富 山 県

     ≪新川地方≫

       魚津市、黒部市、下新川郡〔入善町、朝日町〕

住所  神社名 祭礼日 内容 備考
 ≪魚津市≫

 ◎魚津市西部(=西部中学校区)
 ■魚津地区
   ⇒大町、新塩屋町、住吉町、橋向町、新上猟師町、橋場町、八代町、八幡町、紺屋町、角川町、上新町、上猟師町、岡町、臼屋小路、出丸町、馬出町、荒町、田方町、東小路、真成寺町、寺町、下猟師町、下新町、新下猟師町、餌指町、神明町、金屋町、川原町、金浦町、鴨川町
中央通り1−3−28 魚津神社 6/4〜6 神幸式
曳山廃絶
元々は神明社という名前の神社だったが、昭和31年(1956)9月11日に魚津大火が発生し、その復興事業として火災地域にあった5つの神社を統合し、魚津神社となる。
魚津の曳山=『富山県の曳山』によると、神明社の祭礼や日露戦争の戦勝記念などに出た。江戸末期か明治初期に始まったのか記録がないが、日露戦争の戦勝記念では11本出たという。
神明町、金屋町、真成寺町、荒町、大町、餌指町、下町からは出たという。昭和14年の神明社竣工記念にも出たという。この曳山は子供歌舞伎山で現存はしていないようだが、『富山県の曳山』101ページには写真が載っている。

おそらく昭和31年(1956)9月11日の魚津大火では焼失戸数1583戸なので、この時に焼失したと思われる。
諏訪町1−16 
諏訪神社公式HPへ 8/1金土(元・8) たてもん7台 諏訪町1区(壽若連)、諏訪町2区(桜花連)、諏訪町3区(小戸ヶ浦連)、諏訪町4区(諏訪の浦)、諏訪町5区(日の出連)、港町区(小津の浦)、元町区(有磯) 
たてもん廃絶 立町、下町、下新町
例祭日は8/17、19⇒8/7、8⇒8/1金土と変わった。
たてもん⇒高さ約16っもある大柱に、90余りの提灯を三角形につるし下げ、その下に絵額をつけて長さ10m、重量約5トンもあるそり台に立てて、曳き廻す万灯。提灯の数は明治の頃は25、大正初めは50、そして現在の数となった。
諏訪町1区(壽若連)=高町。提灯図柄は海老。

諏訪町2区(桜花連)
=中町。提灯図柄は桜。

諏訪町3区(小戸ヶ浦連)
=下町。提灯図柄は梅。

諏訪町4区(諏訪の浦)
=新屋敷。提灯図柄は国旗。

諏訪町5区(日の出連)=
出村。提灯図柄は鯛。

港町区(小津の浦)
=提灯図柄は日の出。

元町区(有磯)
=鬼江町。提灯図柄は雪洞 
 ■下野方(しものがた)地区
   ⇒住吉新、印田、三田、石垣新、本江、友道、大光寺
印田251 神明社
三田436 神明社
本江56 神明社
友道461 火の宮神明社
大光寺85 神明社
 ■上野方(かみのがた)地区
   ⇒大海寺野、大海寺新、大海寺野新、刈安、石垣、大谷
大海寺野4736 神明社
大海寺新146 神明社
石垣1293 白山社
石垣1500 八幡社
 ■下中島地区
   ⇒住吉、川縁、慶野、田地方、宮津、三ケ
住吉2040 住吉神社
川縁522 神明社
慶野355 神明社
田地方町407
魚津八幡宮 9/3土曜 神輿12基、子供1基 2004年までは9/14開催。なので9/14が日曜の年は9/14開催。
魚津八幡宮提灯みこし祭り=加賀藩の家紋が付いた提灯を紛失したため祭礼を禁止され、町民がそれに反発したため、文政12年(1829)67人が牢屋に入れられ、3人が打ち首になり、祭りの差し止めとなった「八幡騒動」により、廃滅同様になっていた神社が、明治時代に入り、再び祭礼が復興された。その喜びと犠牲者の慰霊がこのお祭りの起こり。
お祭り当日の昼間「さらし首」の場に築かれた小塚に参り、続いて境内の顕彰碑(昭和39年4月建立)の参拝を経て、夜のみこし祭りが始まる。
提灯に飾られた氏子12町、12基と1基のこどもみこし、計13基のみこしが順番にお祓いをうけては次々に3回ずつ拝殿に乗り上がる。

