メーカー製リニアアンプからのヒント


ACOM-1006 50MHz Liner Amplifire Photo from ACOM's web site


写真はACOM社の50MHzリニアアンプACOM1006の出力部です。同社のWebSiteからの転載ですが、見易いようにトリミングとガンマ補正を施しました。概観はACOM1000からバンドSWが消えただけでサイズ(422x355x182mm)は同じですが、重量は何故か3Kg重い21Kgとなっております。
コストパフォーマンスの高いロシア製真空管GU-74Bを1本使用し1KWを出力します。入力回路は分かりませんが、出力はπL型です。πL回路と負荷のリターン回路(VC類のアース側)がシャシに直付けなのがやや気になります。しかし、50MHzアンプの自作を目指す方には大いに参考になる事でしょう。
プレート回路は50MHz専用で、かつACOM1000と同じ筐体の様ですから、部品配置が大変緩やかです。ACOM1000と同様にパラスチックサプレッサ、カップリングコンデンサ、直流給電位置、プレートRFCなども参考になります。パラスチックサプレッサのL分の大きさにも注目です。パネルにはLCDによるチューニングインジケータを配し、昔ながらの電流計は姿を消しています。 写真を見ていると製作意欲がわいて来ませんか!?。