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8月5日のミニOB会へ赴く途中、時間調整でJR静岡の駅ビル5Fにある谷島屋を覗いた。電子や無線に関する図書が目的だったのだが、悲しいかなその類の本は雑誌も含めて見当たらない。かつては花形だったのに。PC関係でもハードウェア関係のモノは殆ど無く、有るのはアプリケーションの解説本ばかり。これが電子立国と言われた我が国の現状なのか…。やや唖然としながら店内を歩いていると「伝説のプラモ屋」と題した文庫本が目に入った。著者は先月他界されたタミヤの田宮俊作氏。一瞬にして四半世紀前に読んだ「田宮模型の仕事」が目に浮かんだ。入れ物を持たずに来たので、ポケットに入れ様としたが入らない。その場の購入は諦め、後日Amazonへ注文すると翌日届いた。空き時間にむさぼる様に読み進めているが、時間の経つのを忘れてしまう程だ。小学時代は田宮模型の木工戦艦とパンサーやロンメル戦車等のプラモデル、そしてジャガー等のレーシングカーに育てられた。少年時代の思い出が、書かれた内容と絡み合って連鎖してくる。この年になって初めて知る、ワールドワイドな模型の世界とタミヤのスタンスや歴史秘話、少年時代は知る由もない人間模様なども興味深い。田宮氏の軽快な文体は読み心地良く元気を貰える。そして読み出すと止まらない。 |
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6時50分に起床し、早々に窓外を眺めるが雨は降っていない。天気は曇りだからと、ここ数日雨の朝を期待しているが全くの空振り。しかし今朝は違った。朝食中の6時35分、いきなりスコールの様な雨が降って来た。1時間程の間に凡そ30mm近い雨が降ってくれた。その後も断片的に降っているので、このカラカラの大地を潤してくれるものと思っている。写真はその最中、灌水用ポンプのホースを引き上げに赴いた時のもの。山切川本流より、そこに注ぐ伊野沢からの濁流の方が暴れている。自宅より東側の山には相当量の雨が降っている模様。連日何トンもの水をミカン畑に入れていたが、雨は一瞬にしてそれをこなしてしまう。自然の恵みとその力に驚かされるが、感謝の一声だ。 ところで今日は、14時から静岡護国神社で永大祭祀講社大祭があり赴いた。毎年のことだが、これまでの記憶では全て快晴で、土砂降りは初めてだった。祭事の最中にも土砂降りがあり、参集した皆さんの列に雨が吹き込むハプニングもあった。広場に吊られた伯父と自分の名前が記された提灯を確認後、本堂へ移動し大祭の開始を待った。実は大雨のため、本堂から事務所までの回廊が解放された。そんな回廊があることも初めて知った。オンマウスは本堂での祭事の様子。 |
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電波教室が藤枝市生涯学習センターで行われ参加した。今月は夏休みと言うことで計4回開催されることになっているが、家業や地元の所用の関係でこの日を含め2回参加することにしている。生涯学習センターは、過去JARL支部大会が行われたところで馴染みがある。往路も復路もR1バイパスを使った。今回は小学生15名と、親御さんが参加するフルメンバーとなった。しかも半数以上が小学3年生とくるから、どんな電波教室になるか戸惑いもあったが、全員無事FMラジオキットを完成させることが出来た。イヤホンから聴こえる放送を確認すると、会場に子供たちの笑顔がほころび歓声が響いた。 写真は会場となった藤枝市生涯学習センター・工芸室。FMラジオキットの製作が始まり、電波適正推進員(7名)が支援。ワイワイガヤガヤとする会場の雰囲気が伝わって来る。オンマウスは小学3年と6年の姉妹で参加した御2人。部品を部品を基板に取付ける姉、半田付けをする妹の姿が微笑ましい。 FMラジオキットは今年度からの新製品。まだ改善の余地があり、静岡電波適正利用推進員協議会では、現状に合う様に部品の配置(電池ボックス)や組み立て手順等を随時修正している。AMラジオキットに比べ、部品点数が減り製作時間の縮減になっている。DSP処理で共振依存の回路は見当たらない。 |
