クリエイトデザインのCB-3F/2K修理(Nov 8. 2018)

2014年3月9日に分解して不具合が発生しアクリエイトデザインのバランCB-3F/2K。熱でコアに巻いたエナメル被覆が焼損して短絡し使えない状態にあった。
3.5/1.9MHz逆Vアンテナに使用していたが、代替バラン(ナガラBL-4K)を仮設で放り込んで凌いでいた。先日別件でタワートップへ上った再、随分アバウトな仮設バランが目に入り苦慮。取り外していたCB-3F/2Kを4年越しに修理して現用投入することになった。
左は取り外して分解したCB-3F/2K(2014年3月9日撮影)。コイルの中央付近が焼けて変色し、一部でコイル同士が短絡している。下は修理を終えてケースに収め、Uボルトを取り付けた様子。



オリジナルのCB-3F/2Kのコイル線材は1.2mmが使われていたが、修理では1.6mmを巻いてみた。コイルはトリファイラで巻くが、コイル同士の接続は、エナメルを剥いだ状態で重ね、細い線材(0.2mm程度)で縛り上げ、そこへハンダを流す。コイル線材を無理に巻き付けようとすると、太いので綺麗に仕上がらない。
左はハンダ上げ前の状態。下はハンダを流し筺体端子へ取り付けた様子。
念のためアンテナ側にダミー抵抗(50Ω)を取り付け、SWRアナライザで目的周波数でSWRが適正であることを確認する。線材の質量が増えているので、若干だが耐電力向上になっていると思われる。