Feb 25. 2004 矢田川に水の華

犬の散歩に出掛けたカミサンからまた携帯メールで写真が届いた。ここは名古屋市守山区の大森学区を流れる矢田川で大森橋上流。水が小滝に落ちる時に発生する泡が泡を呼んで大きくなり、場合によっては泡の塊になって川を下っていく。もちろん途中で消滅してしまうが、果たしてこれはどう言うメカニズムで発生しているのだろうか。水の温度・成分・小滝の構造・川底の構造・落下の距離・風・・・色々と想像してみるが良く分からない。矢田川には同じ様な場所が幾つもあるが、カミサンの記憶によれば、このような現象がおきるのはここだけのようだ。そう言えば日本海沿岸で冬場に発生する「冬の華」にも似ている。どなたかこの珍現象について詳しい方いらっしゃいませんか?。
下のマークは名古屋市守山区のシンボルマークです。クリックするとホームページへリンクします。




Feb 24. 2004 GU-84B届く

札幌のFDT LABORにお願いしてあったGU-84Bとそのソケットが2組届いた。球は新品でデータシートが付いていたが、ロシア球特有の品質管理で、相変わらず荒っぽい感じがする。GU-74Bもそうであったが、実際に使ってみるとやたらと丈夫で答えを出してくれるので、直ぐそうしたイメージは払拭されるだろう。一組はローカルのOMからの依頼で、なにやら次のサイクルまでにお使いになっている50MHzアンプをグレードアップするとの事。オーナーは単に技術的な興味に基づいて購入したが、とりあえずローカルのOMにロシア球を勧めた行き掛かり上、同じ50MHzに挑戦してみる予定。写真は届いた2組を撮影したものである。ソケットの白い部分は磁器製のチムニィで、そのトップにフィンガーストックがあり特別なチムニィを必要としない。フィンガーストックは金属ベルトで締め付けられプレートとの接触は完璧である。SgにはGU-74BのソケットSK-1Aと同様にバイパスコンデンサが組み込まれている。プレート損失2.5KWと言う振れ込みだが、一部のWebでは2KWで紹介しているところもある。その後2月26日、ローカルのOM氏と職場のロビーで引渡しの儀式を執り行ったが、30分以上アンプ談義に花を咲かせてしまった。



Feb 20. 2004 NECからFDD用ベルト受領

1月29日にNEC Fieldingに依頼してあった文豪ミニ7のFDD用ベルトについて、受け取りに来るよう催促の電話が昨日あった。一度「入荷」の電話とFaxをもらっていたが、別ルートで半額以下のベルトを多数入手したため興味が無くなり放置状態だった。そのままでは申し訳ないので本日仕事明け後受領してきた。NEC FieldingのアクティブワンがNEC製品のアフターサービスを行っているが、名古屋地区には「アクティブワン名古屋」が名古屋駅前にありWeb上で紹介している。Webのコピーを片手に地下鉄名古屋駅から歩いたが、随分とアバウトな地図なため道に迷い、到着したのは閉店時間である18時ぎりぎりだった。写真は購入したベルト1本だが、依頼したときNECさんには全国で16本しか残っておらず、また既に予約が入っていたためオーナーが購入したのは最後の1本だった。価格は\525で秋葉原千石電商の\180に比べたら随分と高い。それに地下鉄代が\400必要で、これなら\80の郵便切手と封筒で済むと思うのだが、NECさんのルールでそう出来ないそうだ。何とかならないものかと思うのは皆同じだろう。また部品の供給を停止するなら、製造元や仕入先を紹介するなどのサービスもやって欲しい。



Feb 15. 2004 Birdエレメント届く

2月5日に米国のRF PARTSにオーダーしたBird43用エレメント3個と高圧フィードスルーコン5個が本日届いた。国際発注なのに10日間で届くなんて、下手な国内通販より早いかも知れない。そもそも今回の買い物は、米国で75$程度で買える新品のエレメントが、国内のネットオークションでは中古で保証も無いのに似た様な値段で取引されている事に疑問を持ったのが発端です。色々なディーラーがあるのですが、従来から部品購入の実績もあり知人もいる米国の「RF PARTS」に依頼した。またエレメントだけでは輸送費がもったいないので、国内では品薄の高圧フィードスルーコン(680pF/6KV)を5個頼んだ。写真は届いたエレメントとフィードスルーコンをInvoiceの上に載せて撮影したもの。ちなみに1000A/Cは$75、2500Hは$132、フィードスルーコンは@$9.95であった。また輸送はUPSのNEXT DAY AIRで$39、Taxは\1000だが、納期を気にしなければもっと安い輸送手段もある。



