強風によるグラスファイバーポールの縮み復旧(Feb 7. 2010)

2010年2月6日、福井市内は終日強風が吹き荒れた。設置以来凡そ2年半、問題なく使用してきた多段式グラスファイバーポール、翌朝屋上を見上げると何故か様子が変。 シャックからRFを送り込むとATU(SG-230)は整合を取ってくれるのでオンエアは出来る。試しにオンエアすると7MHz/SSBでJA1ADD中島OMと交信が実現。しかし気になり屋上に上がるとポールの状況は写真の通りだった。 余程風が強く長期に及んだんだろう。2段目がすぼみ込みヘリカルに巻き込んだワイヤーが不規則に縮んでいる。2段目は1段目から力を込めて引き出しビニールテープで滑り止めを施した。さらに自己融着テープを巻き込みビニールテープの変質を抑えている。
落ち込んだ2段目にはビニールテープの粘着剤が食い込んでおり相当量の力が必要だ。回しながら引き上げ同時にワイヤーを巻きつけて行く。ワイヤーは数十cm余り当初の位置までは引き出せない。しかし何とか形になったものと判断しビニールテープと自己融着テープを巻いて固定した。
風邪の強い時は10mのポールの先端が水平になることもしばしば有る。当然1段目は金属ポールへ垂直に固定されているから2段目以降の下部の接合部は相当な力が加わっていると想像している。しかしそれでも割れたりせず持ち応えているこの横浜ハムランドのグラスファイバーポールPG-ANT-100は優れものだと感心している。