北海道旅行

夏休みも残すところわずかとなり、ジェスパ家は今年の夏の締めくくりに北海道旅行に出掛けた。 
短い日程なので飛行機で千歳まで行き、そこからレンタカーで美瑛・小樽・ニセコに宿泊する予定だ。
この旅行は、しーちゃん(私達の母)が6月に少しの間入院していたが、すっかり完治した為に
「じゃあ、何処か旅行でも行ってギャーギャーと楽しもう!」という主旨から、犬はハチ(父)に預けて女3人で
行くつもりだった。 
しかし、計画を盗み聞きしていたビッケが、しきりに私達の後を付け回し、黒目がちの瞳をウルウルさせて
見つめる為にとうとう根負けして、「仕方あるまい・・犬も連れてってやるか」って事になった。

犬連れが条件になると、パッケージ旅行は少々無理かも?と思いきや、飛行機とレンタカーと1泊だけホテルが
付いたお得なプランがあったので、早速旅行会社に電話。 札幌のホテルをニセコのペンションに変更してもらい
更に人間専門のペンションに犬の宿泊O・Kの許可を貰ってもらった。 あとは残りの2泊を自分達で探せば良いだけ。
ウッシャッシャッシャッ!完璧。

ここまで順調な旅行計画だったが、実は私達には当日まで心配な事があった。 ビッケの飛行機初体験だ。
チッチャイし、臆病だし。 もしもビッケに何かあったら・・。と、家族一同、心配で心配で仕方なかった。 
が、当のビッケは初めての事で何が何だか分からないうちに籠に入れられ、全日空のおネェさんにとっとと
連れて行かれてしまった。 しかもかなりの内弁慶と見えて、普段は籠に入れられた途端に「こらっ、ダセッ!」と
文句を言うのに、すっかり伏せなんかして、おまけに「まぁ〜、お利巧さんねぇ〜」等と誉められていた。まったく!

             
    ビッケ初フライト↑「出せっ」カリカリ  ジェスパ↑「・・・・」          幸せの黄色いハンカチロケ地にて。幸せな2ひき

千歳に着き荷物を取りに行くと、ジェスパとビッケの籠がすでに運ばれており、大きな声で「ワンワン」と合唱していたので
ちょっと引き取りに行くのを躊躇してしまった。(^^;ゞ  しかし、無事でなによりだったなぁ。 
早速レンタカーを借りて、まずはメロンと炭坑で有名な夕張に向った。 
夕張では、高倉健と倍賞千恵子が主演した昔の映画「幸福の黄色いハンカチ」のロケ地と、石炭博物館に寄った。
石炭博物館では、館内は抱っこ出来る犬のみ入場可との事だったのでジェスパは外に繋いでビッケだけ連れて入場した。 
博物館では炭坑で賑わっていた頃の夕張の様子や、石炭が出来るまでの過程、真っ暗な炭坑の現場を再現した洞窟を
ヘルメットとヘッドライトを着けて進むコーナーと趣向を凝らしてあり、なかなか面白かった。
帰りがけにメロンドームと名付けられたお土産屋で、冷えたカットメロン300円に「めちゃめちゃうめ〜っ」と感動していたら、
いかん!思いの他夕張を満喫していたらしく予定時間をすっかりオーバーしてしまった。 
これじゃぁ、今日は富良野の観光は無理じゃん・・。 とにかく一路、宿泊地の美瑛に急いだ。

美瑛に着いたのは夕方5時を回った頃だった。 そろそろ陽も傾いてきたので急いでパッチワークの丘へ向う。
くねくね道を行き丘を登りきると、そこにはCMや北海道のガイドブックにある景色が広がっていた。
地図を片手にケントメリーの木、セブンスターの木、セレブの丘・・と日が沈むのと競争するかのように急いでまわったが、
残念な事にこの広大で素晴らしい景色をカメラに収めようとすると必ずトラックや家屋、さらに工事現場が入ってしまい、
(生活している人がいるのだから当たり前なのだが)CMやガイドブックがいかに上手く邪魔モノを除けて撮っているかが分かった。

