FL-2100BのバンドSW交換と50MHzポジション追加(May 8. 2011)
FL-2100Bで50MHzの組込みに拘り、6接点目のあるSWを実装した。SWはJA1IIV窪寺氏の頒布する7接点のモノを流用。このSWは汎用性のある優れもので、ストッパービスの位置を変えることで6接点に変更できる。なお430pFx2のロードVCは50MHzでは大きすぎるので、空き接点を利用し50MHzのみ半分に分割する回路を構成する。また下記参考に示す様に、50MHzでVRL(真空リレー)等を制御して何らかの切替を行いたい場合のために、別の空き接点を利用することも出来る。
写真左は作業風景、左下は回路図、下は実装後の様子・・・50MHzタップ出し(約2KΩ)、VRLとプレートVC直列Cの様子が確認できる。カップリングCとVRL間を結ぶ真ちゅう板はコイルの固定のほか放熱も担う

参考・・・FL-2100BにGU-74Bを組み込みプレート回路のストレー容量を測ると、球側(RFC含む)で20PF程度、VC以降で20数PFもある。合計すると40数PFもありこれでは50MHzで適正負荷を与えられない。仮に同調できても効率が上がらない。それでプレートVCへ22PFを直列挿入しVRL(真空リレー)でそれを開閉する。HFはスルーで50MHzのみVCと22PFの直列容量とし難を軽減する。VRL制御はバンドSWの空き接点を利用。