K&R2の日本語訳について(第6章)
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\begin{document}
\title{K&R2日本語訳訂正表}
\author{第6章}
\date{}
\maketitle
154 ページ,
1 行目,
「一つまたはそれ以上の」は「一つまたはそれより多くの」か「一つ以上の」。
2 行目,
「おそらくは異なった型の」は「異なった型でもよい」。
$-$8 行目,
「割り当てたり」は「代入したり」。
$-$3 行目,
「まず,」は原文になし。
\vspace{3mm}
155 ページ,
1 行目,
字下げ不要。
$-$9 行目,
そのまま訳せば,「{\tt struct} 宣言は型を定義する」となると思う。
\vspace{3mm}
156 ページ,
9 行目,
「自動構造体」は「自動的な構造体」?
11 行目,
「一方,」は原文になし。
\vspace{3mm}
157 ページ,
5 行目,
字下げ不要。
「上の」は原文になし。
14 行目,
「しかし,」は原文になし。
16 行目,
「それでは,」は原文になし。
$-$10 行目,
「ものである」は原文になし。
\vspace{3mm}
158 ページ,
1 行目,
字下げ不要。
「引数および同じ名前をもつメンバーとの間には」は,おかしいと思う。
「引数および同じ名前をもつメンバーの間には」か,
「引数と,同じ名前をもつメンバーとの間には,」。
2 行目,
「関数」は「関係」。
「のに好都合なのである」は原文になし。
21 行目,
私訳「構造体引数が他と同様に値で渡されることを強調するた
め,明示的な一時変数を使わないで,{\tt p1} の成分を増した」。
$-$10 行目,
「ためのものとする」は原文になし。
$-$2 行目,
「{\tt pt1} 座標」は「{\tt pt1} の座標」。
\vspace{3mm}
159 ページ,
$-$1 行目,
「のに使える」は原文になし。
\vspace{3mm}
160 ページ,
3 行目,
字下げすること。
行頭に「{\tt .}」が抜けている。
$-$8 行目,
「ことを意味する」は原文にない。
\vspace{3mm}
161 ページ,
8 行目,
「異なる構成」のあとに「,構造体の配列」を補う。
12 行目,
「定義」は「宣言」。
$-$12 行目,
「型 {\tt key}」の前に「構造体の」を補う。
$-$2 行目,
「まったく同じで,」は「似ている。」
$-$1 行目,
「書けばよい」は「書く」。
\vspace{3mm}
162 ページ,
$-$13 行目,
「しかし」を行頭に補う。
「単純変数」とは,{\tt int}, {\tt double} などを指すのだと思うが,
この訳でいいか?
$-$12 行目,
「初期値であって」は「初期値があって」。
$-$9 行目,
「の入力」は原文にない。
$-$7 行目,
「ソートしなければ」は「ソートしておかなければ」。
\vspace{3mm}
163 ページ,
関数 {\tt binsearch} のコメント
「の中の語」は「の中から語」?
$-$7 行目,
「名付けられた」は「指定された」。
$-$4 行目,
「を変更するときは」は「が変更されやすいときは」。
\vspace{3mm}
164 ページ,
1 行目,
「配列のこのサイズ」は,何か変だと思う。「この」をとる?
9 行目,
私訳「は,指定されたオブジェクトまたは型のサイズを
バイト単位で表わしたものに等しい整数である。」
12 行目,
「また」は原文になし。
「構造体」の次に「,ポインタ」が抜けている。
13 行目,
「導かれた型」?
