島根県
≪益田地方≫
益田市、鹿足郡〔津和野町、吉賀町〕
住所 | 神社名 | 祭礼日 | 内容 | 備考 |
≪益田市≫ 平成16年(2004)11/1、益田市に美濃郡美都町、匹見町を編入合併。 |
||||
◎旧・益田市 | ||||
■益田地区 | ||||
七尾町4−71 | 住吉神社 | 7/連休土日 (祇園祭) |
渡御 | |
山車廃絶 | ||||
巫女舞、神楽 | ||||
益田祇園まつり=江戸期に、益田の堀川地区で始まったもので、大谷村祇園神社から神輿を迎えたが、現在では石見七尾城の中腹にある住吉神社の神輿が出る。 ■土曜:ブラスバンド演奏(益田小学校)18:00〜、住吉神社巫女舞、石見神楽上演(種社中)など。 ■日曜:ブラスバンド演奏(益田東中学校)18:00〜、住吉神社巫女舞、石見神楽上演(久々茂保存会)など。 両日雨天の場合は月曜・祝日に順延。 |
||||
山車=昭和18年(1943)の大洪水で御旅所も山車も流失。代用としてトラックの荷台に芸者を乗せての巡行は昭和33年頃まで続いた。 | ||||
染羽町1−60 | 染羽天石勝神社 | 10/16 | 例祭 | |
土井町5−56 | 机ア神社 | 9/最終土日 | 神幸祭 | 宵宮夜は神楽 |
三宅町8−8 | 大元神社 | 10/10 | 例祭 | |
東町ロ2278 | 矢田八幡宮 | 10/中旬日曜 | 神楽 | 11:00〜15:00。 |
東町25−31 | 天満宮 | 11/3 | 例祭 | |
■吉田地区 ⇒中島、下本郷、上吉田、中吉田、多田、中須、久城、乙吉 |
||||
有明町5−15 | 益田天満宮 | 11/3 | 大小行司行列 | |
七尾まつり=主催は生き生き益田の会。行列は中世の山城である七尾城下を出発し、島根県芸術文化センター「グラントワ」の中庭までねり歩く。 行列には古式ゆかしい大行司小行司、室町時代の領主益田公、子供奴、レディス神輿、裸神輿があり、 「グラントワ」の中庭では、奴の踊り、田植ばやし、手踊り などが披露される。 |
||||
多田町775 | 大元神社 | 10/2土日 | 神楽 | |
水分町1−6 | 水分神社 | 10/6 | 例祭 | |
中島町イ165−1 | 熊野松神社 | 10/中旬日曜 | 神楽 | 20:00〜 |
中島町イ1438 | 大塚神社 | ? | ― | |
中島町ロ611 | 八幡宮 | ? | ― | |
中吉田町587 | 大元神社 | 10/中旬土曜 | 神楽 | 20:00〜24:00。 |
中須町434 | 中須厳島神社 | 10/初旬日曜 | 神楽 | 20:00〜 |
久城町963 | 櫛代賀姫神社 | 9/連休(元・15) | 獅子舞、角力神事、針拾神事 | |
神楽団を呼ぶ | 20:30〜 | |||
獅子舞=久城山へ遷座の折、雌雄二頭の獅子が先導したという故事による。 角力神事=当地へ遷座の時、大浜浦と大谷浦の人々が、自分の浦へ遷座しようと争い、相撲で決定したという故事による。 針拾神事=特殊神事。これは万寿地震の後の遷座地を巡って起こった争いが激しく、その仲裁に入った老婆が大切にしていた針を無くしてしまった。その針を探す様はあまりに狂気染みていたことによる。 ちなみに後に神から一本の針が授けられ「女は縫い針の業を疎かにすべからず」との神示を下されたと云われる。 |
||||
乙吉町イ836 | 八幡宮 | 9/下旬 | 神楽 | |
■高津地区 ⇒高津、須子、飯田 |
||||
高津町203−2 | 春日神社 | 10/4 | 例祭 | |
高津町イ2612−4 | 八幡宮 | 10/中旬土曜(元17) | 神楽 | 高津神楽社中 |
須子町44−30 | 八幡宮 | 10/23 | 例祭 | |
飯田町289 | 八幡宮 | 10/25 | 例祭 | |
■安田地区 ⇒遠田、津田 |
||||
遠田町3300 | 遠田八幡宮 | 10/連休日曜 | 神楽団を呼ぶ | 19:00〜23:00。 |
津田町1405 | 津田八幡宮 | 10/連休日曜 | 神楽 | 20:00〜2:00。 |
■北仙道地区 ⇒大草、山折、乙子、赤雁 |
||||
大草町962 | 大草八幡宮 | 10/初旬土曜 | 神楽団を呼ぶ | 20:00〜2:00。 |