Feb 14. 2004 サンケンのSI-1050Gを譲り受ける

四半世紀も前に製造されていたサンケンのオーディオパワーIC(SI-1050G/出力50W)をひょんなことから入手する事になった。当HPのBBSに書かれた同ICを求める書き込みがきっかけで提供者が現れた。しかしそれまでに時間が経過したため、書き込まれた方は既に別の入手ルートを見つけられていた。当初オーナーは興味が無かったが、放熱器に2個ずつマウントされたものが4式あると聞きちょっと動揺した。HandMadeAudioコーナーにあるように、その昔このICを使って幾つものアンプを作っていたから、どこからともなく製作のイメージや意欲がわいて来たのだ。それで遂に入手を決断し、本日朝8時半名古屋栄の大林ビル前で引き取りの儀を行ってきた。提供者は名古屋市中川区在住のアマチュア無線家T氏だが、後の予定があると言う事だったが30分も話し込んでしまった。さてこのICが稼動するアンプに仕上がるのは何時になるだろうか。2個をペアにしてBTL(Balanced Transformer Less)アンプを4系統組む事になると思うが・・・入力はCT付きトランスで+位相側と-位相側へ分配、BTLならシングル電源でOKだから比較的簡単で場合によってはSW電源が使えるかも・・・と早くも具体的な構想を練っている。写真は包んであったシートに乗せて撮影した「SI-1050Gx2+放熱器」のフォーショット。



文豪ミニ7RXにSCSIカードを組み込む

久しぶりに文豪ミニ7RXにSCSIカードを組み込んだ。殆どの方には信じてもらえないかも知れないが、専用ワープロの殆どはMS-DOSをOSとして内臓していた。文豪ミニ7はMS-DOS Ver2.11を採用していたが普段はこれが顔を出す事は無い。しかし起動FDのIPLを細工し、内臓のMS-DOSを読み出すかBiosソフトを組み込めば、簡単に汎用MS-DOSマシンに変身した。更に、マザーボードよりAddressBus・DataBus・I/O_W・I/O_R・Reset・+5Vを取り出しSCSIボードに接続すれば、容易にHD/MO/CD等のSCSI機器を使える環境が実現した。その効果は絶大で、ワープロ起動時間やデータ読み書き時間が大幅に短縮され、殆どの作業がHDベースで快適に行える様になる。写真はマザーボードからフラットケーブルで上記項目を引き出した様子。今回は1975年に自作したSCSIボードを組み込み、背面のSCSIコネクタはMACと同じD-Sub25Pinを使用した。SCSIボードを接続し、MS-DOSコマンドでテストプログラム(STEST)を走らせると見事一発でSCSIを認識した。写真をクリックするとSCSIカード周辺を確認できます。オーナーはこの方法で文豪ミニ7RXを愛用し、またHDをWindowsマシンと共有している。文豪ミニ7RXは、CPUにNECのV33(i286相当以上)を搭載し、発売から14年経ても十分実用に供している。久しぶりに細かい作業をしたが、まだ十分作業が出来る事が分かった。



Feb 13. 2004 ぼけの花が開いた

犬の散歩に出たカミサンから、また携帯メールでボケ開花を知らせる写真が届いた。携帯電話のカメラで撮影してメールで送る作業にはすっかり慣れてしまい、ぼけ以外にタンポポの写真も添付し得意になっている。実は1月27日にツボミ状態のぼけをを紹介したが、左の写真はそのぼけとは別のものらしい。どうやら最初のぼけは未だ開花せず、他のツボミが追い越して先に開いてしまったようだ。何かウサギとカメや人生を感じないだろうか。植物にもそうした予想外ってのが存在するのか・・・2月13日午前10時守山区大森中央公園にて撮影。







