千 葉 県

    茂原市、勝浦市、いすみ市、長生郡〔一宮町〕、夷隅郡〔御宿町、大多喜町〕

住所  神社名 祭礼日 内容 備考

 ≪茂原市≫
本納 橘樹神社 10/連休の日曜 神輿3基  
山車3台 本町、仲町、御船町
茂原 八幡神社 9/連休 神輿2基  
高師 八幡神社 3/15・9/連休 神輿2基   
 茂原市合同みこし渡卸】
平成18年(2006)より始った行事。各々の神輿が10時に茂原・高師の両八幡神社を出発し、町内を練り歩きながら15時頃に茂原駅南口のロータリーまで練り歩く。
町保 八幡神社 9/連休 神輿  
上永吉 八幡神社 9/連休 神輿  
七渡 水主神社 10/13 神輿2基   
山崎 二宮神社 1/17・10/13 神輿  
長尾 橘神社 10/17 神輿3基   

 ≪勝浦市≫
 【勝浦合同秋祭り (合同祭)
市内各神社(八幡神社、八坂神社、遠見岬神社、熊野神社、貴船神社、春日神社、川津神社、竹内神社など)の祭礼を昭和55年(1980)から合同祭とし、各神社の神輿や屋台・山車を一堂に集め、神輿の一斉担ぎ、屋台・山車の揃っての巡行、囃子の競演などを行うようになった。各神社でも神事や神輿の渡御、山車の巡行などが個々に行われている
勝浦区 遠見岬神社 9/敬老の日の三連休 大型芸屋台3台 上本町、仲本町、下本町
出水 神明神社 人形山車1台  
墨名(とな) 熊野・貴船神社 曳太鼓屋台  
澤倉 八幡神社 漁船の屋台 八幡丸
新官 八坂神社 漁船囃子屋台 八坂丸
串浜 春日神社 舟形の屋台   
神輿=19基
上本町=大型芸屋台。3代目。彫師は江戸の後藤系、八代嶋村俊表。
 【彫物】
鬼板:前は「日の出に鶴」、後ろは「月に波兎」。江戸の後藤系の作。
懸魚:前は「鳳凰」、後ろは「波にミノ亀」。江戸の後藤系の作。
太平鰭は「諸葛孔明」2点。
巻龍、手鋏、前の中ぞえは嶋村俊表の作。
脇障子:右は「長板橋の張飛の図」、左は「蜀の将軍趙雲」。共に嶋村俊表の作。右には「東都彫工 嶋村俊表刻之」とある。
屋台幕は平成16年(2004)新調。ベトナムのハノイで作られた。

仲本町=大型芸屋台。彫師は嶋村俊正、〃道友、武志信明、後藤義光、大谷高光。
 【彫物】
鬼板:前は「金太郎」。東都 嶋村俊正と刻銘あり。以前のは「神功皇后」。後ろは「樊?(はんかい)」。嶋村道友と刻銘あり。
懸魚:「麒麟」、後藤利兵衛義光。「鬼若」。東都 嶋村俊正 刻銘あり。
木鼻:「巻龍」。嶋村俊正の作。
欄間:「龍神」。武志伊八郎信明 刻銘あり。
太平鰭:「麒麟、鳳凰、波に雲」。嶋村俊正の作。
手肘木:「水に鯉」、「水に亀」。後藤義光の作。
脇障子:「松に鷹」。嶋村道友の作。
屋台幕は平成16年(2004)新調。ベトナムのハノイで作られた。

下本町大型芸屋台。文久2年修復。彫師は八代嶋村俊表。
平成元年修復。松本工務店にて。これは昭和30年、有線放送開始のため高さを約30cm低くしたが安定が悪いので戻したもの。
平成17年、床板新調。
 【彫物】
鬼板:前は「鍾馗(しょうき)」、後ろは「松に虎」。嶋村俊正の作。
懸魚:前は「波に龍」、後ろは「松に鵲」。嶋村俊正の作。
欄間:「亀」。嶋村俊正の作。箱書きに天保15年9月中旬とあり。
太平鰭:「飛龍」。嶋村俊表の作。
手鋏:「三鵲鳥」。嶋村俊正の作。
中備え:「子持ち龍」。嶋村俊正の作。
脇障子:右は「獅子の子落し」、左は「瀑布に獅子の図」。嶋村正俊・俊表合作か。
屋台幕は平成16年(2004)新調。ベトナムのハノイで作られた。以前のは大正11年制作。