$-$11 行目,
字下げ不要。
$-$7 行目,
「この」は原文になし。
$-$2 行目,
「(英字で始まる)」は「英字で始まる,」。
\vspace{3mm}
165 ページ,
1 行目,
「アルファベッド」は「アルファベット」。
$-$12 行目,
「この」は原文になし。
「から,」は「。」とする。
$-$11 行目,
「綴りの読込みが」は「トークンを集め」。
$-$10 行目,
「を呼び出すのは」は「の呼び出しは」。
$-$9 行目,
「ためのである」は原文になし。
「区別」は「識別」。
$-$8 行目,
「英字と数字の区別」は「英数字の識別」。
演習 6-1,
「文字定数」は「文字列定数」。
$-$3 行目,
「ポインタと構造体の配列」は「構造体へのポインタと構造体の配列」。
\vspace{3mm}
166 ページ,
22 行目,
「の中の語」は「の中から語」?
$-$2 行目,
字下げが必要。
$-$1 行目,
「構造体型 {\tt key}」は「{\tt struct key}」。
\vspace{3mm}
167 ページ,
3 行目,
私訳「{\tt keytab} の要素がポインタでアクセスされている……」。
16 行目,
私訳「後者は参照するのは正しくない。」
17 行目,
「(すなわち \verb"&tab[n]")」は「ポインタ算術」の後にはいるのでは?
$-$5 行目,
行頭に「{\tt p}」を補う。
「日数」は「回数」。
$-$3 行目,
「``穴"」の前に,「名前のない」を補う。
$-$2 行目,
私訳「したがって,たとえば,{\tt char} が1バイト,{\tt int} が4バイトのとき,
次の構造体(中略)が5バイトでなく8バイトを必要することもありうる。」
\vspace{3mm}
168 ページ,
7 行目,
「プログラムの形式についてひとこと述べる」は
「プログラムのフォーマットの話に脱線する」?
$-$11 行目,
「分類したり,二分探索を使ったり」は「ソートして二分探索を使う」。
$-$8 行目,
「の期待値」は原文にない。
$-$1 行目,
「各単語」は「異なる単語」。
\vspace{3mm}
169 ページ,
1 行目,
確かに直訳すれば「単語のテキストへのポインタ」なのだが,
これでは,何かあるテキスト内でその単語の出てくる位置のポインタ,
という気がしてしまわないか?
7 行目,
「任意の」は原文になし。
「小さい」の前に「辞書式順序でより」を入れる。
$-$13 行目,
字下げ不要。
$-$12 行目,
「それでよい」は「あったことになる」ぐらい?
$-$11 行目,
「子の子供」は「子供」。
$-$7 行目,
確かに,原文は「子供のうちの一つからの」だが,
「子供からの」としたほうが意味がわかりやすいと思う。
$-$5 行目,
conveniently が「明らかに」と訳されている? %
「構造」は「構造体」?
\vspace{3mm}
170 ページ,
4 行目,
字下げ不要。
原文では,「再帰的」に引用符はない。
「変に」は「あぶなっかしい」?
7 行目,
「{\tt tnode} のポインタ」は「{\tt tnode} へのポインタ」。
私訳「…へのポインタであると宣言しているのであり,
{\tt tnode} 自身と宣言しているのではない。」
9 行目,
「ところで,」は原文になし。
19 行目,
「さて目的の」は原文になし。
「プログラムの全体は」は「プログラム全体のコードは」。
「いくつかの」の前に「{\tt getword} のような」を入れる。
\vspace{3mm}
171 ページ,
6 行目,
「とまず比較される」は「に提示される」。
「その後の」は原文になし。
(上で「比較される」と訳してしまったために挿入されたと思われる。)
「ノード」は「そのノード」。
7 行目,
「振り分けられる」は「こし分けられる」?
10 行目,
「ヌル・ポインタと一致する」は「ナル・ポインタに出会う」。
14 行目,
「{\tt w} で」は「{\tt w} をもつ」。
24 行目,
「繰り返された単語」は「既出の単語」?
