千 葉 県 

     【館山市】

住所 神社名 祭礼日 内容 備考
 ◎館山地区 
館山252 館山神社 8/1、2 神輿1基 上須賀
人形山車4台 上町、仲町、下町、楠見
お船『明神丸』 新井
館山神社は大正12年の関東大震災で倒壊した町内の神社を合祀して、昭和5年(1930)に新たに創建された神社です。
 もとは新井と下町の鎮守であった諏訪神社と中町・上町の鎮守であった諏訪神社、上須賀の稲荷神社・八坂神社、楠見の厳島神社、御屋敷の稲荷神社として崇敬されていました。
上須賀=明治29年制作。彫師は後藤義光。平成20年修復。以前には昭和11年と52年にも修復されたと云われる。
上町=明治期制作。人形は国常立尊(くにたちのみこと)。

仲町
明治期制作。彫師は後藤喜三郎橘義信。人形は伊邪那岐命(いざなぎのみこと)。

下町明治24年制作。彫師は後藤喜三郎橘義信。人形は伊邪那岐命(いざなみのみこと)。

楠見=彫師は後藤喜三郎橘義光。人形は仁徳天皇。
明神丸(新井)=平成5年(1993)制作。大工は鈴木建設(鈴木正一)。彫物は先代のを利用。彫師は後藤義光。
 先代は江戸期の作で
地元の船大工が作る。
上真倉1819 神明神社 8/1、2 神輿2基
神輿は平成17年新調。彫師は初代後藤利兵衛橘義光
下真倉1(青柳) 日枝神社 8/1、2 神輿1基 彫師は初代後藤利兵衛橘義光
羯鼓舞 獅子舞のこと
沼931(柏崎) 国司神社 8/1、2 お船『国司丸』
お船『国司丸=制作年は不祥だが、文政7年(1824)6月15日絵師、勝山調「引舟の図」に描かれている。また艦板、左舷支柱との合わせの所に、文化14年(1817)の墨書きあり。彫師は後藤福太郎橘義道。
沼1160(岡方) 天満神社 8/1、2 神輿1基 彫師は三代目後藤義光。
宮城172 熊野神社 8/1、2 神輿1基
神輿=大正12年制作。地区の山口政右衛門家又吉の作。彫師は後藤源義定。
笠名47 神明神社 8/1、2 神輿1基 彫師は三代目後藤義光。
大賀389 御滝神社 8/1、2 神輿1基
神輿=神輿新調中。
 先代は昭和31年に地元の宮大工によって造られ奉納された。
 【館山地区合同祭礼】
大正3年に旧・館山村(現在の青柳、上真倉、新井、下町、上町、楠見、上須賀地区)と旧・豊津村(現在の沼、柏崎、宮城、笠名、大賀地区) が合併し、館山町となったのをきっかけとし、大正7年より13地区11社が8/1、2の祭礼を合同で行うようになった。
しかし、大正12年の関東大震災により、新井、下町の祀る諏訪神社(下)、仲町、上町を祀る諏訪神社(上)、楠見の厳島神社、 上須賀の八坂神社の4社が倒壊したため、4社が合祀を決め、昭和5年に館山神社として、創建することとなり、 昭和7年にその神殿が完成した。 それ以降、館山地区では、13地区8社の合同祭礼として行われ、神輿 7基、曳舟 2基、山車4基がそれぞれの地区から出祭している。

 ◎北条地区
八幡76 鶴ヶ谷八幡宮 9/連休土日
南町(北条1001) 蛭子神社 人形山車1台
神明町(北条1119) 神明神社 人形山車4台
三軒町(北条2094−1) 稲荷神社 人形山車1台
六軒町(北条1980) 諏訪神社 人形山車1台
新宿51 神明神社 お船 『神明丸』
湊189 子安神社 神輿
高井175 高皇産霊神社 神輿
上野原70 天神社
神明町(旧・仲町)=大正6年(1917)制作。北条町仲町より購入。人形は神功皇后。
 以前に三段目の高欄をつけた山車があったという言い伝えがある。

