JH2CLV's Topics & Memorandam
December 2012

Dec 31. 2012  慌しく暮れる2012年
28日御用納めで、29日から年末年始休みに入ったが、正月仕度や親父のケアに家業と例年にない忙しさだ。裏山から笹竹を切り出し正月のお飾り準備。昔ならユズリハにウラジロ、そしてダイダイに藁をない全て自作したものだったが、今では出来合いのモノを買ってくる軟弱さ。神棚にはこれも裏山から切ってきた榊を立て、お神酒と鏡餅を供える。家には神様が6つもあって全部がこんな調子だから、掃除も含めやりだすと結構な時間になる。おまけにカミサンが片栗粉を用意しないまま餅をついたものだから大変。「見てて!」と言ったきりコンビニへ走ってしまった。つき上がっても何も出来ない・・・帰省した子供達と「どうするんだ!」と大騒ぎ中に戻ったが・・・何てこったぁ!だった。片栗粉が無い餅つきなんて不可能と再認識。
さて、大晦日は紅白歌合戦を観戦。親父は「分かんねぇ歌ばっかだ!」と途中退場。しかしこれ「日本の音芸文化を知る番組」として観ると面白い。10年程前に、ビデオエンジニアとしてこの番組に数回携った者としては、内容より裏方の動きが気になるのが正直なところ。それにしても4時間半近い時間をライブでつなぐノウハウは何処にも無く、世界に誇れる団体技術だと思う。写真は何年か前の神棚。

Dec 26. 2012  休みをもらい最後のはるみ収穫
ミカン切り状況に気をもむ親父を安心させるために、家族では「昨日でミカン切りは終わった」ことになっている。実は通称「伊野」にははるみの木が何本か残っている。そのはるみは収穫してみると300Kg程もあった。カミサンと親父が所要で家を空けたため、朝から夕暮れまで一人で行うことになった。これで2012年のミカンの収穫は全て終わった。12月に入り、毎週末つの如く雨が降り収穫作業が停滞していたが、何とか漕ぎ着けたと言う印象だ。親戚や支援を頂いた皆さんに心から感謝している。この後には撰果や貯蔵そして出荷が控えている。写真は青空バックに映えるはるみ。もう少し手入れを良くしておけば良かったのにと、毎年の様に収穫の季節になると反省する。ちょっと生らせ過ぎて全体に小玉なのだ。それでも1ヶ月程貯蔵すると糖度が増し爽やかな甘さになる。専業じゃないから欲は出さずマイペースが大切…などと妙な言い訳をして凌ぐ。オンマウスはミカン畑で発見したメジロの巣。自然の材料の他に白いナイロン紐などが使われていて涙ぐましい。メジロとミカンは深い関係で、子供の頃はミカンの木に鳥モチを仕掛け、口笛でメジロを誘い出してよく獲ったものだ。昔の子供は色んな知恵を生活の中で身に付けていた。

Dec 23-24. 2012  体が幾つあっても足らない日々…
24日未明の東伊豆での仕事に備え、23日は午前中から移動開始。絶好のミカン切日和で、親戚が集まり支援体制が確立する中、仕事に行きますとは実に言い辛い。深夜作業を控え睡眠を取りたくても、口に出せず早々に家を出る。昼発で良いのに9時に新東名に乗り沼津今泉ICから伊豆縦貫道へ。日本文化って何とも奥ゆかしい。 7.099MHzを聴くとお馴染み局。JA1DWMと交信を終えると懐かしい福井のJA9ZQが呼んできた。50WとWhipでよく飛ぶものだと感心する。三島でR136に出る。時間があるので下道を南下。修善寺から湯ヶ島を抜け河津へ出て昼食。随分早く自宅からは約2時間。深夜に備え下見を済ませ宿入り。食事を取って20時仮眠。25時に起き目的地へ移動。作業が終わり宿へ戻ると5時半。仮眠したとは言え睡魔の帰路。耐え切れずコンビニのコーヒー。新東名で会社へ赴き資料整理すると9時。そのまま帰宅すると既にミカン切りが佳境。支援者に礼を言いながらミカン切作業に加わるもどかしさ。幸か不幸か14時過ぎからみぞれ雨。ビッショリで作業は15時打切り。早く終わっても家周りの作業は終日続き床に就くのは24時近い。体が幾つ有っても足らない。写真は北川温泉からの大島と三島から見る早朝の富士。

