2006 年度「情報処理基礎」 2006-06-23

今回は Windows の「Microsoft Word」(略して「Word」) を使ってワープロの練習をします。 諸君のアカウントで印刷できるのは 50 枚までです。 あまり使いすぎないように。 なお、早く終わってしまった人のためのおまけが、 ホームページにあります。

§4.1 Microsoft Word の使い方

(4.1.1) Explorer で Z ドライブを見る(cf. §2.4)。 「ファイル」→「新規作成」→「Microsoft Word 文書」とすると 「新規 Microsoft Word 文書.doc」という名前のファイルができる。 それを改名(cf. 2.4.6)する。 ただし「.doc」は変えてはいけない。 ここで Word 文書のアイコンの形を(だいたい)覚えること。

(4.1.2) .doc ファイルのアイコンをダブルクリックすると Microsoft Word が起動する。 表示の大きさを変えたければ「表示」「ズーム」か、 「100%」の右の「▼」をクリックしてから選択。

(4.1.3) 「上書き保存」や「終了」は「メモ帳」と同じである(cf. 2.5.3)。

(4.1.4) 「切り取り」「コピー」「貼り付け」も同様(cf. §2.10)。 既習の他のソフトとの間でもほぼ可能。

(4.1.5) Word は、 一行が画面の横幅より長くなると自動的に“折りたたむ”。 また、Enter キーで改行すると特別なマークを表示する。 このあたりは「メモ帳」と違う。

(4.1.6) フォントを変えるには、

ただし、これらの中には範囲指定(cf. 2.10.1) がなされているかどうかで効果の異なるものがある。 「書式」「フォント」とするとさらに細かく設定できるようだ。

(4.1.7) 上部の、フォント変更に関連するボタンの右に、 横棒が数本書かれたボタンが二つある。 マウスカーソルをあててしばらく待つと 「両端揃え」「中央揃え」という文字が出る。 前者が普通の段落の書き方。 後者は行を中央でそろえる書き方である。 上のフォント変更を参考にして試してみること。 より細かく設定したければ「書式」「段落」「インデントと行間隔」。

(4.1.8) さらにその二つ右が「箇条書き」である。 上の二つを参考にして試してみること。 より細かく設定したければ「書式」「箇条書きと段落番号」。

(4.1.9) 「ファイル」「印刷プレビュー」で、印刷前にだいたいの感じがつかめる。 全体で何ページになるかもわかるので、印刷前には必ずこれをすること。 左上の「50%」は拡大率。 変えたければその右の「▼」をクリックしてから選択する。 右上の「×」で元の画面に戻る。

(4.1.10) 実際に印刷するには「ファイル」→「印刷」。 設定画面が出てくるが(とりあえずは)「OK」を押す。 いままで何枚印刷したかを教えてくれる画面になるので、 見たら「OK」を押す。

§4.2 Windows 全般について、もう少し覚えよう

(4.2.1) 「編集」「元に戻す」 (キーボードなら Ctrl+Z) で直前の操作を取り消せることがある。

(4.2.2) 「編集」「すべて選択」 (キーボードなら Ctrl+A) で文書全体を範囲指定(cf. 2.10.1)。

(4.2.3) Explorer(cf. §2.4)の中でファイルを 「選択」するとファイルのサイズが表示される。 「KB」は 1000 バイトまたは 1024 バイトのことである。

§4.3 メモ帳で .txt 以外のファイルを見たり編集したりする方法

(4.3.1) なんとかしてメモ帳を起動し、 見たいファイルのアイコンをドラッグ(cf. 2.1.4) してメモ帳のウィンドウの中にもってくる。 (すなわち、ウィンドウの中までひきずってきてそこでボタンを離す。 この操作を「ドラッグ & ドロップ」という。)

(4.3.2) メモ帳のウィンドウが隠れているときは、 画面下部のタスクバー(cf. 2.1.12)の、 メモ帳に対応する部分の上までアイコンをひっぱってきて、 ボタンを押したまましばらく待つ。

§4.4 試してみよう

(4.4.1) .doc ファイルを「メモ帳」で見たらどう見えるか。 (見たら、上書き保存せずに終了すること。)

(4.4.2) .doc ファイルにある程度の量の文章を書いてから、 そのすべての文章をコピーした .txt ファイルを作ってみよ。 逆も試してみよ。 また、それらのファイルのサイズを比べてみよ。

§4.5 課題3

(4.5.1) Word で「何か」を作れ。 文章の内容は、どこかから写すのではなく、自分で考えて書くこと。 架空の案内状、架空のチラシ、架空の掲示物など、何でもよい。


岩瀬順一