2016 年度「計算数学」 2016-10-07

§1.1 はじめに

(1.1.1) 金沢大学理工学域数物科学類数学コースの学生を主たる対象とする。 内容は,C言語によるプログラミングの初歩である。 大学初年級までの数学の知識を仮定する。

(1.1.2) この建物(金沢大学総合メディア基盤センター)は禁煙・飲食禁止である。

(1.1.3) この授業では「説明」は行わない。 各自でプリントを読んで「実習」を行なえ。 諸君の間で自由に相談などをしてよい。歩き回ってもよい。 私は諸君の間を回って質問を受けるので, 通路は空けておけ。 また,なるべく通路側の席に座るように。

(1.1.4) 単位の認定は,出席と課題の提出状況で行なう。 課題は,出しただけではだめで,「OK」と認められなければならない。 決してむずかしくはない。

(1.1.5) プリントと全く同じものが, 学内からだけ見える(いわゆる)ホームページとしておいてある。 (URL は (1.6.2) を見よ。授業期間終了後はインターネットで公開する予定である。)

(1.1.6) 教科書は用いないが, カーニハン/リッチー著・石田晴久訳「プログラミング言語C第2版」 (共立出版)が参考書である。 授業中でなく,あとで読むのでも参考になる。

(1.1.7) 担当教員の研究室は自然科学5号館(旧:理学部)数学管理棟 383 号室。 氏名の「瀬」の字は実は正字なので一番右は「頁」ではなく 「刀」の下に「貝」だが,この授業では「瀬」。

§1.2 アカウントについて

(1.2.1) センターのアカウントには, 「コンテンツ ID」と「ネットワーク ID」の二種類がある。 この授業では前者を配布し,それを「この授業のアカウント」と呼ぶ。 必ずこのアカウントを使うこと。

(1.2.2) 数物科学類2年生は, 「アカウント受領証」の z16eb0 の右に, 学籍番号の末尾二けたを記入せよ。 それがユーザ名になる。 それ以外の人は,そこは空けておけ。

(1.2.3) パスワードは,ほかの人に知られないように保管せよ。 貸し借りなどは厳禁である。 また,授業の際には忘れるな。

(1.2.4) アカウント名は公開だが, 必要がなければやたらに教えるな。 (末尾の数字だけを変えて SPAM が送られてくるおそれがある。)

(1.2.5) アカウントには 50 枚分の印刷ポイントがついている。 それを越えて印刷したい場合は,アカンサス印刷システムを利用せよ。 (有料,個人負担。)

(1.2.6) アカウントの有効期限は来年の三月 30 日までである。

§1.3 電源の入れ方・切り方,ログイン・ログアウト

(1.3.1) ログイン・ログアウトなどの基本的な操作については以下の表を参照のこと。 この授業では Linux を用いる。 Linux は,unix とほぼ同じだと思って使うことが可能な OS である。 この授業で使うのは,Linux のうちの Ubuntu と呼ばれるものである。

(1.3.2) 次の注意を守れ。

  1. 絶対に電源スイッチで電源を切ってはならない。
  2. 電源を切ったら数秒間は電源を入れてはならない。
  3. 部屋を去るときは原則として電源は切る。

【電源オフ】 本体(机の下)の電源ランプがついていなければこの状態。 本体の電源スイッチを入れれば次へ進む。 (電源ランプはついているがディスプレイの画面が真っ黒のときは, ディスプレイのスイッチ(画面下,一番右)がはいっているか確かめよ。 はいっている場合は省エネ状態と思われるのでマウスを動かしてみよ。)

【OS選択メニュー】 少し待つと, Press F8 to view menu. と出るので F8 キーを押し, Windows と Linux のうち,使いたいほうを矢印キーで選び,Enter キーを押す。 (なにもしなければ自動的に Windows に進むようだ。)

【Windows のログイン画面】

  • 「ユーザー名」にユーザID を,
  • 「パスワード」にパスワードを

打ち込み,「OK」をクリックする。 (パスワードは画面では「」で表示される。)

