1999 年度「計算機基礎論3B」 1999-10-01

はじめに

履修条件

履修は金沢大学理学部数学科の2年生以上の学生に限ります。 すでに単位をとったかたの再履習も認めます。 ただし単位はでませんし、未履修の人が優先です。

内容

計算機初心者向きの実習です。 タイピング練習、インターネット、ホームページ作成、 電子メール、C言語によるプログラミング、アルゴリズム論、 TeX などのうちいくつか。

単位の認定

出席をとります。単位は「出席」と「課題の提出」により認定します。 100%出席して課題をそこそこ出すか、そこそこ出席して100%課題を出せば「優」がもらえるでしょう。

きょうの出席

98年度入学者の名簿を回わしますので、 98年度入学の人は自分の名前のわきに自署してください。 それ以外の人は下の空欄に名前を書いてください。

事故防止について

普通のオフィスにあるコンピュータを使うだけなので危険はまずないと思いますが、 機械類を使う実習ですので、各自それなりに注意してください。 髪の長い人はまとめたほうがいいかもしれません (と何年か前に話したときはまさか自分が三つ編みにしようとは思いもよらなかった)。

妊娠中のかたは各自で注意してください。

身体に障害のある人に対する特別措置

身体に障害のある人は申し出てください。考慮します。

実習室の使用について

実習室は禁煙です。 総合情報処理センター内は飲食厳禁です。

この授業のある金曜3限は、 この授業をとっている人しか実習室は使えません。 すなわち、諸君専用です。

授業で使われていない時間は、誰でも使えます。 その際は静粛に自習すること。 実習内容に関する友人間の相談も、 ごく簡単なものを除いては実習室内ですべきではありません。 ましてや雑談をするなどはもってのほかです。

授業に使われている時間でも、 自習することが許可されている場合があります。 そのときは一切口をきかずに黙々と実習すること。

ID とパスワード

「ID」は「ユーザ ID」「ユーザ名」「ログイン名」などとも呼ばれます。 銀行口座でいえば口座番号に当たります。みんなに教えて構いません。 それに対し「パスワード」は暗証番号にあたりますから、 絶対に自分以外の人には (親だろうが兄弟姉妹だろうが親友だろうが、 旦那だろうが奥さんだろうが彼氏だろうが彼女だろうが愛人だろうが) 決して教えてはいけません。

ID とパスワードがそろって初めてコンピュータが使えるようになります。 そうやってコンピュータを使って起こしたことはすべて自分の責任です。

使い始め・使い終わり

本体の電源スイッチには触れないこと。

使い始め(「ログイン」のしかた)

ディスプレイの電源をいれる。 まっ白い画面に「ws23 console login: 」などと出ているから --- 「ws23」は計算機の名前なので一台ずつ違う --- ログイン名(配布する「課題承認書」では「利用者ID」)を打って 「Return」と書かれたキー(以下 「リターンキー」または「リターン」という) を打つ。 すると「Password: 」と出るからパスワードを打つ。 パスワードは打っても画面に出ない。 打ち終わったらリターンキーを打つ。 しばらく待つと青地に窓(以下「ウィンドウ」という)がいくつか出た画面になる。

終わり方の前に

「マウス」という部品を覚えること。 マウスはコードが向こう側になるように机の上に置いて使う。 その状態で「左ボタン」「右ボタン」などという。 (真ん中のボタンはめったに使わないので名前は知らない。) マウスを机の上で動かすと画面上の矢印が動くはずだ。 この矢印を「マウスカーソル」という。 マウスのボタンを押してすぐ離すことを「クリック」という。

終わり方(「ログアウト」のしかた)

マウスカーソルをウィンドウ外の部分 (地の部分)に移動して右ボタンをクリックすると 「ワークスペース」というのがでてくる。 これを以下では「地の部分を右クリック」と簡潔に表現する。 「終了...」を左クリックすると 「ウィンドウシステムの終了を確認してください」 と聞いてくる。 「終了」を左クリックして少し待つ。 最初のようにまっ白い画面に「ws23 console login: 」 が出たらディスプレイのスイッチを切って帰ってよい。

タイピング練習

ログインし、 地の部分を右クリックして「ワークスペース」を出す。 「プログラム」を右クリック、 「シェルツール」を左クリックしてしばらく待つと 「シェルツール」と書かれたウィンドウが現われる。 その中に「ws23{eb00g23}1% 」 などとでているであろう。 これを「プロンプト」と呼ぶ。 プロンプトの後ろの小さな四角は白抜きになっているが、 そのウィンドウの中を左クリックするとそれが黒くなる。 その状態で「~iwase/tx」と打って --- 「~」は「ほ」の右隣の「へ」を「Shift」を押しながら打つことに注意 --- 、リターンを押す。 すると練習プログラムが動きだす。

練習プログラムの中で「+」「-」キーを使うが、 もしもキーボード右端の電卓みたいに数字キーが並んでいるところの 「-」を使いたければ「Num Lock」と書かれたキーを一度押して キーのランプを点灯させておくこと。もう一度押せばランプは消える。

練習プログラムを指示どおり終了したらログアウトしよう。


岩瀬順一 <iwase@kappa.s.kanazawa-u.ac.jp>