気田川カヌーツーリング

7月22〜23日 友人のミキに誘われて、天竜川の支流である気田川にカヌーツーリングに出掛けた。
ミキとは私がP・Cを始めた時からのメール友達で、前々からの「一緒にカヌーしようね。」と言う約束が実現した。

当日、私達は朝4:30に家を出発し、8:30頃、ミキ夫妻と現地の秋葉オートキャンプ場でご対面。
今回、私達はプラスチック製のシットオントップと言うタイプのカヌーを借りた。 
これは初めて乗るタイプのカヌーなので、楽しみだ。
ミキ夫妻とご一緒させてもらうお友達のみなさんはマイカヌーで、インフレータブルタイプ(空気を入れて膨らます)、
ファルトボート(組み立て式)、リバーカヤック、などさまざまなカヌーで下るようだ。

水着に着替え、日焼け止めをビシバシ塗って、カヌーを車のキャリアーにくくりつけてもらい、いざ出発!
車3台で上流のスタート地点の天狗ひろばに向った。
今日のコースは宮川橋〜秋葉橋前の秋葉オートキャンプ場までの6キロコースだそうだ。

天狗ひろばから河原に降りていき、早速カヌーの準備に取り掛かる。
私達のカヌーは仕度がいらないので、ジェスパを河原で泳がせ、自分達も流れて遊んでいる間に
ミキのダッキー(インフレータブルボート)も膨らみ、みなさんの準備も終わったようだ。

さあカヌーを川に降ろし漕ぎ出そうとしたら、お友達の一人が車のカギを川へ落としたと言い出し、大騒ぎ。
みんなで目を皿の様にして探したら、川の中に金属のようなものを発見! 
下まで透けて見える綺麗な川だったのと、浅かったのでどうにか見つかったけど・・・。
のっけから、JAF呼ぶ騒ぎにならなくて良かったよ〜。   無事、カギも見つかり、気を取り直していざ出発!

     
       スタート地点で集合写真。    下流から上流へ潜水歩行訓練を試みるジェスパ。

気田川は噂に名高い清流で、カヌーイスト憧れの川なのだそうだ。
で、実際の川はと言うと、期待を決して裏切らないとっても澄んだ川だった。(^^)

ただ、夏だと川の水が非常に少なく、カヌーの底を擦ってしまうので、時折カヌーを降りて押さなければならず、
(ライニングダウンと言うらしい)  ましてファルトボートの人は底を擦ってしまうと後が大変らしい・・。
それと、この時期は鮎釣りのおじさんが多いのに、川幅が狭くなっている為に避けづらく、
(そう、私の運転が下手だから) 中には露骨に嫌な顔をされたり、怒鳴るおじさんもいた。  
「でも〜、おじさん達だけの川では無い筈〜っ!(ーー;)」と、心の中で叫ぶ。

      
 「立派なカヌー犬になるのだよ。」とジェスパを乗せてはみたが・・。        ミキのダッキーに試乗させてもらった。

ご想像の通り、ジェスパがカヌーにじっと乗っている訳も無く、足の付く所はカヌーの横をバシャバシャと歩き、
深い所は泳いでついてくる。  泳いでも、カヌーの下るスピードについて来れないと思うと岸に上陸。   
陸を走り、追いついたらまた川に入って泳いでついてくるを繰り返していた。
そして、岸の無い瀬の部分ではカヌーに乗せたが、カヌーが岩にぶつかって大きく揺れると
「おっと、危ねぇ、乗ってらんね〜な」とばかりに、いち早く飛び降り自分だけ泳いで避難するのだ。 (ーー;)

まったく、こう言うイレギュラーな環境に来ると奴はいつも逞しい。   そういえば・・・。

冬にスキー場で、私達の乗ったリフトを追ってきた時も、途中でロッジと林がありリフトとゲレンデが離れてしまった。
リフトの鉄柱に沿って登ってきたら深雪にハマるな・・。と心配したが、ジェスパは一瞬立ち止まって考えて
それから林の向こうに迂回して雪の硬いゲレンデを走って登ってきた。 
林の間からたまに見えるリフトを何度も何度も確認しながら。
ちゃんと頂上で合流するのが分かっているとは思えないのだが、そこは犬の感なのか?