                
     パッチワークの丘にぽつんと立つケンとメリーの木             でっかいど〜う、ほっかいどう〜(古い・・^^;)

日が完全に暮れる頃、その日宿泊する美瑛のコテージ(ペンション)に着いた。 夕飯が付いていなかったので
駅前に繰り出し旭川ラーメンを食べ、ついでに銭湯を見つけて慌しい1日の疲れを洗い流した。

                
         ペンションのヤギの親子                    麦ロールはこ〜んなにでかい

翌朝ペンションで朝食を済ませ、昨日周れなかった富良野〜麓郷「北の国からロケ地」巡りに出掛けた。
美瑛の道は国道から1本入ると丘の田園景色が楽しめる。 昨日通ったパッチワークの丘の反対側の景色を見ようと、
より丘の高低差がある展望の良い田園風景のパノラマロードを通りながら、今日の目的地麓郷に向うことにした。

今回借りたレンタカーにはナビゲーションが付いていたので、早速ナビに目的地「麓郷の森」と入れてみた。
するとこりゃ便利×2。 最短ルートを計算してくれてさっそくナビを開始した。私達の愛車ジムニー(またの名をジェスパ号)には
そんな素晴らしいものはついていないので、「ちゃんと地図見てる?」「あっ、ここの曲がり角じゃん!」「おめーが○×△!」
「下見てると酔っちゃうんだよー!」とまぁいつも喧嘩になるわけだが、今回はそんな姉妹のいざこざも聞かずに済むと
シーちゃんも安心していたようだった。 んが、しかーし!
このナビ、どういう訳だか肝心の所で何も言わないという癖があるらしくこの旅行中何度それで道を間違えた事か。(怒)
文明の力に頼り過ぎるなとの警告だったのだろうか?
さておき、ナビの言うままに県道を行くとだんだん車の全く通らない道路に出てきた。それでも一応舗装されているので
不安はなかったが私達のレンタカー以外ほとんど車が通らないし、両脇はどうやら自衛隊の訓練場のようだった。
「変な道を案内するなぁ〜」と思っていると前方から見慣れた白い車がやってきた。 どうやら私達の車と同車種の
レンタカーようだ。(笑) きっとあの車は富良野から来たに違いない。ナビに目的地「美瑛」と入れたら地元の人も通らない
この道を案内されているんだと思うとなんだか可笑しくなった。

富良野はドラマ「北の国から」のオープニングの映像のように、だだっ広くて田舎で野生動物がウロウロしてるってイメージ
だったんだけど実際は栄えてた。 富良野はかなりちゃんとした町で特に国道沿いは大きなスーパーや量販店の電気屋
なんかがあった。 多分、「北の国から」のドラマが始まった頃(純も蛍も子供だった頃)は富良野ももっと田舎だったんだろうけど
20年と言う時は人も町も大きく変えてしまっていると思われ。だけど、私はやっぱり子供の頃見て憧れたあのドラマの世界に
浸りたかったわけで。 だからまず麓郷にある五郎の石の家と五郎が建てた丸太小屋それと一家が正吉と共に3番目に
移り住んだ家を見に行った。 麓郷に近づくと景色はだんだんと田んぼやとうもろこし畑やニンジン畑ばかりになり
ここなら蛍のキタキツネも出てきてくれそうだ。
ここで私達は我を忘れてしばし五郎や純や蛍やときには雪子おばさんになりきって「北の国から」に浸ったわけで。
(富良野の話はかなり「北の国から」マニアックなので軽く読み流してください。)

