GU-74Bと専用ソケットSK-1A
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眩いばかりのGU-74B・・・ピンクのセラミックが大変印象的、Pin5はSgリングにも接続されている。
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専用ソケットSK-1A、Sg用のフィンガーストックはPin5につながり、約0.01μFの内臓コンデンサでバイパスされている。
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SK-1A以外にこのBK-1Aも存在します。Sgのバイパスコンデンサは内臓されています。裾が広いですから冷却には有利ですが、チムニィは円錐状の物が必要です。写真は札幌小池氏提供。またこれらの他にチムニーを擁したタイプもあり、豊富に種類がありますがそれぞれに特徴があります。特にSgのバイパスやフィンガーストックの状況は、Hi-Freqでの使用に当たって注意が必要でしょう。
GU-74Bのスペック
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写真は背景に貼り付けた画の原画・・・GU-74Bが4本と、専用ソケットSK-1A。(撮影:高槻徹氏/JG1APZ/JA7ARN・・・2001年3月26日)
コメント:この球に限らず、ロシア製の真空管は規格データに幅があります。
ここに掲げた規格は、GU-74Bに添付されていたデータシートからの転記です。(Svetlana社4CX800Aの表記と一部異なります)。
パラレルで使用する場合は、負担が均等になるよう、十分な吟味と調整が必要でしょう。
入手は、私の知る限りですが、東京恵比寿のファインアンテナ研究所(FAL)、札幌のFDT Laborで可能です。
また東京世田谷の窪寺氏が、ボランティアで4CX800Aの斡旋を行っております(CQ誌「ハム交換室」参考)。
現在国内で入手できるセラミック4極管の中で、最高のコストパフォーマンスを誇っています。