4CX1600BとSK-3A


4CX1600Bの雄姿。底に同じ形で4本のPinがあるが、これは全てCg-Pinで大変面白い造りになっている。


専用ソケットSK-3Aのトップとボトム。外側の金属部分は、Sgに接触するフィンガーストック。


専用チムニィ。CH1600Bという事で購入したが純正品かどうか不明。
4角にL金具による取り付けネジがタップあげされている。
上部は4角にスリットが切り込まれ、ホースクランプで締め付ける。


4CX1600Bのスペック

コメント:2001.11.05に届いたSvetlana社4CX1600B。GKのアンプの構想を持っているが、何時実現するかは???。とにかくシンプルに余計なものを付けないで作ってみたい。また最高周波数にも挑戦してみたい。

GU-74Bや4CX800Aを2本並べると、均等動作を確保するための工夫が必要になるが、この球だと1本で済むからそうした問題から開放される。4極管ファンには本当に有り難い球である。

入手は、札幌のFDT Laborからであるが、最後の在庫だった模様。ロシアから直輸入されたGU-74Bの大味なルックスに比べ、金属部分の梨地とちょっとマゼンタ色のセラミックは上品にさえ感じる。また梱包はUSAのEimacやAmpelexと同じ様にウレタンフォームを使い厳重に行われている。なおチムニィは浜松のアールエフパーツから購入した。また米国のRF PARTSSURPLUS SALESで本格的に取り扱っている。

なお、同等管(らしい)がScientific Technical Center NavigatorGU-91Bとしてリストされていますが、データを見るとSvetlanaの4CX1600Bとは不一致の部分が多くあります。比べてみてください。またSvetlana USAの4CX1600Bのページには「The 4CX1600B is a modified version of the GU-91B」と記述があります。

参考:JA0EIV西山氏からの情報です。GU-91BのCp-sgを実測すると15pFとの事です(HPのLCRメーターで測定)。4CX1600Bはどうかと氏より問合せがあり、標準VCとの置換法で確認したところ15pF+α=16pF程度ありました。測定環境や手法が異なりますが、この部分については大差が無い模様です。144MHz以上のハイフレ・アンプでは、HFでは気にもしなかったCp-sgが気になってきますね。