(2.1.1) ※ 多くの操作はマウスでもキーボードでもできる。 とりあえずはマウスのほうを覚えよう。
(2.1.2) Windows のソフト(アプリケーションとも呼ぶ) は「ウィンドウ」の中で実行される。
(2.1.3) ウィンドウの上辺の青い帯 --- 灰色に変わることもある --- を「タイトルバー」と呼ぶ。
(2.1.4) 「〜にマウスカーソルを合わせてマウスの左ボタンを押し、 押したままマウスを動かし、 しかるべき位置でボタンを離す(=押し続けるのをやめる)」ことを 「〜をドラッグする」と言う。 「〜をつかんで動かす」、あるいは「〜をつまんで動かす」 といった感じである。
(2.1.5) ウィンドウを移動するには、タイトルバーをドラッグする。
(2.1.6) [練習]タイピング練習のウィンドウを好きな位置に移動してみよ。 それからタイピング練習をいったん終了することでそのウィンドウを閉じよ。 それから先に進め。
(2.1.7) ブラウザで一画面に収まらないページを見たとき右端にでるのが 「スクロールバー」である。
(2.1.8) (これらをキーボードで行なうには、 矢印キー、PageUp キー、PageDown キーを用いる。 Home キー、End キーを押すと、ページの一番上、一番下へ飛べる。 また、マウスの二つのボタンの間についている灰色の玉を手前に、 あるいは向こうに動かすことでもスクロールが可能である。)
(2.1.9) [練習]Internet Explorer に適当なページを表示させ、これを試せ。 この実習のプリントのページでもできる。 マウスによる三つの操作は動きが異なるので、全て試すこと。
(2.1.10) ※ スクロールバーは下端に出ることもある。その場合は左右に移動する。
(2.1.11) 「最大化」については 1.5.6 で述べた。 最大化されていないウィンドウの大きさを変えるには、 四辺や四隅をドラッグする。
(2.1.12) ウィンドウの右上の「_」をクリックすると、 ウィンドウは「最小化」され、画面下部の「タスクバー」にはいる。 最小化を解除するには、タスクバーのほうをクリックする。
(2.1.13) (これらおよび 2.1.5 のウィンドウの移動をキーボードで行なう方法は、 Alt+Space を押し、出てきた選択肢を見て考えよ。 記号の読み方は 2.1.16, 2.1.18 を参照のこと。 「元のサイズに戻す」が最大化をやめることである。 「移動」「サイズ変更」は矢印キーで行ない、Enter で決定する。)
(2.1.14) [練習]Internet Explorer のウィンドウでこれらを試せ。 (タイピング練習のウィンドウは、 最小化は可能だが大きさは変えられないようになっている。)
(2.1.15) Internet Explorer は、 「ファイル」「新規作成」「ウィンドウ」の順にクリックすることで、 別のウィンドウを出すことができる。 複数のウィンドウで別々のページを見ることも可能である。
(2.1.16) ※ 画面上で 「ファイル(F)」「新規作成(N)」「ウィンドウ(W) Ctrl+N」 となっているのは、 「Alt を押したまま F, N, W の順にキーを押す」 あるいは 「Ctrl+N」でもこの操作が行なえる、の意味。
(2.1.17) 複数のウィンドウが開いているときでも、 「アクティブ」なのは高々一つであり、 そのウィンドウはタイトルバーが青いことでほかと区別される。 タイトルバーをクリックすればそのウィンドウがアクティブになり、手前にくる。 タイトルバーが全く見えていないときは、 タスクバー上のそのウィンドウに対応している部分をクリックすればよい。
(2.1.18) (Alt キーを押しながら Tab キーを押すと、 アクティブなウィンドウを次々と変えることができる。 この操作は Alt+Tab と略記する。)
(2.1.19) [練習]Internet Explorer の複数のウィンドウとタイピング練習のウィンドウで、 これを試せ。
(2.1.20) ※ 複数のボタンから選んでクリックするとき、 一つだけは影が濃いことがある。 「OK」がそれになっていることが多いが、 それをクリックすることは Enter を押すことで代用できる場合が多い。 「キャンセル」は Esc である。 また、 一つのウィンドウ内に複数の記入枠(など)がある場合、 Tab でそれらの間を移動できる。 Shift+Tab だと逆順に移動する。 「スタート」は左下の Ctrl と Alt の間のキーで代用できる。 ソフトの終了、シャットダウンは Alt+F4 である。 (F4 キーは Esc の右のほう。)
