日常的な整備
チェーン周り
基本として、チェーンに付着した汚れを落としてオイルを塗布し、”たるみ”や”伸び”のチェックをする事だと僕は思っている。
用意するもの
チェーンカバーを外すためのスパナやドライバーなど
そこいら辺にあるバイク用品店で購入できるチェーンクリーナー&チェーンルブ(シールチェーンも大丈夫ってやつ)
使い古しの毛先の柔らかい歯ブラシ・ウエス 2〜3枚
レーシングスタンド(無くても可。作業が重労働になるだけ)
まず、スタンドを用いてリヤタイヤを浮かせる。(これはやらなくても良いが後々の作業性に大きくかかわってくる。)
次に、チェーンカバーをはずす。それから、チェーンクリーナーを使える状態にしたら、エンジンOFFとギヤがニュートラルになっているのを確認してから手でタイヤを廻しながらチェーンクリーナーをチェーン全体に吹き付けていく。(スタンドが無いときは今見えているチェーンだけに吹き付け、車体を動かしてからまだ吹き付けていない所に吹き付ける)
だいたい一回りぐらいしたら歯ブラシを使って汚れのひどいところを磨く。但し、あまり強くやりすぎるとOリングにキズが付く可能性があるので注意する。磨くのが終わったら、ウエスAでチェーンクリーナーをふき取る。この時、まだ汚れが残っていたら、もう一度繰り返す。チェーンがきれいになったら次はチェーンルブをつける。吹き付ける場所はギヤと接触する真ん中の円筒部分(摩擦磨耗軽減)と側面(防錆)である。ただ、吹き付ける量を気にしながらやらないといけない。多すぎるとそこいら辺から垂れてくるし、少ないと磨耗が早くなったり、すぐに錆が浮いてきてしまう。
そこで登場するのがウエスB。まず、チェーンルブを多めに吹き付けておいて、このウエスBで余分なチェーンルブをふき取ればOK。
で、あとはチェーンカバーを元どうりにしてスタンドから下ろせば作業終了。
チェーンをクリーニング・給油するだけで摩擦抵抗が無くなってパワーアップした感じに浸れるかも?それから、消耗品であるチェーンやギヤの磨耗が防げるから寿命が延びて交換時期が延びるはず。
プラグ
基本として、清掃・交換をすることだと僕は思っている。
用意するもの
燃料タンク・リヤカウルを外すためのスパナやドライバー・ペンチなど
プラグ用の14番ディープソケットとそれを回すもの(名前をど忘れ)
金属ブラシ・ウエス・隙間ゲージ(シックネスゲージ)・耐水ペーパー
エアブラシor掃除機
まず、ガソリンを少なくしておく。別に満タン状態でも良いけどはっきり言ってタンクの取り外しがつらい。
それから、シートをはずし、フレームカバー(と言うらしい)をはずす。次に燃料タンクをはずす。このとき燃料コックに付いているホースをはずすのだが3本中1本(一番上)しか正解がないので注意してはずすこと。燃料計のコ−ドもついでにはずす。最後の準備として、プラグコードをはずす。これで、あとはプラグをはずすだけ。。。ではありませんね。
次は、エンジン上部の清掃です。便利なのはエアーブラシで、ゴミを吹き飛ばす方法ですが、僕はそんなもの持っていないので、小型掃除機を使ってゴミを吸い取る事にしてます。これで、安心してプラグをはずすことが出来ます。はずし方は、プラグに合ったディープソケットや車載工具などを使ってはずしてください。で、はずしたプラグは、順番に並べてそれぞれの気筒での燃焼状態を見る。そのチェックが終わったら、金属ブラシとウエスで、プラグ先端とねじ部をきれいにし、隙間ゲージで0.6〜0.7oに調整して、角が極端に丸まっているなら削るか交換をして、元通りに組み付ける。で、ここからが結構重要なのだが、先ほどはずしたプラグコードを元通りにはめる。これの順番を間違えると、1気筒以上死んだ状態になり、下手をすれば爆発(?)するかもしれないので注意する。まあ、プラグコードに番号
が書いてあるから、その順番につなげていけば良いんだけどね。
プラグの掃除・交換だけでも結構パワーアップしてる(かもしれない)ので、ちょくちょくやると良いかもね。
ボルトの増し締め
基本として、走行中に緩んで部品が飛んでいかないようにすること
用意するもの
いろいろな種類のスパナ・レンチ・ソケット・ヘキサレンチ・+−ドライバーなど
本当は、すべてのねじを締めなおしていけば良いんだけど、そんなことそうそう出来ない(やらない?)から、よく取り外しをする所とか最近はずしたことのある場所を重点的に増し締めするのがいいかと思っている。特にブレーキ周りは重点的に!!(経験者は語る)
エアクリーナーのクリーニング(湿式エアクリーナー)
基本として、清掃をすることだと僕は思っている。
用意するもの
燃料タンク・リヤカウルを外すためのスパナやドライバー・ペンチなど
そこら辺のバイク用品店で売っているエアクリーナ洗浄液・エアクリーナーに塗布するオイルまたは灯油とエンジンオイル
まず、タンクをはずす(上記参照)。エンジンより後ろ斜め上にある黒いボックスがエアークリーナー室なので、それがあるかどうか確認する(無かったら大変だね)。
で、そのボックスみたいなのは上下2つに分離できるので、まわりにあるツメをはずして分離する。上部をはずすと中にはスポンジが入っているので、これを取り出してエアクリーナー洗浄液(灯油)に漬けて、もみ洗いをする。絶対にねじらないこと。ねじってスポンジが破れたら使い物にならないからね。もみ洗いを3〜5回ぐらいやったら今度は水道水で排水がきれいになるまですすぐ。ここでも絶対にねじってはダメ。きれいになったら、今度はスポンジを乾燥させます。
乾燥したら、スポンジにエンジンオイルを塗布するわけですが、このときオイルを均等に染み込ませないとなんかダメらしいので両面に均一に塗布しましょう。また、量が多いのもダメなので薄く塗布しましょう。塗布し終わったら、元通りに組みなおせば終了です。
エアクリーナーのクリーニングで吹け上がりが良くなると思いますよ。
ブレーキ系統
基本として、清掃・交換をすることだと僕は思っている。
用意するもの
リヤカウルを外すためのスパナやドライバー・ペンチ
マイナスドライバー・六角レンチ(5mm?)