Dec 22. 2012  再び雨の週末
最近毎週末の如く天気が崩れミカンきりが捗らないとカミサンがボヤイテいる。何か悪いことをしているかの様な後ろめたさを感じていたが今週末も雨。一体どうなっているのか。見事に1週間のサイクルが出来上がってしまった雰囲気だ。 雨だとまったく屋外作業はNGなので、早々に屋内作業が始まる。前日までカミサンたちが収穫していた青島温州の撰果と、顧客からのリクエストに応えるミカンの梱包発送が待ち構えている。この日は未だ残る興津早生を小玉を中心にお客さんへ発送。ついでに親しいお友人には「どう?」と押し売りをしたり。ただ、送る方はサンプルで糖度を見ながら、実際に食して当地のミカンの味が出ているか確認するので外れることは殆どない(本当だよ?)。青島温州が出始める12月になっても早生かよと言われそうだが、これがとにかく甘味と酸味のバランスが絶妙なのだ。甘さだけのミカンでは味わえない大人の味がそこにある。 写真は運送屋の回収を待つ箱詰めされたミカン。外にはロードローラー。家の前の道路工事がいよいよ舗装段階に入った。オンマウスはコンテナハウスに運び込んだキカイ。でもまだ序の口、何時になったら形になるのだろうか。25歳頃に乗っていたロードレーサーまで運び込んだ。

Dec 18. 2012  ネットワークアナライザR3765AHがやってきた
先月仕事でネットワークアナライザが周波数可変時に描くR+jX軌跡を見た。可変する周波数におけるR+jXが数値で表示されると共に、軌跡としてグラフィックに描かれ全体の傾向が読み取れる。モードを変えれば周波数特性や位相特性にSWRなど一瞬にして表示されてしまう。最初からこんな便利なキカイを手にしたら、電卓ましてや筆算などしなくなるだろうなぁと思いながら、いや待てよ今まで把握できなかった世界を手中にできるのも事実だなぁと呟いた。
そんなことを考えていたらたまたま破格のネットワークアナライザがネットオークションに出展されてるのを発見。しかも出展者は繊維関係者で無線とは無縁の方とみえ開始価格は超破格。終了時刻間際になっても余り急な価格上昇もない。ダメモトで積んだところ競争相手はあっさりと下り稀にみる価格で落札することになった。
動作保障は無しとする恒例のお断り付きだったが、落札の翌々日に届いた物件は、電源投入直後のセルフチェックを難なくクリアし測定画面も正常に表示された。そして同軸でSOURCEと測定入力をスルーさせスミスでR+jX表示させると見事な丸円。思わずラッキィ!。写真は帰宅後、子供の様に荷物を開梱し電源を入れたR3765AH

Dec 15-16. 2012  雨と露の週末・・・ポンカン撰果
週末の天気を危惧していたが15日は雨で朝6.5℃。しとしとと一日中降った。予定のミカン切りは出来ず、代わりに既に収穫したポンカンの撰果に精を出した。今年は夏の水不足があり糖度は高い。しかし酸味も強い。1月中旬まで貯蔵すると独特の甘みに変身する。16日の朝は快晴で7.5℃。ところが木には雨露、とてもミカン切などできない。枝を払うだけで雨露が飛び散りビショビショ。それでこの日もポンカンの撰果に明け暮れた。午前中から姉夫婦が支援に駆け付けてくれたこともあり、収穫済みポンカン全ての撰果が15時までに終了。作業中その出来の良否を見て、カミサンと「こうすれば良かった」とか「ああすれば良かった」と言い合い話が弾む。サラリーマンを生業とし専業でない身には、体が幾つ有っても足らず、それは中々辛い部分があると苦笑。 そんな最中、夕食後工房へラジオグッズの移動を進めている。16日には軒先に赤外線検知ライトを取付け足元を照らすようにした。また現在はキャプタイアケーブルを母屋のコンセントから架空延長する電源事情だが、これを単相3線式で分電盤より配電する予定。こう言う事が何も苦にならないのは、まだ現役のラジオ少年だからか…。そういや15-16日は秋葉山の祭りだった。