 町名は角川町(桂川)、八幡町(天の川)、南町1区(白菊)、南町2区(小戸が浦)、南町3区(白梅)、橋向(松の江)、紺屋町(明月)、新町1区(親若)、新町2区(湊)、岡町(白帆)、橋場(高砂)、八代町(富川)
宮津1521 宮津八幡宮 9/15 例祭
三ケ908 神明社
 ■上中島地区
   ⇒吉野、上野、浅生、有山、升方、上椿、下椿、升田、湯上、岩高、川津、出、弥源寺、早月川原、斉木
吉野575 神明社 獅子舞休止中
上野759 神明社
浅生1130 日枝社
有山354 神明社
舛方375-甲 神明社
下椿723 神明社
舛田125 神明社
湯上1255 神明社
出972 神明社
弥源寺241 神明社
川原370 神明社
 ■松倉地区
   ⇒金山谷、観音堂、古鹿熊、鹿熊、池谷、室田、稗畠、北山、坪野、鉢、小菅沼、虎谷、大熊、平椿:松倉、河原波
金山谷2027 金山谷神明社 3/中旬 獅子舞 松倉金山に働きに来ていた能登地方の人が伝授したと云われる
観音堂1477 天津児屋根社
古鹿熊301 白山社
古鹿熊1982 春日社
鹿熊1178 春日社
池谷1385 八幡社
室田346 神明社
稗畠399 神明社
北山475 少名彦名社 獅子舞休止中
坪野535 神明社
鉢1912 八幡社 3月 獅子舞不定期
小菅沼1237−2 日枝社
虎谷145 神明社
虎谷261 八幡社
大熊1108 日枝社
 【廃村】
松倉(まつくら)=江戸期は金山として栄え、2社(神明社・春日社)、1寺、商家、旅籠もあったが、衰退し農村と化す。明治6年18戸。『村の記録』によると無人化は昭和11年