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このところ機械類の不良が多い。写真は、軽ワゴンをジャッキアップしミッションを点検しいる様子。平石への上り坂でLowギアなのに力が出ずエンストしてしまった。バックで坂を下り、勢いをつけて上り切り難を逃れたが初めての経験だ。クラッチは滑っていないし、平地での3rdやTopは問題ない。LowギアなのにLowじゃない感触(速度や音)だ。ミッション内のギアがシフトしていないのか…などと想像が巡る。またBackへ入れるのが至難の業で、ダブルクラッチから探る様にして力を入れないと入らない。義弟の会社から整備士を派遣して貰うと「当たり!」だった。ギアレバーのコンソールを外すとビックリ。ミッション本体へ、縦と横の操作を行うワイヤーロッドと、チェンジレバーアセンブリとのつなぎが、横側で脱落し制御不能。Low-2ndへの横移動が出来ない状態だった。オンマウスは、脱落しない様にタイラップで縛り上げて仮復旧。 もう一つは灌水用ポンプのエンジン。30分程度回すと停止してしまう。自宅へ持ち帰り、エアフィルタを取り払うと元気にはなるが、結局は停止。エンジンを回しながら、キャブクリーナーを吸気側から要所要所へ吹き付け洗浄。ところが今度は始動が出来ない。水かクリーナ液か…キャブ底に溜った不用分を流し出すと復旧。更に運転中、燃料コック下から燃料が漏れが発覚…地面に溜まり。コックのフィルター容器を締め直して復旧。経年と振動で漏れ出した模様。これで取り敢えず全面復旧で水揚げに復帰している。色々あって整備屋か農家か分からない。 |
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8月6日は自宅の温度計が40℃超を示した。これまで連日38℃前後だったが、天気予報は前日から「静岡市40℃」を唱えていたが見事的中した。しかも駿河区では41.4℃で県内記録を更新した。数年前では考えられないことで、驚きのほかに言葉が無い。今や33℃位だと涼しさを感じる位に体がマヒしている。こんな状態だから逃げ場のない植物は大変な状況だ。ミカンも連日何トンもの水を畑に流し込んでいるが、焼け石に水の感がある。とにかく雨が降って欲しいが全くその気配がない。 ところでオンマウス。川から水を揚げる灌水用ポンプの燃料を補充に赴いたら妙な光景に遭遇。ポンプから垂らしたホース(ストレーナー)の下流に黒く魚の群れの塊が見える。写真では分かり難いが、魚はアユ・ハヤ・オイカワなどが群れを成している。まるでウナギの群れの様だ。そして良く見ると、手前から落ちている伊野からの沢の水を浴びようとしている。てことは40℃超の気温で川の水の温度も上がり、魚たちは競い合って涼を求め沢の水を目指しているってことか?。子供の頃はウナギの幼魚(地元ではネバと呼ぶ)が同じ場所で群れを成していた記憶がある。5〜6歳頃から同じ場所を見てきたが60数年振りに見る光景だ。やっぱり可笑しい。 |
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蜂場の獣害対策として電柵設置に補助が出ることになった。年度代わりの頃決定し、先月電柵(ニュージーランドGALLAGHER社製)が届き設置講習会が行われた。その後、養蜂会メンバーは個別で施工を試みている。我が家も何時やらなければと考えていたが、連日の酷暑でその気にならなかった。完了報告をしなければいけないこともあり、思い切って本日5時過ぎ、カミサンと二本松の蜂場へ赴き設置作業を行った。写真はその様子。電線入りの防草シートは先月29日に敷き、ピンを打ち込んであった。内側に4段式の柵を張り、その外側に2段式の柵を張った。本体は鉛バッテリをソーラーパネルで充電する電源を内蔵し、24Hの運用が可能となっている。最後に使い方や注意事項等についてカミサンに説明したが、ハード的な話をすると騒ぎ出すから困ったもの。何も考えなくて済むように設定し終了する。 ところでこの日は昔の職場の同僚との飲み会が、静岡駅前地下の「徳川さん」であった。JR清水駅までの往復はカミサンに送迎してもらった。久し振りに静岡駅前の地下を歩いたり、時間調整で駅ビルにある谷島屋書店を覗いたりする。オンマウスは同僚との集合スナップ。皆元気で明るく元気を貰った。大いに盛り上がり、その後2次会も同様だった。23時44分の終電で帰路に就く。みんな有難う!。 |
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連日の猛暑でうんざりの日々が続いていたが、カミサンが気分転換だと温泉行を宣言した。ミカンの水やりがあるけど、まぁ良いかと、燃料切れで揚水が止まる様に適量の燃料でポンプを始動し出発。暑いところは御免と久し振りに奥山温泉を目指す。中部横断道富沢ICを下りR52を下って富士川支流の福士川を上る。途中カミサンの要望で滝に寄ったり温泉手前の蕎麦屋で昼食を取る。この辺りは昭和の時代にTロケ(東海自然歩道を行く)した思い出があり懐かしい。温泉への上りでは野草チェックをするカミサンから急停車のリクエスト。そんなの帰りにせよと先に進むと12時半頃に奥山温泉着。数えたら9ヶ月振りだった。セミの鳴き声を間地かに聴きながら露天風呂に浸かる。自宅周辺も田舎だが、ここは異次元の世界が展開している。川の音や魚、多種多様な樹木や野草、セミをはじめとする虫たちの音。ニィニィ、ヒグラシ、ミンミン、ツクツク、アブラ…皆手の届くところに居る。16時頃帰路に就く。十分な気分転換をしたが、上りのリクエストに応えながらの下りが待っていた。写真は奥山温泉正面。オンマウスは下り道で車を止め、ガードレールの外に出て***ごぼうを撮影するカミサン…たくましい。 |