エンジンオイル
基本として、交換をすることだと僕は思っている。
用意するもの
ドレンボルトをはずすスパナ等
好みのエンジンオイル・廃油受け・(なるべく)新品のドレンボルトのワッシャー
実際に自分でやった事が無いです。今までずっとショップ任せだったもので。。。
でもこれからは自分でやろうと思っている。何故なら、ショップに頼むと後から添加剤とか入れる時、オイルをちょっと抜かないといけないけど、オイルをちょっと抜くってことがなかなか出来ない事と、どうもオイルの量をZZ-Rと同じ量だと思っているらしく、いつも多かったみたいだったからである。
今回入れたオイルはMOTULの15-50Wと言うモノらしい。売り文句として゛熱ダレしない゛ってのが気に入ったので購入した。でも熱ダレって何だ?まあいいか。(入れた後にこのオイルについてちょっと調べてみたらアイドリング中にエンジンがストップするらしい??←まだ、実際に僕がそーなっていないからいいけど・・・)
で、今回は添加剤も入れてみた。添加剤は、最初定番のマイクロロンにしようと思ってたけど、注入方法が面倒らしいのでZOIL(ゾイル)というのにした。
あと、今は訳のわからんオイルが入っているので、なるべく多くのオイルを抜くためにオーバーホール・・・はせずにオイルフィルターと、先っちょに磁石がついていてこれで何かしてくれると言うドレンボルト、廃油を処理するヤツ(名前ど忘れ)を買ってきてオイル交換の準備が整った。
オイル交換はいたって簡単。まずカウルが汚れないように右側のロアーアンダーカウルをはずす(カウルをすべてはずしてもOK)。次にオイルパンの下に廃油受けをセットする。この廃油受けは最低4.5L入るものを使用すること。これ以下だと、すべてのオイルを出せれません。(←実際にやってしまった。これくらいで良いだろうと思っていたら約1L程入りきらなかった。結局途中でドレンボルトをはめて廃油を処理してからすべてのオイルを抜きました) セットし終わったらドレンボルトを抜きます。17番のソケットレンチが良いと思います。
ドレンからオイルを抜き終わったら今度はオイルフィルターからオイルを抜きます。オイルフィルターは自分の力に自信がある人は手で回してはずれると思います。でも僕は非力なので専用工具を使ってはずしました。ここからも結構な量のオイルが出てきます。あと、エキパイにかかるので何らかの処置が必要になります(僕はしませんでした)。で、オイルが出てこなくなるまで車体を揺らしたりしながら待ちます。オイルが出てこなくなったらまず、新品のオイル火ルターをつけます。締め付けはたぶん手の力だけで良いと思いますが、不安なら工具を使って締めましょう。
で、次はドレンボルトを締めつけます。こちらはきちんと工具を使ってしっかりと締めておきましょう。
後は、オイルを入れて、オイル量をチェックして良ければ完了です。
今回使用したオイル&オイル添加剤
エンジンオイル:MOTUL オイル添加剤:ZOIL
補足・・・オイルフィルターを交換する時、フラッシングオイルを使用してエンジン内をきれいにしておくといいらしいです。
タイヤ
基本はスリップサインが出る前に交換
用意するもの
センタースタンド・ジャッキ・前後タイヤのアクスルシャフトを抜くレンチ・空気入れetc
又はタイヤ交換してくれるお店
履きたいタイヤ(笑)
タイヤ交換を自力でやるには結構大変だと思うので、ショップに任せた方が楽だし俳タイヤの処理もしてくれる(有料)から、面倒が無くていいと思う。
で、今履いているのが前後ともにダンロップのD205。本当は後輪にミシュランのMACADAM90Xを履かせたかったのだが、サイズが無かったので諦めて前後ともに同じ銘柄のにした。一応D205は2番候補だったので不満はナシ。
新品タイヤはやっぱりよく曲がり、よく滑ります。注意しましょう。
←Front Tire(D205F)
←Rear Tire(D205)
グリスアップ
基本として、稼動部の摩擦低減と磨耗低減だと思っている。
用意するもの
稼動部を緩める(はずす)道具
モリブデングリス・シリコングリスなど融点の高いグリス
ワイヤーグリス
洗車
基本として、見た目を良くし、それを維持する。また、荒いながら各部のチェックをしていく事だと思う。
用意するもの
きれいなウエス2〜4枚・バケツ・蛇口に繋がれたホース
洗車用洗剤(台所用中性洗剤でも可)・ブラシ(歯ブラシから大きなブラシまで)
好みのワックス