山折町336 | 八幡宮 | 10/中旬土曜(元26) | 例祭 | |
乙子町51 | 佐毘賣山神社 | 10/25 | 神楽 | 14:00〜18:00。式内社 |
赤雁町ロ576 | 八幡宮 | 10/中旬土曜 | 例祭 | |
■種地区 ⇒種、下種 |
||||
下種町1856−1 | 八幡宮 | 10/21 | 神楽 | |
■豊川地区 ⇒大谷、久々茂、馬谷:猪木谷 |
||||
大谷町2462 | 八坂神社 | 10/25 | 例祭 | |
久々茂町イ333 | 久々茂八幡宮 | 10/祝日 | 神楽 | 19:00〜24:00。 |
栃山町イ22−3 | 大元神社 | ? | ― | |
■真砂地区 ⇒波田、下波田、馬谷、長沢 |
||||
波田町イ758 | 波田八幡宮 | 9/下旬 | 神楽団を呼ぶ | |
下波田町613 | 高波山神社 | 11/5 | 例祭 | |
馬谷町432 | 厳島神社 | 10/初旬 | 神楽団を呼ぶ | 19:00〜0:00 |
長沢町ロ552 | 平野山神社 | 10/12 | 例祭 | |
■豊田地区 ⇒横田、梅月、安富、本俣賀、左ヶ山 |
||||
横田町2873 | 豊田神社 | 4/17 | 例祭 | |
梅月町762 | 天満宮 | 10/23 | 例祭 | |
安富町2571−1 | 安冨神社 | 10/21 | 例祭 | |
本俣賀町506 | 八幡宮 | 10/16 | 例祭 | |
左ヶ山町イ244 | 大元神社 | 10/14 | 例祭 | |
左ヶ山町ロ373 | 大歳神社 | 10/15 | 例祭 | |
■高城地区 ⇒神田、向横田、隅村、白岩、薄原 |
||||
神田町イ1083 | 高城神社 | 11/10 | 例祭 | |
向横田町イ985 | 八幡宮 | 10/27〜29 | 神楽 | |
向横田町イ1799−3 | 愛宕神社 | 4/3 | 例祭 | |
隅村町337 | 八幡宮 | 9/21 | 例祭 | |
隅村町1-丙 | 恵美須神社 | ? | ― | |
白岩町イ383−3 | 柿原神社 | 11/3 | 例祭 | |
白岩町ロ199 | 白岩神社 | 10/20 | 例祭 | |
薄原町イ240 | 大元神社 | 10/25 | 例祭 | |
薄原町ロ218 | 大元神社 | 10/25 | 例祭 | |
■二条地区 ⇒上黒谷、黒周、桂平、柏原、愛栄(あさか) |
||||
上黒谷町1780 | 上黒谷八幡宮 | 10/2 | 例祭 | |
黒周町イ1043 | 中山八幡宮 | 10/16 | 例祭 | |
桂平町1979 | 桜木山八幡宮 | ? | ― | |
柏原町812 | 本郷八幡宮 | 9/26 | 例祭 | |
■美濃地区 ⇒美濃地、有田 |
||||
美濃地町イ135−4 | 美濃地八幡宮 | 10/7 | 例祭 | |
有田町662 | 有田恵美須神社 | 10/13 | 例祭 | |
■中西地区 ⇒ 白上、中垣内、川登、虫追、内田、市原 |
||||
白上町イ783 | 八幡宮 | 4/下旬 | 神幸祭 | |
(8:00〜)田植え囃子 (10:00〜)本殿祭 (13:00〜)神幸祭(牛が神輿を牽く) (16:00〜)地芝居 (17:30〜)餅まき、福引き |
||||
白上町ロ152 | 菅原神社 | 4/25 | ||
中垣内町1356−1 | 白岩神社 | 10/11 | 例祭 | |
川登町304 | 八幡宮 | 4/21 | 例祭 | |
虫追町イ620 | 虫追八幡宮 | 10/中旬土曜 | 神楽 | 20:00〜 |
市原町イ642 | 八幡宮 | 10/10 | 例祭 | |
■小野地区 ⇒戸田、喜阿弥、小浜、飯浦 |
||||
戸田町イ857 | 小野神社 | 4/17 | 例祭 | |
戸田町イ856 | 柿本神社 | 4/18 | 例祭 | |
喜阿弥町イ1039 | 八幡宮 | 10/5 | 例祭 | |
小浜町630 | 衣毘須神社 | 旧6/17 | 例祭 | 日本絵画の巨匠・東山魁夷が宮内庁から障壁画の依頼を受けた際にモデルにした場所(障壁画「朝明けの潮」) |
飯浦町イ972 | 八幡宮 | 9/27 | 例祭 | |
