Icom CI-VからBCDを取り出す(Oct **〜. 2013)
手元にHARISSのプリセレクタRF-551Aがある。
10%の離調で-60dBの減衰を与えられる優れもののプリセレクタだ。
RF-551Aはローカル操作とリモート操作が出来る。
ローカルではフロントパネルの周波数ノブを回すと、サーボにより目的の周波数にプリセレクタがセットされる。
5つのノブ(10MHz/1MHz/100KHz/10KHz/1KHz)には0〜9の10ステップ与えられ2〜30MHzの周波数をセットできる。
一方、外部から一定の約束に従ったコードを背面のマルチコネクタへ放り込んでやると、リモートで同様な周波数セットが可能だ。
この機能は大変便利で、例えば無線機の周波数データを取り出せれば、所定のコードへ変換し自動同調が可能になる。
そのための第一歩として、IcomのCI-VラインよりBCDで周波数を取り出すボードを、JA4BUA繻エOMにお願いして試作して頂いた。
写真は2007年頃の写真だが、自作受信機の周波数情報でRF-551Aの自動同調を試みている様子。

左は繻エOMより送られてきたボード。何用のボードか不明だが、ボードマイコンにプログラムを流し込んで目的を果たしている。
CI-Vを受信して周波数を抽出し、5桁のBCD出力を得る。
出力はラッチ処理はしていない。そのままBCD-7segドライバで7セグメントのLEDをドライブすれば良い。
繻エOMより届いたボードの仕様をPDFで用意した。