５年売却し､国立民俗学博物館に展示。明治４０年頃まで子供歌舞伎をした｡
高月町高野２９７	高野神社	２／１５	おこない
		４／１０	例祭

■南富永地区　　　　⇒柏原、渡岸寺、森本、落川、高月、宇根、東阿閉、馬上
高月町柏原４７	佐味神社	２／１５	おこない
		５／９	例祭
高月町柏原７３９	八幡神社	２／９	おこない
		４／９	例祭
高月町柏原７７４	伊香具坂神社	２／１５	おこない
		９／９	例祭
高月町渡岸寺５０	天神社	２／１９	おこない
		４／９	例祭
高月町森本８３	森本神社	２／１４	おこない
		春分の日（元・２／１５）	弓射ち
高月町落川３０６	日吉神社	２／９	おこない
		２／９	例祭
高月町高月１	神高槻神社	２／１日曜	おこない
高月町宇根４２５	春日神社	２／８・９＆３／８	おこない	旧・郷社
		４／８	例祭
高月町東阿閉１０９４	乃伎多神社	２／８	おこない
		９／１３	例祭
高月町馬上１１８１	走落神社	２／４～９	おこない

■古保利地区　　　　⇒西野、片山、重則、熊野、松尾、東柳野、柳野中、西柳野、西阿閉
高月町西野２０２５－１	日枝神社	２／７	おこない
		８／１６	野神祭
		４／８	例祭
野神祭＝『近江の祭礼』によると、「頭家二組のうち昨年・本年・来年・再来年の四軒八人と観音さんの「おこない」の頭家四軒合計十二人が、祭りの前日に各本年の頭家宅で、青竹に御幣を付け、夜明け前に野神さん（欅）の下に集まる。夜明けとともに三体の御幣を欅の梢に束ねて括り付け、御神酒を献じ、その場で直会をする。その後、日枝神社で野神祭奉告祭を執り行う。」とある。
高月町片山１０３	片山神社	２／１７、１８	おこない
		４／３	例祭
高月町重則１１８	大浴（おおあみ）神社	４／１５	例祭
高月町熊野８２２	天八百列神社	２／１７	おこない
		４／２	例祭
高月町松尾３１８－２	大森神社	２／１１	おこない
		４／２	例祭
高月町東柳野１１９１	賣比多神社	２／１２、１３	おこない
		４／２	例祭
高月町柳野中４８	大表神社	２／１３	おこない
		４／１３	例祭
高月町西柳野４７３	八幡神社	２／１２、１６	おこない
		４／２	例祭
高月町西阿閉２７８	意波閇（おわい）神社	４／１７	例祭
高月町西阿閉１８２９	甘檪前（いちいざき）神社	２／１７	おこない
		４／１７	例祭

■七郷地区　　　　⇒磯野、西物部、東物部、横山、東高田、布施、唐川
高月町磯野５３０	赤見神社	２／１５	おこない
		４／１５	例祭
高月町西物部４２５	八幡神社	２／１５	おこない
		４／１４	例祭
高月町東物部８５０	乃伎多神社	２／１７	おこない
		４／１０	例祭
高月町横山２９７－１	横山神社	２／１１	おこない
		４／１	例祭
高月町東高田３６３－１	櫻椅（さくらはし）神社	２／１４	おこない
		４／１４	例祭
高月町布施２５０	高槻神社	２／１	おこない
		４／８	例祭
高月町唐川１０５５	日吉神社	２／２	おこない
		４／１１	例祭
※高月町のおこないは３０数町を数える。

≪米原市≫　　平成１７年（２００５）２／１４、坂田郡米原町、山東町、伊吹町が合併して成立。１０／１、坂田郡近江町を編入合併。
◎旧・米原町
米原７７１	湯谷神社	１０／三連休	曳山３台	寿山(南町組)､松翁山(中町組)､旭山(北町組)
寿山(南町組)＝明治４年制作。大工は藤岡家の人。長さ４、５ｍ。幅２、４ｍ。高さ５、６ｍ。松翁山(中町組)＝江戸末期制作。長浜の翁山がモデルと云われる。大工は藤岡和泉。長さ５ｍ。幅２、８ｍ。高さ５，９ｍ。旭山(北町組)＝宝暦１０年（１７６０）９月制作。長浜の孔雀山（神戸町）が新調。その後購入。大工は藤岡重兵衛。長さ５、４ｍ。幅２、８ｍ。高さ６、３ｍ。
文献では明和５年（１７６８）に３基の曳山を創建し、祭りに狂言を演じたという。
朝妻筑摩１９３８	筑摩神社	５／３	太鼓台４台	筑摩、上多良、中多良、下多良
			曳山１台
上多良＝公民館で収納。平成１６年（２００４）彦根の観和堂で修復。
鍋冠祭りとして名高い。行列渡御には、鍋被りのほか鉾持ち・母衣・奴・曳山などがならぶ。
醒ヶ井	加茂神社	？	曳山１台(休止)	昭和２５年頃まで２台出たが､長浜等に分売される｡もう１台は昭和初期より休止｡

◎旧・山東町
梓河内２３７	八幡神社	２／７	おこない
志賀谷３２９	志賀神社	２／１１	華之頭
長岡１５７３	長岡神社	２／１７	おこない
間田９６	愛宕神社	７／２３	火祭り
朝日１４７２	八幡神社	１０／体育の日	豊年太鼓踊り

