NITRON製 RF900R用 リヤショック
TRACK Series ＋ Hydraulic Preload Adjuster
追記 2008/11/16
追記 2009/02/16
●リヤショックについて
ここ数年ほど前から、ちらほらと耳や目に入ってくる『ＮＩＴＲＯＮ』という音と文字。気にはなっていたんですが、既にＯＨＬＩＮＳという金の延べ棒を手に入れている私にとっては、特に必要性もなかったので、手も出さずにいましたが...
この度、購入することになりました。原因は、ＯＨＬＩＮＳリヤショックからのオイル漏れと、ＯＨＬＩＮＳのラインナップからＲＦ９００用がなくなってメンテナンスに支障を来たす前に、他の社外ショックを手に入れたかったという、何気なく哀愁漂う理由からだったりします。因みに、社外品のリヤショックは日本国内ではこのＮＩＴＲＯＮ以外を私は知りません（Ｔ＿Ｔ）。そして純正品も出るかどうか怪しくなってきております（爆）。少なくとも製造が中断して１０年ぐらいは経っていますから、仕方ないんですがね。
このＮＩＴＲＯＮ製ＲＦ９００用リヤショックは３種類がラインアップされていて、どれにしようか選ぶ時間もまた楽しかったりもしますが、私は、このＴＲＡＣＫ
Ｓｅｒｉｅｓを１週間近くかけて選び、Ａｄｊｕｓｔｅｒを追加装備することに１分とかけずに即断して、いつものＫＥＮＺにて注文してきました。
ＮＩＴＲＯＮのリヤショックには、ほぼ全てに車高調整機能があるため、背が低くいなどで足が届かない場合は、かなり強い味方になってくれるはず！！もちろん高くすることも出来ます。私の場合は、２．５回転（３ｍｍ程度？）ほど伸ばしてみましたが、もうちょっと高くしたいかな？ただ、車高調整は、一度ショックをはずす必要があるため、なかなかヤル気がおきませんね。２日で２回もやったら、もうお腹いっぱいですわ。
●使ってみて
さて、そのリヤショックとしての性能についてですが、直線の多い一般道だけで６０ｋｍほどしか走ってませんが、ＯＨＬＩＮＳより軟らかい感じがします。・・・オイル漏れしているＯＨＬＩＮＳとの比較ですが。もうちょっと山道とか走りに行きたいのですが、時間がなくて．．．
何か気になることがあったら、またこちらにアップします。
●使ってみて・・・その後
さて、なんとなく柔らかいなぁと思っていたＮＩＴＲＯＮリヤショックですが、どの程度伸縮しているか、ロッドにグリスを塗って調べてみたところ、【私の体重＋荷物＝約９１ｋｇ】の状態で国道２９８号をメインに約２０ｋｍほど走ったところ底付きしてました．．．
そんな荒れていたりジャンプ台があったりするような道じゃないんですけどね（後で確認したところＯＨＬＩＮＳでは２／３程度の沈み込みで納まっていました）
。さらに、私が座っただけでもロッドの中央あたりまで沈み込んでいて、車体を立てただけでは１／３程度沈み込んでいました。これは明らかにおかしいということで、ＮＩＴＲＯＮ正規代理店？（株式会社ナイトロンジャパン）へ状況の説明をして、対策を考えてもらいました。
当初の対策方法はスプリングの交換でバネレートを上げるか、プリロードの初期値をもっと掛けた状態にするか、の２択でした。
プリロードの調整だと無料でしてくれるとのことで、少し心が揺れていましたが、『素人の勘』でそれでは直りそうもなかったのでスプリングの交換を前提に、『プロの目』で見て最終的判断をしてもらいました。
リヤショックを発送して見て貰うと、ＯＨＬＩＮＳで使用しているスプリングと比較して、同等のバネレートのスプリングにサービスで交換してくれるとの連絡が！！このＮＩＴＲＯＮショックは色々なパーツをストックしてあって、それを本国のスペックシートに沿って現地（今回は日本）にて組み付けていくというシステムなんですが、その
スペックシートが間違っていたとのこと・・・じゃあ、今までに売った分（買った人たち）はどうするんだろう？それとも売れていない？！
スプリングを交換してもらって、取り付けたＮＩＴＲＯＮは、かなりいい感じに車高や姿勢を維持してくれています。まだリバウンドやＦフォークとの調整はしていないけど、なかなかいい感じに納まってくれました。
●ＮＩＴＲＯＮとOHLINSの対比図（？）
ホース長の対比図を作ってみました。数値は、私の手による測定値となります。最大誤差±１０ｃｍ程度とお考えください。
ご参考になれば幸いですが、不具合が発生した場合は責任は取れませんので、自身にて計測のうえ、慎重に行動を起こしてくださいな。
ほかに、「○△はどんな感じ｣とかリクエストがあれば、E-mailか掲示板にてお願いします。なるべく早く回答しますんでm(。_。)m