河原波(かわらなみ)=金山で栄え最盛期の1500年代後期〜1600年代初期は360戸。その後1673年70戸、1688年7戸である。その後藩の施策で農村として再生し明治17年14戸となるが廃村となる。
『村の記録』によると無人化は昭和12年、『角川』によると昭和12年。神社は神明社。
 ◎魚津市東部(=東部中学校区)
 ■道下地区
   ⇒北鬼江、本新、本新町、村木、釈迦堂、高畠、北中、青島、仏田、仏又、岡経田
北鬼江1208 八幡宮 10/1 獅子舞 入善町新屋より伝授と云われる
本新357 神明宮
村木2282−28 旭豊社
釈迦堂211 神明宮
北中84 神明社
青島201 神明宮
仏田308 柳枝社
仏又241 神明宮
岡経田664 日枝社
 ■経田地区
   ⇒旧・平伝寺、斎沢、西尾崎、持光寺、江口の全域と仏田、岡経田、浜経田の一部
    現・持光寺(じこうじ)、地方一区(ぢかたいっく)、地方二区(ぢかたにく)、平伝寺(へいでんじ)、西川原(にしかわら)、天王(てんのう)、岡経田(おかきょうでん)、新経田(しんきょうでん)、泉町(いずみちょう)、向町(むかいまち)、入船町(いりふねちょう)、港町(みなとまち)、旭町(あさひまち)、寿町(ことぶきちょう)、表向(おもてむき)、栄町(さかえまち)、坂ノ下(さかんした)
持光寺128 神明宮
平伝寺553 神明社
江口247 八幡社
浜経田54 諏訪社
浜経田423 経田神社
 ■吉島地区
   ⇒吉島、横枕、袋、六郎丸、相木、上村木、立石、東山、青柳、天神野新、木下新
吉島2972 建石勝神社 10/7 例祭 旧・郷社
横枕338
少彦名社
袋691 神明社
六郎丸5786 神明社
相木709 神明社
上村木509−4 神明社 8/3 子供神輿
立石1136 五社之社
東山1590 東山神社
青柳37−1 神明社
天神野新1417
八幡社
天神野新6906 神明社
上村木七夕祭(公式HPへ=毎年8/6、7開催。上村木七夕祭保存会主催。
大正2年(1913)、上村木(当時の加積村)の少年3人が、入善町の屋形船御輿をかつぐ祭りにヒントを得て始めたといわれている。8月7日の本祭には、太鼓および屋形船を担いだ男たち、家庭で作った七夕飾りを持った人たちが、行列を作って町内を練り歩く。
この時、片・腰にみののような「あじろ」を着付け、手には木刀や長刀を持った天狗や狐などが多数行列について歩く。
 ■西布施地区
   ⇒小川寺、蛇田、長引野新、長引野又新、布施爪、黒沢、大沢
小川寺292 白山社 1/4日曜&3/12&10/12 神輿
獅子舞
小川寺の獅子舞=県指定無形民俗文化財。室町時代から行われてきた獅子舞の原初的な様相を色濃く残し、千光寺と隣り合う神社白山社で、神事と仏事を一緒に行う神仏混交の行事を今日に伝える富山県下唯一のものである。
毎年1/4日曜の火祭りと、春秋の祭礼に千光寺観音堂境内で奉納される。
火祭りでは獅子舞に神主、宮総代が従う。神輿を先導して、天狗面、お多福面などを付けた獅子あやしとともに、二人立ちの獅子が千光寺の観音堂を7回半回るが、4回目で神輿を観音堂の前に置き、祝詞をあげる。
春祭り・秋祭りでは白山社を出て、千光寺境内を7回半まわります。
また、千光寺の本尊千手観世音菩薩のご開帳の際には、別の獅子を使い、形式も異なる。
小川寺711 日吉社
小川寺1724 神明社
蛇田4867 加茂社
長引野110 白山社
長引野511 神明宮
布施爪947 布施神社 3/25&9/25 例祭
黒沢578 日吉社
大沢927 白山社
 ■片貝地区
   ⇒島尻、山女、道坂、貝田新、東城、大菅沼、黒谷、平沢
島尻2695 島尻神社
山女1060 日枝社
道坂634 神明社
道坂1049 神明社
東城62 日枝社 東条の獅子舞休止中。どこの神社に奉納か不詳。
東城1466 春日社
東城1910 日吉社
東城3979 神明社
大菅沼194 白山社
黒谷457 日枝社
平沢861 八幡社 獅子舞休止中
平沢1241 日枝社 獅子舞休止中
※『富山県の獅子舞芸能と祭礼 −獅子の芸能と行事の現状−』(平成18年発行)によると、魚津市の獅子舞は全部で11地区。内訳は春3地区、夏1地区、秋2地区、冬1地区、休止中5地区となっている。