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夏の百花蜜搾りの準備で、平石の蜂場で巣箱を点検に行ったカミサンが慌てて帰って来た。暫く点検をしていなかったのが災いしたのか、巣箱内に無駄巣が多量に出来、点検どころでは無かったらしい。それで急遽蜜を絞ることになり準備を始めた。遠心分離機を炎天下に取り出し洗浄して乾燥。電源のバッテリは揚水ポンプで田んぼへ持ち出しているので代替を投入。電気ポットに電源を入れ、蜜蓋ナイフを温める。作業場の室温は35℃以上もあり、やってられないので大型扇風機を準備。その間にカミさんは再び平石へ赴き、無駄巣を切り落とした巣枠を5枚持ち帰った。無駄巣削除の後が生々しく、気温が高いこともあって巣枠はハチミツまみれだ。それでも蜜蓋はしっかりと掛かっている。これをせっせと切り落とし、順次巣枠5枚を遠心分離機へ装填する。本来は9枚でバランスがとれる仕掛けだが、5枚だと分散しても均等になり難く震度が激しい。遠心分離機を手で押えながらの作業になった。 写真は夏の百花蜜の初搾り。気温が高いため流れがサラっとしている。カラスザンショウが少し混じり辛味があって美味い。オンマウスは日中の気温で37.5℃を超えている。暑い訳だ。 |
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7月30日5時38分、10MHz/FT8初のTJ(Careroon)と交信し、朝からラッキィと思っていた。ところがLogサーチでヒットしない。レポート交換まで完璧で、相手の73がデコード出来なかったのはコンディションだろうと、勝手に思っていたのが誤りだった。せっかくのチャンスを棒に振ってしまったのだ。DXCCを数えなくなって四半世紀以上経つが、それでも悔しいのはDXが好きなんだろう…。もう運用は無いのかと諦めていたら、8月2日4時21分に容易に交信が実現。Logサーチも無事ヒットした。 このところ酷暑が続き連日37℃前後まで気温が上昇している。このため夜明け前に起床し、朝食前の農作業が生活パターン化している。動き出す前にDXingするスリルを味わっているのだ。余りムキにならず、自然体で交信局数を伸ばしている。 この暑さで、田んぼは1000リットルのタンクを追加(写真)し、現在軽トラを含めて2000リットル体制になった。これを1日に2回分散水するので、連日4000リットル程度を畑へ流し込んでいる。この暑さで川の水を揚げるポンプの発動機がオーバーヒートしてしまうなど、その対応でも忙しい。タンクからの配水はDCモーターポンプでも十分(基本的にサイフォンなので)と分かり、10年振りに復活。その電源は8月3日よりソーラーパネル+鉛電池(オンマウス/日没後)で対応し省エネを図っている。と言うより、軽トラのバッテリを上げてしまったため。 |
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園地登録しているミカン園は大小8ヶ所ある。立地条件や気候が異なり、品種も複数なので同じ管理が出来ない。土壌も害虫の発生も異なる。同一園地内でそうだから余り神経質になっても仕方ない。やや俯瞰視できる様になるまで一定の時間が掛かった。シャカリキになっても老体は持たないし老化も進む。最近は、自然にテキトウに過ごすのが一番!、と思う様になった。まだ2週間も経っていないのに刈った草の伸びが目立つ。日照り対策で、可能な限り残しながらミカンの木の根元周りを刈るなど、状況に合わせた草刈りをしてきた。ところが、今月中旬に降った雨は、ミカンにも有難かったが草をより元気にさせてしまった。草の種類も園地で異なるので、様子を見ながら再び草刈りの日々が続いている。ざっと1ヶ月に2回、又は2ヶ月に3回刈っている勘定になる。除草剤で何も生えていない園地のミカンは可哀そうだ。農薬散布も月1回以上はあるので、草刈り・施肥・農薬散布・剪定・摘果・その他を並べると一年中畑に居る感じだ。難しいことを言うと頭の中が痛いので、自然に合わせ焦らずテキトウにやるのが一番。写真は草刈り後の汁見谷ハウスのゆら早生。オンマウスは同じく屋敷南のポンカンとはるみ…奥に自宅。草が萎れて茶色になり、大地に帰る姿は美しい。 |