Dec 13. 2012  連日10mm超の氷
車のガラスが2日程凍り付き、9日に-1℃で2mmの初氷が張ったと思ったら、11日は-1.5℃で9mm、12日は-1℃で一気に12mm、そして今朝は-1.2℃で13mmの氷が張った。例年になく早い。温度計は玄関外で高さ1.5m付近にかけたアナログ式。氷は50m程度離れた畑で水を入れ地べたに置いたバケツ。霜で畑の土はカリカリだから、空中とは明らかに温度差がある。温度がそのまま凍結に連動しないのは、風や湿度の影響や連日の冷え方にもよる様で面白い。 子供の頃、水道が凍りつき水が出なくなることがままあった。水道のパイプに南京袋を巻いた光景を良く見たものだ。前シーズンの最低気温は-5℃程で氷は50mm厚に達した。今季はどこまで行くのだろう。収穫が終わっていないミカンへの影響も気になる。孤軍奮闘、カミサンが頑張っているが中々捗らない。今週末が山場と思うが、雨でも降ったら作業ができない。これが第一次産業の辛いところだ。 先週土曜に設置したユニットハウスへラジオグッズの移動を始めた。21時過ぎ、ヘッドランプを点けて無線機に測定器や図書を運ぶ。12日はノートPCを持ち込み無線LANの動作を確認。時の過ぎるのを忘れさせてくれるが、傍から見るとやはりビョウキに見える様だ。

Dec 9. 2012  最低気温更新で初氷・・・家族でポンカン切り・・・そして葬式
6時半起床、天気晴れ気温は-1℃で今期最低。しかし青空駐車の車のフロントガラスは凍っていない。ユニットハウスの影響で冷え方が変わったか?。もしやと実家で一番冷える貯蔵庫前へ走ると、ポリバケツに2mm程度の氷・・・初氷だ!。するとそれを聞いたカミサンがトイレ横の水溜まりにも氷!と騒いでいる。車は5日・7日と凍り付き初氷は近いと思っていた矢先だった。今年もいよいよか・・・ミカンが寒さでやられる前に収穫しなければ・・・完熟vs凍結のギリギリの闘いだ。
今日は家族と親戚が集まり総勢6名体制で伊野のポンカンを切った。今年は木や土壌の特性もあってか全体にM〜Sの小玉が多い・・・摘果はしたものの。それ以下は切り落すように指示しても切り取ってしまうのは人情。耕作者の年間を通じた苦労をよそに、収穫時に色々のたもう御仁がいらっしゃり密かに苦笑。風があり陽が陰ると冷たく震えるい一日だった。 そんな折、親父の親友宅でご不幸があり親父と葬式に参列。お寺境内のテントの椅子に陣取ったが、こちらも風に煽られて、暖があるものの寒くてやってられない。本堂へ逃げ込んで何とか寒さを凌ぐ。 写真は朝の太田ポンカン。オンマウスは昨日設置したユニットハウス。昨晩はカミサン提案で塩と酒で清めた。