$-$2 行目,
「残念ながら」は「愚かにも」。
$-$1 行目,
「順に」は「ソートされた順に」。
\vspace{3mm}
172 ページ,
1 行目,
「ノードの」は原文になし。
$-$5 行目,
原文の which does が訳してない。
つまり,「標準ライブラリ関数」の前に「それを保証してくれる」を入れる。
$-$4 行目,
「正しく」は原文にない。
\vspace{3mm}
173 ページ,
9 行目,
「次の」は原文になし。
14 行目,
コメントが訳してない。
私訳「{\tt +1} は \verb"'\0'" のため」。
演習 6-4,
なんとなく変な気もしますが,意味は通じそうですね。
\vspace{3mm}
175 ページ,
5 行目,
「単に」は原文にない。
原文の scrambled combination ... が訳してない。
私訳「文字列中のそれぞれの文字の値を,それまでの値の組み合わせに加算し,
配列のサイズで割った余りを返す」
(これでは scrambled は訳してない。)
18 行目,
「すでに存在するエントリが見つかれば」は
「エントリがすでに存在するとわかれば」。
$-$4 行目,
「たどって探索を行なう」は「たどる」。
\vspace{3mm}
176 ページ,
2 行目,
「新たな定義を古いものと置換しなければならない」は
「新たな定義で古いものを置換する」。
20 行目,
「空いている前の \verb"defn"」は「前の \verb"defn" を解放する」。
演習 6-6,
「(引数のないもの)」は,処理されるマクロに引数のないもの,の意?
\vspace{3mm}
177 ページ,
6 行目,
「\verb"string"」は「\verb"String"」。
12 行目,
「文法的」は「構文的」。
13 行目,
「名前であることを強調するために」は「目立たせるために」。
$-$7 行目,
「構造体へのポインタ」の前に「その」を入れる。
\vspace{3mm}
178 ページ,
1 行目,
字下げが必要。
3 行目,
semantics が「意味づけ」と訳されているが,いいのか? 「構文」?
4 行目,
原文の spelled out explicitly が「明示的に」と訳されているようだが,
なんだかヘン。
{\tt typedef} で宣言された名前でなく,元の名前で,の意味だと思う。
私訳としては,「明示的に」の次に「つづられて」を入れる。
14 行目,
原文は parameterize であって,parametrize ではない。
この語は,手元の辞書に見えない。
15 行目,
私訳「マシンに依存する可能性のあるデータ型に {\tt typedef} を使えば」。
17 行目,
私訳「{\tt typedef} 名をさまざまな整数値に使い」。
\vspace{3mm}
179 ページ,
3 行目,
「占有するもので,」は「占有し」。
4 行目,
私訳「これが共用体 --- いくつかの型の一つを合法的に保持する
単一の変数 --- の目的である。」
12 行目,
「コンパイルを行なうマシンとは独立に」は余分。
「最大値」は「最大のもの」。
14 行目,
「いずれの一つでも」は「任意の一つを」。
「また使い方が一貫している限りは」は,後ろに回す? %
このあたりの私訳
「これらの型のうちの任意の一つを {\tt u} に代入し,式の中で使うことができる。
ただし,使い方が一貫している限りは,である。
つまり,取り出される型はもっとも後に格納された型でなければならない」。
$-$12 行目,
「文法的」は「構文的」?
\vspace{3mm}
180 ページ,
$-$6 行目,
「の評価」は「をとること」。
$-$4 行目,
「やってよい」は,やや文体が違うような気がする。
「可能である」?
\vspace{3mm}
181 ページ,
2 行目,
「機械語」は machine language のような気がする。
「単一の機械語」を「マシンの単一の語」とする?
9 行目,
「外部変数か否か,静的変数か否か」は「外部変数かつ/または静的変数か否か」。
11 行目,
「あろう」は「ある」。
\vspace{3mm}
182 ページ,
9 行目,
この field: は,たぶん,原書のフォトコピーからまぎれこんだもの。
16 行目,
「長さ」は「幅」。
17 行目,
「それが実際に」はとる。
「強調する」は「確実にする」。
$-$9 行目,
「するとき,まったく」は「するときとまったく」。
$-$7 行目,
「符号なし」は原文になし。
\begin{flushright}
岩瀬順一
\end{flushright}
\enddocument