南町
=明治30年(1897)制作。人形は神武天皇。彫師は後藤利兵衛橘義光。

六軒町
=明治20年代後半制作。人形は楠木正成公。彫師は後藤喜三郎橘義信。彫物は明治30年完成。

三軒町(旧・北町)=明治32年制作。大工は石井熊次郎。平成8年改修。人形は武内宿禰。 
新宿=神明丸。3代目。昭和54年(1979)制作。大工は(有)市川建設(館山)。
 先代は大正初期の作。
※ 北条地区の山車が、神輿だけの鶴ヶ谷八幡宮例祭に参加するようになつたもので、一般に総称して『八幡のまち』
 ≪神輿の各神社≫
9/連休土日に以下の神社の神輿が鶴ヶ谷八幡宮例祭に参加する。
八幡〔八幡神社〕、大神宮〔安房神社〕、洲宮〔洲宮神社〕、白浜町滝の口〔下立松原神社〕、大井〔手力雄神社〕、山荻〔山荻神社〕、東長田〔山宮神社〕、高井〔高皇産霊神社〕、山本〔木幡神社〕、湊〔子安神社〕、莫越山神社〔丸山町沓見〕
長須賀406 熊野神社 7/3土日 神輿(大小)
踊り屋台1台 昭和30年制作。彫師は後藤義孝。

 ◎那古地区
那古 那古観音 7/17、18 人形山車5台 東藤組、大芝組、芝崎組、浜組、寺赤組
人形屋台1台 宿組
東藤組=5代目。那古地区で最初に山車を作った。昭和11年制作。大工は『東藤』・加藤佐一郎。彫師は初代後藤義徳。人形は豊臣秀吉。人形師は東京・浪花屋七郎兵衛。幕は平成14年に叶島織物の作。

大芝組=明治30年代以前の作。大工不詳。彫師は後藤喜三郎橘義信。人形は神武天皇。人形師・制作年不詳。

芝崎組
=明治30年代以前の作。大工不詳。彫師は後藤喜三郎橘義信、後藤実義房。人形は天照大神。今のは幕と同じく昭和61年新調。

浜組
=2代目。明治43年制作。大工は浜町・山口仙太郎。弁財天。平成16年、山車修復。 
 初代は船形の川名区より購入。新調になり市内国分に明治45年売却。

寺赤組
明治32年制作と伝えられる。大工不詳。彫師は後藤利兵衛橘義光。人形は後醍醐天皇。人形師は不詳だが、幕とともに明治43年制作。
宿組=大正4年制作。大工は宿町・中村仙之助。彫師は後藤喜三郎橘義信。
 先代は前舞台で踊った踊屋台で、新調時の彫師の地元、市内国分に売却。
千葉県内では、成田新勝寺とここだけが、山車祭りではお寺を中心とした祭礼をしている。初日は各町内廻り。2日目は合同曳行で、夜の那古寺前は歩行者天国になり、多くの人で賑う。
正木4294 諏訪神社 9/4土日 人形屋台4台 上、下、向、岡
正木1378−1(川崎) 八雲神社 9/4土日 神輿1基
亀ヶ原53 八幡神社 10/連休(元・12) 神輿
人形屋台1台 彫師は後藤義孝。 
川崎 八雲神社 7/1か2土日(元・7) 人形屋台1台 彫師は後藤喜三郎橘義信。 
松岡 八幡宮 8/10 屋台 休止中
小原18 稲荷神社
小原496 若一神社

 ◎船形地区
船形833 諏訪神社 7/26、27 人形山車2台 堂ノ下、大塚
人形屋台2台 柳塚、根岸
お船 浜三…『明神丸』
金毘羅神社 人形山車1台 川名
川名753
堂ノ下人形は仁徳天皇。彫師は後藤喜三郎橘義信。幕は浦島太郎と乙姫。

