K&R2の日本語訳について(第7章)

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\begin{document}

\title{K&R2日本語訳訂正表}
\author{第7章}
\date{}
\maketitle


184 ページ,

1 行目,
「これまで」の次に「の紹介では」を入れる。

2 行目,
「ちゃんと述べなかった」は「強調してこなかった」。
「実際の」は原文にない。

3 行目,
「から,」は「。」。

11 行目,
「以上の」は「を越える」。

$-$4 行目,
「簡単な」は「シンプルな」?

$-$3 行目,
「このモデルでは」は原文にない。

$-$2 行目,
「区切られている」は「終わる」。
「テキストがそのような形になっていないとき」は
「システムがそのように働かないとき」。

\vspace{3mm}

185 ページ,

8 行目,
「ファイルの終端かどうかの」は原文になし。

9 行目,
「さて,」は原文になし。ここで段落が変わる。
「記号」の前に「入力リダイレクトの」を入れる。

$-$3 行目,
「文字を出力する。」の次に
「{\tt putchar} は書いた文字を,エラー時には {\tt EOF} を返す。」を入れる。
「記号 {\tt >}」は「{\tt >}filename」。

\vspace{3mm}

186 ページ,

5 行目,
「もちろん」は原文にない。

6 行目,
「それへの」は原文にない。
意味を伝えやすくするなら「それらの関数への」。

9 行目,
「この名前」は「名前」。

13 行目,
「出力の出力ストリーム」は「出力ストリーム」。

15 行目,
「ファイルの切換え」は「リダイレクト」。

$-$2 行目,
「実は」は原文になし。

\vspace{3mm}

187 ページ,

演習 7-1,
最初の「{\tt argv[0]}」は最後にもっていって,
「どんな名前で呼ばれたかは {\tt argv[0]} にある」でどうかな?

13 行目,
「一方,」は原文になし。
「文字列には」は「文字列は」。
「がある」は「を含む」。

15 行目,
「連続している引数を変換し,出力させる」は
「続く引数を変換し,出力する」。

17 行目,
「あってよい」は「次の順で含まれうる」。

$-$8 行目,
「数字列」は「数」。

$-$5 行目,
私訳「フィールドの幅と精度との区切り」。

$-$4 行目,
「数字列」は「数」。
「右」は「後」。

$-$1 行目,
字下げ不要。

\vspace{3mm}

188 ページ,

表の中,
文字 {\tt u} の欄は「16 進数」でなく「10 進数」。
(私ならできれば「十進数」と書きたいところ。)
文字 {\tt f} の欄の「桁数」は「数」。
文字 {\tt e} の欄の「桁数」は「数」。「標準値 6」は「標準値は 6」。
文字 {\tt g} の欄で,
「指数部が精度より $-4$ 小さいか,あるいはより大きいか等しいときには」は
「指数部が $-4$ より小さいか,あるいは精度以上のときには」。

$-$1 行目,
「引数の数と」の前に「あとに続く」を入れる。

\vspace{3mm}

189 ページ,

1 行目、
「型指定」は「型」。
「無意味な」は「誤った」。

$-$12 行目,
「可変引数リスト」は「可変長引数リスト」。

\vspace{3mm}

190 ページ,

1 行目,
tricky を「微妙」と訳している……。

10 行目,
「ためにある」は原文になし。

\vspace{3mm}

191 ページ,

16 行目,
「その他の引数は,それに対応する変換入力を格納できるように
どれもポインタでなければならない」
は
「その他の引数は,どれもポインタでなければならない。
それらは,対応する変換された入力をどこに格納すべきか示す」。

$-$5 行目,
「なお,」は原文になし。

\vspace{3mm}

192 ページ,

1 行目,
「含まれる」は「含まれうる」。

6 行目,
「を含む」は「からなる」。

7 行目,
字下げ不要。

8 行目,
「をポインタとする」は「にポイントされる」。

9 行目,
「されるだけで」は「され,」。

13 行目,
行末に次の一文が落ちている。
「(空白文字は,ブランク,タブ,改行,復帰,垂直タブ,改頁である。)」

14 行目,
「一方,」は原文になし。
「ものである」は原文になし。

16 行目,
「許される」は原文になし。

表の中,\verb"%" の欄,
「リテラル \verb"%"」は,「文字通りの \verb"%"」?

\vspace{3mm}

193 ページ,

2 行目,
「{\tt int} ではなく」は原文になし。

5 行目,
「(エル)」は原文になし。
(注意:この段落の「書いてもよい」「書くこともできる」の原文は
may be だが,実際には``書かねばならない'' のである。
ANSI C の規格書では shall be となっている。)

$-$6 行目,
「{\tt scanf} の」の前で段落変え。

$-$5 行目,
「リテラル文字」はどう訳す? 「文字通りに解釈される文字」? %
「しかし」は原文になし。

\vspace{3mm}

194 ページ,

$-$7 行目,
「コンパイル時には通常検出されない」は
「一般にはコンパイル時は検出されない」。

演習 7-5,
「入力変換」は「入力」。

$-$1 行目,
「OS の下で走る」は「OS により,」。

\vspace{3mm}

195 ページ,

2 行目,
「入出力の」は原文になし。

4 行目,
「ファイルと標準出力とをつなぐ」は
「ファイルを連結し,標準出力に出す」?