        
ア〜ア〜アアアアア〜ア♪ンン〜ンンンンンン〜♪          とうさんが言っていた三日月のラーメンは美味しかったわけで


麓郷から草太兄ちゃんの牧場のある八幡丘を抜けて富良野駅に出てそこでお昼にすることにした。
富良野は特にこれと言った名物もないので、ここはもっとどっぷりと「北の国から」に浸るべく、ドラマに何度も出ていた
三日月食堂に行って、五郎が純に「三日月のラーメンの方が美味いな」と言ったラーメンを食べた。
三日月のラーメンは素朴なさっぱりした醤油味だけど後を引く味で、この旅行中食べた中で一番美味かった。

お昼を食べた後、空知川に行った。もちろんこの川に寄ろうと言ったのはユウコで、またも「北の国から」名場面を思い出しては
「ここの景色は変わってない」だとか「蛍がかあさんに手を振った場所だぁ。」とか「四畳半(中畑のおじさんのいかだ)に乗って
いかだ下りしたっけ」とか1人物思いに耽っていたけれど、ジュンコとジェスパにとっては”蛍がお母さんに手を振る”のは
どーでもいい事で遊びに熱中してユウコのうわ言に空返事しかしていなかった。 

とにかく目的は色々として、ユウコもジュンコもジェスパも最後の空知川で富良野を納得したので、一路おいしい夕飯を
食べるべく小樽へと向った。

                 
一ヶ所だけひまわりがまだ咲いていた     「いつも馬鹿娘がお世話になってます。」   小樽運河にて↑この後運河に落ちそうになる犬
 

富良野から4時間、高速をひた走り小樽に着くとちょうど日が暮れはじめていた。 
車を停めて小樽運河を歩いているとボンヤリとガス灯に明りが燈った。 
運河に映る明かりを「うわぁ〜、何度見ても風情があるな〜」とホンの2・3分感傷に浸りながら見ているとお腹の虫が鳴き出した。
花より団子の親子は即刻、運河に別れを告げて小樽での最大の目的である雲丹丼を食べに向った。
小樽にはお店がいっぱいあり過ぎて、何処で雲丹丼を食べるかが問題だったのだが、私達が選んだ「運河亭」と言うお店は
夏期の間1人前に雲丹が一折り付いてくるという豪華な所で、一同満面の笑み。
その夜はペンションに向う道すがら温泉に入り、オーナー手作りの快適なログペンションでゆっくり過ごした。

翌日、「北海道旅行とは、“北の国から”に浸る事と“雲丹丼”を食べることだ!」と意気込んでいたユウコがすでに行程を終了し
すっかり廃人となっている為、目的を失った私達に代わってジェスパが指揮をとる事となった。(実際はジュンコ)
まっすぐ宿泊予定のニセコへ向ってしまってはつまらんので、海沿いをグルッと積丹半島の方まで回ってから行こう。
そうすればジェスパだって楽しいのだ。 果してこの判断は正解なのか? その答えは小樽をでて国道を余市方面へ
15分も走った頃に分かり始めた。 

「う、こらっ!痛い、痛いよーー」と突然シーちゃんが叫んだ。
振り返ると海の臭いを嗅いだジェスパが興奮して右往左往しながらシーちゃんを踏んづけていた。 
「わかった、今助けてやる」とジェスパ側(海側)の窓を開けて、興奮を鎮める。ジェスパは窓から顔を出して
ずーーーっと海の匂いを嗅いでいた。(もう大丈夫) ところが今度は「フンガー、フンガー、フンガー」とブタが上品に鼻を
啜る音と「ブヒョーーン」とオヤジが下品の最大級にクシャミしたみたいな音がしてジェスパの鼻汁が飛び散っていた。
そして永遠と続く海岸沿いの国道(ジェスパロード)を、哀れなシーちゃんはジェスパの“踏んづけ攻撃”か“鼻汁噴射攻撃”か
究極の選択を余儀なくされ「もう、この道はヤダー」とぼやき、やっぱりジェスパの指揮に従った事を少し後悔していた。(ーー;)

