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早生ミカンの収穫が終盤になった。舞台の生りがやたらと多く、一度田んぼの早生を切っていたが、再び舞台に戻った。ところが、このところの朝冷えで写真の様に露が多い。冷え込んだミカンや大地と空気間の温度差が原因だと思うが、当地の日の出時間である9時頃になるとそれが更に酷くなる。舞台の園地は密集しているので、木間を歩いただけで上着がびしょ濡れになる程だ。それで、一体どの程度の温度差があるのかを測ってみた。オンマウスは日の出で気温が上がり出す9時頃に撮影したもの。この日、日陰にある果や地面はだいたい5〜6.5℃程度を示していた。それが陽が当たり出すと、果も葉も16℃程度へ上昇する…しかも短時間で。風が吹いて空気が流れていれば露はつかないので、大型扇風機などで空気を流す措置をすれば対策が出来ると思われるが、そこまではやってられない。もっと冷えが強ければ表面が凍ってしまうだろう。それで、太陽の熱で露が乾いた場所から収穫が始まり、完全に露を気にしなくて良い時間は11時頃になる。このため複数人が園地に入って、一斉に収穫する体制を取っても暫くはノロノロ収穫となり、効率が悪くて悩ましい。午前中2時間ちょっとしか作業できないし、午後は15時半には陽が陰ってしまうから…。 |