9 行目,
「ためのものである」は
「ため(そしてそれだけ)のものである」。

12 行目,
「実際には」は原文になし。
「には」は「前に」。

15 行目,
「知る必要がない」は「我々には関係ない」。
「必要な」は「使われる」。

$-$9 行目,
「標準入出力定義の部分は {\tt FILE} と呼ばれる構造体定義になっている」は
「定義が {\tt FILE} と呼ばれる構造体の宣言を含んでいる」。

$-$4 行目,
字下げ不要。

$-$2 行目,
「として実現される」は「で定義される」。

\vspace{3mm}

196 ページ,

1 行目,
この前に
「{\tt fopen} はプログラムの中で次のように呼び出される」が
落ちている。

2 行目,
「ファイルの名前である」は
「ファイルの名前を含む文字列である」あるいは
「ファイルの名前を内容とする文字列である」。

3 行目,
「使えるモードは」は「使えるモードには」。

4 行目,
「のいずれかである」は「などがある」。

9 行目,
「ファイルは」は「中味は」。

10 行目,
「の一例」は原文になし。

\vspace{3mm}

197 ページ,

2 行目,
「切り換えてもよい」は「リダイレクトできる」。

\vspace{3mm}

198 ページ,

10 行目,
字下げ不要。

11 行目,
「そこへ代入しようとしてはならない」は
「そこへ代入することは不可能である」。

15 行目,
「{\tt fp} の」は「ファイルポインタと」。

16 行目,
「{\tt fp}」は「ファイルポインタ」。

18 行目,
「もの」は「ファイルポインタ」。

21 行目,
「必要であれば」は「必要でなければ」。

22 行目,
「その再開はライブラリ関数 {\tt freopen} で可能である」は
「それらはライブラリ関数 {\tt freopen} で再割り当て可能である」。

$-$3 行目,
「これでよいが」は「これでよいかも知れないが」。

\vspace{3mm}

199 ページ,

1 行目,
「この処理を改善するには,{\tt stderr} と呼ばれる第2の出力ストリームを
{\tt stdin}, {\tt stdout} と同じようにしてプログラムに割り当てればよい」は
「この情況を改善するために,{\tt stderr} と呼ばれる第2の出力ストリームが
{\tt stdin}, {\tt stdout} と同じようにプログラムに割り当てられている」。

3 行目,
「普通は」は「普通に」?

11 行目,
「エラーを表わすプログラム名」は
「エラーのためのプログラム名」,
さらに意訳すれば
「エラー処理のためのプログラム名」。

$-$7 行目,
「ユーザ端末」は「画面」。

$-$6 行目,
「このプログラムを他のプログラムと共に使えば」は
「このプログラムが他のプログラムと共に使われた場合」。

\vspace{3mm}

200 ページ,

8 行目,
「次に」は原文になし。

15 行目,
「心配しないが」は「心配してこなかったが」。

$-$10 行目,
「本書でずっと使っている」は
「前の章で使った」。

$-$5 行目,
「ファイル終了時」の直後に「またはエラー時」を入れる。

$-$4 行目,
「{\tt getline} の場合はもっと使いでのある行の長さを返し,
ファイル終了時には 0 を返す」は
「私たちの {\tt getline} は行の長さを返す。これは,より役に立つ値である。
0 はファイル終了を意味する」。

$-$2 行目,
「出力の場合」は「出力に関しては」。

$-$1 行目,
「のに使われる」は原文になし。

\vspace{3mm}

201 ページ,

5 行目,
「ことになっている」は原文になし。

7 行目,
「入出力」は原文になし。

\vspace{3mm}

202 ページ,

演習 7-6,
「違っていたら最初の行とその文字位置」は
「異っている最初の行」。

演習 7-7,
「…ファイルを印字すべきかどうか考えよ」は
「…ファイル名を印字すべきか?」

$-$15 行目,
「{\tt stremp}」は「{\tt strcmp}」。

\vspace{3mm}

203 ページ,

7 行目,
「改行文字」の次に「・復帰・改頁・垂直タブ」を入れる。

14 行目,
「ファイル {\tt fp} へ文字 {\tt c} あるいはエラーのときは {\tt EOF} を戻す」は
「ファイル {\tt fp} へ文字 {\tt c} を戻す。
戻り値は {\tt c}, あるいはエラーのときは {\tt EOF} である」。

16 行目,
「やマクロ」は原文になし。

20 行目,
「依存する」の前に「強く」。

\vspace{3mm}

204 ページ,

8 行目,
「整合」の前に「適当に」。
(注意:規格書によれば,このキャストは不要である。A6.8 も参照。)

12 行目,
「得たものになる」は「得たものである」。

15 行目,
「その領域」は「それ」。

19 行目,
私訳「正しい方法は,解放前に必要なものをセーブしておくことである」。

\vspace{3mm}

205 ページ,

3 行目,
「単位は」は「$x$ は」。

4 行目,
「単位は」は「$x$ は」。

7 行目,
「基数」は「底」。

8 行目,
「普通」は「常用」。
「基数」は「底」。

13 行目,
「範囲」の前に「間の」を入れる。

14 行目,
「0 より大きいか等しく,1 より小さい」は
「0 以上 1 未満の」。

16 行目,
「{\tt 1}」は「{\tt 1.0}」。

$-$4 行目,
「次に」は原文になし。


\begin{flushright}
岩瀬順一
\end{flushright}

\end{document}