【神楽社中】 石見神楽上吉田保存会=大谷町414−1。昭和44年1月17日電電公社(NTT)益田石見神楽同好会として結成。昭和48年に地元の人達も加入し、石見神楽上吉田保存会と改称。昭和56年には子供クラブも結成し、石見神楽の保存、伝承に取り組み地元水分神社の奉納、イベント等に出演している。 演目は神楽、塩祓い、真榊、四神、四剣、岩戸、神迎、八幡、塵輪、黒塚、頼政、国受、道返し、天神、日本武尊、大江山、鐘馗、鈴ヶ山、五神、神祇太鼓、恵比須、八十神、鞨鼓、切目、熊襲、田植舞、十羅、大蛇。 石見神楽久々茂神楽保存会=久々茂町イ−678−2。昭和39年の県青年大会部門で地元久々茂町の青年団員8人が石見神楽を発表したのを機に、そのメンバーと神楽の心得のある地元民7人の合計15人で久々茂社中が発足。昭和45年大阪で開催された万博世界の祭り出演を機に、石見神楽久々茂保存会と改称。 演目は八幡、恵比須、道がえし、鹿島、十羅、天神、塵輪、黒塚、日本武尊、岩戸、頼政、鐘馗、五神、大蛇、紅葉狩。 石見神楽須子社中=本俣賀町634。昭和48年発足。昭和2年頃、西平原の田中多吉・佐々木亀太郎氏から伝授され、紙遊座が起る。 神遊座にいた溢田忠孝が、須子町に移転し、昭和48年に結成する。 演目は塵輪、大蛇 など。 石見神楽保存会久城社中=久城町1125−5。 演目は鐘馗、大蛇、十羅 など。 高津神楽社中=下本郷町324。昭和48年10月、発足。子供神楽部もあり。 演目は神楽、塩祓い、神迎、八幡、十羅刹女、風の宮、関山、道がえし、恵比須、鞨鼓、切目、八十神、天神、真榊、四神、四剣、岩戸、塵輪、鈴鹿山、天の岩戸、石見重太郎、頼政、黒塚、熊襲、日本武尊、戻り橋、大江山、鐘馗、八岐大蛇、五神、七福神、天孫降臨。 創作演目は石見野、高角山、益田越中守、鬼住山、妖怪蜘蛛、牛若、龍神、岸 静江 など。 種神楽保存会=下種町1498−2。神職神楽が廃止になるや地元の有志が引き継ぐ。種神楽座⇒盛式座⇒種神楽社中⇒種神楽保存会と名を変える。八調子神楽。 演目は神楽、塩祓い、真榊、神迎、四神、神祇太鼓、塵輪、八幡、十羅刹女、天神、鞨鼓、切目、恵比須、鈴鹿山、頼政、道返し、熊襲、日本武尊、天の岩戸、鐘馗、八岐大蛇、五神。 津田神楽社中=津田町1397。 演目は塵輪、五神、大蛇 など。 真砂神楽保存会=下波田町265−2。明治14年に神楽が伝えられるが、一度途絶えるが、昭和20年に再発足。 演目は頼政、大蛇 など。 横田神楽社中=横田町1018。昭和30年7月、地元の青年団有志が廃団となった神楽団より衣装、神楽用具 等を譲り受けて発足。 演目は道返し、大蛇 など。 多田神楽保存会=多田須郷田山大元神社が氏神。 明治初期に発足後、昭和26年に一度解散。昭和44年に解散当時の舞子、地元有志により活動を再開。六調子系神楽。 発足当時の台本「神代神楽台詞」には扇原、鍋島猫、坊主舞があり、他社中とは異なった名称の演目がある。 演目は恵比須、宇佐、天神記、鈴鹿山、人皇、鐘馗、大国、鞨鼓、切目、十羅刹女、鬼船、鍋島猫、猿舞、那須野ヶ原、所領争い、夜刀、八岐大蛇、扇原。 |
||||
■高島(たかしま) 面積は0.39km2。周囲は4km。最高標高は117m。無人島。 益田市北部の沖約12kmに浮かぶ島。七戸島とも呼ぶ。最盛期の昭和35年(1960)には16戸、125人の島民がいたが、過疎化の進行、昭和47年(1972)の集中豪雨の被害のため、昭和50年(1975)3月28日、に16戸の全住民28人がが対岸の益田市土田町後溢地区の高島が望める高台(「高見」地区と名づけられた)に集団移住し約450年の島の歴史を閉じた。 |
||||
【消滅集落】 西長沢=長沢町ロの一部。 秋令=長沢町ロの一部。昭和38年も豪雪を機に離村。 笹田原=廃村。平成22年頃に離村。 猪木谷=廃村。昭和47年頃離村。ちなみに猪木谷小学校は昭和44年に閉校。神社は八幡宮(猪木谷町ロ35)例祭日は10/6。 |
||||
【スーパー神楽選抜競演大会】 4月初旬、9:00〜開催。場所はいわみ芸術劇場〔グラントワ大ホール〕(益田市有明町5―15)。主催は益田ライオンズクラブ。2012年で8回を数える。 当日券は2500円。 |
||||
|
||||
◎旧・美都町 | ||||