 ≪黒部市≫
 ■三日市地区
   ⇒三日市、天池新、牧野新、中野道、中野新、中野又新、石野、北新
三日市2981 天神社
三日市3185 八心大市比古神社 5/5&10/4 例祭 旧・県社
三日市3265 市姫社
天池89
神明社
牧野212 神明宮
『富山民俗の位相』(桂書房)には「長方形の大きな行灯に山水や人物を極彩に描き、夜は町内を曳き回す。明治・大正のころ、秋祭りや祝賀行事のときに各町内から出されたが、昭和3年の御大典を最後に途絶えていた。近年見つかった写真によると、7m四方で高さ15mの大きなもの。これを町おこしに使おうと、昭和58年7月に三島町商店街が歩行者天国夏祭りに復活。高さ3m、1.3m四方のものを数基作って以来時々行われている」とある。
 ■田家(たいえ)地区(下新川郡)
  ⇒布施山開田家野、布施山開別所、布施山開柳沢、布施山開吾妻野、布施山開鏡野、布施山開阿古屋野、布施山開窪野、山田、神谷、田家新、石田新町
柳沢166 神明社
鏡野295 神明社
窪野601 神明社
山田775 気比社
神谷827 熊野社
田家新558 八幡宮
 ■石田地区
   ⇒石田、石田新、平石田新、浜石田、正光寺、正光寺新、山立野、経立野、番田新、石田川原新、犬山新、堀切、経石田新、田中新、天神新、開発、開発新、浜経田村(一部)
石田6429 神明社
浜石田121 諏訪社
犬山92 立山神社
堀切221 熊野社
天神新69 神明社
 ■村椿地区(下新川郡)
  ⇒村椿、荒俣、吉田、飯沢、飛騨、大角井新、出島開、本村新、平蓮場新、大島新、沓掛、板屋、四ケ開
荒俣197 白鳥神社 10/20 獅子舞
吉田6503 神明社
飯沢9694 日枝社
飛騨196 神明社
出島2467−1 神明社
沓掛182 沓掛八幡社 9/24、25 獅子舞
 ■大布施地区(下新川郡)
  ⇒金屋、中新、植木、栃沢、北野、北野新、北野又新、田家角内新、窪田新、石塚新、比丘尼新、高橋新、木鎌新、植木又新、堀切新、四ツ塚、経北野新、植木新、古御堂、沓掛(一部)、四ケ開(一部)
金屋374 神明社
植木668 木樹社
栃沢278 大年社
古御堂183 神明宮
 ■前沢(まえざわ)地区(下新川郡)
  ⇒前沢、布施山開宮野、布施山開栗寺、布施山開中山野、布施山開本野、布施山開石田野、布施山開枕野、布施山開宮沢野、吉城寺、山田新
前沢518−1 天神社
前沢723 八幡宮
宮野274
天満宮
栗寺572 神明社
中山345 神明社
枕野429 神明社
吉城寺519 熊野社
山田新2 五社ノ社 10/下旬 獅子舞
 ■荻生(おぎう)地区(下新川郡)
  ⇒荻生、荻生新、長屋新、箱根新、内野新、沖新、堂林新、清水新、大橋新、五郎八開
荻生869 神明社
荻生3316 日吉社
荻生5855 八幡社
長屋429 神明社 10/17 獅子舞
五郎八1768 神明宮
 ■若栗(わかぐり)地区(下新川郡)
  ⇒若栗、舌山新、下垣内新、布施山開大越野、熊野新
若栗1294 若埜神社 10/17頃の日曜 神賑 大幟
獅子舞 中村
大幟=市指定有形民俗文化財。明治13年(1880)若栗村の大地主であった西田豊二(1842〜1906)が奉納したもの。この大幟は、参道の中ほどにある鳥居の横にたてられ、縦20m、横2.8m。布地は当地産の新川木綿を18反用いて作られたもので、県内最大のものと思われる。幟に書かれた「若埜神社」の文字は、一字が2mおよび、筆者は西田豊二である。支柱は30mもあり、これをたてるには120人の作業員を要したといわれている。雨の場合、幟をおろさねばならぬため、20人の作業員を待機させていたという。
費用のかかることから10年に一回立てることになっていたが、昭和20年頃から不定期になっている。最近では、昭和42年(1967)の大豊作、昭和59年市制施行30周年、平成12年第55回国民体育大会、平成18年黒部市と宇奈月町の合併による新黒部市誕生を祝って立てられた。
若栗3147 若野神社 10/17 獅子舞
舌山172 神明社
 ■東布施地区(下新川郡)
  ⇒阿弥陀堂、福平、笠破、釈迦堂、朴谷、田籾、内生谷、尾山、中陣、嘉例沢、池尻
阿弥陀堂30 日吉社
福平1602 日吉社
福平1645 富士社
笠破1006−2 白山社
釈迦堂1027 白山社 獅子舞休止
朴谷125 熊野社 10/23 獅子舞
田籾1409 白山社
内生谷580 白山社
尾山304 熊野社
中陣56 東照宮
中陣89 八幡社
嘉例沢1610 白山社
池尻863 白山社
 ■生地地区(下新川郡)
  ⇒生地、山生地新、経生地新、芦崎、大野新、四ッ屋新、二ッ屋新、吉田新
生地716 新冶神社 10/26、27(毎年) たいまつ祭り
生地1311 神明社
新治神社の社記によれば、享徳3年(1454)8月25日夜半、急に暴風となり、遭難寸前の出漁者に一筋の霊火が見えて難を逃れる事ができ、これは新治神社のご神徳によるものと「たいまつ祭」が行われるようになったとのこと。
10月26日の夜半から神社の鳥居前でわらを「す」で硬くつつんだたいまつ約400本に火をつけ、神様を待つ。神様は26日朝から宮を出て、町を廻りながら町はずれの神明社に一端は入られ、その日の夜半になると、ゑびす、大黒の2台のやかたを先頭にして、街中を笛、太鼓の祭り囃子をにぎやかにながしながら、新治神社に到着する。たいまつの火も佳境に入った時に、その燃えさかるたいまつの真中を分けて道を作り、厄年の若者にかつがれた神輿が「オタッチョー」のいさましいかけ声で一気に通り、お宮さんに入られる。
生地芦崎387 十二所社
※『富山県の獅子舞芸能と祭礼 −獅子の芸能と行事の現状−』(平成18年発行)によると、旧・黒部市の獅子舞は全部で8地区。内訳は春0地区、夏1地区、秋8地区、冬1地区、休止中3地区となっている。