間違えたときは画面の指示に従ってやり直し。

【Linux (Ubuntu) のログイン画面】

  1. 「ユーザー名」にユーザ ID を打ち込んで Enter キーを押し,
  2. 「パスワード」にパスワードを打ち込んで Enter キーを押す。 (パスワードは画面では「*」で表示される。)

間違えたときはユーザ ID からやり直し。

【Windows の画面】 アイコンがたくさん出て,マウスカーソル近くの回る輪の絵が消えたらログイン完了。

【Linux (Ubuntu) の画面】 少し待つとログイン完了。

ここでいろいろな仕事をさせる。

終わる前には自分で起動したアプリケーションをすべて終了させておくこと。

【Windows の終了】 一番左下のボタンにマウスカーソルをあわせると「スタート」と出る。 そのボタンをクリックし, 出てきた「シャットダウン」をクリックするとシャットダウン。 (代わりに,「シャットダウン」の右の三角形をクリックすると, 「ログオフ」,「再起動」などが選べる。)

【Linux (Ubuntu) の終了】 画面右上端の歯車のような形のアイコンをクリックし, 次のうちの一つをクリックし, あとは画面上の指示に従う。

  • 「ログアウト」... Linux のログイン画面に戻る。
  • 「シャットダウン」... 電源オフの状態に戻る。 (この先で「再起動」も選べる。)

§1.4 Ubuntu の基本的操作

(1.4.1) 画面の左の端にある縦に細長い帯は「ランチャー」, 画面の上の端にある横に細長い帯は「トップパネル」という。

(1.4.2) ウィンドウ操作はほとんどすべて Windows と同じなので説明は省略する。 (最小化,最大化などのためのボタンは,Windows とは異なり, ウィンドウの左上にある。また,最大化すると最小化などのボタンは消えるが, トップパネルにマウスカーソルをあわせると現れる。)

(1.4.3) 【注意!】 ウィンドウ内で動いているアプリケーションのコマンドは, Windows のようにそのウィンドウの枠にではなく, トップパネルにマウスカーソルをあわせると現れる。

(1.4.4) (いわゆる)日本語入力の On/Off は Windows と同じく, 「半角/全角 漢字」である。

(1.4.5) テキストの範囲指定と移動・コピーは, Windows の場合と同様である。

§1.5 ファイル管理ソフト Nautilus

(1.5.1) ランチャーの上のほうにある,家のような形が書かれたフォルダのアイコン --- マウスカーソルをあわせると「ホームフォルダー」と出る --- をクリックして起動。 自分のファイル一覧が見える。

(1.5.2) ほかの人のファイルでも,許可のあるものは見ることができる。 Nautilus のウィンドウ内の「ホーム」 の左に出ている小さな三角形をクリック。 次に z16eb と書かれているところをクリック。 全員のホームが,フォルダとして並んでいる。

§1.6 ブラウザ Firefox

(1.6.1) (いわゆる)ホームページを見るためのブラウザの起動はランチャー (cf. 1.4.1) にある 「Firefox ウェブ・ブラウザ」アイコンをクリック。

(1.6.2) 【必須の作業】 この授業の(いわゆる)ホームページをブックマークに追加しよう。(1.5.2) で述べたようにして,全員のホームが並んだ画面を出す。 一番最後の z16ebt01 をダブルクリックすると担当教員のファイルが見える。 その中の 0.html をダブルクリックすると Firefox が起動する。 その画面の中の『「2016 年度「計算数学」』をクリック。 出てきたページをブックマークせよ。 URL は http://wwwedu.ipe.kanazawa-u.ac.jp/~z16ebt01/ である。

(1.6.3) 【必須の作業】 また 0.html に戻り, 「KAINS Webmail」をクリック。 https://webmail.kains.kanazawa-u.ac.jp/ はセンターの KAINS Webmail のページである。 このページも同様にブックマークせよ。