出水
(いでみず)=神武山車。大正14年(1925)制作。彫師は長志の初代嶋村光俊。
人形は「神武天皇」。東京神田のだし鉄(山本鉄之)の作。
 【彫物】
脇障子:「松に鶴」。嶋村光俊の作。
高欄三味線洞:「鳳凰」。嶋村光俊の作。
 往古は岩組型山車。当時の神田祭によく見られた山車と云われる。
 先代は明治45年(1912)制作。東京神田のだし鉄(山本鉄之)の作。人形は旧・山車を利用。昭和初期に大多喜町中野あたりに売却。


墨名(とな)=曳太鼓屋台。唐破風屋根・四本柱の屋台に、曳太鼓台が乗る。

八幡丸(澤倉
漁船の屋台“八幡丸”トラックシャーシにP・ファイバー製の2トン漁船を取り付けた唐破風屋根の船囃子屋台。

八坂丸(新官)=漁船囃子屋台。鉄枠車台に、P・ファイバー製の2トン漁船を取り付けた唐破風屋根の漁船囃子屋台

?丸
(串浜)=舟形の屋台。トラックシャーシをベースにした舟形に形どった唐破風屋根の木製囃子屋台。
松部 武内神社 9/12、13 舟形の屋台 竹内丸

 ≪いすみ市≫    
  平成17年(2005)12/5、夷隅郡大原町+岬町+夷隅町の合併で誕生。
 ◎旧・大原町
 【大原地区】
大原510(大井 瀧内神社 9/23、24 神輿
大原1590(貝須賀) 鹿島神社 9/23、24 神輿2基
造式、大舟谷 日月神社 9/23、24 神輿2基
大原6894(上寄瀬) 御嶽神社 9/23、24 神輿2基
大原7004(北寄瀬 八坂神社 9/23、24 神輿
大原8637(南、仲、北、新田) 八幡神社 9/23、24 神輿2基
大原8845(渋田) 賀茂神社 9/23、24 神輿2基
大原10328(新場、田町) 廣田神社 9/23、24 神輿2基
大原10439(城山、根方、坂東) 八幡神社 9/23、24 神輿2基
大原9595(小佐部) 熊野神社 9/23、24 神輿
 【東海地区】
深堀740 瀧口神社 9/23、24 神輿2基
若山 熊野神社 9/23、24 神輿
新田790 日月神社 9/23、24 神輿
釈迦谷662 天御仲主神社 9/23、24 神輿
日在1850(北日在) 玉前神社 9/23、24 神輿
日在717(南日在 大山神社 9/23、24 神輿2基
 【浪花地区】
岩船 八幡神社 9/23、24 神輿2基
小澤2673 諏訪神社 9/23、24 神輿2基
 大原はだか祭りとは上記3地区の合同祭である。
 【東地区】
新田野 八幡神社 神輿
新田野 天御中主神社 神輿
下原 天御中主神社 神輿
高谷 高谷神社 神輿
山田1〜4区 山田神社 神輿
山田5区 天照神社 神輿
山田6区 熊野神社 神輿
長志上 香取神社 神輿
長志下 熊野神社 神輿
沢部 熊野神社 神輿
佐室 佐室神社 神輿
 【布施地区】
三島 三島神社 神輿
押替 喜原神社 神輿
名熊 天照神社 神輿
瀧口神社 神輿
大寺 白山神社 神輿
町台・谷堀 八幡神社 神輿
 ◎旧・岬町
 【長者地区】
長者1 天神社 9/25 神輿
江場土江大村2069 江場土神社 9/25 神輿2基
江場上291 六所神社 9/25 神輿(大小)
三門西台1371 臼井神社 9/25 神輿2基
東小高字宮ノ下6 小高神社 9/25 神輿2基
 【中根地区】
押日原2900 押日八幡神社 9/25 神輿
8つの集落に分かれていた中根村には、それぞれの集落に神社があり、その神社から親神様であるへと神輿が集まる。その祭りは、毎年9/25に行われ、現在は二社が抜け、押日八幡神社、四堰神社、部田熊野神社、中滝八幡神社、松堀鶴沼神社、東中滝神社の6社で行われることから、『中根六社祭り』と呼ぶ人もいる。
中滝2067 熊野神社 9/25 神輿
中滝中村1888 八幡神社 9/25 神輿
中滝四堰2722 四堰神社 9/25 神輿
押日846 鶴沼神社 9/25 神輿
東中滝宮後486 東中滝神社 9/25 神輿
嘉谷上滝前513 熊野神社 9/25 神輿
鴨根梶前811 加茂神社 9/25 神輿
 【古沢地区】
市野々神戸ヶ谷1329 熊野神社 9/連休 神輿
岩熊追ノ谷1409 大宮神社 9/連休 神輿(大2、小1)
桑田明神台437−2 前玉神社 9/連休 神輿2基
谷上高松部田1602 谷上神社 9/13 神輿2基
椎木村岡2172 玉前神社 9/13 神輿3基
和泉天王前2114 八坂神社 7/7 神輿