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ファイルには「名前」と“中身”がある。 |
(2.3.1) コンピュータで扱う文字には、 ほぼ正方形の「全角文字」と、 それを縦に半分に割った形の「半角文字」とがある。
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(2.3.2) 半角カタカナは、対応できないソフトが多いので、使わないように。
(2.3.3) 半角文字と全角文字をタイルのように並べてできる文書を収めたファイルを 「テキストファイル」という。 文字を大きくしたり小さくしたりすること、 フォント(=字体)を変えること、 「a²」のように文字の肩に別の文字を載せること、 などはできない。
(2.4.1) 「マイ コンピュータ」のアイコンをダブルクリック、 「'fs\home\...' の ... (Z:)」をダブルクリック。 ここ(「Z ドライブ」)が各自のファイルを置くところである。 普通は「マイ ドキュメント」に置くが、 センター実習室のパソコンでは違うので注意。 unix (linux) の用語を借用し、ここを「ホームディレクトリ」 あるいは「ホーム」と呼ぶことにしよう。
(2.4.2) そこにあるファイルとフォルダが、アイコンで表示されている。 フォルダみたいな絵の黄色いアイコンはフォルダである。
(2.4.3) フォルダのアイコンをダブルクリックするとその中のファイル ・フォルダが表示されるようになる。 正式な言い方ではないと思うが、これを 「そのフォルダに移った / 移動した」ということがある。 戻るには左上の「←戻る」をクリックする。 わからなくなったら Explorer をいったん終了すればよい。
(2.4.4) ファイルのアイコンをダブルクリックすればそのファイルが「開く」。 初心者のうちは、よくわからないファイルは開こうとしないこと。 クリックすればそのファイルが「選択」される (=アイコンとファイル名が青くなる)。 選択を取り消すには、 Explorer のウィンドウ内の何もないところをクリックする。
(2.4.5) テキストファイル (cf. 2.3.3) の名前は、 「.txt」という「拡張子」 (=名前のうち、最後のピリオド以降の部分) で終わっていなければならない。
(2.4.6)
操作 | やり方 |
---|---|
テキストファイルの新規作成 | 「ファイル」→「新規作成」→「テキスト文書」。それから改名する。 |
テキストファイルの中身を見る・編集する | ダブルクリックするとテキストエディタ「メモ帳」が起動する。 (「メモ帳」の使い方は後述。) |
ファイルの改名 | 選択しておいて「ファイル」→「名前の変更」。 (拡張子は必要でない限り変えないこと。) |
ファイルのコピー | 選択しておいて「編集」→「コピー」、 続いて「編集」→「貼り付け」。それから改名する。 |
ファイルの削除 | 選択しておいて「ファイル」→「削除」。 (復元できないので注意。) |
(2.4.7) フォルダの新規作成、改名、削除も上と同様。 ファイルを他のフォルダに移動するには、 選択しておいてから「編集」→「切り取り」、 移動先のフォルダに移ってから「編集」→「貼り付け」。
(2.4.8) ※ すでにあるフォルダやファイルは変更したり削除したりしないように。 tx.scr.txt と tx.usr.txt はタイピング練習の成果を収めたファイルである。 普通には変更したり削除したりできないように設定してあるが、 絶対にできないわけではないのでちょっと注意しながら開いてみよ。 (ただし、 タイピング練習をしているときは開いてもうまく表示されないようになっている。)
(2.5.1) 起動のしかたは上に述べた。起動後に使うキーは次の通り。
(2.5.2) カーソルの移動はマウスでクリックすることでも行なえる。
(2.5.3) 「ファイル」→「上書き保存」でファイルに書き込む。 書き込みたくなければ終了してしまえばよい。終了は右上の「×」。 保存するかどうか聞かれたら、よく考えてクリック。 (そこに出る第三の選択肢「キャンセル」は終了することをキャンセルする、の意味である。)
(2.5.4) 一つのファイルを複数の「メモ帳」で同時に開いて編集すると、 せっかく打ったものを失う可能性があるので危険である。 なぜか。考えてみよ。 いらないファイルで試してみるのもよいだろう。