(1.6.4) Firefox のフォントを次のように変えておくほうが見やすいようである。 Firefox がアクティブな状態で, トップパネル (cf. 1.4.1) にマウスカーソルをあわせると現れる「編集」をクリック, 「設定」「コンテンツ」を順にクリック。 「フォントと配色」の「詳細設定」をクリック。 「プロポーショナル」を「ゴシック体(Sans-serif)」から「明朝体(Serif)」に変え、 「OK」をクリック。

§1.7 端末(ターミナル (terminal))

(1.7.1) 【必須の作業】 ランチャー (cf. 1.4.1) の一番上の,Ubuntu ボタン --- マウスカーソルをあわせると「Dash ホーム」と出る --- をクリック。 「検索」窓に「terminal」と打とうとすると, 途中で「端末」のアイコン --- 黒地で,中に「>_ 」と書かれている --- が出る。 それをクリック。 「端末」と書かれたウィンドウが出るが, ランチャーにも, マウスカーソルをあわせると「端末」と出るアイコンが現れたはずだ。 それを右クリックし,「ランチャーに常に表示」をクリック。 これで, 次からはランチャーに「端末」のアイコンが出るので, それをクリックすれば端末を起動できる。

(1.7.2) 中に [z16eb0??@pc1fc0??: ~$ (「?」は実際には数字)のような「プロンプト」が出ている。 z16eb0?? は自分のユーザ ID, pc1fc0?? はマシン名である。

(1.7.3) ここに unix (Linux) への命令を打ち込み,仕事をさせる。 一つの仕事が終わるとまたプロンプトが出る。 以後,何も断らずに「〜とする」「〜を実行する」とあったら, ターミナルの中で,プロンプトのあとに打ち込むことを意味する。

(1.7.4) 例:「date」「cal」をそれぞれ試せ。 打ったあと Enter キーを押すことに注意。

(1.7.5) 終了するため左上の×を押す際は, プロンプトが出ている状態であることが望ましい。

§1.8 テキストエディタ gedit

(1.8.1) この授業では,gedit という名のテキストエディタを使う。

(1.8.2) ホームの中に,適当な名前のファイルを作り, そのアイコンをダブルクリックすれば gedit が起動し,そのファイルの編集ができる。 操作法は Windows の「メモ帳 (notepad)」とほぼ同じ。

(1.8.3)【必須の作業】 一度だけ,次の作業が必要である。 gedit がアクティブである状態で, トップパネル (cf. 1.4.1) にマウスカーソルをあわせると現れる「編集」 をクリック,「設定」をクリック。 「行番号を表示する」にチェック。 「エディター」をクリック。 「タブの幅」を 8 から 4 に変更。 次に「フォントと色」。 「システムの固定幅フォント(Ubuntsu Mono 13)を使う」の左にあるチェックをはずす。

(1.8.4)【練習】 Nautilus (§1.5) と gedit の練習をせよ。

§1.9 KAINS Webmail で電子メール

(1.9.1) KAINS Webmail はブラウザの中でメール送受信を行なうので, Linux でも使える。(1.6.3) でブックマークしたはずである。

(1.9.2) よく理屈を理解している人を除いては, 一つのアカウント宛てのメールの読み書きは一つのメールソフトで行なえ。 そうでないと,いろいろなところに受信メールが分散してしまう。

(1.9.3) この授業のアカウントに付随したメールアドレスは z16eb0??@mailedu.ipe.kanazawa-u.ac.jp である。この授業のレポート提出には必ずこのアドレスを用いよ。 (実際には「?」は数字。)

(1.9.4) 【始め方】 「ユーザー名」には z16eb0??@mailedu.ipe.kanazawa-u.ac.jp を,「パスワード」にはパスワードを入力。 その後「ログイン」を押す。

右上に「電子メール」「アドレス帳」「設定」 および「ログアウト」が出ている画面になる。 左上の「KAINS Webmail」の下に出ているアイコンを, ここでは「Webmail のアイコン」と呼ぼう。 (「設定」画面ではアイコンは現れない。) Webmail を使っている間は,ブラウザの“戻る”ボタン, “再読み込み”ボタンを押さないこと。

