2005 年度「情報処理演習A」 2005-05-16

§4.1 半角文字と全角文字

(4.1.1) コンピュータで扱う文字には、 ほぼ正方形の「全角文字」と、 それを縦に半分に割った形の「半角文字」とがある。 (いわゆる)日本語は前者のみ。 アルファベットや数字などには両方がある。 「半角 / 全角」キーを押して(いわゆる)日本語に切り換えない限り、 キーボードから打ち込む文字は半角文字である。 スペースにも全角と半角があるので注意。

(4.1.2) 半角カタカナは、対応できないソフトが多いので、使わないように。

§4.2 電子メール

(4.2.1) この実習では Active! mail を使ってメール送受信を行なう。 特に理由がなければ、ほかのメールソフトは使わないこと。 (一般にはいろいろなソフトを試すのはよいことであるが、 メールは例外で、 複数のメールソフトを使うと受信したメールがあちこちに分散して困った事態になる。)

(4.2.2) 諸君のメールアドレスは 「j17ar??@mailedu1.ipc.kanazawa-u.ac.jp」 (j17ar?? の部分は実際には各自のユーザ id) である。 また、mailedu1 の最後の文字は数字の一であることに注意。

(4.2.3) Internet Explorer を起動して最初に出てくるページの左上にある 「Web メール」をクリック。 少し下のほうにある https://email.kanazawa-u.ac.jp/ をクリックすると別にウィンドウが開く。 (「セキュリティの警告」が出るかもしれないが、 これは「このあとの画面ではパスワードなどを打っても大丈夫だ」 と言っているのである。ざっと読んでから OK を押す。) 「ユーザ ID」「パスワード」はログイン時のものを打ち込む。 「サーバ」のうちの mailedu1.ipc の前の白丸をクリックしてそこに黒い点を入れる。 もし間違えたら正しくクリックしなおせば OK だ。 「言語選択」は日本語のまま。 それからその下の「ログイン」をクリック。

(4.2.4) 上部に「メールホーム」「メール受信」「メール作成」 「スケジューラ」「オプション」と出ている画面になったはずだ。 この画面が、このソフトの最初のページ、「メールホーム」である。

(4.2.5) 終了するときは、右上の「ログアウト」をクリックする。 あとは、普通に Internet Explorer を終わればよい。

§4.3 最初に一度だけ行なう Active! mail の設定

(4.3.1) 最初に一度だけ、Active! mail の設定をする必要がある。 ログインしてから、 ページの上のほうに並んでいる「オプション」をクリック。 「プロフィール」をクリック。

記入が終わったら「OK」を押すが、 このボタンは押しても引っ込まない(=引っ込んだように見えない)ので注意。 これで、「標準プロフィール」というのが表にはいったであろう。 もしもあとで修正が必要になったら、 「オプション」「プロフィール」と進んでこの画面に至り、 「内容修正」の下の鉛筆マークをクリックすればよい。

(4.3.2) 「オプション」「表示と編集」をクリック。 「ウインドウ」内の「カラー」は好きなのを選べ。 「メール受信」内の「添付モード」の二つはチェックをつける (=行頭の白い四角をクリックし、中に「レ」印を入れる)。 間違ったところにチェックをつけてしまったら、 もう一度クリックすれば消える。 それから一番下の「OK」をクリック。

(4.3.3) 「住所録」をクリック。 ここで、自分と担当教員を登録しよう。 「住所録作成」をクリック。 「名前」に氏名、「eMAIL」にメールアドレスを半角文字で記入。 「ふりがな」も記入。 それから「OK」をクリック。 これで一つのアドレスが登録できた。 さらに登録するには、 「住所録作成」をクリックする。 担当教員のプロフィールは 「いわせじゅんいち」 「岩瀬順一」 「cf1379@mailedu1.ipc.kanazawa-u.ac.jp」 である。「様」や「先生」はつけないこと。

(4.3.4) また、 ここでは電話番号などの個人データも打ち込めるようになっているが、 メール送受信とは直接関係ないので、打ち込まないほうがいいと思う。

§4.4 電子メールの送受信

メール受信

(4.4.1) 「メール受信」をクリックする。 「件名」の部分がリンクになっているのでクリックすればメールが読める。 (件名が全角スペースだけからなる場合はクリックできないが、 そのときはその左の「△」をクリックすると別にウィンドウが開く。)

(4.4.2) 諸君にメールを送ってあるので、読んでみよ。

メールに関連する用語

(4.4.3)

メール作成

(4.4.4) 「メール作成」をクリックすると別ウィンドウが開く。 「宛先」「Cc」(および「Bcc」)にはそれぞれアドレスを書くのだが、 住所録に登録してあるアドレスはそれを利用するとよい。 簡単だし、 アドレスだけでなく名前もはいるのでわかりやすいからだ。 それには、そのうえの「住所録」をクリックし、 虫眼鏡のアイコンをクリックすると一覧が出るので 「宛先」「Cc」(「Bcc」)の四角に適宜チェックを入れればよい。 「件名」にはメールの内容を簡潔に表現する文字列を書く。 「土曜日の件」「Summer Concert」など。 「本文」に本文を書く。 一行の長さは半角文字で数えて 60 文字ぐらいになるよう、 Enter キーを押して改行すること。 (本文の書き方については、下のサンプルを参照。)