◎旧・伊吹町
伊吹６０３	伊吹岐神社	１／１１～１９	おこない
甲津原３７７	天満神社	２／１２～１４	おこない
春照１４２１	八幡神社	９／２３（４年に一度）	太鼓踊り

◎旧・近江町
宇賀野８３５－２	坂田神明宮	４／２９	蹴り奴振り	１３：００～１６：００
顔戸７７	日撫神社	９／１５	角力踊
能登瀬３９０	山津照神社	９／１１	角力神事

≪伊香郡≫
余呉町
上丹生３７８	丹生神社	４／１日（３年ごと) （元・４／３）	神輿
			曳山３台	丹宝山(北村組)､寿宝山(中村組)､恵宝山(橋本組)
		１／７	おこない
丹宝山(北村組)＝錦水引は安永５年（１７７６）２月、中国風人物の模様。見送り幕は享保３年（１７１８）７月、三賢人天人鶴舞。寿宝山(中村組)＝錦水引は延宝元年（１６７３）３月、紅色無地。見送り幕は寛文１３年（１６７２）１０月、五賢人極楽鳥。恵宝山(橋本組)＝錦水引は寛文２年（１６６２）３月、梅鉢模様。見送り幕は寛文１１年（１６７３）２月、五賢人歓瀑図。
●あらまし上丹生に陶器に作る工人がおり、神に感謝のため、毎年陶器を奉納したのが始まりと伝わる。北村組、中村組、橋本組の三組が交代で奉納していたが、後に三組合同で３年毎に行うようになった。しかし近年は人手不足や経費面で５～６年に１回しか実施出来ない。
中之郷１０８	鉛練比古神社	８／２４	神輿	奉納相撲
国安５２	草岡神社	８／２５	踊り
池原、東野、今市、新堂、文室の５郷が太鼓・鉦を打ち鳴らしながら参拝する。踊りには、のと踊り・しのみや踊り・さいもん祭りの三種類が奉納される。
菅浦４３９	須賀神社	４／２～４	神輿３基
摺墨６４８	水上神社	１／７	―	おこない
下丹生１０８７	丹生神社	１／１５	―	おこない
椿坂１３２－１	八幡神社	２／５	―	神事
八戸３３１	八幡神社	２／８	―	御塔
菅並４５６	六所神社	１／１１	おこない
中河内７１８	広峯神社	８／１６（３年ごと)	神輿	太鼓踊り、奴振り
余呉町最北。宿場町で栄えた。過疎化のため、平成に入り休止。
下余呉２０５３	乎弥神社	８／２０	―	太鼓踊り
【廃村】奥川並＝昭和４４年、今市へ集団移転。移転時は１７戸。５４人。明治１３年頃には戸数３５戸あったという。針川＝昭和４５年、中之郷へ集団移転。移転時は１３戸。５１人。尾羽梨＝神社は日吉神社。昭和４６年、中之郷へ集団移転。移転時は１３戸。５２人。
【丹生ダム建設予定のため廃村】半明＝神社は愛宕神社。中河内の枝郷。かつて３０戸。平成７年の移転時は１０戸。１８人。鷲見＝神社は八幡神社。平成７年の移転時は１６戸。３５人。田戸（たど）＝神社は春日神社。平成７年の移転時は８戸。１２人。明治４４年は戸数１５戸。小原＝神社は春日神社（小原３３３）。平成７年の移転時は８戸。１３人。明治４４年は戸数１４戸。

木之本町
西山８７３	八幡神社	２／１日曜	―	汁おこない
杉野上	お堂	２／８	―	おこない
杉野中	薬師堂	２／７	―	おこない
杉野向	お堂	２／１５	―	おこない
金居原１３１９	八幡神社	２／１２	おこない
		４／１３	雨乞い太鼓踊り
黒田１６９７	黒田神社	２／１７	おこない
黒田１７８３	大沢神社	２／１７	おこない
赤尾７９３	布勢立石神社	２／１４、１５	おこない
木之本４８８	意冨布良神社	３／１１	おこない
川合１２７７	佐波加刀神社	８／１８	寿踊り

西浅井町
庄１３４３	須賀神社	４／１土日（元・４）	神輿３基
神輿＝明治４２年に三社が合併して成立した神社であるため、神輿が三基ある。大は保良神社の明神神輿、中は小林神社の八王子神輿、小は赤崎神社の赤崎神輿である。
塩津	塩津神社	４／４土曜（元・１８）	神輿
集福寺４５５	下塩津神社	８／１６	ちゃんちゃこ踊り

★展示場
【曳山博物館】（公式HPへ）長浜市元浜町１４－８。℡　０７４９－６５－３３００。休館日：年末年始（１２月２９日～１月３日）。９；３０～１７：００（入館は１６：３０まで）入館料：大人４８０円、小中学生２４０円（長浜市・米原市の小中学生は無料）２基の曳山を年中展示。
【茶わん祭の館】長浜市余呉町上丹生３２２４。℡０７４９－８６－８０２２。開館：土日祝日。入館料：大人３００円、高校生２００円、その他１５０円。 “曳山（丹宝山）のレプリカを展示”