           
グラスボード見えるのはうにばかり    うわぉ!ガリときゅうりの下にも雲丹が。(@_@)        ジェスパロードをひた走る

積丹の町に入るとあちらこちらに雲丹丼の看板が。どうやら雲丹が特産物らしい。 「えーっ、昨日雲丹丼だったじゃん」
と言いつつやる気満々の3人組。 とりあえずお腹を空かせる為にグラスボートに乗船した。
抱っこ出来る犬ならば同乗可の船にジェスパも抱っこしてみせたが、あっけなく断られビッケだけ連れての乗船になった。
(ジェスパは乗り場のお姉さんに預けた) 出航すると切り立った崖の壮大な景色を見ながらボートは進み、
その後海底が見えるポイントへ着くと、競って地下室にあるガラス窓の付いた席を陣取ったものの、見えたのはヒトデや
ウニだけで、無性に腹が減って乗船時間が長く感じただけだった。
一体、グラスボートのお客さんの何人がこのあと雲丹丼を食べたのであろうか・・?と話し合いながら、私達はボートを降りた途端
ボート乗り場から目と鼻の先のお寿司屋で雲丹丼を注文していたのは言うまでもなかった。(^^;ゞ

お腹が満足したところで、積丹半島の先端に程近い「日本の浜百選」に選ばれた島武意海岸へ向う。 駐車場に車を泊めて
狭くて低い真っ暗なトンネルをくぐると展望台から、沖縄の海のような白い砂浜と透明度の高い海が広がっているのが
目に飛び込んできた。 あまりの絶景にジェスパロードをここまで走った甲斐があったと喜び合った。
展望台の周辺には「ハブに注意」の立て札が何箇所かあったが、怯まず長い階段を浜までどんどこジェスパと降りていった。
(復路の登りを考えたらダーメ、ダーメ) 近くまで来ると水が透明で澄んでいるのが分かる。
ジェスパは当然、必死に泳いでボートでの置いてきぼりの憂さを晴らしていた。

しばらくジェスパに付き合ってから、神威岬へ。 ここはかつてアイヌの娘チャレンカが源義経に置いてきぼりをくらい、
「和人の女を乗せた船がこの海を渡ると事故にあうであろうぅ。きぃ〜っ!」と言いながら身投げしたと伝説の岬で
まったくやつあたりも甚だしいが、実際日本海最大の難所であり、安政3年までは舟に女人を乗せると海が荒れるといわれ、
女人禁制の地となっていたそうだ。
が、今では女も犬も立ち入り禁止ではない。JJチームは足取りも軽く、片道20分の道を先端まで歩いて行こうとしたが
もうすでにお疲れのシーちゃん、ユウコ、ビッケが「早くしろー!ぶーぶー!」と口々に文句を言いながら車で留守番している
ので半分位で引き返す事にした。 それでも岬の丘陵と下の海の色の美しさは堪能できた。

                         
           
透き通った日本海も綺麗だったけど切り立った岩も凄かったよ。      神威岬にて「お尻がムズムズするよ〜」

神威岬を後に一路ニセコに向う。 ニセコはアウトドアスポーツのメッカだけあって、可愛いペンションやホテルが沢山あって
ペット連れでも泊まれる所が多いようだ。 旅行会社が契約していた私達のペンションは、人間専用の宿だったのだが
空いている時期だったからか犬も受け入れてくれ、大変ありがたかった。 宿のお風呂から羊蹄山がくっきり見えて
ニセコに来たぁーーって気分が盛りあがる。 出来ればラフティングやリバーカヤックを楽しみたいのだけど、今回は母&犬連れ
だから我慢、我慢。

