高校数学公式活用事典第四版(旺文社)を読む

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p.53 本文 6 行目

「自然数 N の集合」は「自然数の集合 N」。 N は,44 ページにある,N の太字である。

p.90

記号 sin2θ などの説明がないようだが, (sinθ)2 の意味である。

p.107

最終行の「(cm)」は除く。

p.110 8 3

かっこの中の説明が巻末にない。

p.111 3 の注

「のときである」が二度あらわれるが, そこまで断定はできない。

p.120 4 5 (2)

r ≧ 0 とあるが,r が整数であることも仮定する。

p.139 2 (1)

「いかなる整数の約数ではない」は 「いかなる整数の約数でもない」。

p.141 3

「28 の約数は (1 + 2 + 22)×(1 + 7) より 1, 2, 22, 7, 14」 とあるが, ふつうに 28 の約数で 28 以外のものを全部あげればよい。

p.146, p.147

10進法は「十進法」,2進法は「二進法」などと改める。

p.147

0.101(2) とあるのは二進で 0.101, の意味である。 この場合,かっこの中の数は十進で書かれていると約束する。

自分用メモ:p166-169 はあとで

p.176 27-1(6)

与えられた比の値が無理数の場合も同様である。

p.177 28-1

問題文に追加。「辺 BC が与えられ」。

p.201 3 の最後

「逆も成り立つ」は「代入してみるとこれらは確かに解である」。

p.203 2 (3)

この因数分解は p.30 を見よ。

p.204 4

a:b の「比の値」とは a/b のことである。

p.207. 7 3, 三つめ

最後の「逆も成り立つ」は, 「このとき確かに与式は恒等式となる」ぐらい。

p.213 1 (3)

「t = x - 1 より」は「x = t + 1 より」のほうがよいかもしれない。

p.213 2 2

「a は定数」とあるが,実数の定数,の意味である。

p.213. 2 3 (1)

x, y の範囲が独立に求まったが, その範囲で x, y が自由に動くわけではない。

p.235 6 1

(1) では,①から a = 2 がすぐに出る。 二次方程式を解くのは (2) でよい。

p.239 8 3

「両辺を平方して」とあるが, 移項してから二乗して,の意味である。

p.253 3 2 (2)

対称移動してから y 軸方向に 9 倍に引き伸ばしたもの,と言ってもよい。

p.279 3 つ目の例

「これと曲線より」の次。 f(x) が一次式になる,という意味ではない。 f(x) -(接線の式)は (x - a)2 で割り切れる (p.284 11 2 参照)が, その商も一次式の二乗になるはず,という論法である。

p.287 一番下の例

ここでは,f(x), g(x) は多項式という仮定を置いて考える。 (そうでなくてもできる。 f(x) + g(x), f(x)g(x) が決まったあと, x を定数だと思って f(x) と g(x) を求めればよい。 二次方程式を解くことになる。)

p.297 2 2 (2)

第 18 項までが正,第 19 項からは負なので, Sn は n = 18 のとき最大,としてもよい。

p.299 3 3

初項 a が 0 の場合のことは考えなくてよいだろう。 「これは r = 1 でも成り立つ」は,別途計算すると,の意味である。

p.306 7

次を計算する。(都合により,an を a[n] のように書く。)

 a[n+1] - α
-------------
 a[n+1] - β

漸化式を代入して分母を払うと:

 ra[n] + s - α(pa[n] + q)
---------------------------
 ra[n] + s - β(pa[n] + q)

一方,α,βは次を満たす。

これらを代入すると上の式は次に等しい。

 ra[n] - αpa[n] + α(αp - r)     -a[n](αp - r) + α(αp - r)
------------------------------- = ------------------------------
 ra[n] - βpa[n] + β(βp - r)     -a[n](βp - r) + β(βp - r)

   (r - αp)    a[n] - α
= -----------・-----------.
   (r - βp)    a[n] - β

重解のとき。計算方法のみを述べる。

px2 + (q - r)x - s = 0 の左辺の判別式が 0 だから, 解 α は p, q, r の式で書ける。また,s は p, q, r の式で書ける。 γ = 1 / (an+1 - α) - 1 / (an - α) を計算するが, その際,an+1 は an と p, q, r の式で書けるので, γ は an と p, q, r の式で書ける。 (an の二次式)÷(an の二次式) の形に整理すれば, γ = 2p/(r+q) となり,定数であることがわかる。

(r+q = 0 の場合,r = -q であり,s は p, q の式で書ける。 すると「an+1 = 定数」がわかる。)

p.307 11 1

an ≠ 0 なのは,これを否定して, 最初に 0 となる an を考えると, an-1 = 0 となって矛盾する,と考えればよい。

p.317 2

「このとき E は直線 CD 上にある」は問題の仮定である。

p.323 三つめの例

空間の点について,直線これこれに関して対称な点, という言い方があるのかどうか,わからない。 あるとすれば,ここで用いられている意味になると思う。

p.325 15 2

これは,次のページの,内積の成分表示を用いている。

p.326 16 2

これを「結合法則」と呼ぶかどうかはわからない。

p.329 枠囲みの中

三頂点へのベクトルの和が垂心の位置ベクトル OH になる, と早とちりしないように。 ここでは O は(任意にとれる)原点ではなく外心である。

p.335 1 (3)

「→の証明」は「⇒の証明」,「←の証明」は「⇐の証明」である。

p.347 二項分布の平均,分散の計算

式@の右辺で r が 0 のときは xr-1 = 1/x だが, r がかかっているのでこれで正しい。その先も同様。

p.348 正規分布(1)

定数 e については 416 ページを参照。

p.350 正規分布表

数値が 0.6826, 0.9544, 0.9974 となっている。 実教出版「数学B」(岡本和夫)(平成 24 年 2 月 15 日検定済) はそうである。これらを 0.6827, 0.9545, 0.9973 とする教科書もある。 啓林館「新編 数学B」(高橋陽一郎編)(平成 24 年 2 月 15 日検定済), 数研出版「新編 数学B」(平成 24 年 2 月 15 日検定済)。

数値計算をしたところ,0.6826, 0.9544, 0.9973 となった。


岩瀬順一