大塚=江戸末期作。対岸の浦賀で新調するが、大型すぎるので維持困難で明治20年に大塚に売却。明治23年彫刻完成。人形は神武天皇。彫師は後藤義孝。
胴幕は平成20年(2008)5
/10、復元新調御披露目。三代目に当る。「迦陵瀕3体が楽器の鐃鉢、鞨鼓、笙を鳴らしている」。
柳塚=人形屋台。人形は祭りのたびに借りる。


根岸
人形屋台。大正8年制作。大工は青木友次郎。人形は祭りのたびに借りる。彫師は後藤義光、後藤喜三郎。

川名=人形山車。昭和?年制作。人形は神功皇后。彫師は後藤義孝。
浜三(浜の三部落の共有⇒東・西・仲宿)=お船。『明神丸』昭和7年制作。10年彫物完成。彫師は館野の後藤義信。
 先代は関東大震災で焼失。当時は屋根が無く、またお浜出の時に海に入れるように、下まわりがはずせるようになっていた。

 ◎国中地区
国分965 諏訪神社 10/1か2土日 人形山車1台 江戸型二層鉾台。老朽化のため人形(天照大神)飾らず 
腰越447 御嶽神社 10/1か2土日
広瀬525 八幡神社 10/1か2土日
安布里(あぶり)634 八坂山神社 10/1か2土日 大網も氏子
山本808(字山本 御嶽神社 10/1か2土日 人形屋台1台 平成14年新調。
山本2238(字大作) 白幡神社 10/1か2土日  
山本2418(瀧川) 木幡神社 10/1か2土日 神輿1基
長尾山神社 10/1か2土日 神輿1基
稲115(字稲) 貴船神社 10/1か2土日 屋台1台 休止中
稲1310(字加戸) 愛宕神社 10/1か2土日

 ◎九重地区
宝貝79 熊野神社 10/2土日
水岡134(南片岡) 日森神社 10/2土日
水岡461(北片岡) 片岡神社 10/2土日 屋台1台 竹原より購入し、数年は曳くが、農道から転落破損してから休止中。
水岡884(清水) 天満神社 10/2土日
安東564 熊野神社 10/2土日
二子(ふたご)351 白幡神社 10/2土日
薗322−1 三嶋神社 10/2土日 屋台1台 神輿1基
水玉160 伊豆箱根両所神社 10/2土日
大井1、129 手力雄神社 10/2土日(元・9 神輿1基
竹原850(田邊) 日枝神社 10/2土日 囃子屋台1台 神輿1基もあり 
竹原は(田村・相賀・滝ノ谷・横枕・田邊)より成る。往古は競馬をした。
江田226 問子神社 10/2土日 人形屋台1台 昭和天皇の御大典記念に作られた先代の屋台は屋台小屋内に解体保存

 ◎西岬(にしざき)地区
香(こうやつ)985 浅間神社 7/15 神輿1基
塩見365 御獄神社 7/15 神輿1基
浜田376 船越鉈切神社 7/3土日 神輿1基、かっこ舞
早物80 金山神社 7/15
見物788 海南刀切神社 7/15 神輿1基、かっこ舞
加賀名 熊野神社 7/15
波左間639 諏訪神社 7/15 神輿1基、子供みこし1基
坂田298 熊野神社 8/20〜22 神輿1基
洲崎1697 洲崎神社 8/20〜22 神輿3基、洲崎踊り
西川名1315 厳島神社 8/20 屋台1台 市のHPではお船になっているが、あれは間違い。  
伊戸1239(字伊戸=海手) 八坂神社 7/13 神輿1基
伊戸2659(字根本=山手) 御嶽神社 7/13
坂足(さかだる)5 蛭子神社 8/20
小沼621 諏訪神社 8/20
坂井196(字坂井 諏訪神社
坂井字小原 吾妻神社

