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広告でRFワールド創刊の予告を見たが、何時か忘れていた所に東京の友人T氏から面白いとメール。行き付けの本屋さんへ打診するとCQ誌3月号と一緒に届いた。その編集タッチはまさにトラ技。巻末には「トランジスタ技術2008年3月号増刊」とある。RFと冠しながらもやっぱり、CQ誌とは趣を異にする。創刊号という事で随分と気合を感じる。「発刊の辞」に工学博士でアンテナ技研の佐藤源貞氏の寄稿、ケイラボラトリー代表の工学博士小西良弘氏の「発明の源泉を辿って」など、プロフェショナル向けの内容でまとめられている。特集「地上デジタル放送のテクノロジ解明は、優しく書いてあるが業務用設備の内容で一般アマチュアには馴染みが薄い。唯一分かり易いのは、デジタル用PAのリニアリティは、アマチュアSSB機の比ではなく、IMD=-50〜-60dBは当たり前という話。それもその筈、燐接は空けないチャンネルプランだから。更に帯域内でも同様の厳しさ。ページをめくるとどこかで見聞きした執筆陣。無線と実験の匂いがしないと思っていたら、ラジオチューナ用ICの解説とヘルツの実験の再現や依佐美送信所記念館への招待など中々楽しませてくれる。しかし無線と実験と運用も楽しむアマチュア無線の現実とはやや趣が異なる。 |
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福井に来て間もない昨年8月、14MHz/SSBで呼んで頂いた局がある。もの凄く強く直ぐローカル局と判ったがお話を伺うと目と鼻の先。道のりでも1.5Km程度で強い訳だぁと納得。それはJH9AUB森永氏。同僚のJA9LSZを良く知っていたり、JG1XLV荒井氏のサイトでシャックを紹介されていたりと、これは一度お邪魔しなければと思っていたのが、今日午前に実現。10時、実家の太田ポンカンをお土産に田原町方面へ自転車を走らせるとクランクアップタワーとANTを発見。ポケットに地図を忍ばせたがお呼びでなかった。しかしタワーやANTもさることながら、お屋敷のスペースに圧倒される。不細工な格好で恐縮と思いつつ玄関を開けるとGパン姿の森永氏が現れ一安心。応接間に案内されるやいきなりKWM-380とDRAKEのT/R-4シリーズの嵐。ご自慢のシャックへ移動するとKWM-2AやS-Lineに51S-1の他、ACOMのアンプやHENRYのコンソール型アンプが林立。TRCVは八重洲がお気に入りと見え歴代の名機がずらり。地下埋設のANT同軸やゼンハイザーMD421にグライコアンプ等こだわりが随所に。目の保養をさせて頂くと共に、森永氏の無線にテーマを求めようとする姿勢を感じる2時間だった。写真は奥様に撮影して頂いたツーショット。 |
9日、朝5時半に起床し車で帰省しようとした。ところが車のガラスが凍結。氷を削り取り何とか視界を確保して出発すると丁度6時。路面の凍結を心配しながら車を走らせたが、問題なく北陸道を南下。米原まで凡そ1時間、名古屋で2時間、清水まで丁度4時間を要した。知人の床屋で散髪して帰宅するとお昼だった。午後は清水区興津地区で寒桜祭りがあると言う事で、カミサンとカミサンのご両親とで覗きに行く。この日の清水は曇天で寒い。にも関わらず、興津のコミュニティーセンター広場にはステージや模擬店が作られ、多くのお客さんで賑わっていた。その後果樹研究場(独立行政法人、昔の柑橘試験場)まで歩き、場内の見学と寒桜を見物する。こういう所に来ると、郷土の友人知人に出会うから面白い。何人かとお会いし世間話に花が咲いた。カミサンはその向きの達人でやたらと話が広がっていくので感心する。寒い午後だったが興津のミカン山から臨む、今はR1バイパスだが、昔砂浜だった清見潟の絶景が蘇ってくる。明治の政治家がこの地に別荘を建てた事でもその風光明媚さが分かる。写真は実家に持ち帰りデータを取るLBアンプ。オンマウスは10日、帰省時の東名豊橋付近のスナップ。道路脇に前夜に降った雪が残る。 |
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