Dec 8. 2012  ユニットハウス設置
昨年単身赴任を解消したことで異動の度に持ち歩いていた測定器や工作ツールそして図書に部品群が実家に集結した。実家はラジオシャックをはじめ倉庫も「ところ狭し」の状況にあった。持ち帰ったグッズは取りあえず仕舞い込んだだけ。機能を無視した収納を余儀なくされ、何をするにも効率の悪い作業を強いられていた。
いっぽう鯖江の友人JA9CPYからはコンテナハウス設置とその快適さを伝えるメールと写真が届いていた。 また通勤途中にあるR1東名清水IC前と、仕事で通る三島の箱根からのR1下り脇にある三協フロンティアのカラーユニットハウスが目に留まりずっと気になっていた。
そして余り変化のないラジオライフにカツを入れる意味もあって、思い切って自宅畑に設置することにした。もちろんカミサンと家族の支援やお隣の了解の下に・・・。
写真は到着したコンテナハウスをクレーンで吊り上げ移動する様子。ブルーはカミサンの指定色・・・本当はこのサイズでのカラーリングは無いらしい。オンマウスは未だ暗い6時過ぎから始めた敷石設置作業。畑なので沈下を嫌い、カケヤで地を加圧しU字溝蓋を6枚敷いた。そして最後にレベルで水平合わせ。これらも中々楽しい作業だ。

Dec 7. 2012  最低気温更新・・・今年2度目のフロントガラス凍結
一昨日朝、気温0.5℃で車のフロントガラスが凍った。そして今朝、今年最低の0.2℃を記録すると共に再びフロントガラスが氷に包まれた。そのままでは視界が悪くとても運転は出来ない。
ウインドウォッシャ水をかけても凍りつくだけで更に視界が悪くなる。ホースで水道水をかけようやく運転できる状態になる。しかし走り出すと再び凍りだすが、その頃は山間を抜け陽の当たるところまで出ているので自然に融けていく。
何とものんびりした光景が目に浮かぶが、冬の当地ではこれが日課になる。凍り付かないときは空気が乾いているとき、凍るのは前夜からの寒暖差があって空中に水分があるとき。などと毎日理科を感じるのだ。
写真は7日朝7時半頃の車のフロントガラスの様子。ワイパーをかけるとガリガリと言うだけ。水道が無いときは、ヘラで氷を削り取る。
とろろで明日のユニットハウス設置に備え、静岡のジャンボエンチョーから敷石用にU字溝用のコンクリート蓋を6枚購入して帰宅。これをフォレスターの荷台に積んだが1個25Kgもあるとさすがに後部が沈む。夜は小学時代の「遠足の前夜」にも似た気分だった・・・。

Dec 1-2. 2012  早くも師走・・・家族でミカン切り・・・そして防災訓練
写真は1日、ミカン切りに駆けつけてくれた皆さん。この日は5名体制。実は翌2日はもっと加勢があり7名体制のミカン切りとなった。
朝8時過ぎから準備を始め、8時半頃から切り出した。今日は青島温州の7〜8部着色を切り、そのまま木箱へ移して貯蔵庫で約1ヶ月保管。年明け後に撰果して出荷となる。当地は日照時間が少ないため、味は来ていても着色が遅いため、年内出荷は控えている。
オンマウスは2日午前中に行われた、山切地区の防災訓練のスナップ。放水体験・バケツリレー・簡易担架作り・消火器取り扱い等の訓練が行われ200〜300名が参加。この30年の間に80戸程度の地区が500戸を超える状況になり、当たり前だけど顔を知らない人が多い。訓練開始のサイレンが9時に鳴り、徒歩で約1Kmの道のりを自治会館まで歩く。途中で出逢った先輩と世間話や尋ねられた親父の様子などを話しながら歩く。こういうのって良いよなぁと、ややお節介に思えるかも知れないが、お互いを気遣う昔ながらのお付き合いの良さをかみ締める。故郷って素晴らしい。訓練から帰りミカン切りに戻るが、14時過ぎから予想通り雨。貯蔵庫の整理などに時間を費やしたが、15時過ぎには解散となった。農は天気には逆らえないのだ・・・。