2006年05月02日

 <<メンテナンス>>
 GWのツーリングに向けてブレーキ関係のメンテナンスをしようと準備して、作業に取り掛かりました。
 まずはリヤキャリパーという事で、RF900の後期型に付いているリンクロッドをはずし、リヤキャリパーをはずす。そして、ブレーキパッドをはずす。この順番ならパッドを止めているスプリングを外すのが楽になるんです。キャリパーを外す手間が増えますが・・・
 パッドを外してから、キャリパーに水をかけ、洗剤をかけて使い古した歯ブラシで外側から汚れを落とす。それから内側のピストン周辺も歯ブラシでゴシゴシする。
 ある程度汚れが落ちたら、今度はピストンをモミモミして、ピストンの動きをスムーズにする為に、リヤブレーキレバーを動かしてピストンを押し出す。
・・・・・・んっ?ホイール側のピストンに何か黒いものが付着している?もうちょっとピストンを押し出してみると・・・
イヤッーーー!!ダストシールじゃん!!なんでこんなもんが顔を出してるんですか!!
dustseal

 <<応急処置>>
 暫し唖然とし、そして原因を考えてみるも...昨年3月にショップでO/Hして以来、全く触っていなかった事が原因のような・・・
 それより、このダストシールを元に戻さなきゃ走れなくなっちゃうんで、手っ取り早くバラす準備を・・・
まず、キャリパーを本来の場所にセットし、ボルトで仮止め。そして更にピストンを押し出す。ブレーキディスクに当たるまで押し出す。こうすれば左右均等にピストンが出てくる上、片方のピストンが抜け落ちる心配が無くなるので安心して作業が出来ます。ピストンを押し出したあとに、左右のキャリパーを止めているボルトを緩める...前にフルードを出来る限り抜き取っておきましょう。
 フルードを抜き取ってからボルトを緩めると、わずかに残っていた分が漏れ出てきたけど、オイル受けを用意して、これで受けたので地面は汚れることなく作業続行!
 キャリパーを慎重に左右に分割・・・する予定でしたが、ボルトを緩めている最中にポロッっと外れちゃいました(笑)まぁ、地面へ落下させることはなかったので良しとします。
 2つに分かれたキャリパーを慎重に扱いながら、問題のピストンを抜き取る。結構出てきているので、手で抜き取れるけど、均等に抜き取らないとピストンが斜めになってつっかえてしまうので注意しましょう!しかも今回はダストシールがはみ出しているから、下手に動かして千切れたら大変です!再利用できなくなってしまいますから(爆)
 ピストンを慎重に抜き取り、ダストシールも向きに注意しながら外す。ピストンの周りを見るも、それほど汚れや錆があるわけではなさそう。一応、洗剤と歯磨き粉で洗浄&研磨(?)しておく。ダストシールの方は、なにやら付着していたけど、爪で軽くしごくと取れたので、きれいに取り除く。キャリパーを見てみると、なんかすっごく腐食してるんですが・・・ダストシールが収まる溝なんて見るに耐えれないぐらいに!!
 歯磨き粉と歯ブラシでゴシゴシとやってみましたが、完全には除去できず・・・それでもかなり良くなったので、今回はこれぐらいで許してあげました。
 さて、もう一方のピストンを見ると・・・こちらもダストシールが「こんにちわ」していたので、同じ処理をしておきました。
 濡れたピストンやキャリパー,ダストシールを軽く乾燥させたかったのですが、生憎の曇り空、しかも今にも振り出しそうな雲行きだったので、金属類はブレーキクリーナーで軽く脱脂してからフルードを塗布し、ダストシール等のゴム類はフルードに浸してから組み付けた。組み付けるときは、ロック剤を塗布することをお勧めしておきます。
 <<そして...>>
 しっかりとエア抜きをして作業完了・・・とほぼ同時に本格的に降り出してきたので、早々に後片付けをして今日の作業は終わり。
 再利用したダストシールやパッキン,クラッシュワッシャーは、ちゃんと機能してくれるかな?


top