美都町板井川481乙 | 板井川新宮神社 | 10/中旬金曜 | 神楽団を呼ぶ | 20:00〜24:00。 |
美都町宇津川ロ355乙 | 宇津川新宮神社 | 10/23 | 神楽団を呼ぶ | |
美都町仙道1787 | 仙道八幡宮 | 10/初旬土曜 | 神楽団を呼ぶ | 20:00〜24:00。 |
美都町三谷1499 | 三谷八幡宮 | 10/中旬土曜 | 神楽 | 20:00〜24:00。三谷神楽社中 |
美都町小原1104 | 熊子神社 | 10/22 | 例祭 | |
美都町山本イ297 | 山料天満宮 | 10/3日曜 | 神楽団を呼ぶ | 20:00〜 |
美都町山本ロ950(山本大神楽) | 楽山熊野神社 | 10/3日曜 | 神楽団を呼ぶ | |
美都町久原2016 | 八幡宮 | ? | ― | |
美都町都茂4309 | 都茂島山八幡宮 (公式HPへ) |
3/最終日曜 | 祈年祭 | |
10/最終金土日 | 御神幸、仁輪加 | |||
神楽団を呼ぶ | ||||
美都町丸茂2375 | 丸茂八幡宮 | 10/初旬土曜 | 神楽 | 20:00〜 |
美都町笹倉414 | 笹倉八幡宮 | 10/中旬土曜 | 神楽 | 19:00〜24:00 |
美都町朝倉 | 朝倉八幡宮 | 10/初旬 | 神楽 | 20:00〜24:00 |
【神楽社中】 丸茂神楽社中=美都町丸茂1611−3。市指定。大野亀太郎氏が那賀郡三隅町上古和に在住の時、三隅町泰浦の野上宮司より伝援を受ける。野上宮司より伝援を受けた大野亀太郎は、同地で神楽を起こしていたが、明治25年亀太郎氏の妻の出身地で有る美濃郡美都町丸茂に移住したのを期に丸茂地区に新たに神楽を起こし、親類縁者、同好者達が代々継承して今日に至っている。神楽調子は「6調子、8調子系」で古いタイプの神楽を伝承しているのが特徴であり、初代より今日まで大野家の長男が引継ぎ守り現在は4代目である。 演目は御殿神楽、塩祓い、二人芝、四神、八幡、神祇太鼓、鞨鼓、切目、道返し、塵輪、八十神、天神、黒塚、鐘馗、貴船、東大和、西大和、天の岩戸、恵比寿、八衢、田植舞、大江山、大蛇、頼政。 三谷神楽社中=美都町三谷710。明治初年、大神楽神社宮司大石千代太が中倉の三浦民七に教えて作らせたのが始まり。明治末期に八調子を取り入れる。 石見神楽久木社中=美都町三谷45−7。平成15年1月1日発足。弥栄村の安城神楽社中に伝授される。 演目は神楽、塩祓い、真榊、神迎え、四神、四剣、八幡、鞨鼓、切目、道返し、八十神、鹿島、恵比寿、十羅、熊襲、日本武尊、神武、塵輪、頼政、天神、黒塚、金輪、岩戸、杵、八衢、鐘馗、大蛇、五神。 |
||||
【美都町神楽競演大会】 11月2日、17:40〜23:30開演。会場は益田市立美都中学校体育館(益田市美都町都茂1947)。主催は美都町神楽競演大会実行委員会(美濃商工会内)。平成23年で34回を数える。 毎年内外から6社中が優勝を目指し、(並びに前回優勝社中など2社特別出演)石見神楽の競演が行われる。 |
||||
【消滅集落】 大鳥=都茂の小字。昭和39年頃、廃村。 葛根藪(かんねやぶ)=都茂の小字。現・みと自然の森と化す。廃村時期不詳。。 |
||||
◎旧・匹見町 | ||||
匹見町澄川イ950 | 澄川八幡宮 | 10/6 | 神楽 | 須子神楽 |
匹見町広瀬イ120−1 | 大元神社 | 10/7 | 神楽 | 匹見神楽 |
匹見町大字石谷口1323 | 内谷若宮神社 | 10/連休 | 神楽 | 匹見中学校神楽クラブ |
匹見町大字紙祖口687(三葛) | 河内神社 | 10/14(毎年) | 神楽 | 三葛神楽 |
匹見町紙祖イ2218 | 紙祖八幡宮 | 10/16 | 神楽 | 道川神楽 |