(4.4.5) 「署名」「添付ファイル」「重要度」はそのままでよい。 書き終えたら「送信」を押す。 (「取消」は廃棄する場合、 「下書き保存」はいまは送らず保存しておきたいとき。 後者については後述。)

(4.4.6) 押しても送信ボタンは引っ込まず、何も起こらないが、 少し待つと作成ウィンドウが消えるので送られたことがわかる。

(4.4.7) 自分に Cc を送ってあるなら、少し経ってから 「メール受信」をクリックすればそれがきているはずだ。

=== サンプル ==================================================
○○先生、

先生の授業で習ったとおり、なんたらかんたら。ああたらこうたら
したらああでこうで。

どこかおかしくしてしまったのでしょうか? 教えてください。

-- 
金沢大学△学部△学科1年
△△△△
===============================================================

メール返信

(4.4.8) 受け取ったメールに返信するには、 そのメールを画面に出しておいて返信のアイコン (件名などのすぐ上、左から三番目。 マウスカーソルを乗せて少し待つと字が出てくる) をクリックする。 「宛先」には元のメールの送信者がはいっているから、そのままでよい。 元のメールの本文が行頭に「>」をつけてすでに本文内におかれているから、 必要ならそれを利用して返事を書く。

=== サンプル ==================================================
金沢大学△学部△学科1年
△△△△君、

>先生の授業で習ったとおり、なんたらかんたら。ああたらこうたら
>したらああでこうで。

どこそこをこれこれしていませんか? とりあえずそこを確かめて
みてください。

-- 
○○○○
===============================================================

「受信箱」「送信箱」「ごみ箱」「下書き保存」

(4.4.9) 「メール受信」の画面では、 左上に「受信箱」と書いてあるであろう。 これは、いまは受信箱の中のメールを見ているんだよ、という意味である。 そのあたりをクリックして 「送信箱」「ごみ箱」「下書き保存」を選ぶとそれぞれの中が表示される。

(4.4.10)

これらの間でメールを移動するには、 移動させたいメール(複数も可)の件名の左の四角にチェックをつけ、 「移動先」を選んでからそのすぐ右の封筒のアイコンを押す。 (アイコンの上にマウスカーソルを乗せてしばらく待つと 「移動」の文字が出てくるはずである。)

(4.4.11) 「下書き保存」したメールの続きを書きたいなら、 “便せんの上に鉛筆”といった感じのアイコン (マウスカーソルを乗せて待つと「再編集」の文字が現れる) をクリックすると作成画面になる。

§4.5 練習と課題

(4.5.1) その1) 自分にメールを送れ。「件名」と本文は適当に。 それを受信せよ。それに返信せよ。その返信を受信せよ。 (ここがうまくゆかない場合、 どこか設定が間違っていることになる。)

(4.5.2) その2) 私(担当教員の岩瀬。アドレスなどは前述)に、 適当なホームページから一部分をコピーしてメールで送れ。 この実習のページでもよい。

これらが守られていない場合はやり直しとする。

(4.5.3) 私のメールアドレスは、メールがつくと自動的に 「受け取りました」という返信メールが出るようにしてある。 もしもそれがつかなかったら、どこかおかしいので、TA か私に相談すること。 また、この時間中は、 私は諸君からメールがついたらただちに上のポイントをざっとチェックして 「OK」「やり直し」のどちらかを書いたメールを返信する。 「やり直し」だった人は「OK」がもらえるまで出し直すこと。 (何度出し直しても、減点にはならない。)

(4.5.4) 授業終了後、来週までに私はもう一度メールをよくチェックする。 その結果、授業中に「OK」だった人も「やり直し」になる可能性がある。 (その場合は来週のこの時間に伝えますので、出し直してください。 減点にはなりません。)

§4.6 発展

(4.6.1) ファイルの内容をコピーしてメールで送る練習、 メールで受け取った内容をファイルにする練習をせよ。

§4.7 おまけ

(4.7.1) 「オプション」の中の「携帯転送」を設定しておくと、 実習用アドレスについたメールが携帯電話にも転送される。 ただし、 携帯のメールアドレスをほかのユーザに知られる可能性もあると思われる。

(4.7.2) ホーム(Z ドライブ)に .forward, .mailboxlist, Sent, Trash, Drafts, JunkMail などのファイルができるかもしれないが、 これは Active! mail が作ったファイルなので、 変更したり削除したりしないこと。 アイコンをダブルクリックすると 「ファイルを開くアプリケーションの選択」になる。 アルファベット順にいろいろなソフト名が表示されるので、 「Internet Explorer」を選択すればよいだろう。 こうすればおなじみの Internet Explorer で見ることができる。 間違って内容を変更してしまう心配がないので安心である。


岩瀬順一