2006 年度「情報処理基礎」 2006-06-02

この回に予定している内容は、 それ以前にも「オプション授業」として行なう予定です。

  1. 担当者の研究室は理学部数学管理棟3階の383号室です。
  2. 総合メディア基盤センター内は禁煙かつ飲食厳禁です。 ペットボトルなどをむき出しのまま持ち込むことも避けたほうがよいでしょう。
  3. この建物の回りに自動車や自転車を置いてはいけません。
  4. 手の爪は短く切っておいたほうがキーが打ちやすいでしょう。
  5. 上の階の第4実習室は自習に使えます。 「自習」とは、一切口をきかずに各自で黙々と実習すること、 と考えてください。 友だちとの相談などはロビーで。 一人で、誰にも相談せずにコンピュータが使えるようになった人だけ、 自習してください。
  6. この時間は、荷物は机の下などへ置いてください。通路は空けておいてください。

§1.1 ユーザ ID とパスワード

(1.1.1) 「ユーザ ID」と「パスワード」を組にしたものを「アカウント」と呼ぶ。

たとえて言うと別名
ユーザ ID公開口座番号のようなもの ID, 利用者 ID, ユーザ名、ログイン名、アカウント名
パスワード非公開暗証番号のようなもの  

(1.1.2) この授業の後半9回では総合メディア基盤センターのコンピュータのみを使う予定であるが、 その際に用いるのは (通称)「センター実習室のアカウント」である。 受領証と引き換えに渡す。パスワードはきちんと管理すること。 パスワードの管理が不徹底で他人に使われた場合はその責任を負わなければならない。

(1.1.3) センターの人はいわばマスターキーにあたるパスワードを、 私は実習用アカウントのパスワード一覧を持っているので、 必要な場合には諸君のアカウントにログインすることがある。

(1.1.4) もしも授業の際にパスワードを忘れた場合、申し出てくれれば実習ができるが、 出席点は少々減点されるであろう。

§1.2 マウス

左ボタン(主 / 人さし指)右ボタン(従 / 中指)
一度押して離す(左)クリック右クリック
すばやく続けて二度クリックダブルクリック(あまりやらない)

§1.3 「〜に打ち込む」「〜に入力する」

(1.3.1) 打ち込みたい場所に「マウスカーソル」を合わせてからクリックすると、 そこに「カーソル」が移る。 それからキーを打つ。 最後に「OK」をクリックしたり Enter キーを押したりする(ことが多い)。

(1.3.2) ※ キーを打ち間違えたら、 「←」キーや「→」キーでカーソルを動かし、 Backspace キーや Delete キーで修正する。

(1.3.3) ※ 右のほうの電卓みたいなキーの一群は、使わなくても操作はできる。

§1.4 電源の入れ方・切り方、ログイン・ログアウト

  1. 絶対に電源スイッチで電源を切ってはならない。
  2. 電源を切ったら数秒間は電源を入れてはならない。
  3. 実習室を去るときは原則として電源は切る。

(1.4.1) 下の表を見て、一人でできるようになるまで、十分に慣れておくこと。 (Linux は授業では使わないので、試さなくてもよい。)

(1.4.2) どうしても電源が切れなくなってしまったら、 センターの業務管理室に依頼すること。 (センターでは授業に関する質問は受け付けないことになっているので、 「電源を切ってください」とだけお願いすること。)

【電源オフ】 本体(机の下)の電源ランプがついていなければこの状態。 本体の電源スイッチを入れれば次へ進む。 (電源ランプはついているがディスプレイの画面が真っ黒のときは、 ディスプレイのスイッチがはいっているか確かめよ。 はいっている場合は省エネ状態と思われるので Shift キーを押してみよ。)
【Linux と Windows の選択画面】 キーボードの矢印キーでどちらかを選んで Enter キーを押す。 なにもしなければ自動的に Windows に進む。 (実習室によって違うかもしれないので注意。)