最終日の朝、目覚めると雨が降っていた。 ここまで天気は順調だったのに・・・残念。と思ったら朝食を済ませる頃に
空が明るくなってきた。 どうも止みそうな予感がするので、宿を少し早く出て神仙沼のトレッキングに出かけた。 
国道からハイキングコースの入り口が始まるのだけど、想像以上に綺麗に整備された木の道は、しーちゃんでも楽勝で
沼まで30分程歩いたけど、あっという間の感覚だった。 目的地の沼はニセコで一番美しいと言われるだけあって
神秘的な感じがした。 けれども、うかつに近寄ると目をギラつかせて沼を見つめる奴が飛び込みかねない為に
早々に立ち去らなければならなかった。 沼だけでなく、途中の笹を縫うように続く道や、湿原の雰囲気もとっても良かった。

        
 神仙沼へ続く湿地帯の道。凛とした空気が気持ち良い。        神仙沼から20分で長沼に着く。誰もいない沼は静寂の世界だ

ニセコの街に戻って、飛行機までの時間をいかに過ごすか?の作戦会議をする為、羊蹄山が目の前に広がる
カフェでランチタイム。 1階がアウトドアのお店で2階にテラス席がいくつかあるお洒落なお店だったが、
犬も快く入れてくれたので心置きなく大きなチーズバーガーをジェスパに見せびらかしながら食べることが出来た。

ここでしーちゃんが、千歳に戻る途中に洞爺湖で有珠山を見たいと提案。 満場一致で行き先が決定された。
数年前にキャンプをしながら北海道を周った時、洞爺湖のキャンプ場にもお世話になったけど、そこは今でも残ってるのかなぁ?
買物をしたスーパーも大丈夫だったかなぁ?と思いを巡らせなあら洞爺湖付近に来ると、国道が一部通行止めになったままの
場所なんかがあって、「おおぉっ、なんだか凄いことになっちゃってるなぁ」(当り前だが)と実感できた。

まず、火山博物館に入り実際に噴火の時の資料や展示物、映画なんかを見ることに。 入り口には火山の熱でタイヤや
フロントガラスが溶けた車、山から転げ落ちて来た大きな岩なんかがあった。 去年の噴火は場所が予想されていたらしく
住民も避難できて無事だったらしいが、それにしても・・・。思わず絶句した。

                    
                        今も白い煙を出し続けている火口。 足の裏がちょっと熱い。 

博物館を出て、今年の夏に噴火口の現場が公開された西山の山麓噴火口へ向う。 火山遊歩道の受け付けで
バッチを受けとってから暫らく歩くと、以前は車が走っていたアスファルトの道路が地割れして、陥没陥している所や
盛り上がっている所がある。 しかも地面は地下から熱が伝わって熱くなってる所もある。 犬が暑くて舌を出し始めたので
木道に道を変えて更に進むと、もう舗装道路は、シワシワ、グチャグチャの地面と化していた。
ついこの前、ここに家があったなんて信じられない光景だった。 
木道は噴火口のまじかまで行けるんだけど、火山性のガスも出ていていつまでも滞在する気にはなれなかったから、
犬を連れてソソクサと噴火口を後にした。 それにしても、恐るべし自然の力。 こうして呑気に観光している間にも、
自分の踏みしめてる地面の下ではマグマがドクドクと活動してるのかと思うと、なんとなく緊張感が湧いてくるのだった。

私達が5年前に洞爺湖に来た時は、火山の噴火なんて想像も出来なかったけど、溶岩はキャンプの買出しに来たスーパーの
すぐ近くまで来ていたし、キャンプ場までの道はすでに無くなっていた。 
洞爺湖で日帰り入浴をさせてもらったホテルは無事だったので、記念に今回も温泉に入浴させてもらった。
お風呂に浸かりながら、洞爺湖といい、三宅島といい、ジェスパを連れてキャンプした地が次々に噴火しているのは、
何かの因果かなぁ・・・。と、ボンヤリと思うのだった。

みっちりと遊び疲れた私達は、ANAの飛行機の中でジェスパとビッケの微かに聞こえる「ワンワン、ワンッ!」の声に
キョロキョロと周りの人の目を気にしつつ、これでもか!と最後の最後に空港で入手したウニ弁当を食べ、
こうして3泊4日の旅は無事に終わったのだった。   

 

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