【神楽社中】 匹見神楽社中=匹見イ167。明治中期に匹見日女ヶ森八幡宮の宮司より伝授。大正末期に休止。 昭和6年、旧・鎌手村宇治から八調子神楽を導入し復活。現在は名称も匹見神楽社中と改称。八調子系神楽。 演目は神楽、塩祓い、柴舞、神迎、八幡、天の岩戸、鞨鼓、切目、鈴ヶ山、天神、東大和、十羅、道返し、大江山、大国主、恵比寿、黒塚、塵輪、五神、鐘馗、八岐大蛇、西大和、とば、田植舞、貴船。 道川神楽社中=匹見町道川ロ80−1。明治40年頃、崎田に養子に来た東仙道出身の栗栖清市氏が馬の谷から六調子神楽を習得したのが始まり。 大正5年・6年頃に中断。昭和23年に小学校の改築竣工式に神楽を舞い再結成。現在の舞は、昭和27年に益田市真砂から伝授した八調子系神楽。 2011年度コミュニティ助成事業(宝くじ助成事業)を活用し神楽衣装等を新調。 演目は神楽、塩祓い、四神、鞨鼓、切目、道返し、八幡、塵輪、天神、八十神、黒塚、鐘馗、日本武尊、岩戸、恵比寿大黒、小沙夜、十羅、五神、鈴ヶ山、大江山、八岐大蛇。 創作演目は小沙夜。 三葛(みかずら)神楽保持者会=匹見町紙祖。県指定無形民俗文化財。明治27年頃発足。匹見八幡宮宮司斉藤幸太郎・真墨父子により伝授。木彫りの面を多用しているのが特徴。また囃子の調子を六調子打切と称している。六調子系神楽。 演目は神楽、塩祓い、神迎、帯舞、柴清目、鞨鼓、刹目、東夷、天神、恵比寿大黒、鬼反し、十羅、八十神、鐘馗、貴船、天の岩戸、黒塚、八岐大蛇。 創作演目は山葵天狗。 |
||||
【匹見町石見神楽共演大会】 2月下旬か3月初旬、10:30〜15:00。匹見峡温泉やすらぎの湯(益田市匹見町)で開催。平成29年で17回を数える。主催は匹見町石見神楽振興会。 当日券は1200円。チケットは入浴割引券付き。 |
||||
【匹見こいこい夏祭り】 8月14日開催。主催は夏祭り実行委員会。平成29年(2017)で42回開催。会場は匹見総合支所 駐車場(匹見町匹見イ1270)。18:10〜22:00。(雨天の場合、花火の延期は無し)。 イベントとして神楽(匹見神楽社中、道川神楽社中)、コンサート など。花火は20:30〜。 |
||||
≪集落統合≫ 町は人口流出が激しかった昭和40年代、広島県境の広見や道川地区の赤谷、芋原など4つの集落の集団移転と、集落の運営をまとめる二件の統合を実施。 まず昭和45年12月の広見・虫ヶ谷・小平の3集落14戸71人の移転・統合。 次に日の里集落=昭和49年6月に竣工。奥部の赤谷・芋原(赤芋地区) の3集落29戸70人を移転・統合し赤谷下・目木の原に一戸当り66m2の住宅12戸と共同作業場・倉庫・牛舎・集会場などの施設を建設することによりできた新しい集落。 このため自然消滅の二件を含めて、11の集落が消えた。 |
||||
七村=山陰中央新報の2009年11月29日の記事によると、七村は「奈良村」。奈良地方の木地師が移り住んだのが、地名の由来という。村外れの大規模林道の向こうに原生林が残り、登山客に人気がある安蔵寺山(1263m)の登山口の一つに出る。古くはたたら製鉄、大正時代から昭和初期まで林業で栄え、1960年代には35戸、人口118人が暮らしていた。 神社の構えも立派で愛宕に金比羅、天神が祭ってある。 住人は60歳代半ばの男性たった1人。そこへ毎日、葉ワサビ栽培の斎藤章吾さん(50)が町から”通勤農業”にやって来る。(中略) 10月上旬はは愛宕社の例大祭の日。彼一人で今も、祭りを守り続けている。 |
||||
中ノ甲=昭和30年頃廃村。道川の字。 虫ヶ谷=昭和31年、虫ヶ谷集落に電力が導入されたが、町が挙家離村(集団移転) を勧め、昭和45年無人となった。 匹見町史によれば三世帯19人であったという。 広見=昭和45年廃村。 赤谷=昭和50年廃村。 七村=昭和末期廃村。 |
||||
≪鹿足郡≫ | ||||
津和野町 平成17年(2005)9/25、津和野町+日原町が合併。 |
||||
◎旧・津和野町 木部:中川、長福、中山、山下、吹野、中曽野、豊稼[字笹ヶ谷を除く] 小川:直地、耕田、滝元[字木ノ頃・倉地]、寺田、商人、笹山 |
||||
田二穂1051甲 | 津和野神社 | 4/26 | 例祭 | 旧・県社 |
稲成丁 | 弥栄神社 | 7/20・7/27 | 神幸祭 | 旧・郷社 |
山車廃絶 | ||||