 ≪山武郡≫     
 九十九里町
真亀 須賀神社(天王様) 7/最終土日 神輿、獅子舞  
山車4台 ※海岸、中間、丘の3地区に分かれ、当番地区が神輿や山車4台を引っ張る
片貝 皇産霊神社 2/11 獅子舞
片貝 八坂神社 旧・2/7 神輿、子供神輿、獅子舞
曳太鼓
粟生 面足神社 旧・1/7 獅子舞
北の下 月読神社 旧・正月 神輿、子供神輿、獅子舞   
曳太鼓

 成東町
宮前・辺田 八幡神社 10/17前の土日 山車1台 ※隔年。西暦奇数年。
上町 八幡神社 10/17前の土日 神輿  
山車1台 ※隔年。西暦奇数年。
下町 八幡神社 10/17前の土日 神輿  
山車1台 ※隔年。西暦奇数年。
新町 日吉神社 10/17前の土日 山車1台 ※隔年。西暦奇数年。
津辺本村 日吉神社 10/17頃の土曜 山車1台   

 ≪長生郡≫
 一宮町
一宮2457 玉前神社 9/13 神輿  
 【上総十二社祭り】
 十二社祭りは、御祭神である玉依姫命が上陸した、と伝えられる太東崎に、その一族である神々が年に1度度再会されるという儀礼。
大同2年(807)創始と伝えられ、房総半島に多い浜降り神事の中でも最古の歴史と伝統を誇り、意義深い古儀を今に伝える貴重な祭りとして町指定無形民俗文化財である。
また神輿を担ぐ人々が裸に近い姿で波打ち際を走ることから「裸祭り」の名前でも親しまれている。


 毎年9/8〜14にかけて行われ、13日が例大祭となっている。
例大祭当日は、一宮町宮原の南宮神社(氏子は一宮町東浪見・長生村金田も含む)、岬町中原の玉崎神社、同町椎木の玉前神社からそれぞれ大宮、若宮2基ずつの神輿、岬町谷上の谷上神社から1基の神輿、合わせて5社9基の神輿が一宮町東浪見の釣ヶ崎の祭典場へ渡御する。
 これに
先立って10日には睦沢町岩井の鵜羽神社、13日には同町北山田の三之宮神社から大宮・若宮の2基の神輿が玉前神社まで来る。
近年では睦沢町下之郷の玉垣神社、茂原市山崎の二宮神社から大宮、若宮2基の神輿が玉前神社へ渡御している。