(1.9.5) 【最初に一度だけ行なう設定】 「設定」をクリック,左の「設定項目」の中の「ユーザーインターフェイス」をクリック, 「インターフェイスのスキン」の中の「Larry」の左の白丸の中をクリックして黒い点を入れる。 (すでに黒い点がはいっていればそのままでよい。) その下の「保存」をクリック。

(1.9.6) 【最初に一度だけ行なう設定】 「設定」をクリック。左上の「設定」の下の「識別情報」をクリック。 「識別情報」と書かれた枠の中に <z16eb0??@mailedu.ipe.kanazawa-u.ac.jp> と出ている。 それをダブルクリック。 右側に「識別情報を編集」が出る。 「表示名」には,自分の氏名を,(できるだけ)大学に届けてあるとおりの文字で打ち込む。 この名前が,メールを受け取った相手に見えるのである。 「保存」をクリック。 これで「識別情報」の下が次のように変わる。

  田中美佐子 <z16eb099@mailedu.ipe.kanazawa-u.ac.jp>

氏名にかな漢字変換で出にくい文字がある人は, アカンサスポータル からコピーしてもよい。 氏と名の間は「空けない」「半角スペース一つだけ空ける」 「全角スペース一つだけ空ける」のどれでもよい。

(1.9.7) 【アドレス帳への登録】 「アドレス帳」をクリック。 「連絡先」の下の「+」をクリック。 右に入力枠が現れる。 「名」「姓」とあるが, その通りに入力すると「美佐子 田中」になってしまう。 「名」は空白のままにし,「姓」に「田中美佐子」のように記入する。 下の方の「電子メール」にメールアドレスを入力し,「保存」をクリック。

自分と,担当教員のアドレスを登録せよ。 (担当教員の名前は「岩瀬順一」, メールアドレスは 「z16ebt01@mailedu.ipe.kanazawa-u.ac.jp」である。 画面からコピーすれば簡単だし,間違う心配がない。 「様」や「先生」は不要。)

(1.9.8) 【メールを読む】 右上の「電子メール」をクリックするとメール一覧が出る。 メールをクリックすればそのメールが下に表示される。 ダブルクリックするとメール一覧は消え,そのメールが広い画面に表示される。 そこから戻るには,ブラウザの「戻る」ではなく Webmail の「戻る」アイコンをクリック。 メール一覧を更新するには,ブラウザの「更新」ではなく Webmail の「再読込み」アイコンをクリックする。

(1.9.9) 【メールを送る】 右上の「電子メール」をクリックし, Webmail の「新規作成」アイコンをクリックする。 新しいタブが開き,作成画面となる。 「宛先」の右の枠をクリック。 左の「連絡先」の下の「個人の住所」をクリックすると, アドレス帳に登録した個人名が現れる。 名前をダブルクリックすればそれが宛先にはいる。 「Cc」に入れるには,名前をシングルクリックし, 下の「Cc+」アイコンをクリックする。 自分には Cc を送る習慣をつけるとよいだろう。 「件名」を記入。 本文を書き終えたら,Webmail の「送信」アイコンをクリックする。

(1.9.10) 【メールに返信する】 メール本文が表示された状態で Webmail の「返信」アイコンをクリック。 あとは新規作成と同じである。

(1.9.11) 【終わり方】 右上の「ログアウト」をクリックする。

(1.9.12) 【練習】 設定を済ませたのち, 自分のアドレス((1.9.3) で述べたもの)にメールを送ってみよ。 その際,あて先は必ずアドレス帳を使って記入せよ。 それを受信し,それに返信してみよ。それを受信してみよ。

§1.10 課題0

(1.10.1) 担当教員にメールを送れ。

本当の課題ではないので点数にはならない。 メール設定を正しく行なったかどうかの確認である。 一週間以内に,受け取ったメールには返信を, メールを送らなかったと思われる人には催促のメールを, 送る予定である。 設定が間違っているとの返信を受け取った場合には, 次回のこの授業の時間内に直せばよい。


岩瀬順一