鷲舞神事=国指定重要無形民俗文化財。京都の祇園祭で演じられたものが、室町時代に大内弘世が山口の祇園会に移し、さらに天文11年(1543)、三本松城主・吉見正頼が当時流行していた疫病鎮護のため、津和野の弥栄神社の祭礼に導入したもの。後にこれが一時中絶状態となったが、江戸時代初期に、今度は京都の祇園会の鷺舞を直接移し伝え、それが今日まで継承された。 ちなみに京都の祇園祭では途絶えたので、昭和30年頃津和野のこの鷺舞が逆に移入されて再興されている。 この鷺舞は弥栄神社の祭礼として神輿の巡行に供奉する。7月20日(古くは旧暦6月7日)には本社から御旅所へ、27日(旧暦6月14日)には御旅所から本社へ供奉し、その途中11ヶか所の定まった場所で舞ってきた。鷺舞の行列の次第は、裃姿の警固に守られた一行が、棒振り2、雌鷺1、雄鷺1、羯鼓2、横笛2、小鼓2、締太鼓2、鉦2の順序に2人ずつ並んで続く。 本来はその後に小笠鉾12本、大笠鉾1本が続いたのであるが、現在笠鉾は頭屋前に飾るのみで巡行には参加していない。 ちなみに鷺の頭は桐材で、重さ3kg、羽根は檜材、大中小39枚をあわせると12kgで、総重量は13kgにも及ぶ。
|
||||
山車廃絶=サンケイ新聞、平成23年(2011)7月3日号には、安野 光雅〔あんの みつまさ=画家〕が『今はもうなくなったが、子供の頃は津和野にも山車があって、引かれていく山車の下に入りこみ、車軸の上に乗ってラクチンラクチンと言っているうちに地面に振り落とされた。すぐ横を間一髪、後輪が通り過ぎ、危うく命拾いをした。』とある。 | ||||
後田 | 松林山天満宮 | 11/23 | 神幸祭 | |
午後から地元「睦会」による神輿が町内を巡幸。奴行列は大名行列の奴の部分を再現したもの。津和野藩主・亀井家の家紋を染め抜いた黒の法被、前垂れ姿で2列に並び、毛槍・弓などを手に持ち、長持唄にあわせ、城下町の風情残る殿町通りを中心に、ゆっくりと町内各所をまわる。夕方は御旅所舞殿では石見神楽が舞われる。 | ||||
後田409 | 太皷谷稲成神社 | 11/15、16 | 秋季大祭 | 旧・郷社 |
■15日:例祭(神社本庁より献幣使、全国稲荷会より幣饌使も参向)10:00〜、子供神輿:13:00〜、御神幸祭:15:00〜。 ■16日:秋季大祭:11:00〜 |
||||
鷲原イ632−2 | 鷲原八幡宮 | 4/2日曜 | 流鏑馬 | 流鏑馬の馬場は鎌倉の鶴岡八幡宮のものを模した |
神楽 | 石見神楽 日原社中 | |||
長福949 | 千原山八幡宮 | 10/中旬日曜 | 神楽 | 長福千原座神楽社中。12:00〜20:00。 |
森村1323 | 天満宮 | ? | ― | |
寺田968 | 稲成神社 | ? | ― | |
町田イ81−1 | 鳴滝神社 | ? | ― | |
部栄348 | 昭栄神社 | ? | ― | |
直地44 | 大元神社 | ? | ― | |
森村1328 | 劔玉神社 | ? | ― | |
名賀1213 | 河内神社 | ? | ― | |
内美414−3 | 八幡宮 | 10/13 | 例祭 | |
中山797 | 八幡宮 | 10/3 | 例祭 | |
中曽野614 | 八幡宮 | 11/3 | 例祭 | |
豊稼314 | 山神社 | ? | ― | |
寺田1949 | 天満宮 | ? | ― | |
笹山97−2 | 荒神社 | ? | ― | |
【神楽社中】 長福千原座神楽社中(公式HPへ)=長福。昭和20年代に町内の豊塚地区から八調子系神楽の伝承を受け、そこで隣接の中川地区【八千代座】と当座に分かれたと伝えられる。 演目は四方祓、真榊、八幡、頼政、熊襲、塵輪、恵比寿、道返し、黒塚、十羅、鐘馗、岩戸、大蛇退治。 中川八千代座神楽社中=中川。昭和20年代に町内の豊塚地区から八調子系神楽の伝承を受け、そこで隣接の長原【千原座】と当座に分かれたと伝えられる。 |
||||
|
||||
◎旧・日原町 日原:日原、枕瀬、河村、池村、左鐙(さぶみ)、滝元の一部(字越原・小直) 須川:須川、相撲ヶ原:滝谷 青原:青原、添谷、渓村、富田、柳 小川(編入):小川字商人・直地の一部 |
||||
日原231−26 | 日原天満宮 | 11/2日曜 | 奴道中 | |
大行司の行列は、長持を先頭に、大弓、小弓、鉄砲、太刀、摺箱、大奴など、総勢40人余りの行列である。その後を大行司の先乗(子供)、大行司、小行司の先乗(子供)、小行司と続く。 | ||||
枕瀬272 | 杵築神社 | 10/中旬 | 木ノ口神楽 | 木ノ口神楽社中の地元 |
池村2379 | 三渡八幡宮 | 11月 | 柳神楽 | 旧・郷社 |
左鐙883−2 | 八幡宮 | ? | ― | |