【Linux のログイン画面】

  1. 「ユーザ名」にユーザ ID を打ち込んで Enter キーを押し、
  2. 「Password」にパスワードを打ち込んで Enter キーを押す。 (パスワードは画面では「*」で表示される。)

(この状態から電源オフの状態にしたいときなどは「再起動」 または「停止」をクリックし、指示に従う。 下の枠内の説明を参考にせよ。 「停止」が「シャットダウン」にあたる。)

【Windows のログイン画面】 Ctrl キーと Alt キーを押したまま Delete キーを押す。

  • 「ユーザー名」にユーザ ID を、
  • 「パスワード」にパスワードを
打ち込み、Enter キーを押す。 (パスワードは画面では「*」で表示される。)

(この状態から電源オフの状態にしたいときなどは「シャットダウン」をクリック。 そのあとの操作法は下の枠内の説明を参考にせよ。)

【Linux の画面】 アイコンがいくつか出てきたらログイン完了。

ここでいろいろな仕事をさせる。

終わる前には自分で起動したアプリケーションをすべて終了させておくこと。

左下の赤い帽子のアイコンをクリックし、出てきた「ログアウト」をクリックする。 そして次の一つを(クリックして)選び、それから「OK」をクリックする。

  • 「ログアウト」... Linux のログイン画面に戻る。
  • 「シャットダウン」... 電源オフの状態に戻る。
  • 「コンピュータを再起動」... Linux と Windows の選択画面に至る。

【Windows の画面】 アイコンがたくさん出てきたらログイン完了。

ここでいろいろな仕事をさせる。

終わる前には自分で起動したアプリケーションをすべて終了させておくこと。

左下の「スタート」をクリックし、出てきた「シャットダウン」をクリックする。 すると「次の中から選んでください」が出てくるので紺色の帯状の部分かその右の 「▼」をクリックし、出てきた中から次の一つを(クリックして)選び、 「OK」をクリックする。

  • 「……のログオフ」... Windows のログイン画面に戻る。
  • 「シャットダウン」... 電源オフの状態に戻る。
  • 「再起動」... Linux と Windows の選択画面に至る。

§1.5 インターネットを見る

(1.5.1) 「ブラウザ」(=インターネットを見るソフト)の一つである Internet Explorer を使ってインターネットを見てみよう。 画面の左のほうの「Internet Explorer」 と書かれたアイコンをダブルクリックして起動する。 (同じ図柄の小さなアイコンが、画面左下の「スタート」のすぐ右にある。 これを[一度だけ]クリックしてもよい。)

(1.5.2) 自動的に最初のページがでてくる。 「実習室」「第1実習室」の順にクリックし、 前期金曜5限のところをクリックすればこの授業の(いわゆる)ホームページが見られる。

(1.5.3) 上のほうの「アドレス」の右の枠に見たいページの「URL」を打ち込めばそのページが見られる。 一般にはいま見ているページの URL がその枠にはいっているので、 それを修正して打ち込むことになる。 例えば「Yahoo! JAPAN」の URL は http://www.yahoo.co.jp/ である。試してみよ。

(1.5.4) 一般に、 下線のついた文字列はクリックできて別のページにつながっていることが多い。 その機能を「リンク」と言う。

(1.5.5) 左上の「戻る」ボタンをクリックすると、一つ前のページに戻れる。

(1.5.6) Internet Explorer を終わるには、右上の「×」をクリックする。 その左隣の四角(みたいなの)を押せば、 ウィンドウが最大化したり元に戻ったりする。 (ウィンドウの操作は後でくわしく学ぶ。)

(1.5.7) ※ Netscape に慣れている人は、そちらを使ってもよい。

(1.5.8) ※ ここの Windows の設定では、 Internet Explorer の「お気に入り」、 Netscape の「ブックマーク」 は登録しても次に使うときは消えているので意味がない。 URL を覚えておいて毎回打つか、 Google (http://www.google.com/) などの検索エンジンを利用するしかないだろう。