Feb 12. 2004 八尾から「風紋」の写真届く

同僚のS氏を朝見たと思ったら夜になってメールを送ってきた。なんと田舎の富山県八尾町に帰省したとの事で、雪の風紋を携帯電話のカメラで撮影して送ってきた。太陽をモロに入た逆光で、風で出来た雪の紋のエッジが強調され美しい。また、普通なら太陽を見せるために手前は暗くなってしまうだろうが、日没時の空気や雲の状態が太陽を柔らかくし、手前が雪上と言う事もあって、程ほどのバランスで写っている。S氏のメールによれば、良いポジションを探すために雪の上を膝まで浸かって駆け回ったそうだが、ン十年前のS氏の子供時代が目に浮かんでくる。個人的にはそれをイメージし、近所の子供を呼んできて上手に立たせて太陽を指差し声を出す・・・殆ど趣味の世界だが。それにしてもこの携帯電話内臓カメラは、これだけ光を入れても妙なフレア現象が無く撮像デバイスと映像処理技術の進歩を感じる・・・メーカーは何処だろう?。
八尾といえば「風の盆」だが、あの夏のに賑やかさにくらべ冬はやはり静かだ。静止画の様な風景が一年のメリハリを感じさせるし、妙に想像力をかき立ててくれる。







Feb 11. 2004 久々に名古屋大須へ

カミサンがICレコーダを欲しいと言うので車で大須に出かけた。これ幸いとついでに電子部品を物色してきた。手元に文豪ミニ7RXが増えてしまったので、1台にSCSIカードを組み込んでやろうと思った。写真手前が自作SCSIカード。1995年までに幾つか作った中の一つでNo.7と番号が振られている。そう言えばあの頃はまだPC-9801/9821の全盛時代で、ようやくWindows95が出る頃だった。PC-9801にも自作SCSIカードを組み込み、文豪とHDDを共有したシステムを独自に作っていた。写真の奥はSCSIカードから文豪ミニ7RXのマザーボードとSCSIコネクタ(25p/D-sub)までのコネクタ付き配線材料。実はこれ、中段のコネクタ群を慌てて購入したあと別の店で発見、コネクタ付きケーブルなのに格安であった。こういうときは必ずしばらくトホホ状態が続くが、今回も例外ではなかった。奥のコネクタ付きケーブル全てが、中段右にある25p/D-subコネクタと値段が同じで\680なんだから。また中段のコネクタ3個の価格が\1370で、別の店には25p/D-subコネクタが\160でありダブルパンチだった。それで動揺した事もあり、肝心なカミサンのICレコーダは、機能と価格がアンマッチと言う事にして今日の購入は見送った。今日の購入ショップは第一アメ横のボントンラジオ、第二アメ横のタケヤ電子と西部通商・・・やっぱりあの価格は間違っているとしか考えられない。



Feb 7. 2004 矢田川の鳥たち

朝久しぶりに愛犬Hanaを連れて矢田川の河川敷を歩いた。土手に座って川面を見ていると、鴨や鷺を中心に実に多くの鳥たちが現れては消え時間が過ぎていく。実にゆったりとした光景で私はこれが大好きだ。写真は石の上でじっと上流を見つめ魚を狙っていると思われる川鵜(正式名不明)越しに、たまたま下流からフレームインし通り過ぎた鴨とのツーショット。水中に視点を置いている川鵜にすれば、余計な波を立てる邪魔な奴が来たと思っているに違いない。鴨はそんな事はつゆ知らずで、当然の権利としてマイペースで川を泳いでいる。同じ水鳥だがそれぞれの所作の中に生活観があって面白いが、それを見て想像力をかき立てるのもまた面白い。彼らは渡り鳥で国境など無縁だろうから、ひょっとしたら我々日本人より多くの事を知っているかも知れない・・・。
ふと・・・生きている鳥たちが生きて飛び回る空を、あなたに残してやれるだろうか父さんは・・・略・・・生きている魚たちが生きて泳ぎまわる川を、あなたに残してやれるだろうか父さんは・・・略・・・生きている君たちが生きて走り回る土を、あなたに残してやれるだろうか父さんは・・・と笠木透さんの「私の子供たちへ」を口ずさんでしまった。