左鐙1937−8 | 大元神社 | 10/2土曜 | 神幸祭、神楽神楽 | 左鐙神楽社中の地元 |
瀧元1488 | 八幡宮 | 10/中旬 | 神楽団を呼ぶ | 2017年は台風のため中止 |
須川468 | 八幡宮 | ? | 須川神楽 | 須川神楽社中の地元 |
青原1097 | 青原八幡宮 | 秋 | 奴道中 | 旧・郷社 |
溪村1298 | 八幡宮 | ? | ― | |
【神楽社中】 石見神楽保存会 日原社中=日原。八調子。昭和56年3月頃創立。益田市の久城社中より習得。 演目は大蛇退治、鐘馗、天神、道返し、恵比須、八幡、岩戸、塵輪。 柳神楽保存会=柳村。明治初期創立。六調子。明治初期に日原村池河地区(現:津和野町池河)にある三渡八幡宮の宮司、水津運興よリ六調子神楽を習得したのが始めとされている。 演目は神楽、塩祓い、八幡宮、岩戸、鐘馗、四剣、十羅、八十神、三穂ヶ崎、東夷征伐、国平悪神鎮、三鬼神、蛇舞。 左鐙(さぶみ)神楽社中(公式HPへ)=左鐙。明治初期に左鐙潮山八幡宮宮司、村上寿酒により六調子神楽が伝授され、昭和20年10月まで継承されてきたが解散。 その後昭和22年2月に浜田市日脚神楽社中に8調子神楽を教わり再度始まる。 演目は神楽、塩祓い、八幡、鞨鼓、切目、塵輪、天神、黒塚、岩戸、鐘馗、恵比須、大蛇の12演目。 木ノ口神楽社中=枕瀬 木ノ口。八調子。 明治初期に日原村池河地区(現:津和野町池河)にある三渡八幡宮の宮司、水津運興よリ六調子神楽を習得したのが始めで、昭和に入り岡崎神楽社中に八調子を教えられ現在に至る。 演目は塩祓い、岩戸、鬼返し、八幡、塵輪、頼政、恵比須、黒塚、鐘馗、大蛇退治。 |
||||
【消滅集落】 滝谷=昭和60年頃廃村。昭和62年(1987)建立の滝谷人会有志による石碑あり。戦前は44戸あり。神社は大元神社。 |
||||
吉賀町 平成17年(2005)10/1、六日市町+柿木村が合併して誕生。 |
||||
◎旧・六日市町 六日市:六日市、幸地、広石、沢田、立戸、立河内、有飯(ありい) 朝倉:朝倉、注連川、蓼野 蔵木(くらぎ):蔵木、樋口、田野原、九郎原 七日市(なぬかいち):七日市、抜月、上高尻、下高尻、真田 |
||||
六日市983−2 | 新宮神社 | 10/10 | 例祭 | |
広石960乙 | 大岡神社 | 秋 | 神楽 | |
沢田970−2 | 指月神社 | 10/連休 | 神楽団を呼ぶ | 2017年はスズメバチ発生のため中止 |
立戸791 | 八幡宮 | 10/中旬 | 例祭 | |
立河内524 | 河内神社 | 10/中旬 | 神楽 | |
朝倉673 | 那智神社 | 4/15 | 例祭 | |
注連川1961 | 愛宕神社 | 11/3 | 例祭 | |
蓼野358 | 愛宕神社 | 4/24 | 例祭 | |
蓼野1358 | 河内神社 | 11/5 | 例祭 | 土砂災害で倒壊したらしく今はない?。 |
樋口629−3 | 厳島神社 | 10/初旬 | 例祭 | |
田野原1873−2 | 小島神社 | 4/18 | 例祭 | |
田野原2106−1 | 八幡宮 | 10/23 | 例祭 | |
九郎原512 | 三宮神社 | 10/中旬 | 神楽団を呼ぶ | 20:00〜0:00 |
七日市458 | 奇鹿神社 | 10/23 | 例祭 | |
抜月1329 | 劔玉神社 | 11/3、4 | 抜月神楽 | 抜月神楽団の地元 |
上高尻217 | 三嶋神社 | 10/5 | 例祭 | |
下高尻323 | 三嶋神社 | 10/17、18 | 例祭 | |
真田1267 | 山祇神社 | 9/23 | 神楽団を呼ぶ | 20:30〜0:00 |
【消滅集落】 鹿足河内=六日市の字。昭和38年(1963)の38豪雪で集団移転。集落や水田の跡も植林する。神社は上社・下社あって秋祭りに夜通し神楽を奉納した。 現在は1995年に石で上社の河内神社を建造し移転された人が世話をしている。 折元=昭和38年(1963)の38豪雪で集団移転。政府の減反政策の影響で水田の跡も植林する。 高尻川流域の最深部で、七日市より12km離れたところに位置している。昭和35年には、13戸67人が生活していた。 |
||||