とりあえず「メモ帳」を使ってみよう。 次を順番にやってみよ。
上の続きである。 次を順番にやってみよ。
(2.7.1) Windows では、 左上の「半角 / 全角」 キーを押すごとにアルファベット・数字の入力と(いわゆる) 日本語入力とが切り替わる。 画面右下のバーの中の「A」と「あ」が替わるのを確かめること。
(2.7.2) 日本語入力になっているときは、 ローマ字で打ち込むとまずひらがなで表示される。 それを必要なら漢字やカタカナに変換する。 「変換」はスペースバー。 次の読みを入力するか Enter を押すかすれば「確定」する。 「やまだたろう」を変換しようとすると「やまだ」と「たろう」 に分かれて変換されるが、 こういうときは「←」や「→」を使う。 切れ目がおかしいときは Shift キーを押しながら「←」や「→」を押す。
(2.7.3) ※ 2.7.1 の「A」や「あ」をクリックし、 出てくる候補からたとえば「全角カタカナ」をクリックして選ぶと、 以後の入力は全角カタカナになる。戻すには「ひらがな」をクリックする。
(2.7.4) ※ その右に二段に書かれている「CAPS」「KANA」は、 それぞれ、一度クリックすると様子が変わり、もう一度クリックすると元に戻る。 「CAPS」はアルファベットの大文字と小文字を入れかえる。 「KANA」はキーボードに刻印されたかなに対応する半角カタカナを入力する。 どちらもあまり使わない。 特に後者は 2.3.2 に述べた理由から、ほとんど使われなくなったと言ってよい。
(2.7.5) 【お願い】 ここまでで、「次週予告」に書いた 「最初に一度だけ行なう Active! mail の設定」ができるはずである。 来週のこの時間にやってもよいのだが、 全員が一斉に行なうと動きがきわめて遅くなるので、 できそうだと思う人は先にやってほしい。
(2.8.1) 自分の氏名のみからなる一行だけを内容とする、 namae.txt という名前のファイルを作れ。 氏名は大学に届けてある通りの文字で書くように。 姓と名との間は 「空けない」「半角スペース一つ」「全角スペース一つ」 のどれでもよい。 姓の前、名のあとにはスペースは置かない。 また、このファイルはずっと残しておくこと。
(2.8.2) ※ 珍しい漢字はコンピュータでは使えないことがある。 そのときは適当な文字で代用するのだが、判断に困ったら相談すること。
以下も「メモ帳」の中で行なう。 順番にやってみよ。 保存はしてもしなくてもよい。
1234 1234 5678 5678上の二つの状態の間を行き来する練習をせよ。 空行をいれる練習、空行を取り除く練習をしたことになる。
(2.10.1) テキストの一部(または全部)を「範囲指定」するには、 範囲の始点にマウスカーソルを合わせてマウスの左ボタンを押し、 押したままマウスカーソルを範囲の終点まで移動して離す (=ボタンを押し続けるのをやめる)。 範囲指定された部分は青地に白字となる。
(2.10.2) テキストの一部(または全部)を「コピー」するには、 範囲指定しておいて「編集」→「コピー」、 続いてコピー先にカーソルを移してから 「編集」→「貼り付け」。 (前半の操作では画面は何も変わらないので注意。 また、後半の操作をくり返せばいくつもコピーできる。)
(2.10.3) テキストの一部(または全部)を別の場所に「移動」するには、 範囲指定しておいて「編集」→「切り取り」、 続いて移動先にカーソルを移してから 「編集」→「貼り付け」。
(2.10.4) これらは、一つの「メモ帳」の画面の中でもできるし、 複数の「メモ帳」の間でもできる。 Internet Explorer から「メモ帳」へは、 コピーはできるが移動はできない。
(2.10.5) キーボードだけで範囲指定をするには Shift キーを押したまま矢印キーでカーソルを動かす。 ただし、Internet Explorer の中ではできない(と思う)。 切り取り、コピー、貼り付けは順に Ctrl+X, Ctrl+C, Ctrl+V である。
以下はそれぞれ独立した練習問題である。
abcdef___ ghij行末にはスペースはいれないのが普通なので、これは(一般には)かっこ悪い。 スペースがついていることは、 カーソルを動かすか、その行を含む範囲を範囲指定するかしてみればわかる。 このことを試せ。 また、行末のスペースを削除する練習をせよ。
と思います。 |のようになるのが(一般には)望ましく、
と思います。 |や
と思います。|はあまり望ましくない。 これらの状態を作り、また、望ましい状態に直す練習をせよ。