2006 年度「情報処理基礎」 2006-07-21

§8.1 口上

(8.1.1) 今回は、 Microsoft PowerPoint を使って(いわゆる)プレゼンテーションの作成をします。 これまた私自身よくわかっていないソフトなので、 各自でいろいろ試して“遊んで”ください。

§8.2 PowerPoint

(8.2.1) Microsoft PowerPoint は、人前で発表をするときに使う 「プレゼンテーション」を作るソフトである。 プレゼンテーションは「スライド」の集まりでできている。

(8.2.2) Explorer で Z ドライブを見る(cf. §2.4)。 「ファイル」「新規作成」「Microsoft PowerPoint プレゼンテーション」 とすると 「新規Microsoft PowerPoint プレゼンテーション.ppt」 という名前のファイルができる。 それを改名(cf. 2.4.6)する。 ただし「.ppt」は変えてはいけない。 ここでこのアイコンの形を(だいたい)覚えること。

(8.2.3) それから、そのアイコンをダブルクリックすると Microsoft PowerPoint が起動する。

(8.2.4) ※ このソフトはサブメニューの内容が多いため、 必ずしも全てのサブメニューを表示しない。 例えば「編集」をクリックしたが探しているサブメニューが表示されていないというときは、 一番下の「»」が下を向いたようなところをクリックすると現れる(かもしれない)。

(8.2.5) 「上書き保存」や「終了」は「メモ帳」と同じである(cf. 2.5.3)。

(8.2.6) 「編集」「元に戻す」 (キーボードなら Ctrl+Z) で直前の操作が取り消せるかも。 (cf. 4.2.1)

(8.2.7) 「クリックして最初のスライドを追加」とあるのでそれに従う。 二枚め以降のスライドは「挿入」「新しいスライド」として挿入する。 削除するには、左のスライド一覧の中からクリックして選択し、Delete キー。 スライドの順序はドラッグ & ドロップ(cf. 4.3.1)で変えられる。

(8.2.8) スライドの「レイアウト」は右側に出ていてそこから選ぶ。 レイアウトが画面に出ていなかったら右上の「デザイン」をクリックし、 そのすぐ下の行の右のほうにある「▼」をクリックするとほかに 「デザイン テンプレート」「配色」 「画面切り替え」などいろいろ出てくる。 左クリックするとすべてのスライドがそれになってしまうようなら、 (上に書いたようにして取り消してから) 右クリックして「選択したスライドに適用」。 テンプレートは、一番下の「参照」をクリックするとまだ出てくるようだ。 「配色の適用」の下には「「配色の編集...」があるが、 これにハマりだすときりがない(かも)。

(8.2.9) 「クリックしてテキストを入力」 などと出ているところをクリックするとそこに文字が書き込める。 文字のフォントや大きさ、 左揃え・中央揃えなどは Word のとき(cf. 4.1.6)と同じように変えられる。

(8.2.10) 画面下の「オートシェイプ」をクリックし、 サブメニューをたどってゆくと、いろいろな図形が簡単に書ける。 その右に並んでいるアイコンについて、左から順に説明する。 マウスカーソルを上にのせて少し待つとごく簡単な説明が出るので、 それも利用すること。

いろいろなものを回転させたり、裏返しにしたりすることもできる!  (クリックして回りの点を出し、それらを動かせばよい。)

(8.2.11) Word(§4)や Excel(§5)のファイルを挿入したいときは (しかるべきレイアウトを指定し、挿入したい位置をクリックしたのち) 「挿入」「オブジェクト」とし、 「ファイルから」をクリックし、「参照」を押す。 それから「ファイル名」に「z:」と打って「OK」を押すと 自分のファイル一覧が出るから、 挿入したいファイルをダブルクリック。 それから「OK」を押す。 挿入したあとで位置や大きさを変えられる。

(8.2.12) ほかに、「ペイントブラシの絵」(.bmp ファイル) などの画像ファイルも入れられる。 (.bmp ファイルは Explorer で「新規作成」「ビットマップ イメージ」とすれば作成できる。 適当な名前に改名してからそのアイコンをダブルクリックすれば 「ペイント」というソフトが起動する。 ペイントの使い方は自分で試しながら考えてみてほしい。)

(8.2.13) 「アニメーション」の一例は次の通り。 まず矢印を書く。それを選択して(=クリックして)おいてから 「スライドショー」「アニメーションの設定」。 右のほうに「アニメーションの設定」が出るので 「効果の追加」を押す。あとは自分で考えてほしい。 右の下の「再生」を押すとアニメーションを見ることができる。 矢印以外のオブジェクトでも同じようにできる。

(8.2.14) スライドを全部通して見るには 「スライドショー」「実行」。 マウスをクリックするごとに次へ進む。 (右クリックするとメニューが出て、戻ることも可能。)

§8.3 課題7

(8.3.1) Microsoft PowerPoint で、何かを作れ。 例えば、「『情報処理基礎』でこんなことを習いました」 とまとめたものでもよい。

(8.3.2) ※ ここのシステムでは、.ppt ファイルは作成者したアカウント以外からは見えない。 友だちにも見てほしいファイルに対しては、次の操作をする。 Explorer の中でファイルを選択しておき、 「ファイル」「プロパティ」「セキュリティ」。 「名前」の中から「Everyone」を選び、 「アクセス許可」の中の、「許可」の列の 「読み取り」に「レ」印をつけ、それから「OK」。 (友だちのファイルを見るには、 Explorer の「アドレス」の欄に 「\\fs\home\sgr7433」と打ち込み、 あとはアイコンをクリック。 ただし、メールのように個人的なファイルの中身は見えないはず。)


岩瀬順一