2002 年度「計算機基礎論3B」 2003-02-07

訂正

前回配ったプリントの訂正です。 間違いを発見してくださったかた、ありがとう。

レポートの例

「cat file名」とするとそのファイルの内容を画面に表示すること、
「コマンド名 > ファイル名」とするとそのコマンドの出力結果が
そのファイルの内容になることを習った。以下はその実験である。

IPE2050{iwase}31% cat x       <- ファイル x の内容を表示
abcdef
ABCDEF
IPE2050{iwase}32% cat x > y   <- それが y の内容になるはず
IPE2050{iwase}33% cat y       <- そのチェック
abcdef
ABCDEF
IPE2050{iwase}34%

x と同じ内容になったことが確かめられた。

これでは内容があまりに初歩的でレポートになりません。 もう少しむずかしいものを取り上げてください。 また、画面からのコピーは次の項に書いたようにすればできますが、 めんどうな人は次の例のようなレポートでも構いません。

「cat file | toupper | sort」と「cat file | sort | toupper」
の違いについて考えてみました。なお、実際にはこのままでは
うまく動かないので、「...」「...」としました。

前者は ... を ... するのに対し、後者は ... を ... するはず
です。

...
...
...

という内容を持つファイル ... について試したところ、前者の
出力は

...
...
...

で、後者の出力は

...
...
...

でした。このことからも、上のことは確かめられました。

端末での実験結果をメールに取り込む方法

gnome 端末からコピーする方法はまだわかりません。 上のように実験結果をレポートに取り込みたい人は、 Windows 上から TeraTerm を使うとよいでしょう。 gnome 端末と同じように使えますし、 画面からのコピーも可能です。 (ただし Ctrl+C ではコピーできないので注意。)

TeraTerm の起動法はこのページの最後の段落を見てください。 gedit は使えませんので、コピーしたものをファイルに貼りつけるには 「cat > ファイル名」を使います。 キーボードから打つ代わりにいまコピーしたものを貼りつければよいわけです。


岩瀬順一