 長生村
一松丙891 熊野神社
一松丙916 一松神社 10/1日曜 子供神輿
トラック仮装囃子屋台
一松丙1087 八幡神社
一松丙1329 水神社
一松丙2525 海神社
一松丙2766 八坂神社
一松戊3603 八幡神社
一松丙3636 天照神社
一松丁808 熊野神社
一松丁1992 熊野神社
一松丁2139 水神社
一松戊206 水神社
一松戊384 鈴賀神社 10/5 神輿
一松戊823 粟島神社
一松戊2151 日月神社
一松戊2875 八幡神社
一松戊3093 海神社
金田2032 浅間神社
信友125 八幡神社
水口69 熊野神社 10/19 子供神輿
北水口162 白旗神社
薮塚850 十二神社
七井土1831 面足神社
岩沼1 皇産霊神社 10/中旬(元・19) 獅子舞 県指定無形文化財
岩沼の獅子舞=元和7年(1621)から始まるとも、京都から茂原の本納に伝わり、さらに寛政年間(1789〜1801)に長生村岩沼に伝来されたと云われている。
往古は神輿渡御があったが、祭りで怪我人が出たので神輿を天王台という所に埋め、その代わりに獅子舞を奉納するようになった。囃子連の太鼓・鼓・横笛・鉦・ほら貝・拍子木などの音に合わせ、「仕立四足」・「亀の舞」・「羽手の舞」や梯子の上で狐と獅子が曲芸を見せる「乱玉の舞」が舞われる。
本郷1684 熊野神社 9/23
本郷2152 住吉神社 9/23 神輿2基
神輿渡御は、担ぎ棒の破損により昭和30年代に一時途絶えたが、1977年に神輿を改修して復活。かつては一松海岸まで約4kmの道のりを歩いていたが、復活した神輿渡御は高根地区を周るようになった。翌年には子供神輿も造られた。
本郷3124 八坂神社 9/23
本郷4764 八幡神社 9/23
本郷4928 八幡神社 9/23
宮成232 三嶋神社 9/23
宮成2149 矢崎神社 9/23
小泉1104 賀茂神社 9/23
曽根95 八幡神社 9/23 例祭
中之郷868 八幡神社 9/23 例祭

 ≪夷隅郡≫     
 御宿町
高山田2085(六軒町) 春日神社 9/28頃の日曜 神輿 あり
山車5台 新町、須賀、久保、浜、六軒町
獅子舞
大神輿2基、小神輿11基、山車10台が岩和田、須賀、新町、浜の各地区を練り歩き春日神社へ帰ってくる。大神輿のお立ち前には、獅子舞のお神輿奉納が行われる。
岩和田786 大宮神社 9/28頃の日曜 神輿   

 大多喜町
新丁 松尾神社 10/1頃の土日 神輿(大小)  
山車1台   
西部田222 大国主神社 10/1頃の土日 神輿 あり
山車1台  
上原 諏訪神社 9/4土日 神輿(大小)  
屋台1台  
船子 正八幡神社 10/1頃の土日 神輿 あり
山車1台  
森宮1 武内神社 10/1頃の土日 神輿 あり
山車1台  
横山325 熊野神社 10/1頃の土日 神輿
小土呂561 三上神社 10/1頃の土日 神輿
大多喜380−1 八幡神社 10/1頃の土日 神輿(大小)
柳原205 御獄神社 10/1頃の土日 神輿
桜台155 天満宮 10/1頃の土日 子供神輿
久保87 青龍神社 10/1頃の土日 神輿
猿稲54 三峯神社 10/1頃の土日 神輿(大小)
紺屋112 天満宮 10/1頃の土日 子供神輿
鍛冶 神明神社 10/1頃の土日 神輿(大小)
泉水120 六所神社 10/1頃の土日 神輿(大小)
中野 水神山神社 10/1日曜 山車1台  
山車=昭和初期に勝浦・出水より購入。明治45年(1912)制作。東京神田のだし鉄(山本鉄之)の作。
平沢 妙厳寺 10/1日曜 神輿(大小)  
屋台1台  
笹倉・小内 天照神社 10/1日曜 神輿 あり
山車1台  
三叉204 大山祇神社 10/1日曜 神輿 あり
屋台1台  
八声 帝釈神社 10/1日曜 神輿 あり
屋台1台  
小谷松286 熊野神社 10/1日曜 神輿 あり
屋台1台  
板谷 10/1日曜 神輿
小内笛倉入会1 天照神社 10/1日曜 神輿
久我原681 六所神社 10/1日曜 子供神輿
堀之内1 貴船神社 10/1日曜 神輿
 【大多喜お城まつり】
明治4年(1871)7月、廃藩置県とともに廃城となり、城内の建造物はすべて破却した。
 昭和41年5月、県史跡「上総大多喜城本丸跡」として指定され、昭和50年9月、大多喜城(県立中央博物館大多喜城分館)が建設されたのを記念し、当時を偲んで毎年お城まつりが開催している。
 例年9月下旬に開催。徳川四天王の1人の本多忠勝侯一行に扮した武者行列や神輿の大連合渡御、ハーレー隊・GL隊によるパレードが城下町に繰り出す。
メイン会場(大多喜小学校)では、歌と踊りショーや保育園児による町のイメージソング「花盛りの町大多喜」の曲目に合わせたダンスの発表、友好交流都市より参加の荒川区天王太鼓による和太鼓実演などが行われる。