2000 年度「計算機基礎論3B」 ファイルマネージャ

ファイルマネージャ

「ファイルマネージャ」は、 その名のとおりファイルの管理をするものです。 ls などのコマンドと同じことをマウスを使って視覚的に行なえるので、 うまく使い分けると便利です。

上半分のウィンドウには、 / からカレントディレクトリまでのつながりが表示されています。 フォルダの絵がディレクトリを表わしています。 「上へ」あがるには、 あがりたいディレクトリに対応するフォルダの絵をダブルクリックします。 下半分のウィンドウには、 カレントディレクトリのすぐ下のディレクトリおよびカレントディレクトリにあるファイルが表示されています。 カレントディレクトリのすぐ下にあるディレクトリに移動するには、 移動したいディレクトリに対応するフォルダの絵をダブルクリックします。 すみを折った紙の絵は普通のファイル、 封筒の絵はメールを収めたファイル、 「C」と書かれた紙の絵はC言語のソースファイル、 などなど、いろいろな絵があります。 これらのファイルに対応する絵(これらもアイコンというらしい)を ダブルクリックすると textedit が起動し、 そこにそのファイルが読み込まれた状態になります。

※ 起動するまでにちょっと時間がかかる場合がある。 あせって再度ダブルクリックするとエディタが二つ開いてしまうので注意。

ファイルについてのくわしい情報を見たければ、 「表示」の中をいじってみてください。

新しいファイルやディレクトリを作るには、 「ファイル」のなかの「ドキュメント作成」「フォルダ作成」です。 できたファイル・ディレクトリは「新規ドキュメント」 「新規フォルダ」という名前になりますので、 (必要なら)Del キーでその名前を消してから好きな名前をつけて使います。

ファイルをコピーするには、 コピーしたいファイル(に対応するアイコン)を左クリックします。 するとアイコンの回りにアミがかかります。 その状態でキーボード左の Copy キーを押します。 それからコピーしたい先のディレクトリに移って Paste キーです。 この方法だと、元と同じ名前でしかコピーできませんが、 必要ならコピーしてから後述の方法で名前を変更してください。 コピー元と同一ディレクトリに別の名前でコピーしたい場合も、 同じように操作すれば途中で何か言ってきますから適当に判断して答えてください。

ファイルを移動する場合はコピーのときとほぼ同じですが、 Copy キーの代わりに Cut キーを使います。 あるいは、 移動したいファイル(に対応するアイコン) にマウスカーソルがあたっている状態で左ボタンを押し、 押したままでマウスカーソルを動かして移動先のディレクトリに対応するアイコンにマウスカーソルが当たるようになったところで左ボタンを離す (このマウス操作を「ドラッグ」と呼ぶ)でも移動ができる場合があります。 ただし、移動先のディレクトリを表わすアイコンがファイルマネージャのどこかに表示されていないとこの方法は使えません。 Copy, Paste, Cut キーの代わりに「編集」 の中の「コピー」「ペースト」「カット」を使っても同じです。

ディレクトリの移動も同じようにできます。

ファイル・ディレクトリの削除は、 コピーのときのようにアミをかけてから「編集」のなかの「削除」です。 ディレクトリを削除する場合、 警告はされるものの、 その中のファイル・その下のディレクトリ等も一斉に削除されますので注意してください。

ファイル名・ディレクトリ名を変えるには、 そのファイル・ディレクトリに対応するアイコンの下にある名前のあたりを左クリックします。 すると名前が反転表示になりますので、 「←」、「→」、 Del や普通のキーで名前をつけかえて Return で決定です。


岩瀬順一 <iwase@kappa.s.kanazawa-u.ac.jp>