【神楽社中】 抜月神楽団=抜月。県指定無形文化財。氏神は剣玉神社。古くは文久年間(1861〜64)に盛んに舞われていたが、現在の神楽は明治15年頃に、近くの津和野町日原左鎧八幡宮の宮司、村上寿酒より伝授された。 演目は御神楽、塩祓い、山舞、磐戸開、塵輪、鐘馗、恵美須、那須野、八岐大蛇。 |
||||
【水源祭】 田野原地区に伝わる雨乞い神事に由来する伝統の祭り。6月3日曜、高津川の水源地にそびえる一本杉、そのそばの大蛇ヶ池に藁で作られた全長10mに及ぶ大蛇を池にくぐらせ、一本杉へ巻き付けて雨を願う。 また神事の他にバザー、よさこい踊り、八久呂太鼓の上演もある。 |
||||
【陰陽選抜神楽競演大会】 島根県最古の山陰山陽の神楽団・社中による競演大会。8月下旬、10:00〜21:00、六日市町民体育館で開催。主催は吉賀町商工会青年部。 |
||||
◎旧・柿木村 ⇒柿木、大野原、白谷、下須、木部谷、福川、椛谷 |
||||
柿木村柿木573 | 八幡宮 | 10/土曜 | 神楽 | 20:00〜24:00。 |
柿木村大野原317 | 三島神社 | 10/2 | 例祭 | |
柿木村白谷61 | 三島神社 | 9/下旬 | 白谷神楽 | 白谷神楽保存会。20:00〜0:00 |
柿木村下須512 | 田中山神社 | 10/1 | 例祭 | |
柿木村木部谷374 | 竒鹿神社 | 10/2 | 例祭 | |
柿木村福川483 | 福川八幡宮 | ? | ― | |
柿木村椛谷551−1 | 愛宕神社 | 7/24 | 黒渕神楽 | 黒渕神楽社中 |
【柿木の郷土芸能】 萬歳楽(まんざいらく)=柿木村下須の民家でで12月1、2日開催。 8寸(24cm)の高飯を食べるという大飯食いの祭り。明応6年(1497)、年貢米に苦しむ農民が、年に一度は満腹になりたいと願って始めたと云われている。 祭事は「よどの日」と「ひのはれの日」の2日間にわたって行なわれ、「よどの日」は、餅食い、「ひのはれの日」には飯食いの日で、毎年交替務める当屋の家に地区代表らが招かれ、盛られた3合のご飯のお代わりをつごうとする接待役と、満腹で椀を取られまいとする客との攻防する。客は空になった椀を袖のなかや背中に必死になって隠すが、接待役は目ざとくそれを見つけて強引に奪い取り、ご飯をついで差し出すというもの。 |
||||
【吉賀町ふるさと夏祭り】 8月14日開催。柿木村で開催。ヤマメのつかみ取り。13:00〜15:00。ステージイベントとしてよさこい、白谷神楽、紙芝居 など。最後は花火。 |
||||
【神楽社中】 白谷神楽保存会=柿木村白谷47−1。町指定無形文化財。氏神は三島神社。 黒渕神楽社中=柿木村椛谷。明治期発足。氏神は愛宕神社。六調子神楽。 演目は塩祓、八幡、神倫、神迎、天神、黒塚、恵比壽、岩戸、大蛇、鍾馗。 |
||||
★展示場 | ||||
【旧割元庄屋 美濃地屋敷】 益田市匹見町道川イー50。рO856−58−0250。9:00〜16:00。休館日: 月曜&祝・祭日の翌日(ただし月曜日が祝日の場合はその翌日)12月28日〜2月末日。入館:無料。 江戸時代後期に数村を管理下におく割元庄屋(大庄屋)をたびたび命じられた美濃地家は、 その屋敷構えも壮大で、旧くは三方に水流の濠をもち、中央に母屋、表側には長屋門、 そして勘場・牛舎・養蚕室・2階倉が建ち並び、また側面は土壁で仕切られていた。 また附属建物としては背戸倉、米倉、味噌倉などもあって、 背後に山地を背負って構える屋敷取りは壮大で、 代官などの支配階級者の接待のために座敷ノ間があることを特徴としている。 安政2年(1855)の改修を経たものの、現在にまでいたるその屋敷を復元・改修し、 平成17年4月より一般公開している。 内部にも様ざまな趣向が凝らされた壮大な茅葺の入母屋づくりの母屋。 荘重で堅固なつくりの長屋門。鳳凰の鏝絵が目をひく米倉には、 美濃地家に伝わる資料が展示されている。 新築した民俗資料倉には、1階に農具や民具が展示され、2階に石見神楽に関する物が展示されている。 |
||||
【道の駅 津和野温泉 なごみの里】 鹿足郡津和野町大字鷲原イ256。рO856−72−4122。 石見神楽の定期公演を毎月第1と第3日曜日に行っている。公演時間は午前11時と午後2時の2回公演。 |