1998 年度「計算機基礎論3B」 1998-10-09

履修条件

履修は金沢大学理学部数学科の学生に限ります。 すでに単位をとったかたの再履習も認めます。 ただし単位はでませんし、未履修の人が優先です。

内容

計算機初心者向きの実習です。 タイピング練習、インターネット、電子メール、C言語による簡単なプログラミングなど。

単位の認定

出席をとります。単位は「出席」と「課題の提出」により認定します。 100%出席して課題をそこそこ出すか、そこそこ出席して100%課題を出せば「優」がもらえるでしょう。

きょうの出席

きょうの出席は、名簿を回わしますので自分の名前のわきに自署してください。 きょう欠席の人で受講したい人は掲示に注意していてください、とお友だちに伝えてください。

注意

来週からは総合情報処理センターの2階にある「第3実習室」に集合してください。 上履きは不要。 そのうち「第4実習室」も使います。

掲示は、すでにお知らせしてあるように、数学管理棟2階の掲示板に出します。

普通のオフィスにあるコンピュータを使うだけなので危険はまずないと思いますが、 妊娠中のかたは各自で注意してください。 髪の長い人はまとめたほうがいいかもしれません (と一昨年話したときはまさか自分が三つ編みにしようとは思いもよらなかった)。

身体に障害のあるかたは申し出てください。考慮します。

ID とパスワード

「ID」は「ユーザ ID」「ユーザ名」などとも呼ばれます。 銀行口座でいえば口座番号に当たります。みんなに教えて構いません。 それに対し「パスワード」は暗証番号にあたりますから、 絶対に自分以外の人には (親だろうが兄弟姉妹だろうが親友だろうが、 旦那だろうが奥さんだろうが彼氏だろうが彼女だろうが愛人だろうが) 決して教えてはいけません。

ID とパスワードがそろって初めてコンピュータが使えるようになります。 そうやってコンピュータを使って起こしたことはすべて自分の責任です。

この実習では ID は一つですが、 都合によりパスワードは「パソコン用」と「ワークステーション用」で別々です。 来週お渡しします。

実習用パソコンの電源の入れかた・切りかた

(ここで黒板に図を描いて「ディスプレイ」「キーボード」「マウス」「パソコン本体」 を説明する予定。ついでに、荷物は机の下に置くよう指示する。)

もしも本体の電源ランプが消えていたら、 電源ボタン(丸い唯一のボタン)を押して電源を入れ、じっと待つ。 もしも電源ランプがついていてディスプレイの電源がはいっていなかったら、 ディスプレイの電源ボタン(大きな丸ボタン)を押して電源を入れる。 本体もディスプレイも電源がはいっていたら何もする必要はない。

電源は次にのべるログオフをきちんとすれば自然に切れる。 絶対に電源ボタンを押して切ってはいけない。

実習用パソコンへのログオン・ログオフ

ログオンとは、 ID とパスワードを打ち込んで自分の責任でコンピュータを使い始めることをいう。 ログオフは使い終わることをいう。

ログオン

電源がはいってしばらくすると、ログオン画面が表示される。 そこの指示に従って Ctrl+Alt+Del を押す。

(ここで黒板にキーボードの絵を描いて Ctrl, Alt, Delete キーを説明する予定。 ついでに Enter と Esc も教えるかも。)

「Ctrl+Alt+Del を押す」とは「Ctrl と Alt を押しながら Delete を押す」の意味である。 すると次のような画面が現われる。

(また絵を描く。 「ユーザー名」「パスワード」「ドメイン」の右に文字を打ち込む四角がある。)

「ユーザー名」のところで縦線がピコピコ点滅しているはず。 そこに ID を小文字で打ち込む。これは表示される。

次に、マウスで「パスワード」の右の四角の中を左クリック。 (i.e. マウスカーソルをそこにあて、マウスの左のボタンを一度軽く押す。) すると縦線がその四角に移るはず。 その状態でパスワードを小文字で打ち込む。 これは打った文字の代わりに「*」が表示される。 機密を守るためである。

その下の「ドメイン」は何もしなくてよい。

うまくいったら「OK」をクリック。 失敗したら「キャンセル」を押してやり直し。

ログオフ

(ここで黒板に WinNT の画面を描く予定。)

左下すみの「スタート」を左クリック。 するとメニューが開くので「シャットダウン」を選ぶ。

「コンピュータをシャットダウンする」 「コンピュータを再起動する」 「アプリケーションを終了し、ログオフする」 の3つの選択肢が現われる。 一つめはログオフのあと電源も切ってくれる。 諸君の実習の次の時間は授業がないので、原則としてこれを選ぶこと。 二つめはログオフし電源を切りもう一度電源を入れるのにほぼ等しい。 ただしそれよりも時間はかからない。最初のうちはあまり使わないだろう。 三つめはログオフはするが電源は切らないので次の人がすぐ使える。 お友だちと席を交換する場合とか。

実習用パソコンの使い始め --- Netscape でネットサーフィンをしよう

(ここでまた黒板に WinNT の画面を描く予定。)

画面左なかほどに「Netscape Communicat...」という字を伴ったアイコン(=絵記号)があるはず。 これを左ダブルクリック(i.e. 左ボタンをすばやく2度クリクリ)すると 「Netscape Communicator」というインターネット閲覧プログラムが起動される。

(ここで黒板に Netscape Communicator の画面を描く予定。)

下線が引いてあるところはクリックするとそこへ移るようになっている。 このことを「リンクをたどる」などと言う。 「戻る」で前の画面に戻る。 「場所」は情報のある場所を打ち込むところ。

最初は総合情報処理センタ−の実習のページにつながるので、 そこからリンクをたどっていろいろなところへいってみよう。

実習の指示は私のページ http://math.s.kanazawa-u.ac.jp/~iwase/98comp/ に置く予定。

「~」は「Shift」を押しながら「々」と書かれたキーを押すのがちょっとわかりにくいかも。


岩瀬順一 <iwase@math.s.kanazawa-u.ac.jp>