 ◎旧・宇奈月町
 ■内山地区(下新川郡)
  ⇒内山
宇奈月町内山 八幡社 10/15 獅子舞
 ■東山地区(下新川郡)
  ⇒浦山、熊野新、栃屋、布施山開、下立(おりたて)
宇奈月町浦山1958 鶏野神社 歌舞伎山3台廃絶 上町、中町、下町
獅子舞休止中
『富山県の曳山』には神社名は書かれていないが、「宇奈月町浦山。上町・中町・下町の3台があった。江戸時代のことであった。上で芝居が行われた。他村からの見物人が多くて宿往還は通れず、通りの中央を流れる町川を渉って歩いたという。今は遺物は何も残っていない」とある。
宇奈月町熊野320 熊野神社
宇奈月町栃屋2299 栃屋石動彦神社 10/17 獅子舞
宇奈月町下立2863 下立神社 10/21 獅子舞
 ■愛本地区(下新川郡)
  ⇒愛本新、音沢、明日、中谷、栗虫、中ノ口
宇奈月温泉593 宇奈月神社 10/1土曜 例祭
宇奈月町愛本新228 天満宮
宇奈月町愛本新911 神明社
宇奈月町音沢小棚川633 八幡社 4/17 獅子舞
宇奈月町明日822 八幡社 4月・10月2土曜 獅子舞
宇奈月町中谷 八幡社
宇奈月町栗虫 八幡社
宇奈月町中ノ口坂下38 石動神社 10/2日曜 獅子舞
※『富山県の獅子舞芸能と祭礼 −獅子の芸能と行事の現状−』(平成18年発行)によると、旧・宇奈月町の獅子舞は全部で8地区。内訳は春2地区、夏0地区、秋6地区、冬0地区、休止中1地区となっている。
 ≪下新川郡≫
 入善町
 ■入善地区(下新川郡)
  ⇒入膳
入膳1360 入膳神社 4/14〜16 曳山1台 休止中 …西町
10/15頃の土曜 獅子舞 東町=4年毎、上田、寺田
西町=役場の倉庫(老人憩いの家の横)に保管。昭和4年頃の制作。高さ5.6m。屋根の奥行4.1m。
東町=明治期に作られ現存せず。
 ■上原地区(が下新川郡)
  ⇒上野、吉原、道市、古川
上野773 上野神社 10/2土日 獅子舞 上野邑町、上野上
獅子舞休止中 下上野
吉原5265 吉原神社 8/26、27 船神輿 恵比須祭り
10/15頃の土曜 獅子舞 柳原
恵比寿丸=長さ5m。八幡の船大工の紺田氏の作。北前船を模った。
道市2617−1 神明社 10/3土日 獅子舞
吉原の七夕まつり=町指定無形民俗文化財。8月初旬開催。少子化の影響で一時途絶えたが平成13年に復活。2001年保存会発足。
吉原保育所園児や上青小学校児童などが七夕舟(杉の葉を隙間なく挿して帆柱に帆と網を張り、赤提灯が数十個ついた木の舟)に七夕飾りや顔をかたどったナス、カボチャ、キュウリなどを載せ、吉原保育所を夕方に出発。
「年に1度の七夕よ、来年またございせ、さ来年またございせ」などと歌いながら、地区内を歩いた。
 ■青木地区(下新川郡)
  ⇒青木、目川、木根、木根新、福島新
青木2957−5 青木神社 10/15 獅子舞
目川667 五社之社 10/15頃の日曜 獅子舞
木根82 三社之社
 ■飯野地区(下新川郡)
  ⇒上飯野、上飯野新、下飯野、下飯野新、東狐(とっこ)、八社開、神子沢、五十里、高瀬新、芦崎、高畠、蛇沢新、本、五郎八、笹原、臼森、臼森新、高堂新、柴垣新、道古新、板屋、荒俣、飛騨
上飯野3713 立山社
下飯野新3000 神明社
下飯野新3795 五社之社
東孤1700 稲荷社 10/15頃の土曜 獅子舞 下新川獅子
神子沢2702 諏訪社
芦崎67 諏訪社 4/最終土日 屋台船を担ぐ 芦崎えびす祭り
■初日:13時頃、屋形船に御神体を乗せて村を一巡し、豊漁と航海の安全を祈る。船は張子の鯛や打出の小槌などで飾られ、十数人の若者によって担がれる。