犬は私達が思っているよりずっと賢いのかも知れない。どうしたら楽で何処が安全かちゃんと自分で判断している
んだ。と改めて感心した。    

              
 すい、すい、すい〜、キンチョウリキッド、すい、すい、すい〜♪        ↑    ジェスパは泳いでついてくる。

途中、波消ブロックやテトラポットなどがあり、近づくと吸い込まれて危険との事なので注意深く避けながら、進む。
白波が少し立っている瀬もいくつか乗り越え(水量がもう少しあればもっと迫力だったのに・・ちょっと残念・・。)
緩やかな流れの岸で昼食。 お湯を沸かして各自カップラーメンなどを食べ30分間ほど休憩をした。

そこから、私達はミキのダッキーに交代で乗せてもらうことにした。 
しかし、ダッキーは風の抵抗を受け易く、プラスチック艇と比べると漕いでも漕いでもなかなか進まない。
ダッキーは体力が必要なカヌーのようだ。  
話によると、ミキのダッキーは瀬の多い、ホワイトウォーター(白波?)で乗るタイプなのだそうだから、
この水量ではちょっと物足りないのかもしれない。

それに比べて私達の借りたプラスチック艇は、進む進む、進み過ぎだよ〜!(≧o≦)って位進む。
すぐに先頭を漕いでいる大先輩を抜いてしまうし、気が付くとジェスパを遥か後ろにおいて来ている。(^^ゞ

そうこうして、やっと自分達の借りたカヌーに慣れて来た頃、私はまたまたやってしまったのだ。

カヌーに乗っているジェスパとのツーショットを撮る事にした。
「行くよ〜」(ユウコ)「あっ、もう少し真っ直ぐ漕いで」(ジュンコ)「なかなかカヌーが前を向かないんだよー!」(ユウコ)
「もう1回乗って振り返って〜」(ジュンコ)などと、やっているうちにカヌーは流れのある川の中程に漕ぎ出ていて、
もう、カヌーに乗る事も、浅瀬に戻ることも出来ず、「うぎゃ〜〜っ!」と、カヌーは流れて行き、
(ジェスパはその時すでにカヌーの上にはいなかった。自分だけ泳いで逃げたのだ。ムッ!)
私はパドルが流されない様に握り締めたまま、カヌーの後を流れて行くしかなかった。
流された地点の下流は流れが緩やかで、また運良く大先輩がいてくれたので、どうにかカヌーも私も拾われた。
あ〜、怖かった・・。  川を舐めたらイカンイカン。 ← ってお前にだけは言われたかないって。(^^ゞ

みんな最高の笑顔で、ハイ・ポーズ♪
ユウコとジュンコの間に見え難いけどジェスパも乗ってるよ。

結局、ジェスパは最後の方だけは疲れたのかカヌーに大人しく乗ってはいたが、6キロ殆ど陸を走るか、泳ぐかした。
そんなんで、カヌー犬と言えるのか?(笑)  今回はとりあえず一緒に6キロ下って来れたのだから良しとしよう。
しかし、もっと水量が多い場合、流れとか岸までの距離とかがもっとあると思われ、そうなるとさすがのジェスパも??
(もちろん、カヌーに最初っから、最後まで落ちずに乗っていられれば、どんな川でも問題ないことだけどね。)

いよいよ、ゴールの秋葉オートキャンプ場が見えてきて、6キロに及ぶ大冒険(笑)が終わった。^_^;
ゴール地点が近づくにつれ、ジュンコは「もう、終わり? もう、ゴール? もっと漕ぎたいよ〜」と言っていたけど
本当に気持ちが良く、楽しく下れたのは、ミキ夫妻とみなさんの下調べとフォローのお陰と感謝しきり。
ありがとう、また誘ってね♪

ゴール地点に停めてあった車に運転手3人が乗りこみ天狗ひろばまで行き、上流に置いてきた車3台を取ってきた。 
ミキとみなさんとここで別れ、私達は教えてもらった村の福祉センターのお風呂に行った。
その施設はまだ新しく、お風呂はキレイだし、誰もいなくて貸し切り状態だったのとで、とっても気持ち良かった。 

  
キャンプ場の前の河原でキャンプ。雨の日は気を付けようね。    散々泳いだのに翌朝また張り切る かわうそ君

その晩秋葉オートキャンプ場の前の河原にテントを張ったが、もの凄く暑くて寝付けなかった。
日中熱された河原の石が地熱となって伝わってきたのか? それとも記録的な熱帯夜だったからだろうか?
寝不足の目をして、私達は早朝6:00に撤収を済ませ、ジェスパを少し遊ばせてから、気田川を後にした。

早朝、秋葉橋のたもとにて

気田川はカヌーイストと釣りおじさんだけじゃなく、流れの緩やかな部分では、家族連れが多勢水遊びをしていた。
水は最高にキレイだし、川遊び&キャンプだけでも充分満足出来そう。  次はビッケも連れて来よ〜っと♪ 
                     

 

交通 東名高速道路 浜松I・Cより
1時間弱
高速を降り天竜・浜北方面に出る。R45を北へ、天竜方面を目指す。
浜北市内を通過して鹿島橋にでる。橋を渡ってトンネルを抜けると天竜市にでる。
双竜橋の手前を左折して、山東のY字路を右折するとR362に入る。
峠のトンネルを超え坂を下ると気田川に出る。
川に沿って進むと左側に秋葉オートキャンプ場。その先に山村開発センター(天狗の看板)がある。

高速降りてから最初は天竜、過ぎたら春野の看板をたどってくると分かり易い。←ミキ談
  ミキのH・P
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