 ◎豊房・神余地区
豊房地区の12の内8集落の神輿2基、屋台3台はJA安房豊房支店脇に15時に集合する。
南条515 八幡神社 10/17か2土曜 屋台1台 子供神輿1基 
大戸202 白幡神社 10/17か2土曜 屋台1台 明治8年、南条より独立
作名615 諏訪神社 10/17か2土曜 子供神輿1基 明治8年、南条より独立
岡田164 八幡神社    10/17か2土曜
出野尾(いでのお)475 十二社神社 10/17か2土曜 神輿1基
飯沼39 熊野神社 10/17か2土曜
古茂口(こもぐち)726 日枝神社 10/17か2土曜 屋台1台 神楽、子供神輿1基あり。
村歌舞伎廃絶
東長田1061 山宮神社 10/17か2土曜    
西長田278 諏訪神社 10/17か2土曜
山荻273 山荻神社 10/17か2土曜 神楽、神輿、子供神輿1基あり。
※八幡の祭りに出祭
畑71−1 長尾三神社 10/2土日
神余(かなまり)932 日吉神社 7/20 神輿1基

 ◎神戸地区
茂名238 十二所神社 2/20 里芋祭
布沼(めぬま)1226 厳島神社 8/9、10 神輿
洲宮(すのみや)921 洲宮神社 8/9、10 神輿
藤原905 藤原神社 8/9、10 獅子頭
佐野1826 熊野神社 8/9、10 神輿
犬石142−1 犬石神社 8/9、10 神輿
中里117 八坂神社 8/9、10 神輿
大神宮589 安房神社 8/9、10 神輿、子供みこし
 宵宮の9日に子供神輿、本宮の10日に安房神社神輿が出御し、2日間に亘って境内は大いに賑わう。
 かつてはこの例祭時に近郷の九社(洲宮神社、下立松原神社、布良崎神社、日吉神社、相浜神社、犬石神社、八坂神社、熊野神社、白浜神社)からの神輿が安房神社に入祭していたが、各神社とも神輿の担ぎ手である青年団の人手不足のため、残念ながら現在では行なわれいない。
竜岡611(字北竜) 熊野神社 8/9、10 囃子屋台1台
台車付きの神楽太鼓 休止中
竜岡字南竜 子野神社 8/9、10
竜岡208(字松岡) 松岡八幡宮 8/9、10 屋台1台 北竜以前に制作

 ◎豊崎地区
相浜42 相浜神社 3/28前の土日 お船『浪除丸』 長さ8m。幅1、5m。6輪。 
布良379 布良崎神社 7/3土日 神輿3基
 【南総里見まつり】
『南総里見まつり』(主催・南総里見まつり実行委員会)は、昭和57年に城山公園にそびえる館山城(館山市立博物館分館)の開館を記念し始まったお祭りです。このまつりは、初代里見義実公が安房を平定してから500余年、九代義康公が館山城を築城して以来400年余、また江戸時代の物語、「曲亭(滝沢)馬琴」が描いたロマン溢れる歴史小説『南総里見八犬伝』の舞台となった館山の歴史・文化に親しみ、それを次の世代に伝承し、また、生きがいや楽しみを持ち、豊かな文化を創造する意義ある機会として、毎年10月の第3日曜日に、市民ぐるみで実施しています。
里見義実公一行に扮した里見水軍武者行列が、市内各地区から参加する山車、神輿などを従えパレードを行います。この武者行列に交じり勇壮に行進する里見少年・少女隊が身につけているダンボールなどを活用して作った手作り甲冑も必見です。また、歴史小説『南総里見八犬伝』による出身地より参加する八犬士も参加します。城山公園(里見本陣隊)、八幡神社(八幡大明神隊)に別れ、戦国合戦絵巻と称し、当時の合戦の様子が再現されるなど、約5万人の人出でにぎわいます。(市公式HPより)