■日曜:夜11〜12時頃に神社の鳥居の前で、火渡りをする
高畠1577
神明社
五郎八1117 神明社
笹原356 神明社
板屋1092 八幡社
 ■小摺戸地区(下新川郡)
  ⇒小摺戸、一宿、若栗新、袖沢、福島、柴川原新、赤石開
小摺戸2491 神明社 10/15 獅子舞
一宿1931 神明社 10/中旬土曜 獅子舞
若栗新700 神明社 10/15頃の土曜 獅子舞 4年ごと
袖沢66 神明社
福島444 福島神社
 ■新屋地区(下新川郡)
  ⇒新屋、下山(にざやま)、浦山新
新屋333 神明社
新屋887 住吉神社 10/15頃の土日 神輿 御神幸は隔年
獅子舞 下新川獅子
降神の神事の後、境内で獅子舞が奉納され、神輿の先頭で渡御する。「神宿」の家では、神輿が座敷にあがると、家の前庭で悪魔払いの「獅子起こし」の舞が始まる。獅子舞は、伊勢神楽の流れを汲み、下新川型獅子舞。
神輿は神社に帰ってくる際、鳥居前で火渡りをする。
新屋3115 神明社
新屋3267−1 諏訪社
下山地蔵4144 下山八幡社 10/15頃の土日 獅子舞
浦山新西孤1326 神明社
神林320 神明社 獅子舞休止中
墓ノ木478 神明社 10/中旬土曜 大たいまつ 墓ノ木たいまつ祭り
墓ノ木たいまつ祭り=町指定民俗文化財。黒部川の大洪水で堤防が崩れた際、墓ノ木神明社前で作られた松明の灯りで夜通し作業が行なわれたことが起源とされる。
水神様へ水の感謝と豊作を祈り、大小の松明を神明社から約800m上流の水神社まで運ぶ。2本の大松明は、重さが約450kgもあり、笛・太鼓・米吊り唄に合せて運ばれる。子供達も小松明を持って練り歩く。
 ■椚山(くぬぎやま)地区(下新川郡)
  ⇒椚山、椚山新、荒又、田ノ又、小杉、日吉新
椚山757−1 八幡社 10/15頃の土日 獅子舞
椚山新257 座王社
荒又95 神明宮
田ノ又50 白髭社
小杉325 神明宮
青島350 若宮社 10/15前の土日 獅子舞
 ■横山地区(下新川郡)
  ⇒横山、春日、八幡、藤原、古黒部、中島開
横山518 諏訪社 4/2土曜(隔年) 子供神輿 2002年、16年ぶりに復活
獅子舞
横山1717 西ノ宮
春日224 春日社
八幡23 八幡社
八幡693 西ノ宮
藤原243 神明社
古黒部897 神明宮
 ■泊地区(下新川郡)
  ⇒舟見、愛場、桑畑新、下若林、舟見野、野中、島迷、今江、二ツ屋、西中、林尻、古林、中沢
舟見240 熊野社
舟見380−1 羽黒社
舟見宮本1587 藤保内神社
舟見東堤449 小森水神社
※舟見の獅子舞は4/3日曜と10/3日曜に行われる。
野中204 天照神社
今江412 皇高社 10/連休 例祭
西中482 神明社
古林191 神明社
中沢86 神明社
※『富山県の獅子舞芸能と祭礼 −獅子の芸能と行事の現状−』(平成18年発行)によると、入善町の獅子舞は全部で23地区。内訳は春2地区、夏0地区、秋20地区、冬0地区、休止中2地区となっている。