§1.6 タイピング練習

(1.6.1) 初めに、キーボードに慣れるため、タイピング練習を行なう。 もちろん、手元を見ないで打つ練習である。

(1.6.2) この練習プログラムを使うと、平均して5時間ぐらいでできるようになる。 ただし、 すぐに上達する人となかなか上達しない人との差がかなりあるようで、 早い人は2時間ぐらいで終わるのに対し、遅い人は20時間ぐらいかかるかも知れない。 しかし、必ずできるようになるものである。

(1.6.3) 実際の課題に取り組む際には課題の内容に頭を集中するのだから、 ほとんど無意識に手が動いて打てるまで練習しておく必要がある。

(1.6.4) 普通の人の目標は「1 打 0.2 秒」、すなわち「1 秒に 5 打」である。 ここまではほとんどの人が練習で達することができる。 これから使う練習プログラムの目標はこれよりずっとやさしくなっているが、 このプログラムで練習して最後の課まで合格した人がその後もパソコンを使い続ければ、 たいていこの「1 打 0.2 秒」よりも速くなれると思われる。

(1.6.5) やり方は以下の通り。

(1.6.6) ウィンドウ内に math{.......}1% のような文字列が現れたはずである。

(1.6.7) 文字が小さすぎると感じたら、 「Setup」「Font...」の順にクリックし、 「Size」の数値を大きくする。 (「Font」を変えると字体が変わる。)

(1.6.8) 「~iwase/tx」 (「~」は Shift キーを押しながら「々」のキー (Enter の左上にある)) と打ち、それから Enter を押すと練習プログラムが起動する。

(1.6.9) この練習プログラムの中ではマウスは使えない。 すべてキーで操作する。 操作のしかたは、常に画面右上に出るようになっている。 ページを進めたり終了したりするのに使うキーは Enter, Esc, ], [ の四つである。 Esc はキーボードの左上の隅に、 ][ は Enter のすぐ左隣にある。

(1.6.10) 練習プログラムを指示通りに終了すると、 メッセージが出たあと再び math{.......}2% のような文字列が出る。 ここで Ctrl キーを押しながらキー D を押すと Tera Term が終了し、そのウィンドウが閉じる。 (「D」という文字を打ち込むには Shift キーを押しながらキー D を押すが、 ここでは Shift キーを押す必要はない。また、この操作を Ctrl+D と略記するので、覚えておくこと。)

(1.6.11) ※ 以上は、 Windows 上からセンターの unix マシン math.ipc.kanazawa-u.ac.jp にログインして「~iwase/tx」を実行したことになる。 これは、この周辺だけで通用する、ローカルなやり方である。 (この注の意味はわからなくても構わない。)

(1.6.12) ※ センターの人に個々のソフトの使い方などを質問してはいけない。 この練習プログラムは担当者が個人的に入れたものなので、 特にその点に注意するように。 どうしても止められなくなったら、 「この Tera Term のウィンドウを消してください」 と頼むこと。 「本当に消してしまっていいんですね」などと確認されることがあるが、 このソフトは大丈夫なようにできているから大丈夫。 (一般にはよくない。)

(1.6.13) ※ このクラス以外の人も、 センター実習室のアカウントをもらっていれば同様に練習ができる。 そうでない場合、 同じ練習プログラムの(いわゆる)ホームページ版が http://www5a.biglobe.ne.jp/%7Eiwase47/tx4js/tx000.html にあるので、これを利用するのも一つの方法である。 これは世界中から利用できる。

§1.7 補

(1.7.1) 自習中に動作がおかしくなったら、 まずはそのソフトを終了し、もう一度起動してみる。 それでもだめなら、Windows をシャットダウンし、電源を入れ直す。 これでなおることが多い。

(1.7.2) 以下は、授業で習うより先に実習室のパソコンをもっといろいろ使いたい人のためのものである。 読まなくていいし、読んでわからなくても気にしなくてよい。


岩瀬順一