Feb 5. 2004 名古屋「のんべぇHAMグループ」新年会

同僚の八原氏(JA9LSZ/9N7SZ)が福井から名古屋にやって来ると言う事で、HAMののんべぇ仲間が名古屋TV塔東にある中華料理の龍園支店に集まった。今回のメインメニューは昨年11月に行われた9N(ネパール)からの運用報告で、運用した八原氏・菅野氏(JA2AAU/9N7AU)・山田氏(JA2ALN/9N7LN)らの怪しい報告と土産話に耳を傾けた。また今回は特別ゲストとして、JA-HAMの草分け的存在である村松氏(JA2AC)の参加もあり、占領下の短波受信黎明期から最近の愛知万博関連の話まで大いに盛り上がった。写真は一旦解散しかけた後に撮った集合写真。前列右より山形氏(JA2BNV/幹事長)・山田氏・村松氏・菅野氏・岩田氏(JA2AIC)・前田氏(JR2FOR)、後列右より八原氏・杉山氏(JA2AZX)・落合氏(JA2CWU)・田原氏(JR2BJE)・櫻井氏(JE2CZE)・オーナー(JH2CLV)。




Feb 4. 2004 Bird 43届く

オークションでゲットしたBird 43 Wattmeter(SERIAL:89678)が届いた。エレメントが無いので今はただの箱。製品としての完成度の高さは、手にして眺めているだけで伝わってくるのはさすがである。但しレンジを変えたときの同一電力表示誤差がどれくらいになるか興味がある。即ち同じ500Wを2.5KW/1KW/500Wのエレメントで計った時の表示ズレがどの程度になるかである。以前国産のマルチレンジの終端型電力計で確認したことがあるが、各レンジで表示が異なるため、レンジをつなげてデータを取ると特性が湾曲したことを思い出す。写真は石川県の御仁から入手したBird43。再塗装してあるとの事だが殆ど見分けがつかない。革バンドはハンドメイドのビニール製に交換してある。両サイドのNコネは結構使い込んだ印象を受けるが、Pinコンタクト部はしっかりと閉じており気持ちが良い。梱包材やダンボール箱は国内の物ではないので、ひょっとしたら米国からの輸入品ではないかと推測している。さあこれからエレメントを探すが、どなたか不要品をお持ちの方いらっしゃいませんか?。





Feb 1. 2004 文豪ミニ7RX電源2ヶ月振りに復旧

SW電源の発振ミュートトランジスタ2SD773を大須のタケイムセンから買ってきて交換(1月30日)したまでは良かったが、どうやらここに至るまでの制御でも誤動作しているようだ。この電源にはO.V.P(OverVoltProtection・・・多分)と言う聞き慣れない呼び名の回路があって、各電源の出力を取り出してきて異常上昇があると、フォトサイリスタ経由で発振回路をミュートする回路が設けられている。調べるとフォトサイリスタ(S21MD1V/PhotothyristorCoupler:Sharp)の受光側が常時ある程度の導通を示すため、トランジスタに制御をかけミュート動作てしまう様だ。手元に代替がないため、苦肉の策で強制的にトランジスタを殺すようにベースとグランド間をジャンパーした。これにより、全ての電源が正常に出力されワープロの動作が復元した。ところが、テストしていくうちに1番のFDDの読み書きが時々可笑しくなった。最初NGだったが使っているう内にOKになり、朝食事をとってから確認するとNG・・・といった具合だ。FDDのコネクタにハンダゴテを当てなおし接触を確認したが状況は変わらず。コネクタ付近が0番のFDDに比べ異様に匂う(あの電子部品特有のベークライトが焦げた様な・・・)ため、ベンジンと歯ブラシでコネクタ周辺を洗浄すると見事に回復した。これは一体何なんだろう・・・FDDの電子回路には結構Hi-Zの部分があったりするから、部品の液漏れや変質で影響を与えていたのだろうか?。しかし0番のFDDは匂いすらしない・・・図面には書けないトラブルの一つである。こう言うのって若い人には全く理解できないようだが、オーナーは電子回路の救済では最も重要視している部分である。
一部間に合わせもあるが、これで2ヶ月振りに機能回復した。本件では色々と勉強させてもらい、全国に多くの知人を得る事が出来た。写真は組み上げる前に最後の確認をしているMy1st文豪ミニ7RX。本体右側奥に見えるのが電源基板、その手前がFDD、左のボトルはベンジンとCRC/5-56。2台あるFDDのチェックは背面のID設定SWを0番にして編集ディスクで起動できるかどうかで行う。1台が完全にNGになってもこのSWを切り替えながら作業すればワープロの機能は十分果たす。ここまで来るとメーカーさんのサービスより対応が早いし正確かも知れない。ちょっと違う「HandMadePC」はこうした体験や拘りの上に作られ、人生を様々な楽しみに誘ってくれる・・・。