 朝日町
 ■泊地区(下新川郡)
  ⇒泊町、沼保、荒川新、道下、横尾、大屋、東草野、平柳
泊1156 脇子八幡宮 4/2日曜&10/2土曜 獅子舞
沼保325 佐味神社 獅子舞休止中
道下326 天満社
横尾301 熊野社
横尾792−甲 神明宮
横尾966 脇子八幡宮 7/1 例祭 旧・県社
横尾1451 八幡社
大屋94 神明社
東草野488 東草野神社 4/2日曜&10/2土曜 獅子舞 西草野、東草野
平柳488 五社之社 10/2土曜 獅子舞
 
 ■大家庄地区(下新川郡)
  ⇒大家庄、三枚橋、金山、窪田、下山新、下林新、高橋、横水、野新、舟川新、不動堂、杉森、岡開新、日吉新
大家庄748 明日彦神社
三枚橋381 龍尾神社
金山499 日吉社合殿熊野社
窪田614 白山社
下山新88 少彦名社
高橋210 天満宮
横水264 神明社 獅子舞 不定期
野新71 諏訪社
舟川新1085 水神社
不動堂165 不動堂神社
 ■五箇庄地区(下新川郡)
  ⇒月山、月山新、二ツ、西草野、赤川、川仕新、前又新
月山522 八幡宮
赤川1526 五社明神社
 ■境地区(下新川郡)
  ⇒境、大平
境1−1
境神社 4/15&10/15頃の日曜 神輿
獅子舞 越後型獅子舞
地区の東西のはずれで神主と獅子舞による悪霊防御の「はな祓い」が行なわれたのち、神輿と獅子舞が地区内を回る。
大平99 十二社 6/12 獅子舞 不定期
大平464 富士社
 ■宮崎地区(下新川郡)
  ⇒宮崎、笹川
宮崎9−3 見崎社
宮崎1485 鹿嶋神社 5/3、4 神輿
獅子舞、稚児舞
村祓いの後、家毎に門付けで獅子舞と町指定無形民俗文化財の稚児舞が演じられる。
村祓いでは、獅子頭を先頭に神主、神輿の行列が地区の東西端で「悪魔祓い」の獅子舞と神主による祝詞の読み上げがある。稚児舞は、小学校2年〜4年生が稚児になり、男児が「槍おどり」、女児が「扇おどり」を舞う。
笹川1161  笹川諏訪神社 8/4土曜 子供神輿 抽選会、盆踊り
獅子舞 越後型獅子舞。4/2土曜も出る
 ■南保地区(下新川郡)
  ⇒南保、長野、石谷、蛭谷
南保1098−甲 松倉社
南保2073 古志神社
南保3452 熊野社
南保3994 八幡社
南保5168 高畠神社 獅子舞休止中 高畠の獅子舞
南保6395 八幡社
町南保の獅子舞=休止中。
桜町289 八幡社
長野513 神明社
石谷541 石谷神社
蛭谷525 蛭谷神社 獅子舞休止中
 ■山崎地区(下新川郡)
  ⇒山崎、棚山野新開所、山崎新、山王、殿、細野、中野
山崎3742 山崎神社
山崎新山口野726 神明社
殿町1455 殿邑神社
細野523 神明社
米吊り奉納=朝日町山崎(天祥院の境内及び村内)。7年に一度の10月に開催(最近は平成22年)。
天祥院の菩薩像の御開帳に行なわれる。3人1組が米俵や酒樽などの入った長持を吊る「吊り方衆」となり、露払いの道化役である「願念坊主」数人と公民館前を出発する。俵の上の「音頭取り」の米吊り唄に合わせ、「ドッコイ、ドッコイ」の掛声とともに3歩進んで2歩下がる独特の足運びで練り歩く。最後は寺の前の階段を一気に登り、吊り物を奉納する。
 ■野中地区(下新川郡)
  ⇒中、中沢、横道、藤塚、下野
横道字喜兵衛田86 神明社
藤塚天道94 神明社 10/16(3年毎) 獅子舞
藤塚興十郎田149 神明社
下野176 神明社
※『富山県の獅子舞芸能と祭礼 −獅子の芸能と行事の現状−』(平成18年発行)によると、朝日町の獅子舞は全部で14地区。内訳は春6地区、夏2地区、秋7地区、冬0地区、休止中4地区となっている。