Kuranishi BR-400の電池ケース交換(2011.12.16)
ANTのSWRを測ろうとクラニシのBR-510Dを取り出した。電池は入れっ放しだから中味は期待しない。
ところがケースの蓋を見ると変。塗装の一部が剥れ何となく液っぽい汚れ。マズイ!。急いで蓋を開けるとアルカリ電池1本が液漏れで白い粉を吹いている。
電池を取り出し、電池ケースのスプリングや接点を診るが、汚れはあるものの決定的なダメージは無くひとまずホッ。しかしそれも束の間、もしやとBR-400(写真)を取り出し蓋を開けた。
すると見たくもない光景が展開。マンガン電池だったが同様に液漏れ。白い粉を通り越し赤茶けた錆が電池の両端に…。
ダメかぁと電池を取り外すと予想通り電池ケースのスプリングは錆と化し無残な姿。反対側の接点も錆まみれ。
物心ついてから電池とは半世紀以上のお付き合いだ。その間大幅な性能アップはあったが液漏れは一向に改善されていない。電池メーカーの奮起を是非期待したいものだ。
高価で大切な測定器が電池の液漏れで使えなくなるなんてどう考えても可笑しい。使い方の問題だと結論付けるのは20世紀の発想、21世紀はもっと人や機械に優しい電池を供給して欲しい。如何なものだろう…。

電池ケースは単3が4本横に収まるタイプ。手持ちにはこのタイプが無く苦慮していたが、上京の機会があり秋葉原ラジオデパートのSS無線で電池ケースが目にとまった。タカチのMP-3-6がそれ。ただし半田付け方式ではなくリード線カシメ方式。それ以外はBR-400実装の物と同じ。交換はリード線を切り落としカシメ・ラグへ半田付けして完了。
写真左は交換作業後のスナップ。左下が取り外した電池ケース。写真下はKuranishiのBR-400(右)とBR-510D(左)。残念ながら現在はKuranishi社は存在しない・・・好きなメーカーだったのに。